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joplus

Author:joplus
「もっと世界を見てみたい!」
という単純な理由で、
世界経済危機をものともせず…
否、ただ歯止めがかけられず、
会社を辞めて旅に出た浅はかな男。

でも、いつ終わるかわからない人生、
やりたいことをやりたい時に、
楽しめるだけ楽しまないと♪
…と、勝手に開き直ってる若造です。

たくさんの「違い」に出会うため、
風と気の向くままに歩き回ります。
キーワードは、「自然体」。
できるだけナチュラルな心で、
「違い」で溢れた世界に浸って来たいと思います。

(画像 : photo by たびかめ氏)

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導かれた場所
久々に、モロッコのサハラ砂漠で出会った旅人のEさんにメールを送った。
その返事を見てビックリ。
僕と1日違いでミュンヘンに入っていたらしく、
今は「フュッセン」という町に滞在しているとのことだった。

その地名を、僕はプラハにいる時に初めて耳にしていていた。
例の、ミュンヘンの収容所の存在を教えてくれた旅人からだ。
フュッセンは、ミュンヘンから南に列車で約2~3時間の距離にあって、
「ノイシュバンシュタイン城」があることで有名な場所。
東京ディズニーランドにあるシンデレラ城のモデルになったお城なんだとか。
名前は聞いたことがあったものの、城にはそこまで興味が沸かない自分。
しかしその旅人曰く、城そのものより景色が素晴らしいのだと言う。
試しにネットで写真を探してみると、
なるほど、雪山と真っ青な空をバックにして立つ城の風景は、ものすごく美しかった。

ミュンヘンにはもう1泊する予定だったが、
明日も雨なら、もうビールを飲む以外やることが無い状況だ。
そして、ネットで見た天気予報でも、雨マークしか見えない。
対して、フュッセンの予報は「晴れ時々雨」。

唯一ネックだったのは、フュッセンが列車の終着駅であること。
僕の考えていたルートに乗るには一旦北側へ逆戻りしなければならず、面倒に感じていたのだが、
これまた調べていくと、バスを使ってそのまま南に抜ける方法があると来た。
しかも、そのルートはかなりの絶景ルートであると。
この辺まで調べたところで僕の腹は決まり、ミュンヘンの3泊目をキャンセルしていた。

翌日、朝のミュンヘンは相変わらず分厚い灰色の雲で覆われている。
列車に乗ってもしばらくは雨がパラ付く状況で、不安になっていたが、
間もなくフュッセン到着というところで、次第に雲の切れ目が見え始めた。
列車を降りると、雲間から覗いた太陽が僕を照り付けた。
初めて浴びるドイツの日差しは、もはやTシャツ1枚で十分なぐらい暖かかった。
とは言え、未だ雲は多く、いつまで晴天が続くかわからない。
宿にチェックインすると、すぐさま散歩に繰り出した。

フュッセンも昨日までは雨続きだったらしい。
まだ水気を含んだ木々に光が差し、キラキラしている。
雨上がりを感じさせる匂いも清々しい。
久々に透明感を感じる空気をいっぱいに吸い込むと、自然と足取りも軽くなる。
ドイツのジメジメイメージは、既にどこかへ飛んでいた。
またしても流されるようにこの地へやって来たけれど、この日にこの場所へ来られて良かった。
ここを知ったきっかけも、来ることを決めたきっかけも偶然だったのに、
ベストコンディションで僕を迎え入れてくれた。
まるでこの地に導かれたような、そんな気がしたよ。
(「導かれる」感覚の話は、旅人から時々耳にする。
 そういう気持ちで土地に感謝することは、嫌いじゃないな。)

ドイツロマンチック街道。フュッセンはその終着点にあたる。
ロマンチック街道@フュッセン

陽だまりの散歩道。
陽だまりの散歩道@フュッセン

光が漏れる森。
光が漏れる森@フュッセン

霧のノイシュバンシュタイン。
霧のノイシュバンシュタイン@フュッセン
最初到着した時はこんな感じだった。でも、これはこれで綺麗。

森のノイシュバンシュタイン。
森のノイシュバンシュタイン@フュッセン

そして、晴れ間が覗いたノイシュバンシュタイン。
青空ノイシュバンシュタイン@フュッセン
十分に満足したけど、ネットで見た雪山バックの写真はどこからどう撮ったのか、
結局わからなかったなぁ。

もう一つのお城。
もう一つのお城@フュッセン

ツヤツヤな池。どうも僕はこの色に弱い…。
ツヤツヤな池@フュッセン

白鳥と一緒に。
白鳥池@フュッセン

親子ガモと一緒に。
親子ガモ@フュッセン

黄金草。
黄金草@フュッセン
(本当はごく普通の緑色の草なんだけど、光量をイジッてたらこうなった。)

植物ショット。
植物ショット①@フュッセン
植物ショット②@フュッセン

丸太。
丸太@フュッセン

晴天が夕方まで続いてくれたおかげで、夢中になって7時間も歩いていた。
さすがにヘトヘトになって街に戻って来たら、
「じょーくん!」と呼ぶ声が。
(※旅先でも「じょー」と名乗っている。特に外国人に覚えてもらえ易いのが便利☆)
偶然だったが、宿に戻る前にEさんと約1ヶ月半振りの再会をすることができた。
その足で近くのお店へ直行し、お互いの旅の話をツマミに乾杯♪

ブランド名「カルテンベルグ」のエクスポートビール。
カルテンベルグ・エクスポート@フュッセン
ラガー系だが、例によってピルスナーより麦のコクが利いている。濃厚だけど、マイルド。

ヘレスビール。(こちらはEさんの注文。)
カルテンベルグ・ヘレス@フュッセン
こちらもラガー系で、エクスポートよりも軽い感じ。ヘレスはミュンヘンが原産なのだそうだ。

ツマミは本日もウィンナー♪
ハーブ入りウィンナーセット@フュッセン
ハーブ入りのウィンナーと、揚げポテトに、付合せの定番・ザウアークラフト(酢漬けキャベツ)。

ヴァイツェン。300mlの小サイズで。
カルテンベルグ・ヴァイツェン
うーん、やはりウィンナーとの相性はこれが一番かもしれない。
ドイツではヴァイツェンにハマッてしまいそうだ。

最後はデュンケル(黒)。これも小サイズで。
カルテンベルグ・デュンケル@フュッセン
でもやっぱり、黒も好きなのだ♪この香ばしさは、いつ飲んでもたまらん!

ヨーロッパに入って以降、数ヶ月前に出会った旅人と再会する機会が何度かあったけど、
旅先でまた出会えるというのは、やっぱり嬉しいもの。
別のルートを歩いて来た人が、何を見て何を感じてきたのかを聞くだけでも楽しいし、
また日本での再会を約束し、お互いに「気を付けて」の言葉を交わすことで、元気を貰える。
そう、こうして出会った人たちとまたきっと会いたいから、そのためにも必ず無事で帰らなきゃね。

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ここで1つお知らせが。
これよりしばらく、ブログの更新をSTOPすることになるかと思います。
たぶん10日~2週間程度になる予定ですが、ネットに接続しない可能性が高いので。
(ヨーロッパに入って以来、既に少々更新頻度が落ち気味なのですが…)

と言うのも、次はいよいよ、物価世界最「恐」とも言われるスイスへ乗り込みます。
この旅の前半戦のクライマックス。
僕のような貧乏旅行者が行く国ではないような気もするのですが…、
スイスアルプスは僕にとって憧れの地。ここを外すわけにはいかないので。

そこで、少しでも出費を抑えるため、スイス滞在中はキャンプで乗り切る予定です。
登山のメッカだし、キャンプ場はどこにでもあるはず。
ちなみに、テントとマットはハンガリーの大型スーパーで購入しました。
合わせて1,500円という格安ぶり。1泊すれば元が取れそう…。
さすがにアルプスの山中で泊まるには不安な安物ですが、
麓のキャンプ場に泊まる分には大丈夫でしょう。
そんなわけで、恐らくスイス滞在中はネット環境から離れることになります。

ここ数日は、ワクワクが止まらない毎日でした。
アルプスの空が僕に微笑んでくれることを祈り、行って参ります!

