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joplus

Author:joplus
「もっと世界を見てみたい!」
という単純な理由で、
世界経済危機をものともせず…
否、ただ歯止めがかけられず、
会社を辞めて旅に出た浅はかな男。

でも、いつ終わるかわからない人生、
やりたいことをやりたい時に、
楽しめるだけ楽しまないと♪
…と、勝手に開き直ってる若造です。

たくさんの「違い」に出会うため、
風と気の向くままに歩き回ります。
キーワードは、「自然体」。
できるだけナチュラルな心で、
「違い」で溢れた世界に浸って来たいと思います。

(画像 : photo by たびかめ氏)

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全てがリアルに迫り来る町
この町も、疲れる…。
ただ、バラナシで感じていたような嫌な疲れだけではない。

本当は、まだ北インドのほんの一部を見たに過ぎない僕が語る資格は無いのだが…、
この町こそ、インドの縮図なんじゃないか?と思う。
ここには、全てがあるような気がした。

富も、貧しさも、
キレイも、汚いも、
辛いも、甘いも、
明るいも、暗いも、
歓喜も、絶望も。

歩けば歩くほど、何かが見つかり、
見つければ見つけるほど、何かを考えさせられる。
全てが、リアルに迫って来る。そんな町。
ぶつかっていくにはパワーがいる。そういう意味で、ハードなのだ。

人力車の走る街。
人力車の走る街@コルカタ

路面電車の走る街。
路面電車の走る街@コルカタ
バックに、イスラムのモスク。

タクシーの走る街。
黄色タクシーの走る街@コルカタ
バックに、キリスト教会。この街は、宗教色も多彩だった。
この整然とした道は、オフィス街の一角。
車が少ないように見えるのは、日曜日だったから。平日はもっと混雑している。

オレンジ市場にて。
オレンジバザール@コルカタ

「こじんまり」どころではないお店。
スペースフル活用@コルカタ

路上の社会派。
路上の社会派@コルカタ
店を開く土地が無くたって、学ぶ気持ちは関係無い。

召し上がれ☆
ドーサー、召し上がれ!@コルカタ
ドーサー(インド式クレープ)屋の親子。
2人揃っていつもニコニコ。そんな店は、お客さんもニコニコ。

サモサ作り。
みんなでサモサ作り@コルカタ
右の少年、イイ笑顔でしっかり者で好感の持てるヤツなんだけど…。
店のベンチでこの写真を撮っていたら、彼より年少と見える、別の少年が寄って来た。
その子も写真に興味を持ってくれたので、撮った写真を見せてあげようとしたら、
写真の少年がその子を追い払った。
その顔に笑顔は無く、本気で。
それはまるで、犬猫を追い払うかのようにも映った。

後から寄って来た少年の身なりは、言い方は悪いが、貧相なものだった。
もしかしたらコレが、僕が初めて目の当たりにした「カースト」の現実だったのかも。
サモサ屋の彼らだって、決して裕福ではないだろうに…、
僕には見えない壁が、彼らの間にはあるようだった。

揚げ立てサモサ!
揚げ立てサモサ!@コルカタ
もちろん、出来立てを頂いて帰りましたとも!
数あるインドの路上スナックでも定番中の定番だけど、ついつい何度も買ってしまうのがコレ。
三角形の生地の中に、ポテトと豆のカレーが入っている。カロリー高そう…。
このサモサ、インドのみならず、色んな国で見かける。
周辺のパキスタンやネパールはもちろん、
さらに北の、中央アジアのキルギスにもあった。
調べてみたところ、今はインド料理の一つのようになってるけど、
元々の起源はアフガンやイランなどのペルシャ地方にある食べ物だそうで、
中央アジアで見かけることに何ら不思議は無いのですな。

雑貨屋兄弟。
雑貨屋兄弟①@コルカタ
雑貨屋兄弟②@コルカタ
たぶん、上がお兄ちゃん。それにしても、そっくり!

