■プロフィール

joplus

Author:joplus
「もっと世界を見てみたい!」
という単純な理由で、
世界経済危機をものともせず…
否、ただ歯止めがかけられず、
会社を辞めて旅に出た浅はかな男。

でも、いつ終わるかわからない人生、
やりたいことをやりたい時に、
楽しめるだけ楽しまないと♪
…と、勝手に開き直ってる若造です。

たくさんの「違い」に出会うため、
風と気の向くままに歩き回ります。
キーワードは、「自然体」。
できるだけナチュラルな心で、
「違い」で溢れた世界に浸って来たいと思います。

(画像 : photo by たびかめ氏)

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック

■カテゴリ
■月別アーカイブ
■RSSリンクの表示
■リンク
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
4姉妹との対面
久々に「観光地」へやって来た。
丹巴から乗合タクシーを乗り継ぎ、日隆(リーロン)の町に到着。
ここの町自体には何も無いのだが、
四姑娘山(スーグーニャンシャン)という風光明媚な山々を眺めるトレッキング基点となる場所。

相変わらず、僕と山との相性はよろしいようで、
ここ1週間の悪天候がウソのように、眩しい日差しが照り付けていた。
丹巴の一件があったので、ここも宿探しに苦戦させられるかと思いきや、
乗合タクシーの運ちゃんが教えてくれた一軒目の宿で一発OK。
しかも、他の田舎町と変わらない安さ。観光地ゆえ、多少の値段アップは覚悟していたのだが…。
スムーズに宿が見つかったこの時点で、時計はまだ13時過ぎ。
トレッキングは明日の予定だったが、これは歩かなきゃ勿体無い!

四姑娘山周辺の観光コースとしては、主に3つのルートがあるらしい。
それぞれに入場料が要るのだが、
僕は3ヶ所全てに入場可能な3日間有効周遊チケットを宿のおっちゃんに売りつけられ…、
いやいや、安く譲って頂いた。
チケットに「感恩門票VIP」とあったので、恐らく元は無料で入手したものなのだが…、
2ヶ所行けば得をする値段で売ってくれたので、まぁ良いでしょう。
さて、では本日はどのルートへ行こうか。
宿のおっちゃんの話を聞くと、一番西側のルートだけは、
観光専用車(当然のごとく、車は要別料金)で巡ることになるらしい。
そもそもトレッキングが目的で来てるんだし、ここはパスで決定。
とりあえず今日は時間が時間だし、
宿から一番近場に入口のある、長坪溝(チャンビンゴウ)に行ってみることにした。

長坪溝のコースは、途中までは舗装道で専用バスでも行けるようになっている上、
その後はきれいな木道の道。
トレッキングコースと言うよりはお手軽な散策コースで、
恐らくツアー客などがメインで訪れる場所なのだろう。
山歩きを求めるなら物足りないけれど、翌日のための準備運動と思えばちょうど良かったかな。

ちなみに、バスは観光地料金でバカ高かったのでパス。
その区間約7kmも歩いて往復してみたのだが、
このルート上では、この区間が一番きれいに山を見渡せた。

右から、大姑娘山、二姑娘山、三姑娘山。
3人娘@日隆

そして、一番左の主峰・四姑娘山は…、
4人目の娘、雲隠れ中@日隆
照れ屋さんのため(?)、お顔は隠されておりました。残念!

木道の終点にあった風景。
中国の上高地@日隆

ここ四姑娘山エリアを、「中国のスイス」と例えることもあるらしいけど、
この風景を見る限りは、「中国の上高地」の方が似合ってると思う。

<参考>長野県上高地・大正池。
日本の上高地
写りが良い分、こっちの方がキレイに見えるか…?(2007年8月撮影)

「小さい考えは滑る」
「小さい考えは滑る」@日隆
なかなかユニークな訳だなと感心してしまった。格言みたい。
(本当は、「小心 = 気を付ける」の意味。英訳は正しい。)

そして翌日、僕の「ツキ」はまだ続いていた。
今度こそは美しいお顔が目の前に!
照れ屋さんのお顔拝見@日隆

4姉妹揃い踏み!
4姉妹揃い踏み@日隆

草原を入れて、もう1枚。
4姉妹揃い踏み②@日隆

「四姑娘山」は、この4連山のうち一番高い左の山の名前なんだけど、
一般に「四姑娘山」と呼ばれているのは、これら4連山の総称みたいね。

2日目に向かったのは、海子溝(ハイズーゴウ)のコース。
長坪溝の道を想定してナメてかかっていたら、ここは本格的な山道だった。
コースの名にある「海子(ハイズー)」とは湖のことで、
地図によると、その名の通りコース上にはいくつか海子があるようだ。
…が、歩いても歩いても、一向に湖が見えてこない。
結局、地図上で一番手前にあった「大海子(ダーハイズー)」までで片道4時間!
その奥にも道は続いていたが、日帰りではここまでが限界だった。

