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joplus

Author:joplus
「もっと世界を見てみたい!」
という単純な理由で、
世界経済危機をものともせず…
否、ただ歯止めがかけられず、
会社を辞めて旅に出た浅はかな男。

でも、いつ終わるかわからない人生、
やりたいことをやりたい時に、
楽しめるだけ楽しまないと♪
…と、勝手に開き直ってる若造です。

たくさんの「違い」に出会うため、
風と気の向くままに歩き回ります。
キーワードは、「自然体」。
できるだけナチュラルな心で、
「違い」で溢れた世界に浸って来たいと思います。

(画像 : photo by たびかめ氏)

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オモシロたらい回し
マケドニアからの夜行バスがイスタンブールのオトガルに到着したのは、朝の6時過ぎだった。
とりあえずお金を両替しないと…と思ったら、まだ両替所が開いてない。(当たり前)
むむ…これではメトロに乗れないではないか。

空は快晴。気分も上々。
待っているのも退屈だったので、安宿街のあるスルタンアフメット地区まで歩いてみることにした。
イスタンブールに来られたことのある人はわかると思うけど、
これはけっこう…いや、かなり遠い。我ながら、無駄にテンション上がり過ぎ…。

いやしかし、前回来た時はツーリスティック過ぎて嫌になりかけたこの町も、
こうして観光客の来ないような場所を歩いてみると、悪くないなぁと感じる。
もう観光は十分だし、今回の滞在中はこういう郊外の地域をぶらぶらしてみようと思った。
けど、イスタンブールも暑くなったなぁ~。
日中は35度前後まで上がって、常に汗が噴き出していた。

イスタンブール滞在中に、この先訪問予定の某国のビザを取得しておきたかった。
到着した日曜日のうちにネットで領事館の住所を調べておき、
インフォメーションで行き方を教わり、準備は万端。
早速、月曜日の早朝から向かってみた。

トラムの終点駅からバスに乗り換え、川沿いを延々と40分程進んだところで、
教えてもらったバス停に着いた。思ったより遠いねぇ…。
目的の領事館の建物はすぐに見つかったが…、開いてない。
最初は時間が早過ぎたんだなと思った。
が、地元の人に聞いてみたところ、身振り手振りで「移転した」ことを伝えられた。
ならばその移転先を教えてもらおうと尋ねると、
一生懸命説明してくれるのだが、この辺りは地図も無いのでイマイチわかりづらい。
ちょっと1人で辿り着ける自信が無く、困った顔をしていると、
見かねた1人のおっちゃんが、「俺の車で連れて行ってやるよ。」ということになった。
ありがたや~♪

移転先は車で5分程の距離で、意外と近かった。
おっちゃんに御礼を言って別れ、領事館のベルを鳴らす。
…誰も出ない。
と、横から詰め所にいた警備員のおっちゃんが出てきた。
「ビザか?」と聞かれて頷くと、内線で館内と連絡を取ってくれた。
次に「英語は話せるか?」と聞かれたので、いちおう頷く(←自信無し)と、
受話器を僕の方に手渡してくれた。
女性の声で説明を受けたところによると…、
「個人でのビザの申請は受け付けていない。代理店を通して下さい。」ということらしい。
話が終わると同時に、警備員のおっちゃんが1枚の名刺を差し出してきた。
どうやら、これがその代理店のようだ。
この時点で、半分ぐらいビザ取得は諦めていた(値段が高くなるのは見えてるし…)のだが、
代理店のだいたいの場所を聞くと、知っている地名で帰りに寄り道できる辺りだったし、
どうせ退屈だから行ってみることにした。

帰り際に声をかけてきた別の警備員(ポリス)のおっちゃんと遊んでから、
恐らくもう二度と来ることはない領事館を後にした。

決め顔ポリスマン。
ポリスの決め顔@イスタンブール

紹介された代理店は、難なく見つけることができた。
が、そこで受けた説明によると、ビザ取得には以下の条件があるらしい。

①日本領事館のレター(紹介状)を受け取ってくること。
②現地での滞在先ホテルの事前確保が必要であること。
③イスタンブールでは、20日間滞在のシングルビザしか取得できないこと。