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旅日記-ドイツ | 12:30:51 | トラックバック(0) | コメント(3)
収容所 のち ビール
チェコ滞在後半から広がっていた雨雲は、ドイツに入っても続いていた。
そして寒い。フリースとジャンバーを羽織るフル装備状態だ。
何故かドイツって自分の中でジメジメした暗いイメージがあったんだけど、
これではそのイメージ通りになってしまうぞ。

天気の良し悪しに関係無く観光できる場所を考える。
思い付いたのが、ミュンヘン郊外にある強制収容所跡。
例によってノープランだった僕は、ミュンヘンにそんな場所があることは全く知らなかったのだが、
プラハの宿で出会った旅人に教えてもらったのだ。
強制収容所と言えば、ポーランド南部の「アウシュビッツ」が有名で、
僕も興味はあったのだけど、こちらは時間とルートの都合で諦めてしまったので、
ちょうど良かったと言ったら失礼だが、この機会に出掛けてみることにした。
暗いイメージがさらに暗くなりそうな場所ではあったが…。

収容所があるのは、ミュンヘン中心部から列車で30分程、ダッハウという閑静な町。
第二次大戦において、ドイツ国内で最初に作られた強制収容所なのだそうだ。
建物の多くは残っておらず跡地になっているのみだが、
敷地内に作られている資料館には、数多くの写真等が展示されている。
(ちなみに、敷地内の個人見学は資料館も含めて全て無料。)

一番印象に残ったのは、骨と皮だけになり、裸体のまま捨てられている死体の山。
(館内の写真撮影はフリーのようだったが、とても撮る気にはなれなかった…。)
他にも、生々しい実態が写されたものをたくさん見ることができる。

来る日も来る日も働かされ、まともな食べ物も与えられず、
トイレも自由に行かせてもらえない生活の中、
彼らは何を思い、日々を生きていたのだろう?
恐らく、自ら死を選んだ者もいただろうと思う。
俺は…俺だったら、そんな中でも希望を持ち、耐えることができただろうか?

僕は、日本に生まれた。
よく言われる話だが、もし日本人でなかったら、こうして旅をすることができなかったかもしれない。
金銭的な面だけを見るなら、日本に生まれたことは幸運と言えるのかもしれない。
僕らよりも金銭的に貧しい国の人々から、そのことを羨まれることがある。
でも、僕は「金銭的な豊かさ = 幸せ」だとは思っていなくて、
どんな環境にあろうと、カタチは違うかもしれないが、
自分の気持ち一つで「幸せ」は手に入れることができると思っている。
事実、中東諸国の貧しいと言われる地域で出会った人たちの多くは、
「幸せ」と呼べそうな素敵な笑顔を持っていた。

でも、本当に自分が食うのもままならないような貧しさの中に置かれたら、
あるいは、誰かに自分が虐げられる状況にあったら、同じことが本当に言えるだろうか?
もしかしたら、どんなにもがいても幸せを得られない場合もあるのかもしれない。
身をもってそういう環境を経験していない今の自分には、それがわからない。
中東を旅している頃から、時々そんなことを考えている。

収容所跡の写真を少し。なんとなく、白黒が多い。

「働けば、自由になれる」という意味らしい。
「働けば自由になれる」@ダッハウ

寝台。日本人である僕でも足が伸ばせない狭さ。
狭い寝台@ダッハウ

整列させられた便器。
整列便器@ダッハウ

ガス室。ここへ連れ込む際は、「シャワーだ」と言っていたのだそうだ。
偽シャワー室@ダッハウ

死体焼却炉。ガス室のすぐ隣、同じ建物内にある。
死体焼却炉@ダッハウ

閉ざされた自由。
閉ざされた自由@ダッハウ

監視塔。
監視塔@ダッハウ

重い歴史を見せ付けられ、気分も重くなるところであるが、
切替も大事!…と自己解決し、
すぐさまミュンヘン市内の地ビール工場へ足を向ける罰当たりな自分。
が、やはり罰が当たったのか、訪れた工場は予約無しでは見学不可と言われてしまった。
調べによると、ここは5ユーロの見学料金で2杯の試飲付と聞いており、期待していたのだが…。
しかし飲まずに帰るわけにもいかないので、お隣の併設レストランに入り込む。
明らかに場違いと思われる立派なお店の中で、ビールだけを注文する貧乏人が1人。

ブランド名「パウラナー」のコースター。
パウラナーロゴ@ミュンヘン

まずはラガーから。
パウラナービール①@ミュンヘン
ちなみに、ドイツでは「ラガー」という呼び名は無いらしく、
これも別の種類名が付いていたのだが、メモを忘れてしまった…。
チェコのピルスナータイプより、ホップの苦味が控えめで、柔らかく飲みやすい印象。

これまた名前を忘れたが、ヴァイツェンより小麦の比率を抑えめの白ビール。
パウラナービール②@ミュンヘン
うんうん、このキレイな濁りっぷりがドイツビールっぽいぞ。
確かに、ヴァイツェン独特のクセのある香りが控えめで、これも飲みやすい。

宿で昼寝して酔いを醒ました後、再び街へ繰り出した。
お目当ては、ミュンヘンで一番人気と言われる地ビールが飲めるビアホール♪
さすが人気店と聞いていただけあって、100人以上は軽く入れそうな広い店内ながら超満員。
店員に「1人」と告げると、長テーブルの一角に1人分のスペースを見つけ、通してくれた。

プラハの「ウ・フレクー」もそうだったが、やっぱりこの庶民的な雰囲気が落ち着く~。
周りにいた地元民やイタリア人の旅人と共に、乾杯!
ビールで繋がる一体感、なんて素晴らしいのでしょう。

ブランド名「アウグスティーナ」。これはビアホールのメニュー表紙。
アウグスティーナ・メニュー@ミュンヘン

1杯目。またまた名前を忘れたが、この店で一番ノーマルのラガー系だったはず。
アウグスティーナビール①@ミュンヘン
やはりホップより麦のコクが主張してくる感じだ。
炭酸も強くなくて、ガンガン飲めてしまう。
1リットルサイズのグラスも用意されているのも納得。それでも飲めちゃうと思う。(写真は500ml)

ドイツの定番、ウィンナー&マッシュポテトをツマミに。プリップリ♪
ドイツの定番@ミュンヘン

そして2杯目、ヴァイツェン。
アウグスティーナビール②@ミュンヘン
僕のヴァイツェンのイメージを一新した一杯。
ポイントは、やっぱり合わせたツマミだと思う。
ヴァイツェンの小麦の香りと甘さが、まるでパンのように絶妙に合うんだな。

店内の様子。見事にブレてますが…。
ブレブレビアホール@ミュンヘン

これは隣のイタリア人兄ちゃんが頼んでいたもの。ボリュームがドイツらしい…。(これもブレた。)
ブレブレ大盛チキン@ミュンヘン

さて、チェコとドイツ、2つのビール大国の味を、(これでもほんの一部だが、)味わうことができた。
いずれもレベルが高すぎて、僕の中でこの両者の甲乙を付けることは非常に難しい。

ビール単体としての美味さで言えば、日本のビールより上だと思う。
ただ、日本のビールの凄さは、「日本のビールの味」になっていることじゃないかと思う。
ヴァイツェンをウインナーと共に味わって初めて美味さがわかったように、
日本のビールは日本のツマミと一緒に味わえる楽しさがある。
具体的には、刺身だったり、漬物だったりね。
チェコやドイツのビールをこれらと飲んで美味いか?と言えば、恐らく日本のビールに劣るでしょう。

それから、もちろんチェコもドイツもまた飲みに行ってみたい国の一つなのだけど、
「もう一度飲みに行きたいNo.1」は、実はスペインかもしれない。
ビアホールも十分に楽しかったけど、やっぱりスペインBarは僕の中で最強なのだ。
あの老若男女誰しもが気軽に楽しめる陽気な雰囲気と、ツマミのバリエーションの充実度。
加えて、特にアンダルシアやマドリッドの暑さが、さらに美味さを倍増させてくれていたかも。
念のためにもう一つ付け加えると、チェコ&ドイツと比べると若干劣るかもしれないが、
スペインビールの味自体も僕はかなり気に入っている。

ビールのみならず、全ての酒がそうなのかもしれないが、
ビールの魅力は、そのものの美味さだけじゃない。
合わせるツマミの組合せと飲むシチュエーションによって、
美味さが2倍にも3倍にもなる可能性を持っているから面白いんだな。
それを知ってか知らずか、僕が飲み回ってきた国の人たちは、本当に楽しそうに酒を飲む。
そう見えてるだけかもしれないけど、「飲んで愚痴をこぼす」ような雰囲気じゃないんだよね。
また、酔い潰れるような飲み方をしている人もほとんど見かけない。
昼間っから当たり前のように酒を飲んでる人がたくさんいるけれど、ただの飲んだくれの国じゃない。
飲み方も含めて、文化としてしっかり根付いているのかな、と感じた。

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旅日記-ドイツ | 11:30:19 | トラックバック(0) | コメント(0)
The Heaven of Beer
「ビールの国」と言えば、どの国をイメージするだろうか?
僕の場合は、まずドイツ、それからベルギーでしょ、
イギリスもよく美味いと聞くな…、あ、ギネスの国・アイルランドも忘れちゃいけないか。
…といったところだったのだが、
そんな僕に、「いやいや君、チェコへ行きなさい。」と、この国の存在を教えてくれたのが、
例のワイン天国を教授してくれた旅人であった。