大海子。ホーストレッキングのおじさんが1人。
4時間後のご褒美①@日隆

草木の色が秋の色に近付いてる。
もう少し時間が経てば、鮮やかな黄色や赤色に染まるんだろうか?
僕が1年で一番好きな秋の季節、
この先訪れる場所で、日本に負けないような美しい紅葉が見られたらいいな…。

大海子近くで見つけた花。
4時間後のご褒美②@日隆

こんなところでもチョルテン発見!バックに四姑娘山。
四姑娘山 with チョルテン①@日隆
四姑娘山 with チョルテン②@日隆

朝日を浴びて、草を食む食むヤクさん達。
ヤクさま草を食む@日隆

実はここ四姑娘山は、昨年夏に四川を訪れた際にも来たいと思っていたのだが、
成都(四川省の省都)まで来て悩んだ挙句、やむなく断念させられた場所だった。
昨年3月に起こった大震災の影響で、成都からの道が閉ざされていた上、
日隆の町も多大な被害を受けており、
ネットで調べた限り、宿泊場所や観光ルートの問題有無に関して確かな情報が無かったのだ。

念願適ってこの度リベンジを果たせたのだが、今もまだ、成都からの道は通じていなかった。
僕はこの後成都へ向かうのだが、実に倍以上の距離を大回りして行くことになる。
(当然、掛かる運賃も時間も倍前後になっているはず。)

僕が訪れたのは、10月1日からの国慶節(建国記念日)による大型連休前の最後の平日。
ある程度混雑を避けるためこのタイミングを狙ったのだが、
これからベストシーズンを迎えるこの時期、多少の人の多さは覚悟していた。
…が、観光客は僕の予想以上に少なかった。
この2日目のトレッキング中に出会ったのは、20人にも満たない。
しかも、そのうち約半分は、牛の放牧や馬のレンタルなどを仕事とする地元の人。
僕が泊まった宿では、3人部屋をシングルで利用できてしまったし、
町を見渡すと、長いこと閉まったままと見受けられる宿や商店も多くて、
建物によっては、まるで廃墟に成り果ててしまっている。
パキスタンのフンザを思い出してしまった。
個人としては、ゆったり静かな中滞在できて有難いことなのだが、この雰囲気はやっぱり寂しい。
せめて国慶節の間は、お客さんで賑わってくれると良いのだけど…。

------------------------------

そして現在地、ようやく成都に到着致しました!
青海省の西寧から、直通バス or 列車なら1日の距離に1ヶ月を要しました…。
田舎巡りは一休み、この大都会でしばし休養です。日本語メールも打てます。(苦笑)

都会での楽しみと言えば、食い倒れ!
四川料理の本場を食い倒す!
…と行きたいところなのですが、問題は上にも書いた国慶節休み。
初めて中国でこの期間を迎えるのですが、果たして町中の飲食店は開いてるのか…?

特に今年は中華人民共和国の建国60周年とあって、
テレビでは各局メディアが盛り立てまくっております。
休みの期間も例年より長い8連休(10月1~8日)となるらしく、一体どんな雰囲気になるのやら…。

しかし、休み明け(9日)まで成都で大人しく待っていられるほど余裕は無いのです。
日本の帰省ラッシュと同様、
田舎への移動は前半がピーク、都会への移動は後半がピークと予想し、
後半4 or 5日頃からは郊外の町へ移動開始したいところ。…な~んて、都合良くいくかしら?

スポンサーサイト

テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-中国② | 08:20:33 | トラックバック(0) | コメント(0)
城だらけの谷
中国公安のバカヤロウ!
泊まる場所が無いじゃないかチクショウ!