①に関しては、シリアのビザ取得時に一度やったことなので、要領はわかる。
でも、日本領事館も遠いし、また翌日朝に行かなきゃいけないので、かなり面倒臭い…。
②に関しても、予約など受け付けないような安宿を泊まり歩いている人間としては面倒だ。
恐らく、それなりのホテルを予約するのだろうし、手数料も取られるはず。
それより何より、③が問題。
ノービザでも15日は滞在できる国なのに、20日のビザって…。
(ちなみに、僕が欲しかったのは2ヶ月 or 3ヶ月のマルチビザ。)

もはや値段を聞く気にもなれず、お断りさせて頂いた。
とは言え、別にこれは代理店が悪いわけではないし、
とても親切に説明してくれたので、とても感謝している。
にこやかに去ろうとしたところ、ボスの兄ちゃんに止められた。
チャイを頂き、パンを頂き、ペットボトルの水まで満タンにしてくれた。
僕は例によって、一緒に写真を撮って遊ぶ。

マジメに働く社員と…
代理店の働き者@イスタンブール

僕と遊んでばかりいたボス。2人とも優しかったけどね。
代理店のボス@イスタンブール

結局この日は何一つ上手くいかなかったわけだが、
「まぁいいか」と、全然嫌な気分にならない不思議。
やっぱりこの国好きだなぁ~。

尚、その某国のビザは、次の国で再トライしてみる予定。
最悪は、ノービザ入国後に延長の交渉だな…。まぁ、なんとかなるでしょ。

航空券は、その翌日に購入した。
ちょっと高かったけど…、マイナーなルートを自ら選んでいるのだから仕方ない。
行き先は、中央アジアのキルギスタン!
恐らく今回の旅で唯一訪れることになる、旧ソ連圏の国。
意外に旅する人はいるみたいだが、今まで訪れた国と比べると情報は少ない。どんなところだろう?

その他、今回イスタンブールでしたことと言えば、
名も無いジャーミィ(モスク)に入って静けさに浸ってみたり、
前回行きそびれたアジア側に船で渡って庶民的な市街地を散歩してみたり、
そしてひたすら食い倒れ。
毎日毎日、ロカンタ(食堂)の前を通っては、次は何を食べようかな?と悩める幸せ。

まずはシンプル&定番の豆のスープ。
豆チョルバ@イスタンブール
ちょっと味が単調で後半に飽きが来やすいのだが、
上にかかっている赤い辛みソースを少しずつ混ぜていくと、味の変化があって面白い。
また、レモンを入れると一気にさっぱりするので、最後まで飽きずに食べられる。
例によって、トルコは1品頼むとバゲットパンが食べ放題で付いてくるので、朝はこれで十分!

チョルバの店の人たち。
豆チョルバの店で@イスタンブール
実はこの時あまりお腹が減ってなかったんだけど、
店の前で左の女の子がニコニコ愛想を振りまいていたのに誘われ、そのまま入店した次第。

トルコ式肉詰め。
トルコ式肉詰め@イスタンブール
肉とライスが一緒に詰めてあるので、けっこうお腹いっぱいになる。
野菜が柔らかくなるまでスープで煮込んである。
他にナスで包んだものもあって、これもGOOD。

トルコ式ミートローフ。
トルコ式ミートローフ@イスタンブール
ガッツリ肉が食いたい時に頼んだら、なかなか素晴らしいボリュームだった。(笑)
ドイツビールあたりと合わせて食べてみたい…。

鶏のササミと、しゃきっとした野菜と…、冷やし中華のライス版?
ライス版冷やし中華@イスタンブール
暑い日の昼間に、写真を見つけて注文してみた。
見た目通りのさっぱり感。これならいくらでも食える。夏バテにいいかもしれない。