ベストスマイル賞@コルカタ。
ベストスマイル賞@コルカタ

僕がこの町で撮った写真は、ほとんどが「庶民的な」下町と呼べるエリアでのもの。
理由は単純で、僕にとってはそこが一番居心地が良かったから。
オフィス街にも足を踏み入れてみたけど、
試しにある銀行の中を覗いたら、自分の格好があまりにも場違いで退散した。
失礼な話だが、まさかインドでそんなことを感じるとは思ってなかった。
特にこの町は、僕の中でスラムのイメージが強かったから、初めはそのギャップに驚かされた。

一方で、「庶民」よりもっと貧しい人たちが暮らしているエリアもあった。
そんな場所も歩いていて、撮りたいと思う瞬間は何度かあった。
それは、裸で走り回る子どもたちだったり、
歩道の上で食事を作っているお母さんだったり…。
けど、僕には彼らにカメラを向ける力は無かった。
中途半端な覚悟で、彼らの生活に踏み入ることはできないと思い、
僕は足早に通り過ぎ、ただ遠目に様子を覗うだけだった。
彼らの持つ、強力な生(せい)のエネルギーに耐えられず、逃げざるを得なかった。
…そんな風に解釈している。

眩しさの中、眠る人。
眩しさの中、眠る人@コルカタ

座り込む人。
座り込む人@コルカタ
こちらの人たちは、ツーリストエリアで見かけた。
この2枚も、遠くからズーム全開で撮ったもの。
僕が撮れるとしたら、これが限界。

町の名は、コルカタ(カルカッタ)。
簡単に「楽しかった」とか「面白かった」とは言えない町だけど、
ただ、僕にとっては物凄く刺激的で、頭痛がしそうなほど考えさせてくれる場所だった。
僕がもしまたインドに来られるなら、ここは絶対に外したくない、と思う。

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旅日記-インド② | 15:40:41 | トラックバック(0) | コメント(3)
牛追い祭りを仮体験
ヒンドゥー教では牛が聖なる動物とされているため、
インドでは、野良となった牛が町を闊歩しているのは有名な話。
実際、バラナシでは、路上で道を塞ぎ渋滞を作り出している牛さんや、
ただでさえ狭い路地でゴミを漁ってウロつく牛さんをたくさん見かける。
その多くは、十分な栄養で肥え太った超重量級である。
(そんな牛を撮ったところで嬉しくもなんともないので、写真はございません。)

それでも、牛は神聖なのだ。
そう信じて疑わないインドの人々は、そんな牛さん達でも大らかに温かく見守り続ける…、
と、思いきや!実態はそうでもなかった。

ガート近くの路地を歩いていると、
お店でメシに集ろうとする牛さんのケツを棒で引っ叩いて追い払う程度は、
もはや日常茶飯事のように見かけた。
ある時は、ブロックレンガでぶん殴っているおっさんがいた。
そんな酷い扱い、ヒンドゥー教徒じゃない僕でもできないっすよ…?
いくら神聖だ神聖だと言っても、食い物を好き放題食い荒されては、
理性の方が追い付かないということか。

そして、ある昼下がりのこと。
路地裏をアテも無くぶらぶら散歩していると、
「ギャアー!!」
と、今まで聞いたことの無いような、痛烈な叫び声が聞こえた。
ほぼ同時に、声の主と思しきインド人のおばちゃんが、鬼気迫る表情で前方から走ってきた。
そして、何が起きたのか考える間も無く、
おばちゃんが走って来た前方の道から、奴らは現れた。
真っ黒な巨体が2頭、壁に身をぶつけながら暴走して来るではないか!
そのうち1頭は右の道に逸れて行ったが、もう1頭がこっちへ来た!

あぁ牛さん、貴方はなんて立派なツノをお持ちなの!?
…なんて感心してる場合じゃない!
僕は咄嗟に近くの壁にべったりと張り付いたが、
道幅は狭く、牛が通ればほとんど隙間が無い。避け切れるか!?

僅か1~2秒だったが、僕は目を瞑っていたと思う。
暴れ牛は、そのツノを僕の腹に突き立てることなく、
背中の際どいスペースを走り抜けて行ってくれたようだ。

あの一瞬、牛がこっちに向かって来るのを見た瞬間に、
僕はテレビで見たスペインの牛追い祭りの光景を思い出していた。
祭りに見物に来ていて、暴れ牛に突かれて吹っ飛ばされていた一般人、
彼が直前に抱いたであろう恐怖がわかった気がした…。

恐らく、僕に襲いかかってきたあの牛も、
誰かに追い払われて逃げて来たところだったのだろう。
引っ叩きたくなる気持ちまではどうこう言わないが、
後先考えずに狭い路地で暴走させるのは勘弁してくれ…。