ビールに関しては興味もあって、僕もその後少し調べてみた。
まず、チェコは国民1人当たりのビール消費量が世界一であること。
そして、「ピルスナー」タイプのビールの生まれ故郷であること。

「ピルスナー」とは、簡単に言えば下面発酵によって作られる「ラガー」ビールの代表格。
(対して、上面発酵のものを「エール」と呼ぶ。こちらはイギリスが本場。)
今日、日本で飲まれているビールのほとんどは、この「ピルスナー」に分類されるので、
僕ら日本のビール好きからすれば、いわばビールの元祖がここにあると言っても良い存在なのだ。

その元祖の元祖、「ピルスナー・ウルクェル」を生産する工場が、
首都プラハからバスで約1時間のプルゼニという町にある。

工場見学ついでにタダ飲み…といきたいところだったが、残念ながら見学は有料であった。
それでも、ここで試飲できるなら…と思い、参加することにした。

「ビールは鮮度が命」という格言じみた言葉があるけれど、
これはウソじゃないそうで、僕もそう思っている。
前回の日記で、「最高のツマミは汗である」とか暑苦しいことを書いてしまったが、
ツマミを抜きにして、ビールそのものを最高の状態で味わうなら、間違いなくビール工場だろう。

僕がビール工場に拘るのは、僕がビールを好きになったきっかけが、
ビール工場での試飲タイムだったから。
札幌の恵庭にあるサッポロとキリンの工場をハシゴして、計7杯。
今まで飲まされていたビールは何だったんだ?と思うぐらい、
その味はまるで別物で、どんどん僕の喉を通り抜けていった。衝撃的な出会い。
あの時、ドライバージャンケン(負けた者は運転のため、飲酒不可!)で敗れていたら、
今頃こんなにビール党にはなっていなかったかも?

さて、その元祖ピルスナーの工場見学だが、
写真撮影が有料と言われ、丁重にお断り致しました。よって写真無し!
設備やラインは日本で見たものと同じように見えたのだが、
一つ驚いたのは、見学コースから会社の事務所や会議室が見えること!
それも、「見て下さい」と言わんばかりに、通路横の窓から丸見えなのだ。
僕の関心はただ一つ。
この会社では、コーヒーの代わりにビールを飲んでいるのか否か!
…だったのだが、デスク脇にも会議室にもビール瓶は見当たらず。残念。(笑)

1時間程工場内をあちこち回った後に、地下貯蔵庫を案内してもらった。
ここでビールが保存されている樽から、直接注いで試飲させてくれるらしい。
これが本当の「樽生」だ!
小さなプラスチックのカップ1杯だけだったけど、これは珍しいものを飲ませて頂いた。
で、改めて場所を移して飲み直させてくれるのかな~?と思ったら、
「どうぞこの先もチェコの旅をお楽しみ下さい☆」と、
一方的に爽やかな笑顔で見送り始めるお姉さん。
え!お、終わりっすか!?

…って、一緒に見学してた誰もが明らかに同じことを考えていた顔をしてたのが笑えた。(笑)
同じビールを愛する者同士、生まれた国は違えど意思疎通はバッチリである。
いやー、参加費(約750円)取っといてこれはケチでしょ~、ねぇ?
あ、「お前に言われたくない」って?ごもっとも。

ブツブツ言いつつも飲み足りない僕は、工場敷地内にあるショップで飲み直すことに。
完全にこの会社の策略にハマッている気がするが…。

元祖ピルスナーのロゴ。
ピルスナー・ウルクェルロゴ@プルゼニ

そしてこれが、ピルスナー・ウルクェル。小さいグラス(0,3ml)でオーダー。
ピルスナー・ウルクェル@プルゼニ
香り高いホップの爽やかな苦味、そしてほど良いキレ。
特にこの香りと苦味は初めてだ。日本のビールとの最大の違いは、ホップにある気がする。
すごくバランスが取れていて、上品さもあって、
なるほど元祖でありながら、今もなおトップブランドとして君臨しているだけのことはあるなと。
ただ、確かに美味いし、これはビールの一つの完成形のような気もするんだけど、
個人的にはもっと荒々しく、ガツン!と来る何かが欲しいかな。
完璧なものよりも、ちょっと荒さがある方が魅力的だったりするじゃない?
そう言いつつ、このビールはこの後も2回ほどBarで飲んだ。
飽きずに何回でも飲みたくなる味ではあるんだな。

ここでは、続けてもう1杯。「コゼル」という褐色のビール。
コゼル@プルゼニ
こっちの方が安いんだけど、でもレベルが高いねぇ~。香ばしさがたまらない。

酔っ払った後、気持ちよく公園で昼寝していたら、素敵なBGMが。
青空の下のオーケストラ。
青空音楽隊@プルゼニ

続いてはプラハに戻り、有名なプラハ最古のビアホール「ウ・フレクー」へ。
なんと創業510周年!
創業510周年!@プラハ

この店は、伝統的な製法で作られる黒ビール一本で勝負している。
元々黒ビール好きなのに加えて、その頑固一徹風な感じも僕好みの印象だった。

ビールの注文は取らない。
席に座っていると、盆の上一杯にジョッキを並べた兄ちゃんがやって来て、
ジョッキが空になっている(またはまだ来ていない)客のところに次々に置いて行く。
「注げば飲む奴はいくらでもいるんじゃ!」という自信か?
実際、黒いジョッキが並んでいたはずの盆は、あっという間に空ジョッキ達に変わっていた。

飲み終わり、「もうおしまい」という時は、これでジョッキに蓋をするのがルールらしい。
空けたままにしておくと、「もう1杯だな?よしよし!」と、
兄ちゃんがまた満タンのジョッキを置いてくれちゃうからね。

これがその、伝統の黒!
伝統の黒@プラハ
濃厚~だけど飲みやすい!飲みやすいけど、濃厚~♪

賑やかな店内。ジョッキは黒一色!
黒一色の乾杯@プラハ

写真の手前にいるのは、お隣ドイツから来ていたおっちゃん達。
楽しそうに乾杯しているのを見ていたら、
こちらにもジョッキを向けてくれて、一緒に乾杯!
ビールを愛する者に、国境は無いのだ!(←しつこい)

「老舗」と聞いてカタい雰囲気かと思いきや全然そんなことは無くて、
実にワイワイガヤガヤ、楽しい店だった。
雰囲気も手伝って、1杯だけのつもりがついついおかわりしてしまった…♪
いやー、でもこの黒は本当に最高。いくらでも飲めそうだった。

この日は、さらにもう一軒ハシゴ。「ピヴォヴァルスキー・ドゥーム」という店。
ピヴォヴァルスキー・ドゥームロゴ@プラハ

地ビール醸造所直営の店で、ちょっと変り種のビールも置いてあるとのこと。
全8種類。これらを小グラスで味見させてくれる「利きビールセット」があったので、それを注文。
利きビール@プラハ
通常のラガー、黒、今月のスペシャルなどに始まり、
ヴァイツェン(小麦のビール)、チェリー、コーヒー、バナナ、そしてイラクサ(草!)…。
感想は…うん、ビールは普通が一番だ。(笑)
でも不味かったというわけじゃなくて、ちゃんとビールとして仕上がっているのがスゴイ。
ただ、特に甘いフルーツ系は、違う種類のお酒にした方が美味しそうだな…。

ところ変わって、「世界で一番美しい町の一つ」と呼ばれるチェスキー・クロムロフ。
この町の中心部にも醸造所がある。
ここも有料で見学できるとのことだったが、もう見学はいいので直営店舗に直行する。
(ちなみに、ここの見学コース体系は「試飲無し」と「試飲有り(500ml×2杯)」と両方が用意されていた。わかりやすくて良いね。)

ブランド名は、「エッゲンベルグ」。
エッゲンベルグロゴ@チェスキークルムロフ

標準のラガー&黒を小グラス(0.3ml)でオーダー。
エッゲンベルグノーマル@チェスキークルムロフ
エッゲンベルグ黒@チェスキークルムロフ
んー、なめらかな泡ですこと♪
これも美味かったけど、
ピルスナー・ウルクェルやウ・フレクーの黒と比べると、ちょっとコクが劣るかな。

尚、「世界で一番美しい」町の写真が全然ございません。
ビール飲んでから撮ればいいか~と思ってたら、
飲み始める頃からみるみるうちに曇って来て、終いには雨が降り出す始末…。
飲み過ぎな僕への天罰か?
コンディションがイマイチだったのも、このビールの美味さを半減させちゃったのかもしれない。

最後にやって来たのは、チェスケー・ブディヨヴィツェという町。
ここで作られているのが、人気ブランドである「ブドワイザー・ブドヴァル」。
アルファベットで書くと、「Budweiser Budvar」。
あの有名な「バドワイザー」の由来はここにあるらしい。

工場直営Barのコースター。
ブドワイザー・ブドヴァルロゴ@チェスケー・ブディェヨヴィツェ

まずは標準のラガーで。例によって飲み比べのため、小グラスでオーダー。
ブドワイザー・ブドヴァルラガー@チェスケー・ブディェヨヴィツェ
来ましたね~、これはかなり好み!
ピルスナー・ウルクェルに負けず劣らずバランスが取れている味なんだけど、
若干こっちの方が「ガツン」と来る感じがある…気がする。

続いて、ヴァイツェン。
ブドワイザー・ブドヴァルヴァイツェン@チェスケー・ブディェヨヴィツェ
小麦を使用したビールで、これはこれで美味いんだけど、
比べてしまうと、やっぱり僕はシンプルに大麦のビールの方が好きだな。
とは言え、ヴァイツェンの本場であるドイツで飲んでみたら、またイメージが変わるかも。

締めは黒で!
ブドワイザー・ブドヴァル黒@チェスケー・ブディェヨヴィツェ
飲んでビックリ。例の「利きビール」で飲んだコーヒー味に近い風味がした。(笑)
でも、黒ビールにはやっぱり麦の香ばしさを求めたいぞ…?