トルコ式ピザ。
トルコピデ@イスタンブール
「ピデ」と言って、細長く固めのパンに具を載せて焼く。
具の種類は多く、写真は辛口チキンのもの。
テイクアウトできる店もあるので、定番のドネルケバブと共に食べ歩きに最高。

これも間食に。ご存知、トルコ式のびーるアイス。
伸び伸びアイス屋@イスタンブール
前回来た時はまだ涼しかったので、ほとんど見かけなかったが、
今回は至るところで「のびのび」してた。噛んで食べられるような食感が面白い。

パイ包み料理を2皿。
パイ包み①@イスタンブール
パイ包み②@イスタンブール
中身は、いずれも牛肉と野菜をお得意のトマト風味で炒めたものだった。
スープで煮込んであるので、パイ生地にも味がしっかり染みている。

そして、食後はやっぱりチャイタイム。
リラックスチャイ@イスタンブール
この小さいグラスに角砂糖を落とし、カチャカチャしている時の時間が好き。
ここまで色んな国でお茶を飲んできたけど、このスタイルはトルコだけだね。

チャイの店で見かけた日常。
大人のラミータイム@イスタンブール
数字版の麻雀(に近いゲーム)。「ラミー」というらしい。

いつか見た景色をもう一度。
いつか見た景色@イスタンブール
定番中の定番の場所だけど、
僕はイスタンブールではここの風景が一番好きかな。
海の町で、しかもこれだけ大きい町なのに、海と空の色がきれいなのが印象的。
朝も昼も夕方も夜も、ここに来る度についつい立ち止まってしまう。

前回はあまりいい印象が残らなかったイスタンブールだけど、
のんびりと過ごしてみたら、ずっとずっと好きになれた。
やっぱり、ここに帰って来て良かった。
今度こそしばらく来れないと思うけど、きっとまたね。インシャアッラー。

------------------------------

そして現在地ですが、実は昨日早朝着のフライトで既にキルギスタンに入国しています。
今は首都・ビシュケクに滞在中。
ちょっと面倒なことに、
この国のネットカフェでは自分のパソコンを使わせてもらえないことが多いらしい。
送受信のスピードも今までに比べるとガタッと落ちてるので、
また更新の頻度が少々落ちるかもしれません…。
でも、居心地は悪くなさそうな国だな。
とりあえず、久々にアジアの麺と米が食えているだけで今は幸せです。

ではまた。

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旅日記-トルコ② | 18:50:02 | トラックバック(0) | コメント(0)
再び、スタート地点へ
朝イチでサース谷を出発したのだが、スイスを抜けるには思った以上に時間がかかった。
この日最後の列車に乗り込んだ時には、既に日が西に沈み始めていた。
そういえば久々に見る夕陽を、スイスにいた日々を思い出しながら、
ぼんやりと夢見心地で眺めていた。

自ら「前半戦のクライマックス」と題したスイスの旅が、
実際に十分にそれに相応しい形で終えることができて、
正直なところ、僕の気持ちは既にヨーロッパを離れ始めていた。
節約生活もそろそろ気分的に疲れてきたし、物価の安い国に行きたい。
パンも好きだけど、やっぱり米や麺の料理が恋しくなってきた。
気持ちがアジアに向かうのは、実に自然な流れだったように思う。

翌日から、僕は特急移動モードに突入する。
そして、スイスを出た日からちょうど1週間後、
僕はマケドニアの首都・スコピエのバスターミナルで、
夕方16時発の夜行バスのチケットを購入した。

行き先は、イスタンブール。

当初、戻る予定は全く無かった。
一番の理由は、次の目的地へのフライトを探した時に、
ヨーロッパ発の直行便が無く、値段もかなり高額だったから。
イスタンブールからはトルコ航空の直行便があり、そこそこの値段で飛べそうだった。
なら、いっそ気になる中欧の見どころを寄り道しながら戻っちゃうか!
…というのが、こうなるに至った一番の理由。