この恐怖体験のせいというわけじゃないのだが、
バラナシの町を、僕は最後まで好きになれなかった。
僕はこの町にいると、心がどんどん荒んでしまう。

ガンガーの河岸をのんびり歩こうと思っても、
横から横からやって来るボートの客引きや物売り達。
繁華街では、「チョコ?ハッパ?(←いずれもドラッグのこと)」を始め、
胡散臭い日本語で話し掛けて来る連中がうじゃうじゃ。
サドゥー(聖者)の姿をして、「フォト、プリーズ!」とねだって来るおっさん。
(サドゥーが写真を強請っちゃいけないなんてルールも無いのだろうが…)
ガートで、遊びたそうに寄って来たのでしばし一緒に戯れていたら、
最後に「マネー(遊び代?)」を強請ってくる子どもと、
ちゃっかり一緒に強請ってくるその親。
あっちもこっちも、金欲しさに群がって来る人間だらけ。
僕にはそう見えてしまった。

もちろん、中にはただ熱心に商売しているだけの人もいるだろうし、
純粋に祈りを捧げている巡礼者や修行者もいるだろうし、
本当に貧しくて物乞いとなっている人もいるだろう。
けど、その1人1人を信用できるかどうかを確かめるにはあまりに人が多過ぎて、
結局全てを突っぱねて歩くようになってしまった。

そんな俗化され過ぎてしまった空気のせいなのか、
初めてガンガーを目にした時も、全く感慨が沸いて来なかった。
誰かが、「ラオスで見たメコンの方が感じるものがあったなぁ…」と言っていたけど、
なるほど、仰る通りだと思った。

いつものことだけど、彼らのような人間が出てきてしまう要因は僕たち(ツーリスト)にある。
それはわかってる。わかってるけど…、
狭く寂しい僕の心は、「何が聖地だ」と思ってしまうのだ…。

モロッコのマラケシュやフェズと並び、
めでたく(?)肌に合わなかった町の上位にランクインしたこの町だけど、
「来なきゃ良かった」などと思ってるわけじゃない。
それはそれで感じることもあったわけだし、
嬉しい出会いもあったし、
気持ち良く沐浴もできたし…、
あ、でも「牛追い」だけは無くても良かったか?(笑)

なんだかんだ言いつつ、撮った写真もあるので載せておこう…。
比較的観光客が少なく、巡礼者の多い朝に撮ったものが多いかな。

朝のガート風景。
ガートの朝@バラナシ

無人。
無人のガート@バラナシ
朝の早い時間にガートへ来たら、人が見えない瞬間があった。
いつ来ても人の姿が絶えないと感じていたので、ちょっと奇跡的。

薄霧に一隻。
薄霧に一隻@バラナシ

灯籠流し。
灯籠流し@バラナシ

火を統べる男。
火を統べる男@バラナシ

サドゥーな人。
フォト好きサドゥー@バラナシ
こうやって見ると絵になってるけど、
このおっさんこそ、上に書いたフォト好きのサドゥー。

サドゥーな人、その2。
社会派サドゥー@バラナシ
まぁ、新聞を読む社会派サドゥーがいたって良いのでしょう…。

巡礼者たち。
巡礼者たち@バラナシ
カメラを向けても見向きもしないほど、お偉いバラモンの話に聞き入っていた。

祈りの表情。
祈りの表情@バラナシ

ガートを見つめる鳥さん。
鳥は変わらず…@バラナシ

オマケ。ローカル食堂のターリー(北インド式定食)。
ターリー@バラナシ

同じ店にて、ビルヤーニ。
ビルヤーニ@バラナシ
お世辞にもキレイとは言えない小さな店で、
若い兄ちゃんが丁寧に盛り付けてくれたのが印象的だった。
ビルヤーニは米料理の定番で、日本風に言うならカレーピラフかな。

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旅日記-インド② | 14:45:28 | トラックバック(0) | コメント(0)
元旦寒中沐浴
ヴァラナスィー、ベナレス、バナーラス…、
この町には色んな呼び方が存在しているようだけど、ここでは「バラナシ」と呼ぶことにする。
ガンガー(ガンジス河)の沐浴風景であまりに有名な、ヒンドゥー教最大の聖地である。