この会社は、商標権を巡って「バドワイザー」社との間で度々争っているらしいのだが、
この味を誇りとするチェコの人たちが怒るのも無理は無いかも…。
チェコの「ブドヴァル」の味を気に入っていたドイツ系の移民が、
アメリカで作って発売したのが「バドワイザー」なんだそうだが、味はまるで似ても似つかない。
バドワイザーファンには申し訳ないけど、雲泥の差と言ってもいいかもしれない。
逆にバドワイザーがあまり好きでは無い人も、是非チェコのブドヴァルは飲んでみて欲しい。
「どうしてこの濃厚な味が、あの淡白な味になっちゃうの~!?」って思うはず。

所々で「小グラスで」と書いたが、チェコでは一般的に500mlのグラスが標準で使われている。
値段はBarで500ml一杯が150円前後~。300mlなら100円前後~。
スーパーで瓶ビールを買うならさらに安い。
チェコ滞在中は、完全に水代わりと化しており、常に酒が抜けていなかった気がする…。
まさにビール好きには天国!
ただし、もしここに住んだら、飲み過ぎで本当の天国が近付くかも。(笑)

唯一の弱点は、ツマミの充実度かな。
レストランに入れば肉料理をツマミに飲めるが、先に書いた通り、1人で入っても楽しくない雰囲気。
となるとBarに入ることになるが、こちらはほとんどツマミが置いていないことが多いようだ。
ただ、ツマミが無くても美味い!のは確か。この点は、日本のビールの数段上をいくと思う。

オマケ。チェスキー・クルムロフで見つけたマリオネットたち。
マリオネット@チェスキークルムロフ

------------------------------

プラハから夜行バスに揺られ、本日よりドイツ・ミュンヘンに来ております。
世界最大のビールの祭典「オクトーバー・フェスト」で有名な、またまたビールの町ですね。
長らく続いてきた酒巡りも、これにて一旦終了の予定なので、どうぞお許しを…♪

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旅日記-チェコ | 23:50:20 | トラックバック(0) | コメント(0)
そっくりなようで、違う町。
街の中央を南北に川が流れ、
西岸の丘に立つ城が、東岸の旧市街を見つめている。
…というプラハの町の構図は、まるでハンガリーのブダペストとそっくりだ。

ブダペストは西岸の丘の上からの展望がとにかく素晴らしかったのだけど、
こちらの丘は木が多かったり建物が邪魔したりで、
僕が歩いてみた限りでは、キレイに展望できる場所がほとんど見つけられず。

苦肉の策で、邪魔する木々をフレームにしてみた。
木々のフレーム@プラハ

これまた苦肉の策で、ズームで撮るとこうなった。おもちゃの町みたい。
おもちゃの町@プラハ

プラハは丘の上よりも、東岸から眺めるこの景色が一番のお気に入り。
モルダウの川辺の朝@プラハ

ブダペストを貫く川がドナウなら、こちらはモルダウ。
中高生の頃に、歌ったり聴いたりした人もいるのでは?
「美しき川よ モルダウの 青き水面は 今もなお」

こちらは夜景バージョン。
モルダウの川辺の夜@プラハ

町全体の印象は、ちょっと人が多すぎかなぁ。
店も観光客向けの土産屋やレストランがほとんどで、ちょっと落ち着かない。

どうしても「ブダペストの方が好き」になっちゃうのは、食事面。
あのワクワクしちゃうような、煮物が並んだ食堂がプラハでは見つけられないのだ。
レストランの値段もそこまで高くない(肉料理1品500円前後~)のだけど、
雰囲気的に1人で入っても楽しくないしね~。
庶民は庶民らしく、庶民的な店が好きなのですよ。

その他の写真をまとめて。

旧市庁舎の朝。
旧市庁舎の朝@プラハ
ここは昼になると、大勢の観光客でごった返す。
1人の人間も写真に入っていないのは、本当に早朝だから。「早起きは三文の…」ってやつで。

城の敷地内にある大聖堂に入ることができた。
大聖堂内部@プラハ
ただ、ここも人が多すぎて…。
教会という場所には、立派さよりも静けさを求めたいんだけどな~。

直立不動。
直立不動@プラハ

ポーズを決める像のおじさま。
ピースサイン@プラハ

黄金の虎。
ゴールデンタイガー@プラハ
「U zlateho tygra(ウ・ズラテーホ・ティグラ)」
→ 直訳で「黄金の虎」という名のビアホールのシンボル。
常連客で賑わう有名店で、15時の開店と同時に満員になるという。
たしかに、夕方に覗いてみたら超満員だった。(ド平日なのに…)
別の店に出掛けたため、ここでは飲まなかったが、楽しそうな雰囲気だったな~。

教会ライトアップ。
教会の夜@プラハ

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旅日記-チェコ | 16:00:13 | トラックバック(0) | コメント(0)
人種と温泉と料理と夜景と…
ハンガリーに入ってから、時々(主に子どもから)差別的な目を向けられることがある。
ただ単に珍しいアジア人を見てふざけてるならカワイイものなのだが、
そうじゃなく、明らかに見下した目で見られたり、ニヤニヤされたりすると、さすがに腹が立つ。
(意外とそういうのって気付いちゃうんだよな~。気のせいではないはず。)

同じ人間なのに、どうしてそんな目で見られなきゃいけないんだろう?
かつて差別に苦み闘ってきた人たちの気持ちが、少しだけでもわかった気がする。
暴力に訴えることが正しいとは言わないけれど、そういう気持ちになるのも当然に思える。
それぐらい、肌の色や顔の形だけで上下を決められるのは、悔しいことだと思う。

…と悪いことを書いてるけど、多くのハンガリーの人たちはとっても優しい。
例えば食堂に行けば、たとえ言葉はわからなくても料理のことを一生懸命説明してくれたり、
ワインセラーで一言「美味しい!」と言うと、あれもこれも「飲め飲め♪」と試飲させてくれたり。

いきなりマジメな話で始めちゃったけど、今回は首都・ブダペストの滞在記だった。
お洒落で小奇麗で賑やかなフランスの首都から一転、
古く中世の時代を思わせる建物が並ぶ中に、庶民的な空気が漂う街。
どちらが落ち着くかって、そりゃあ庶民の僕にとっては後者に決まっているわけで。

シリアで入ったアラブ風呂に続き、この旅二度目の「風呂」にトライしてみた。
ブダペストには、数軒の温泉施設があるのだ。
あくまで僕が入ってみたところの感想になってしまうが、
うーん、まさに「スーパー銭湯」だな…。
水着着用の男女混浴、高温サウナ&ミストサウナ付、
浴槽(屋内のみ)からは若干の温泉っぽい香りあり。料金は、2時間で約900円。
硫黄臭ガッツリの露天風呂が恋しい僕には物足りなさもあったけれど、
それでも足が伸ばせる風呂に浸かれるのはやっぱり嬉しいもの。
で、さっぱりした後は近くのスーパーで缶ビールを買ってプシュッと♪
温泉、あるいはスポーツ、もっと言えば「汗」(と言うと汚いが…)は、
どんな世界の美食にも勝るビールのツマミだな!
温泉はまずまず、しかし温泉+ビールのセットに大満足であった。
(さすがに温泉内の写真は無いでございます。
ハンガリーの水着美女はこの目の中にしっかりと焼き付けておきました☆)