それから、もう一度トルコのメシが食いたい!
…というのも、かなり後押ししてくれたかな。
相変わらず、食欲が大きなウェイトを占める旅である。(笑)

最後にもう1つ。
中東とヨーロッパの旅を終えた今、再びこの旅をスタートした場所に戻る。
そして、またこの地から新たな旅のスタートを切る。
…完全に自己満足だけど、すごく気持ちが良さそうだった。

「まさか戻ることになるとはねぇ…」
そう思いながらも、僕の心はワクワクしてたまらなかった。

乗り込んだバスの中。
トイレ休憩が終わる度に、添乗員の兄ちゃんが乗客に香水を振舞う。
あぁ、トルコのバスだ…。
色んな国でバスに乗ってきたけど、このサービスはトルコだけだったなぁ。

隣の席の兄ちゃんもトルコ人。
彼の方から、僕に何か話しかけてきた。
英語をほとんど知らないようだったが、一生懸命コミュニケーションを取ろうとしてくれる。
自分の携帯プレーヤーで、トルコやブルガリア、マケドニアの音楽を聴かせてくれたり、
パンや水を分けてくれたり、相変わらずの人懐こい温かさ。

一方、前の席に座ったのは、恐らく高校生ぐらいの若い女の子2人。
初めは、そのトルコ人の兄ちゃんと僕のやり取りの様子を見ながら、
ヒソヒソと何やら話していた。
その時にチラチラとこちらに向ける視線は、明らかに「上から」だった。
以前出会った旅人の話で、ブルガリアやルーマニアなど東欧諸国では、
僕らアジア人に対してそういう目を向ける人間が多いとは聞いていたので、
特に意外ではなかったけれど、やっぱり悔しさが込み上げてくる。

それでも、僕は構わずトルコ人兄ちゃんや他の乗客とのやり取りを楽しんでいた。
すると、最後の休憩の時だったか、その女の子の方から、僕にお菓子を差し出してきた。
それが「施し」のような感じだったら絶対に受け取らなかったのだが、
その時の彼女の目からは、蔑視の冷たさが消えていたように思う。
僕がお菓子を受け取ると、また何やらはしゃいでいたけれど、
それもバカにしたような雰囲気ではなく、単に照れ臭さから生じた笑いのように見えた。
僕らのやり取りを見て、彼女たちに何かが伝わったのだろうか?
実際のところはわからないけれど、そう捉えることにした。だって、その方が嬉しいから。

いつの間にか、眠っていた。
肩を叩かれて目を覚ますと、そこはもうイスタンブールの西オトガル(バスターミナル)だった。
まだ人気の少ない巨大ターミナルに、オレンジがかった色の陽が柔らかく差し込んでいる。

約4ヵ月半振りに、帰って来た。
病気もケガも、事故に遭うこともなく、無事にまたここに立つことができた。
大きく深呼吸しながら、ここまで僕を運んできてくれた色んな人の力に、改めて感謝した。

旅の初めにこの地を踏んだ時とは全く違うけれど、あの時と同じぐらいのドキドキを今感じている。
このイスタンブールという場所は、「辿り着く」場所なのかなぁと思う。
アジアを横断して、中東を北上して、あるいはヨーロッパを周遊して、
そしてこのアジアでも中東でもヨーロッパでもない交差点の町にやって来ることで、
なんとも言えない感慨が浮かぶものなのかなぁと。

さて、とりあえず懐かしのチャイでも飲もうか…☆

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というわけで、僕の現在地はトルコ・イスタンブールでございます。
到着したのは、昨日の話。
本日よりフライト等の情報収集を開始しております。
恐らく予定通りの場所に飛べると思うので、確保でき次第、またここで報告を。

ここにはあと3~4日滞在して、再スタートになるかなと。
さすがに過剰な移動で疲れていたので、少~しだけのんびりさせて頂きます。

ではでは。

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旅日記-トルコ② | 18:25:21 | トラックバック(0) | コメント(0)

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