年末年始をどこで迎えるか?
これは旅の初めから意識していたが、最初からここに決めていたわけじゃない。
当初のスケジュールではネパールで迎えるのが濃厚で、
トレッキングに行ってヒマラヤに昇る初日の出を見るのもいいなぁと思っていた。
聖なるガンガーに昇る初日の出へ狙いを定めるに至ったのは、
インドビザをマルチプル(有効期限内は出入国自由)で取得できたことが大きい。
先にネパールを回り、年末までにインドに戻って来るスケジュールが立てられたワケだ。

年の明ける3日前にはバラナシに着いたので、
前回日記のサールナートへ日帰り観光するなどして、来る年越しの日を待っていた。
しかし、世の中そう思い通りには行かないもので…。
この時期特有のものなのかは知らないが、
インドに再入国してから毎日、朝になると決まって霧が発生していた。
北インドはすっかり乾季に入っており、天気はまず問題無いだろうと踏んでいたのだが…。
バラナシに入って翌30日の朝は、7時過ぎにはまだ赤みの残る太陽が顔を出してくれたのだが、
次の31日は、昼になっても日差しは遮られたままだった。
こうなると、もはや霧ではなく雲なのかもしれないが、
僕はもう1つ、スモッグも原因なんじゃないかと思った。
この町のイメージは、どこまでも緩やかに流れ行くガンガーにあったが、
実は河を少し離れると、そこは大音量のクラクションと排気ガスの世界だったりする。
霧の中で呼吸をすると臭いを感じるのは、気のせいじゃないと思うんだな。

新年の幕開け(インド時間で)は、同じ宿に集まった人達と乾杯しながら迎えた。
インドでは年明けと言っても静かなものだろうと思っていたけれど、多少の賑やかさはあった。
屋上のテラスに出ると、町の所々で花火が上がっているのを見ることができたし、
宿の兄ちゃん達は爆竹(インド製は、音量が強烈と知った…)を打ち鳴らしてはしゃいでいる。
そして、この時点で空は晴れていた。

この月の写真がその証拠。
新年月食@バラナシ
偶然にも、ちょうど元旦に部分月食が観測される日が当たり、
ご覧の通り、満月の左側が僅かに欠けたのを確認することができた。

しかし、さらに夜が更け、冷え込みが増すと共に、
この日もやがて町は霧に包まれて行ったのだった…。

…というわけで、お目当てだったガンガーで初日の出作戦は失敗に終わった。
ほぼ前日までに諦めてかけていたので、ショックは無かったけど…。

ちなみにコレは、薄霧に霞む12月30日の朝日。
薄霧の朝①@バラナシ
薄霧の朝②@バラナシ

しかし、バラナシに来た目的はもう1つあった。
それはもちろん(?)、ガンガーで沐浴!である。

本当は、沐浴は前日の大晦日にでも済ませようと思っていた。
…が、先程書いた通りで、その日は1日中ほとんど日差しが出なかった。
実は、この時期のバラナシ(を含む、北インド)は意外と寒くて、
朝晩はジャケットが欲しくなるぐらい冷え込む。
昼間は、晴れればTシャツ姿でも歩けるのだが、
気温がほとんど上がらなかったその日は、
インドの人達が震えながら河に入っている姿を見て、断念した。

しかし、元旦の日もまた、朝9時を過ぎても霧は晴れて来なかった。
しかししかし、翌日にはバラナシを離れるため、この日がラストチャンスなのだ。
ここでガンガーに抱かれずして帰れまい!
どんなに寒くても、11時に決行しようと覚悟を決め、ガート(河辺の石段の堤)へと向かった。
すると、天が少しだけ力をくれた。
奇跡的に霧が少しずつ晴れてきて、弱いながらも日差しが出てきたのだ。
それでも、先程よりは格段に暖かく感じる。なんと偉大な太陽の力…!

まだまだ寒いことは寒かったが、
僕は天に感謝し、迷わず服を脱ぎ捨てた。(←海パン装備済み)
そして初めて、ガンガーの水に足が触れた。
冷たい…けれど、覚悟していた分、耐えられる気がした。
底からはヌメッとした感触が伝わって来たけれど、
もはや寒さや冷たさとの闘いに集中していたため、汚さなどはどうでも良かった。
むしろ、水は意外とキレイなんじゃないか?真っ茶色のイメージだったけど、割と透明度もある。

よしよし、勝負はここからだ。
ゆっくりゆっくり、冷たさに慣らしながら体を浸して…、と思っていたら、
横で沐浴を終えた兄ちゃんが、豪快に水をぶっかけてきやがった!
…な、なんて楽しそうな顔をしてやがる!お前は中学生か!
ってか、み、水が口に入るからやめぃ!さすがに飲むのはイヤだ!