あとの話は写真を交えながらいきましょ。

ブダペストの展望。花屋さんと一緒に。
花売りとブダペスト展望

こちらは夕暮れ前。ゆったりとしたドナウの流れ。
ドナウの夕景@ブダペスト

名も無い像の撮影にハマる。
像シリーズ①@ブダペスト
像シリーズ②@ブダペスト
像シリーズ③@ブダペスト
像シリーズ④@ブダペスト

昼間からお熱い2人。
昼間から…①@ブダペスト

おじさん顔真っ赤。日焼け?いや、違うな…。
昼間から…②@ブダペスト

これはハンガリーだけじゃなく、スペインもフランスもそうだったけど、恋愛も酒も非常に開放的。
スペインのマドリッドで、夕暮れ時にBarでホロ酔いになったおじいちゃんとおばあちゃんが、
道の真ん中で軽いチューをしていた。
その後の、とても幸せそうなおばあちゃんの笑顔が印象的だった。
日本のカタさは良いところでもあると思うけど、僕はこのユルさもけっこう好きだ。
ランチタイムにビール飲みながら商談したら、円滑に進むだろうな…。(笑)

寂しげな背中。
夕暮れの背中@ブダペスト
声を掛けたくても、そんな勇気は僕には無く…。

安食堂のカウンター。
安食堂@ブダペスト
こういう店があると、毎回の食事が非常に楽しみになってくる。
煮込やスープがズラリと並ぶさまは、まるでトルコのロカンタ。
実際、料理もトルコの流れを感じさせられたりする。
ケバブ屋など、トルコ料理そのものを提供する食堂も多い。

ハンガリー流ハヤシライス(と勝手に決めたもの)。
ハンガリー流ハヤシライス@ブダペスト
そう、ハンガリーでは米が食べられる。
パンも好きだけど、やっぱり日本人なので、米があると嬉しくなってしまう。
ハヤシ(牛肉の煮込)の方は、やっぱりトマトベースなのでトルコっぽい印象。
ちょっと塩加減が強めだけど、これがご飯にピッタリ合うんですな♪

夕方のくさり橋(観光名所の一つ)。
くさり橋・夕景ver.@ブダペスト

夜景バージョン。
くさり橋・夜景ver.①@ブダペスト

別アングルでもういっちょ。
くさり橋・夜景ver.②@ブダペスト

黄金宮殿。
黄金宮殿@ブダペスト

夜景は、人が作り出した最も美しいものの一つだと思う。
そういえば、まだ香港行ってないんだよなぁ。一度は見たい夜景なのだけど…。

ハンガリーは予想以上に居心地が良かったなぁ~。
メシとワインの魅力だけでも、もう1週間は飽きずに滞在できそうだ。(笑)
それではさすがに人間ダメになりそうなので、
約1週間のハンガリー滞在を終えて、次なる国・チェコへ移動!
ヨーロッパの旅も、ぼちぼち後半戦に突入であります。

P.S. わけのわからんタイトルでしたが、
要するに数日間の滞在分をまとめたら取り留めの無い日記になってしまったのでした…。

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旅日記-ハンガリー | 23:30:25 | トラックバック(0) | コメント(4)
The Heaven of Wine
「ハンガリーのトカイ(ワイン天国)」

もうボロボロになってきたメモ帳を捲っていくと、始めの方に、僕の汚い字でそう記されている。
この一行だけのために、ハンガリーへやって来た自分。
実にバカらしいけど、こういうバカげた寄り道が一番楽しかったりするんだな!

ハンガリーの北西地方にある小さな町・トカイへは、首都・ブダペストから列車で3時間弱。
…でもその前に、本命はちょっとおあずけしておいて、
下調べ時に見つけた「もう1つのワインの町」である、エゲルへ寄り道することにした。

エゲルの名産ワインは、「エグリ・ビカヴェール」と呼ばれるブランド。
トカイが甘~い白ワインで有名なら、こちらは辛口の赤。
上手い具合に対照的なので、両方回っても飽きないだろうと。

列車の駅から約2km歩いたところに、数十軒のワインセラーが軒を連ねる場所がある。
その名も「美女の谷」!

…残念ながら、美女はあまり見かけなかった。
…って、それが目的じゃなかった!

改めて、ワインの話。
この日は全く買う気が無かったが、
「色んな店を歩いて、一番美味かったのを買おうと思っている」という名目で、
片っ端から店に入ってテイスティングをさせて頂く。
グラス1杯やハーフで飲んでも約100円~と激安なのだが、
やっぱり少しずつ多くの種類を味見してみたいので、
(決して「タダだから」ではなく!)テイスティングに専念させて頂いた。
スーパーで買ってきたチーズを片手に、店の人の勧められるままに飲みまくる。
…結局、1時間ももたずに酔っ払った。(笑)

実はエゲルには甘口のワインもけっこう置いてあるし、ロゼや白の種類も豊富。
この日一番印象に残ったのは「エグリ・ビカヴェール」ではなくて、
初めて飲んだ「アイスワイン」という代物だった。
ボルドーでTさんから聞いた情報によると、
名前の通り凍った状態のブドウからワインを作るもので、
生産地としてはカナダが有名らしい。("Wikipedia"によると、ドイツが本家らしい)
凍ったブドウは糖度が凝縮されているため、ものすごく甘みが強い。
香りからしてふわぁ~んと甘く、飲み口はまるでハチミツのようにとろける感じ。
これだけで、食後のデザート代わりにもなってしまいそうだ。

この日はエゲルで1泊して、翌日はいよいよトカイへ!
列車を乗り継いで約2時間…のはずが、途中1ヶ所乗り遅れて約3時間。
駅に降りると、エゲルよりもさらにの~んびりした風景が広がる。「トカイ」なのに…。
ボルドーもそうだったし、日本のワインの産地でもそうなんだけど、
ワインで有名な場所はどこも似たようなのどかさがあって、とても落ち着く。
ブドウ畑に適した丘があるのが条件だから当然と言えば当然なんだけどね。

トカイワインといえば、世界三大貴腐ワインの一つとして有名。

「貴腐(きふ)とは、白ワイン用品種のブドウにおいて、
ボトリティス・シネレア(Botrytis cinerea) という菌(カビ)が
果皮に感染することによって糖度が高まり、
芳香を持つようになる現象である。」 ("Wikipedia"より抜粋)

さすがにトカイでは、ほとんど白ワインしか置いていない。
「甘口」に的を絞ってティスティングしていると、
とある店で、有名ブランド「トカイ・アスー」を試させて頂くことができた。
昨日のアイスワイン同様、芳醇な甘さがいっぱいに広がる。
まさに「黄金色」と呼ぶに相応しい色で、グラスに注ぐとキラキラ輝き、実に美しい。
…なんて書くと非常に高貴な感じだが、
「トカイ・アスー」でも、750mlボトル1本が約2,500~3,000円ぐらいで買える。
日本で買ったらいくらするのかはわからないが…。

この味なら、アルコールが苦手な女の子でもきっと飲めちゃうだろうと思う。
彼女へのプレゼントに最高だな…、なんて相手もいないのに考えるのはヤメて、
安価な中で気に入ったものを自分用に買って帰ることにした。
店によっては、ペットボトルに詰めて売ってくれるところがある。
これが安い!2種類で計1.5リットル購入して、合わせて約600円也。
見た目はショボイが、自分の晩酌用だったらアリでしょう。
キンキンに冷やして、ジュース代わりにしちゃお♪

シリアで出会った、「トカイのワインを飲みに行きなさい!」と示してくれた旅人さんへ。
「ワイン天国」は確かにありました。ありがとう。

エゲル&トカイの写真をまとめて。
ワインの写真が無かったけど…。

トカイ駅前近く、ブドウ畑の丘。
ブドウの丘@トカイ

エゲル駅に停車中のローカル線。
ローカル線@エゲル

トカイ駅。田舎の駅舎や列車にファンがいる気持ちはわかるなぁ。
ローカルステーション@トカイ

木漏れ日の散歩道。エゲルの美女の谷で酔っ払った後は、ここで酔い覚まし。
木漏れ日の散歩道@エゲル

みんなでアイス休憩。
アイス休憩@エゲル

木樽看板。
木樽看板@トカイ

天国への入口。
天国への入口@トカイ

酒が飲める悦び。
酒が飲める悦び①@トカイ

気に入ってしまったので、別アングルでもう1枚。
酒が飲める悦び②@トカイ

ホロ酔いで乗り込んだ帰りの列車の中で、ふと思った。
そういえば、日本のワインってどんな味だったかなぁ?
勝沼(山梨)でも高畠(山形)でもワイナリーに行ったけど、全然味を覚えてない…。
きっと日本でも、自分好みの味探しができるんだろうな。
日本にやって来たフランス人やハンガリー人に、
「ボルドーもトカイも良かったけれど、いやいや日本にも美味いのがありまっせ♪」
なんて言えたら楽しいだろうなぁと。
これはワインに限らず(もっと言えば、食べ物飲み物に限らず)だけど、
日本の良さをもっともっと見つけてみたいなぁと思う。
各国で美味しいもの(や、素敵な人や、素晴らしい景色…)に出会う度に、そう思うんだ。