あぁもう…、神聖な気分もクソも無いわ。
けど、おかげで勢いが付いた。
現地の人に倣って、頭まで3回潜ってみる。

ザブーン、
ザブーン、
ザブーン!

よっしゃ、終了!
…だけど、せっかく水に体が慣れてきたし、これで岸に上がるのもつまらない。
河の対岸に向かって泳いでみることにする。
そう、「ガンジス河でバタフライ」!
…をやると、僕の場合は溺れかねないので、平泳ぎで。

スィー、
スィー、
スィー。

うん、対岸遠すぎ!
すぐに足が付かないほど深くなった河に恐れをなし、15mで引き返した。
ヒンドゥー教徒ならガンガーに流されても本望なのかもしれんが、僕はゴメンだ。

岸に上がっての感想は、最っっっ高に気持ち良かった!
正直なところ、聖地とかどうとかは別に関係無くて、
全身を大河に放り出したことで、純粋に(水の冷たさもあって?)身が引き締まったように感じた。
これで今年も1年、シャキッと行こう!

寒中沐浴風景。
寒中沐浴①@バラナシ
寒中沐浴②@バラナシ
(※モデルは僕ではございません。)

------------------------------

今更ですが…、明けましておめでとうございました。

新年早々更新をサボッてたのにはいちおうワケがあって…。
旅の予定も残り2ヶ月を切り、いよいよ終盤に入ります。
そこで、ふと思い立ちました。
今まで旅先で時折ぶつかりながらも、回答を先延ばしにしてきた数々のテーマについて、
一つ本気で頭を整理してみようじゃないかと。

そのテーマとは、例えば、
「物乞い」についてだったり、
「豊かさ」についてだったり、
「生きること」についてだったり。

改めて今まで見てきたものや自分の行動を整理しながら、
町を歩いている間、寝る前の時間、色々考えを巡らせてみました。
そして、この2週間程でようやく、僕なりに考え方を整理できたかなと。

もちろん、正しい答えなんて無いテーマ(命題)であることはわかっています。
あくまで僕が今現在考えられる中で整理しただけであって、
今後も、それこそ一生ぶつかっていくテーマだろうと思うし、
その中でまた僕自身の考え方が変わって行くこともあるでしょう。
それはそれで良いんだと思っています。

初めは、僕が考えた内容もここに載せようかと考えていました。
けど、今は迷っています。…いや、恐らくは載せません。
ここで誰かに語るために考えていたことじゃないし、
またいつ考えが変わるかもしれないなんて無責任な話だし、
自分の中に閉まっておけばいいのかな?とも思うので…。
ただ、他の人がこれらのテーマについてどう考えるのかは、すごく気になるところですね。

とりあえず今日のところは、そういう理由でブログを書いてませんでした!
…という言い訳がしたかっただけです。はい、すみませんでした。

さて、2010年。
今年の目標も、「去年より楽しむ」で行きますが、
歳を重ねるごとに、「楽しむ」の意味が段々深くなっているのを感じます。
ただ遊んでれば「楽しい」と言えた歳は、とっくに過ぎてしまっているので…。
幸い(なのかな?)、やりたいことはいっぱいあります。
逆に言ってしまえば、相変わらず的が絞れてないってことなんですけど。(汗)
その中でも、今年の目標達成におけるポイントは、
「日本」と「学び」になるかなと思ってます。
あ、でも「仕事」も入れなきゃマズいか…?