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旅日記-ハンガリー | 20:15:29 | トラックバック(0) | コメント(0)
食の都で食を堪能
フランスご自慢の世界最速列車・TGVでボルドーから3時間、食の都・パリへやって来た。

せっかくなので、列車の写真を。
TGV外観@ボルドー

僕が乗った2等車の中はこんな感じ。ワインカラーなのがフランスらしい。
TGV車内@ボルドー
日本の新幹線・のぞみの指定席と比べると…、
のぞみの方が快適かもしれない。(あくまで2等車との比較での話)
リクライニングが無いし、のぞみよりはシートがちょっと固め。
そして、足元の広さがのぞみの方が断然広い。

さて、どう見ても僕には似合わなそうなこの町へ来た目的は、
次なる国へのフライトの他に、実はもう1つあった。

とりあえず予め見つけておいた宿にチェックインを済ませ、
地下鉄で約20分ほど揺られ、パリ市内を移動した。
駅の近くで見つけた電話屋から連絡を入れると、10分程で迎えに来てくれた。
現在パリ市内に在住している、従姉弟夫婦。と、まだ1歳に満たない愛らしい女の子。
ちょうどこの日は旦那さんも休日ということで、家で食事をご一緒させて頂く約束をしていたのだ。

食事は旦那さんの手作りで、なんとフレンチのフルコース!
実はこの方、現在パリ市内の高級レストランで働くシェフなのだ。

まずは駆け付けに…と、いきなりシャンパン登場!
駆け付けシャンパン@パリ
結婚式以外の場で飲んだのは初めてかも…。この爽やかフルーティ、たまりません!

合わせて、アミューズを頂く。
フルコース?アミューズ@パリ
アミューズとは、前菜の前に出される突き出しのような料理のこと。(←勉強しながら書いてます。)
トマトやサーモンの下に入っているのは、山羊のチーズだそう。
言われてみれば、独特の若干クセのある風味。なるほど、これは合うかも…。

続いて前菜。
ピジョンとアスペルジュのサラダ、シェリーヴィネガー風味のサルミソース。
フルコース?前菜その1@パリ
ピジョン、つまり鳩肉ですな。
鳩肉と聞いて、僕はすぐに中国で食べたグリルやスープを思い出した。
以前食べたそれは、独特の臭みが残っていて、正直あまりいい印象ではなかった。
しかし…、やはり作り手が変われば変わるもの。
この一品、とても同じ「鳩」とは思えない。
鳩さん、ごめんなさい。あなたを誤解していました。

十分メインにも見えるけど、これも前菜。
ラングスティーヌのカネロニ、モリーユと空豆のフリカッセ。
フルコース?前菜その2@パリ
ラングスティーヌは、エビの一種。今まで食べたどのエビよりも、甘みがすごい!
ポアロー(西洋ネギ)と共にパスタに包まれている。
誰かが「シュウマイのようだ」と言っていたけど…、まぁわからんでもない。
モリーユは、日本名をアミガサ茸というらしい。すっごく香り高い。
ガツガツ食べてしまったけど、調べてみたらけっこうなお値段がするようで…。

メイン登場。
仔牛の骨付きロース肉をロティにしたものと、
付け合わせに白アスペルジュ、ラデイッシュ、ミニズッキーニ、プティ・ポアのセージ風味のソテー。
フルコース?メイン@パリ
こんなに食べちゃっていいのかな?と思うぐらい、ボリュームたっぷり!
柔らか~い肉の中から、噛むとじゅわじゅわっと肉汁が溢れてくる。

ワインが進む進む…。シャンパンとは別に、ここまでで2人で2本を空けてしまった。
フルコース用ワイン@パリ
3本目も空けて頂いたのだけど、僕はここでギブ。
既にかなり気分良く酔っていたし、これ以上飲むと帰りがヤバイ!

最後にデザートまで。
桃のヴェルヴェンヌ風味のポシェ、バニラ風味のクリームを中に詰めて、グラニテ。
フルコース?デザート@パリ
ほろ酔いで火照った体に、桃の甘みとゼリーのひんやり感がさっぱりと染みる。

ここまで一言も「美味しい」と書いてこなかったんだけど、
僕の表現力では、どれだけ美味しかったかを表す言葉が見つけられないんだな。
それより、写真で「美味そうな感じ」を見てもらった方がまだ伝わるかなと…。

どの料理も共通して、ソースの類(最後のデザート用のクリームも含めて)のコクがすごかった。
何をどう作ってこの味にしているのか、素人には全くわからないこの複雑な重ね味が、
フランス料理の一つすごいところなんじゃないかな、と思う。
あまりに気に入ってしまったので、
余っていたソースをタッパーに入れて頂いて持ち帰ってしまった。(←貧乏性丸出し)
翌日バゲットパンに付けて食べたのだが…、これがまた最高なのだ♪

この場で、改めて御礼を。
急な訪問にも関わらず、こんな素晴らしい食事を用意して頂いて…、感激しています。幸せです。
食事中、ただただ「美味しいです。」という感想を繰り返すことしかできなかったのですが、
本当に本当に、美味し過ぎて感動してしまいました。ありがとうございました。

初めましてだったけど、パパとママと一緒に温かく迎えてくれてありがとね☆
初めまして☆@パリ

ここで、今回の食事を作って頂いた旦那さんのブログを紹介しておきます。
見てるだけでヨダレが出てしまうかも…?

Tout va bien,tout va bien!!

ちなみに、今回の料理名等は全てこちらのブログにてカンニングさせて頂きました。
僕がそんなに詳しいわけないもんね。(笑)

翌日は、またしても雨が降ったり止んだりの嫌な天気。
いちおう、凱旋門やらシャンゼリゼやら有名どころまで歩いてみたのだけど、
雨がパラ付く中写真を撮る気分にはなれず。

そんな中、唯一タイミング良く青空が広がった場所がこちら。
ノートルダム大聖堂。
ノートルダム大聖堂@パリ

パリの街の雰囲気は…、案の定だけど、オシャレ過ぎて僕には合わないかな。
ただ、予想以上に世界中の人が集まっているのは面白い。
アジア系、アラブ系、アフリカ系、全て合わせたらフランス人より多いんじゃないかってぐらい、
街を見渡すと様々な国籍の人々で溢れている。

そうそう、いくら美術に関心の薄い僕でもルーブル美術館には興味があったのだけど、
本日・火曜日はお休みなのでした。
その外観を眺めながら、僕のパリ市内観光は終了することにした。

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本日の飛行機にて、中欧・ハンガリーへ。
初の格安航空会社利用だけど、無事飛べるかな…?ドキドキ。

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旅日記-フランス | 04:30:54 | トラックバック(0) | コメント(2)
タダ飲みワイン巡り
『ボルドー』

その名を出すだけで、「また酒かよ…」と思われそうだ。
そうですよ、飲むために行ったんですよ。(←開き直り)

モロッコ・エッサウィラのバスターミナルで、
ワーキングホリデーでフランスに滞在しているという方(以下、Tさん)に出会った。
(この時は、モロッコやスペインを短期旅行で回っているとのことだった。)
ワインの勉強のためにフランスに来ているというTさんは、
6月前半からボルドーに移り住む予定と話していた。
フランス入りの前に改めて連絡を取ったところ、無事に新居が決まったとのことで、
僕を家に招いてくれたのである。
ボルドーはちょうどスペインからパリに向かう中間地点に位置しており、
元々フランスのどこへ行こうかアテが無かった僕としてはこれ以上無いほど好都合な話で、
有り難くお誘いに甘えさせて頂くことにした。

スペインから引き続き、ボルドー到着時の空は雨模様。
でも、Tさんの家に着いた頃から雨は止み、
夕方には晴れ間も出てきたので、買い物がてら散歩に出掛けた。
そうそう、ちなみに散歩の前には、
昼飯(クスクスをイタリアンな味付けで。クスクスもパスタの一種だけあって、トマト味もなかなかイケる。)を食しつつ、既にワインを2人で1本空けております♪

買い物がまた楽しい。
大型スーパーのワインコーナーは、棚4列に渡ってワインがズラリと並んでいる。
そしてチーズ売り場もスゴイ。
日本で冷蔵の乳製品が置かれている一角が、全てチーズで埋め尽くされているぐらい、
種類の豊富さがハンパじゃない。
これの食べ比べだけでかなり幸せな日々を送れそうだ…。
僕は完全に目移りしまくりなので、Tさんのアドバイスでワイン2本とチーズ3種類を購入した。

そして忘れちゃいけない、バゲットパン。
パン屋が閉まる時間に差し掛かってしまい少々焦ったが、なんとか購入に成功。
まだ焼き立てで温かい。我慢しきれず、かじってみる。
少しハードな表面にもちっとした中身で、小さいながら食べ応えがあるタイプのようだ。
なんとも香ばしい。軽い塩気がアクセントになっていて、それだけでも食べれてしまう。
フランスに入る前から、トルコのバゲットとどちらが美味いか?を楽しみにしていたのだが、
どちらもハイレベルすぎて、とても優劣なんて付けられない!

買い物の後、再度散歩に繰り出したのは21時前だったが、
それでも1時間は明るい中を歩けてしまうのがこの辺の国のスゴイところ。
だからいつも寝不足になっちゃうんだよな…。

青空とカテドラル(大聖堂)。
青空カテドラル@ボルドー

とある教会の中。
教会内部@ボルドー

無料で開放されていた、民族音楽ライブ。ちょっとモロッコを思い出す。
民族音楽ライブ@ボルドー
フランスってすごく高貴なイメージがあったけど、
音楽に乗って踊りはしゃぐフランスの人たちを見ていると、
意外にスペインのノリに近いかもしれないなぁと思った。
Tさん曰く、「同じラテン系だからね。」とのこと。そういえば、そっかぁ~。

いい運動をした後は、待望のワインタイム♪
赤ワイン+チーズ+バゲットは、フランスの最強トリオだな。三種の神器とでも称させて頂こうか。

翌日は、「シャトー(醸造所)巡りに行ってみたい。」という僕の要望を受け、
Tさんの提案で「サンテミリオン」というボルドーワインの一大生産地に出掛けることにした。
目的はもちろん、本場ボルドーワインのタダ飲み!

列車に揺られること約30分。
ブドウ畑の広がるのどかな風景に囲まれた、小さな無人駅。
降りた瞬間から、ここは好きになれそうな気がした。
空も、雲は多いながら今日は晴れ間もたくさん見つけられる。

15~20分ほど歩いて町の中心部の入口に着くと、
早速ワインの試飲販売をしているテントを発見!
ツマミに、フォアグラの試食販売まで♪
あ~も~大好きこの町☆(早!)

石畳の坂道を登っていくと、ワインのショップがズラリと並んでいた。
ここでも試飲はできそうだが、まだ酔っ払うには早い!
インフォメーションで貰った地図を頼りに、まずは訪問できそうなシャトーを探す。
この日は日曜日で閉まっている場所も多かったが、
それでもなんとか2~3軒に目星を付けることができた。
念のため、Tさんが電話(フランス語)で訪問可否をシャトーに確認してくれる。なんて頼もしい…!

1軒目のシャトーでは、主にCave(貯蔵庫)を見学。
ここでは試飲が有料とのことで、とりあえずパス。まだ次があるしね。

樽がズラリ。
ワイン倉内部②@サンテミリオン

ボトルもズラリ。
ワイン倉内部①@サンテミリオン
ワイン倉内部③@サンテミリオン

同い年。一度は飲んでみたいね。
同い年@サンテミリオン

2軒目のシャトーでは、やたら手品が好きなハイテンションオヤジに遊ばれながら、
手作りビデオでワインの作り方をお勉強。
ブドウの育て方、選び方、配合、熟成させる温度、時間…、
単純なようで、実に複雑な要素が絡み合って1つのワインの味が出来上がることがわかる。
そこに微妙な風味の差が生まれるんだな。

のどかなシャトーの外観。
のどかなシャトー@サンテミリオン

迷物ハイテンションオヤジ。
ハイテンション手品オヤジ@サンテミリオン

3軒目のシャトーでは、ワインの面白さと難しさを知る。
同じブランドでヴィンテージ(年代)の違うものを複数飲ませてくれたのだが、
比べてみると驚くほど差が出るものなんだな。
2005年は、この地方のここ近年での「当たり年」らしいのだが、
まず香りからして芳醇さが違う。
口にしてみても、香りの広がり方や後の余韻が圧倒的に強い。
当然値段の差が出るのだが、なるほど納得であった。

シャトー巡りを満喫した後は、街中を散歩しつつ、ショップをぶらぶら。
どこも20~30ユーロ程のワインを飲ませてくれる。
ちょっと日常飲むには手が出ない値段なので、これはかなり嬉しい。

とあるショップ。シャレてるねぇ~。
ワインショップ@サンテミリオン

2006年のワインを1本、お土産に購入。
サンテミリオン・2006
あれだけの味の差を見せ付けられてしまったため、僕は「2005年」に拘って探していたのだが、
やはりワインは第一に作り手の腕が味を左右するようだ。
これは2006年生まれだが、他の2005年の品に負けず劣らず、香り高さを持っているように感じた。
(本当は、これの2005年版を試してみたかったが…置いていなかったので断念。)

以下、その他サンテミリオンの写真。

ブドウ畑と孤独な木。
ブドウ畑と孤独な木@サンテミリオン

またまた教会に入ってみた。ステンドグラスって好きだなぁ。
教会内部@サンテミリオン

ステンドグラス…ではない。普通の窓ですよ。
偽モザイク@サンテミリオン

これは日本でも見かけるね。カヌレ。
初カヌレ@サンテミリオン
実は初めて食べた。
個人的には、大好きなクレーム・ブリュレの味を連想。
あれの焼き菓子バージョンとして覚えておく。
小さいけど、濃厚だからけっこう満足感があるね。

サンテミリオン発、ボルドー行最終電車。
サンテミリオン発ボルドー行

もこもこ犬。オマケです。
もこもこ犬@サンテミリオン

ちなみに、ワイン巡りを堪能したこの日も、帰ってからまた2人で1本空けちゃった。
スーパーで選んだTさんセレクションのワインはいずれも5ユーロ未満だったけど、
あれだけ高いワインを試飲しまくった後に飲んでも美味かった。

B級人間の僕は、手頃な価格の中に自分だけの宝物を探すことに魅力を感じる。
ある程度、ワインの味が値段に比例することはわかったけれど、
やっぱり最後は自分の好みだから、高くても「自分には合わない!」ってものもあるだろう。
それより、例えば5ユーロのワインの中でのマイベストを探すような楽しみ方ができるのも、
ワインの大きな魅力なんだなぁと思う。う~ん、やり出したらハマッてしまいそうだ…。

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旅日記-フランス | 23:50:30 | トラックバック(0) | コメント(2)
再訪したい国がまた1つ
ちょっと消化不良のオビエドを後にして、
夜行バスでスペイン北東のサン・セバスチャンに向かった。
…が、到着したのは「イルン」という町だった。
元々イルン行きのバス(サン・セバスチャンは途中下車)なのは知っていたのだが…、
寝過ごした?いや、到着を告げる運転手の声が聞き取れなかった?
いずれにしても、乗り過ごしだ。
追加料金を請求されたくないので、さっさと荷物を抜き出してバスを離れた。

幸い、バスターミナルのすぐ横は列車の駅で、
サン・セバスチャンまでは本数も多く、30分程度で行けるらしい。運賃も200円程度だ。
まだ早朝で、乗り過ごしていなくても時間を持て余していただろうし、
ひょんなことからスペイン初の列車に乗る機会ができて良かったかもしれない。

イルンから乗車した列車。中は広々としたボックスシートだった。
臨時の足@イルン

この日も結局、1日中暗い空だった。
事前に調べておいたネットフリーの宿にすんなり泊まれたので、
軽く散歩しつつ、主に情報収集とブログ更新の日に充てた…というわけ。

サン・セバスチャンは、海に面した小さな町で、
晴れた日に登ったらキレイだろうな~と思う小山が、中心部の付近に幾つかある。
街自体もちょっと目を引く建物が点在していたし、
時間があるならもう1日滞在してみたいところだった。

では写真。いつも以上にしょーもない写真が多いかも…。

カテドラル(大聖堂)への道。
カテドラル@サン・セバスチャン

ぼーっと歩いていたら、どーんと来た建物。
どーんと正面より@サン・セバスチャン

街中で演奏してくれた、少年少女音楽隊。
少年少女音楽隊@サン・セバスチャン

モニュメント…ではない。スペインの街中では、たまにこういう芸(?)をしている人を見かける。
モニュメント…ではない@サン・セバスチャン

レンタサイクル。今度は内装8段になった!
内装8段レンタサイクル@サン・セバスチャン

実に中途半端なトイレ。
中途半端トイレ@サン・セバスチャン
スペインに入ってから、駅など公共の場所で度々見かけるのだが、これなら和式の方が…。

中国人ショップにて発見。これ、スペインで売れるのかな…?
中国人ショップにて①@サン・セバスチャン
(中国のスーパーではよく見かける、お茶を入れるものです。現地在住の人が買うのかな?)

こんなモノまで…。ますます、果たして売れるのか疑問。
中国人ショップにて②@サン・セバスチャン

またまた隠し撮り。美女の笑顔。
笑顔の美女@サン・セバスチャン

スペインには約2週間いたことになる。
意外と長かったが、それでもかなり慌しい滞在だったように感じる。
アンダルシアの景色と飲んだくれで十分に満喫できたとは思うが、
今回は嫌われてしまった「緑のスペイン」「海のスイス」や、
時間が無くて行けなかったバルセロナなど、
他にもまだまだ見切れなかった部分が多い国だ。

時間はいくらあっても足りないな。
また来たい国も、新たに行ってみたい国も、旅を続けるほど増える一方になりそうだ…。

さて、明日はフランスへ突入!
実質たったの4日間!ほぼ素通りに近い中で、何か楽しいことは見つけられるかな…?