ではでは、本当に遅くなってしまいましたが、
本年も、皆さまどうぞよろしくお願い致します。
一緒に楽しい年にして行きましょう☆

テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-インド② | 13:55:11 | トラックバック(0) | コメント(0)
仏教聖地探訪
再び、インドへ戻る。
その国境へ向かう夜行バスに乗った時の僕は、浮かない気分だった。

決して、ネパールに居た時間の全てがつまらなかったわけじゃない。
ただ、いつに無く消化不良感が残っているのは確かだった。
トレッキング以降感じていたズレの部分を、
最後まで修正し切れずに終わりを迎えてしまった…、わかりづらいけど、そんな感じ。

こんなテンションで、インドを楽しめるだろうか?
バンコクからデリーに飛んだ時の、あの高揚感が今は無い。
あの時は、無心でギラつく人の渦の中に飛び込んで行けたけど、
情けないことに、あの強烈なエネルギーと渡り合える自信がすっかり失せていた。

しかし、国境を越えた瞬間、「あれ?」って思った。
ここ最近引きずっていた(嫌なズレの感覚と、それを修正できない自分への)イライラ感が、
どこかへ飛んで行ってしまった気がした。
国が変わって心機一転、単純に気持ちが入れ替わったのか?
それも全く無いとは言えないけど、
国境を踏み越えた時の僕の心境の中に、ほぼそういう期待は無かったと思っている。
ほとんど無意識のうちに、インド側の空気に触れた途端に、
パッと足の重さが消え去ったように感じたのだ。

中国からラオスに入国した時の、あの感覚に似ていると思った。(→ こちら を参照)
自分でも実に意外な話なのだが、
僕はネパールよりインドの方と波長が合うのだろうか?

この両国を訪れる前は、逆だろうと思っていた。
ほぼ確信的に、そう思っていた。
「インドからネパールに入ると、その穏やかさに癒される。」
多くの人がそのように語っていたし、
賑やかな街より静かな田舎を好む僕が、
ネパールの方を強く気に入るのは間違いない!…はずだったから、不思議でしょーがない。

ただ一つ、前回インドに居たのは10日間ほどで、
さらにそのうち半分は、インドでありながら穏やかなチベット圏のダラムサラで過ごした。
まだ何かに疲れるほどインドを味わったわけじゃなかった。
もっと時間が経ってからネパールに来ていたら、また違っていたのだろうか?
けど、皆が言うほどネパールが穏やかじゃなかったのは確かだと思うんだが…。

まぁいい、完全に予想外だったけど、
何にしても気分良くインドに戻れたのは、悪くない流れじゃないか。
このフィーリングを信じて、突っ走ってみるのも面白い。テンション復活!

僕が今回利用したのは、ビールガンジ(ネパール側)-ラクソウル(インド側)の国境ポイント。
前回のルペディア(インド側)-ネパールガンジ(ネパール側)国境よりはメジャーと聞いていたが、
ハッキリ言って、こちらもいい勝負のローカルっぷりだった。
例の強盗多発地帯であるスノウリ国境を避けてこちらに来たわけだが、
拍子抜けするほど平和な雰囲気そのものであった。

この国境をインド側に抜けたツーリストの多くは、
まずはバスで約6時間ほど南へ、パトナーの町を目指す。
そこで別のバスや列車に乗り継いでもう一息南へ行けば、
仏教における最高の聖地の一つである、ブッダ・ガヤーに着く。

数日前までは、僕もそのルートに乗るつもりだった。
…が、本来こじんまりとした静かな町であるブッダ・ガヤーに、
現在は大量のツーリストが押し寄せていて、
宿も見つからない(or 超スペシャルシーズン価格になっている?)との情報が入った。
理由は、年明け間も無く行われる、ダライ・ラマ14世による「Teaching」だ。
それに向けて、既に町の宿泊キャパをオーバーするほどの人が集まっている、ということらしい。

ここでも書いた通り、僕は先月にダラムサラで行われた「Teaching」に、
実にタイミング良く参加させて頂くことができたのだが、
何の巡り合わせか、再び僕の予定していたルートと時期にドンピシャで合ってしまったのだ。
しかし、今回はどちらかと言えばバッドタイミングである。
今もう一度「Teaching」を受ける気は無かったし、
人で溢れたブッダ・ガヤーというのは、魅力を感じなかった。
結局、ブッダ・ガヤー訪問は諦めることにした。
ちょうど仏教に関心が沸いてきたところだったので、非常に残念だったのだが…。

そして次の目的地へ向かったところ、そこで出会った方から新たな情報を得た。
ここから日帰りできる距離にも、仏教の聖地とされる場所があるとのこと。
(よく読むと手持ちのガイドブックにも載っていたのだが、それによると、)
ブッダ・ガヤーが、ブッダが悟りを得た地ならば、
サールナートは、ブッダが初めて説法をした地だそうで、
いずれも四大仏跡の一つとされている。
うん、即決!早速翌日に行ってみることにした。

聖地サールナートまでは、オートリクシャー(東南アジアの「トゥクトゥク」と同じ3輪タクシー)を利用。
これ、絶叫マシン好きにはお勧め。下手な遊園地よりスリルを楽しめる。
車やバイクや自転車や牛(←インドらしい)の洪水の中を、
巧みなハンドル捌きですり抜けて行くのは、まさしくプロの技だ。
…まぁ、たまに事故っているのも見かけるけど。(笑)
ミラー越しに運ちゃんの顔を覗くと、
先程まで値段交渉をしていた時のヘラヘラ顔からは想像もつかない表情に驚く。
つり上がった目は、完全に「勝負」に入っている。
彼らにとって、これは戦いなんだ。町はレース場なんだ。

20ルピー(=約40円)のジェットコースターを降りれば、
そこはもうサールナートの中心広場だった。
広場のど真ん中には、巨大な赤茶色のストゥーパが立っている。
大昔、6世紀に造られたもので、高さは31mもあるそうだ。
…そんな歴史あるものとは露知らず、
裏門から遠目に眺めて満足し、入場料100ルピー(=約200円)をケチった自分…。
見たところツーリストよりも仏教徒の参拝客の方が多かったし、これは入っておくべきだったか…?

周辺を散策していると、各国の寺院がぽつぽつと建っている。
個人的には、ストゥーパよりこちらに興味があって、
国ごとの寺院の雰囲気の違いを見てみたかった。

例えば、「中国寺」はこんな感じ。
中国寺@サールナート
(チベットを除いて)中国で寺を見に行ったことはほとんど無かったが、
なるほど、こんな雰囲気だったかなぁと。

一方、「日本寺」。
日本寺@サールナート
ここに来て、ホッとしている自分がいて、驚いた。
日本にいる頃、寺にも宗教にも全く関心が無かった自分が、
日本式の寺を見て「いいな」と思うなんて、初めての経験だった。
この旅に出て、色んな宗教に触れてきて、自分の中で何かが変わった?

木彫りの味。
木彫りの味@サールナート

余裕の笑み。
余裕の笑み@サールナート
これは日本にいた頃から変わらないけれど、
僕は木の香りがする場所やモノが好きだ。

こちらは、「ビルマ(ミャンマー)寺」。
ミャンマー寺@サールナート

ミャンマー式、仏さま。
おばあさま?@サールナート
大変失礼だけど、「おばあちゃん」みたいだと思った。
和やかで親しみの湧く表情だなと。
これを見たからってワケじゃないんだけど、
僕にとってミャンマーは、今最も気になっている国の一つ。

灯火。
灯火@サールナート

------------------------------

さて、本日は大晦日。

…だよな?間違ってないよね?
と、不安になるほど、インドの町には全く年末の雰囲気が無い。
この国には、新暦の正月に年越しや新年を祝う習慣は無いようで、
恐らく、明日もいつもと変わらない1日になるのだろう。
そんな中で、今日で2009年が終わるということを、無理矢理意識してみる。

去年の今夜は、上海の駅近くで、友人達と火鍋を囲んでいた。
中国もまた、新暦の正月を祝う習慣がほとんど無いので、
その時はもちろん楽しかったけれど、静かと言えば静かな年越しであった。

1年前のあの日が、今、すごく遠い。
たった1年前のことだというのが、信じられないぐらい。

あれから、たくさん歩いた。
想像もしていない出会いが、いっぱいあった。
それらが恵んでくれた現実の充実感が、過去を遠くに感じさせるのかな。
けれど、旅に出る前の日々がどんなに遠くなってしまったとしても、忘れてはいないつもり。

僕の2009年初の目標は、「去年より楽しむ」だった。

うん、今年も楽しかった!

そう自信を持って言えるのは、何よりも、この元気な体のおかげ。
僕を今日ここに至るまで運んで来てくれた、全ての出会いと運に感謝!

大切な人たちが、皆元気に今を迎えられていることを願いつつ…、
さぁ来い、2010年!良いお年にしてやりましょう!

テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-インド② | 19:50:36 | トラックバック(0) | コメント(3)
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