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旅日記-スペイン | 01:30:18 | トラックバック(0) | コメント(3)
悪循環は突然に…
マドリッドの町を歩いていた時に、履いていたスニーカーの底がベロッと剥がれた。
この日は6月1日。
日本を発つ際に新品だったそれは、4ヶ月目への突入を待たずして散っていった…。
「この旅を終える頃には、ボロボロになっているんだろうなぁ~」なんて考えは甘かったようだ。

マドリッドからの移動先は、「オビエド」に決めた。北側の海に程近い町だ。
ネットで色々調べていたところ、その町が州都となっているアストゥリア地方が、
「緑のスペイン」「海のスイス」などと称されているというので。
多数の人が勧めてくれたバルセロナ(の、サグラダファミリアを見に)行くかどうか、
正直迷ったのだが、あえてマイナー路線を突っ走ってみることに。

事前の調べで、マドリッドからオビエドへは直通の夜行バスがあると聞いていて、
その1時間前にはターミナルへ着いたのだが、チケットは売り切れ!
スペインに入ってから、ガラガラのバスばっかり見てきたので、油断していた…。
とは言え、ここで朝まで待つ気にはなれない。
瞬時に頭を回転させて、乗り継ぎできる町が無いか考えた。
少し手前にあるちょっと大きそうな町・レオンに狙いを定めると、
日が変わって0時半に出るバスがあった。

昼間はクソ暑いマドリッドも、この時間になると肌寒くなってくる。
少し着込もうかとバッグを開けようと思った時に、気が付いた。
長袖Tシャツとズボンの下側(ファスナーで取り外せるタイプ)を宿に置き忘れた!
もう1着あるにはあるが、バッグの奥の方から取り出すのも面倒だし、とりあえず我慢しよう…。

レオン行きのバスは、まだ暗いうちにどこかの道で停車した。
どこか途中の町で客を降ろしているんだな…と思ったら、そこがレオンだった!
ここのターミナルは24時間オープンじゃないらしい。でかい町だと思ったのに!
時計を見ると、まだ4時半。明るくなるまであと2時間はかかる。
一緒にバスを降りた僅かな人たちは、あっという間にタクシーに乗ってどこかへ消えて行った。
スペインで、日本人狙いの強盗が多発しているという話を思い出す。
こんな時間帯に1人でいたら、格好の標的じゃないか…!
そして寒い!とても半袖短パンでいる気温じゃない!
が、こんな状況でバックパックを全開にする余裕は無い。

長い長い1時間の後、5時半にバスターミナルの扉は開かれた。
こんな心細さは久々だった…と思いきや、最近似たようなことがあったか。マラケシュで。
もうこういうスリルは勘弁して欲しい!

ようやく辿り着いた目的地・オビエドの町。
とりあえず、緊張を解いてゆっくり寝たい。
…しかし、こんな時に安宿が見つからない。
重たいザックを背負い、数時間街中を彷徨い歩いたら、足がボロボロになった。
スニーカー代わりに履いていたのが、元々室内用にしていた踵の無いサンダルだったから…。

あぁもう…悪い方向への連鎖が止まらない。
こんな時こそ、しっかり食べて元気を付けねば!
…と、ようやく見つけた宿で一眠りする前にスーパーを探したところ、
なぜかこの日はどこもかしこも閉店なり。…もうイヤ。
(不明だが、国の祝日では無いようだった。たまたまこの地方の休日だったのかな?)

オビエドには2泊して、ここを基点に近くの小さい町をバスで回る予定だった。
翌日は、近くのリバデセーリャという港町へ。
しかし、空には朝から筋雲が連なっていた。
案の定、到着後1時間もするとオーバーキャスト…。

その翌日は、別の町へトレッキングに出掛ける予定だったが、
1日中空は灰色で、時折小雨もパラついていたため断念。
「緑の…」「海の…」と呼ばれる美しい風景を紹介したかったが、
残念ながら僕は北スペインに嫌われてしまったらしい。

ここ2ヶ月ほど、雨らしい雨にはほとんど降られていなくて、
朝起きたら空が青いことが当たり前のようになっていた。
ずいぶん長い間、湿気の無い国にいたんだなぁ…と思う。
ここから先は、天気を味方に付ける運も必要だな。

オビエドのカテドラル(大聖堂)。スーパー探しの合間に撮った。
カテドラル@オビエド

ビーム発射!
ビーム発射!(ウソ)@オビエド
(上の写真と同じ場所。時間帯が違って、こちらは宿探しの合間に撮った。)

リバデセーリャの散歩道にて。この時はまだ晴れていたのだが…。
カラーな家並@リバデセーリャ

この裏側には、断崖絶壁の海。
断崖の上に@リバデセーリャ

海辺のモニュメント。
海辺のモニュメント@リバデセーリャ

荒削り。
荒削り@リバデセーリャ

オマケ。オビエドにて、足回りを一新!
足回り一新!@オビエド
普通のスニーカーでは僕のハードウォーキングに耐えられないのだと判断し、
ちょっと奮発してトレッキングシューズ(右)を購入。
50 ⇒ 30ユーロへの値下げ品だった。5,000円しないなら、まぁお買い得かなと。
今度こそ、帰国まで頑張ってもらいたい!
合わせて、安物のなんちゃってスポーツサンダル(左)も6ユーロで購入。
それでも、踵が固定できるだけで断然楽になったし、軽い街歩きには十分使える。

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旅日記-スペイン | 23:50:13 | トラックバック(0) | コメント(0)
居心地の良い都市もある
朝のマドリッドのバスターミナルでしばし悩む。
泊まらずに夜行でさらに北へ移動しようかと思っていたが、
前日のセビーリャからの夜行移動で予想以上に体が疲れていて、2日連続はハードすぎる。
しかもこの日は日曜日。移動するにもバスの便が少ない。

移動するにせよ1泊するにせよ、昼のうちはやることも無いので、試しに宿を探してみることに。
いい宿が無ければやっぱり移動しようかと思っていたが、
まずまずの値段で居心地満点の部屋を発見したので、1泊することに決定。
また1日ロスしちゃうなぁ…と思いつつも、弱い人間なので疲れには勝てない。
観光もせず、そのままベッドへ倒れ込みシェスタ(昼寝)タイムに突入した。

夕方、ようやくスッキリした体で町に繰り出す。
セビーリャに引き続き、ヨルダンのペトラで出会った別の旅人と会う約束をしていた。
待合せ場所は、「駅の近くにあるマックの前」。
着いて5分も経たないうちに、なんだかソワソワしてきた。
「時間間違えてないよな?」「マックってここしか無いよな?」
携帯電話が無い時代、デートの待合せはいつもこんなドキドキを味わえたのかな?…なんて。

例によってBarで一杯やるつもりだったが、
店を探すついでに、マドリッドの町中をぶらぶら。
全く期待していなかったのだが、意外とこの街は好きかもしれない。
大きな観光地の街だけど、スペイン独特の緩やかな時間の流れがあるからかな。
人は多いが、都会的な嫌な空気じゃない。
日本だと札幌で感じた空気に似ているかも?超個人的な感覚だけど…。

あんまり写真撮らなかったのだけど…とりあえず街で見つけた石像特集。
石像特集①@マドリッド
石像特集②@マドリッド
石像特集③@マドリッド

こういった像以外にも、街の節々にさりげない工夫がされているのだけど、
それは意図的に作られたもののはずなのに、不思議とわざとらしくないように感じる。
この辺が、ヨーロッパ的なセンスなのかなぁ…。
公園に行くと、平日の昼間や夕方から木陰で休む人の姿を見かける。
井戸端会議(?)のおばちゃん達、イチャつくカップル達、
それぞれが思い思いにのんびりした時間を過ごしている。
Barを見ると、これまた昼間からビールやワインがバンバン売れているようだ。
…って、肝心のそういう雰囲気を伝える写真が撮れてないんだな。ゴメンナサイ。

ビールorワイン1杯+ツマミ1品で1ユーロ。なんて素敵なお誘い☆
素敵なお誘い@マドリッド
写真を撮っていないのは、こっちで頭がいっぱいだったから。…しょーもない言い訳。

ちょっと寿司のようにも見える?…のは、日本食が恋しくなっている証拠なんでしょーか?
スペイン風寿司?@マドリッド
(ビールが少ない?いえいえ、我慢しきれず撮る前に一口付けてしまっただけ。)

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旅日記-スペイン | 17:50:41 | トラックバック(0) | コメント(0)
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