ぼんやり気力の抜けたまま移動を続け、辿り着いた丹巴(ダンバー)の町。
谷間に開けた小さな町ながら、宿はいくらでもあった。
…が、安宿は片っ端から「外国人受入不可」と断られる。
全て当局からのお達しによるもので、
どうやら来月頭の国慶節(建国記念日)前の特別措置らしい。
この町で外国人が泊まれるのは、一部のご立派なホテルのみのようだ。
パッと見は中国人と同じ顔の僕を、何の疑いも無く泊めてくれようとした宿の人が、
登記(宿泊登録)のために僕が差し出したパスポートを見て、顔を曇らせる。
何も悪くない彼らに、
「不好意思(プーハオイース = ごめんなさい)。」と言わせてしまうことが、とても忍びない。

10ヶ所近く断られ続けたところで、この町の安宿は「全滅」と判断した。
…が、意地でも「ご指定」の宿には泊まりたくない。
半ばヤケになりつつ、看板に6km先と表示されている次の集落に向かって歩き出した。
と、15分程歩いたところで、労働者向けと思われる招待所(安宿の種類の一つ)を発見。
恐る恐る「外国人でもOKか?」と訊いたら、
「何言ってんの?」とでも言わんばかりに、受付のお姉さんに笑われた。
たったこれだけ離れただけで、お達しの範囲外なのか…。
毎度のことながら、実にくだらないことで振り回されている気がする。

しかし、このおかげで目が覚めた。
ぼんやり気力の抜けた状態のまま移動を続けてきたけれど、
どこかでこんな抜け出す「きっかけ」を待っていた。
そもそもは、ただ寺を巡るだけの移動には飽きてきてしまってたのが原因だったんだよね。
こんなしょーもないトラブルでも、久々に刺激的で楽しかったのだ。

この丹巴を含むギャロンと呼ばれる地域は、チベット地域内にあってちょっと異色の雰囲気。
今まで訪れてきた町は、いずれも町内のどこかに立派なゴンパ(僧院)があって、
周りには木造の僧坊群があって、町中でも僧が歩き回っていた。
一方、ここは目立ったゴンパも無ければ僧の姿も見かけないが、
峡谷地形の中に石造りの家が並ぶ、独特の風景がある。

切り立った斜面に並ぶ家々。
峡谷の小さな城たち①@丹巴
峡谷の小さな城たち②@丹巴
峡谷の小さな城たち③@丹巴

そのうちの一軒をアップで。
お城が一軒家@丹巴
普通の一軒家が、やたらカッコいい。まるで城。

中には、こんな望楼が建っている場所も。
城&塔の谷@丹巴

写真でうまく見せられないのだけど、
この家々が並ぶ斜面は、谷底からてっぺんまで高低差1,000mぐらいあるかも?
滞在中は天気がイマイチで、しばしば上の方にはガスがかかっていたのだが、
目を凝らすと、その雲の切れ目にもポツポツと「石の城」が建っているのが見える。
「秘境」というイメージに近い、幻想的な風景だった。
しかし、あんな場所でどうして暮らしているんだろう…。
訪ねてみたいけれど、ちょっとしたトレッキングよりキツい道のりだ。遠すぎる…。

それからもう1つ、ギャロンは「美人谷」と呼ばれるほどに美人が多い場所だという。
その情報に、心躍らせて散歩していたワタクシ。

そして、出会った女性達!
ギャロン美人(?)①@丹巴
ギャロン美人(?)②@丹巴

…美人か否かについては、ノーコメントにしよう。

それより僕が気になったのは、とある食堂で働いていたこの子。
浅田○央 in China@丹巴
某有名フィギュアスケート選手と瓜二つだと思うのだが…、いかがでしょう?

子どもと一緒に早朝散歩。谷をバックに。
峡谷の朝散歩@丹巴

オマケで、久々の食べ物シリーズ。
最近は変わりばえしない物ばかり食べてたから、ずっと写真撮ってなかったんだな。

回鍋肉盖浇飯(ホイグォロウガイジァオファン)。
回鍋肉盖浇飯@丹巴

ぶっかけ飯シリーズの、ホイコーローバージョン。
回鍋肉は、実は四川料理。ちょっぴりピリ辛。
この店ではキャベツの代わりにニラを使うみたいね。
醤(ジァン = 味噌ダレ)を利かせた濃い目の味付けで、ゴハンが進む進む~♪

麻辣豆腐(マーラードウフー)。
麻辣豆腐@丹巴

これまたお馴染みの、別名・麻婆豆腐。
四川料理の定番中の定番ですな。
麻(山椒の辛さ)と辣(唐辛子の辛さ)のダブルパンチにヒリヒリ。
それでも旨みをしっかり感じるのは、本場のなせる業?
それとも、僕が辛さに慣れてきた?
ご飯との相性は言わずもがな。さらにビールも合わせて、最強コンボ!

テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-中国② | 07:30:59 | トラックバック(0) | コメント(0)
ムチャな移動はムダの元
1週間近く、全く写真を撮らない日が続いた。

玉樹を出てから、4ヶ所ほど小さな町を訪れ寺院を巡ったのだが、
欲張ってあっちもこっちも回ろうとし過ぎたかな…と、ちょっと反省。
予定したスケジュールをこなそうと無理に動き過ぎて、
写真を撮る気力も起きない程に、感覚が疲れきってたんだな。

大事なのは、どれだけ多くの場所を巡るかじゃなく、
訪れた場所で何に出会って、何を見て、何を感じるか。
動けば動くだけ、新しい出会いのチャンスが増えるのは確かだけど、
ただ足を動かすじゃダメなんだよね。五感全てを動かさなきゃ。

そんな中で、徳格(ドーグー)という町に向かった時に、
1日で2回、標高5,000mに迫る峠越えを体験した。
道は未舗装で、峠の前後は絵に描いたような九十九折。
麓から降り続いていた雨は、峠の手前から雪に変わった。
もうあと数ヶ月もすると、ここも閉ざされてしまうのかもしれない。
(今思えば、すごい風景だった気がする。なんで写真撮らなかったかな~…。)

この辺りは、町の標高でも4,000m前後ある。
場所によっては満足に水道も通じておらず、
トイレと言えば床に穴が開けられただけの場所で垂れ流しだったり、
もちろんシャワーなんて浴びられない。
旅をするには、過酷と言えば過酷な場所かもしれない…。
車酔いしない体質だったのと、高山病に悩まされずに済んだことは幸運だったと思う。

徳格の宿で同室になった若いチベット僧が、
翌朝発のバスでチベット自治区の中心・拉薩(ラサ)に向かうと言っていた。
そう、ここは四川省と拉薩とを結ぶ川蔵公路(北路)の、四川省側最後の町。
ここから西へ50kmも行けば、その先はチベット自治区なのだ。
僅かそれだけの距離だけど、
そこはパーミット(旅行証)を持たない外国人には踏み込めない世界。
彼は「一緒に行こうよ!」と誘ってくれたけれど、
残念ながらそれには応えられないのだった…。

でも、必ずいつかは、僕ら外国人も自由にチベットの地を歩ける日が来る。
何年先になるか、何十年先かもしれないけど、僕はその日を信じて待ってみるよ。

テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-中国② | 02:40:20 | トラックバック(0) | コメント(0)
ギネス記録更新中
アチェン・ガルの次は、甘孜(ガンズー)という町でバスを乗り継ぎ、一気に北上。
再び四川省を抜け、青海省の南端にある玉樹(イーシュー)という町を目指す。

実はアチェン・ガルに行く際も甘孜には立ち寄ったのだが、
この時もすぐに乗り継いでしまったので、ほとんど何も見ていない。
本当はこの町の周辺にも幾つか見どころがあって、
当初は1~2泊してゆっくり回る予定だったのだが、
予定外にラルン・ガルとアチェン・ガルに時間を費やしてしまったため、
そのツケをどこかで払わなければならなかった。
限られた時間の旅。
「捨て駒」扱いにしてしまった場所には失礼だけど、どうしても、そんな時もある。

玉樹行きのバスで、珍しい旅人に出会った。
アルゼンチン人の兄妹2人で、
お兄さんは四川省の成都在住でスペイン語を教える仕事をしながら中国語を勉強中、
妹さんは薬学科専攻の大学生で、今は夏休みの旅行中。
このお兄さんは僕より1つ年下なのだが、驚くほど語学が堪能。
成都に来て1年程という彼の中国語は、ほとんど日常会話バッチリだし、
本人が「ちょっとだけ」と言う英語も、僕より格段に上手だし、
なんと日本語も話せる。(アルゼンチンで4年間勉強したらしい)
さらに、ポルトガル語とイタリア語もできるとのことで、
母国語のスペイン語を合わせたら、計6ヶ国語を操ることになる。
一方、中国に1年以上も住みながら、彼の足元にも及ばない僕の中国語。
勉強嫌いとは言え、さすがにちょっと恥ずかしくなった。

さて、玉樹の見どころはと言うと、町の東にあるジャナマニ(嘉納麻昵)。
その大きさが世界一と認められ、ギネスブックに認定されている「マニ石塚」。
石や岩に絵や文字が掘り込まれたものを「マニ石」と呼び、
それを積み上げたものが「マニ石塚」。

積み上げられたマニ石。
マニ石が並ぶ@玉樹

チベット人は石を積むのが好きらしい。
仏教伝来以前からそうだったと言うから、元々は信仰とは関係無いのかも。
マニ石塚の大きさは色々で、小さいものは人の背丈より低いのだが…。

世界一の奥行き。
世界一の奥行き@玉樹

参拝する人々。
マニ石塚参拝中@玉樹

道端では石が売られ…、
マニ石販売中@玉樹

また新たに石が積み上げられる。今もなお、ギネス記録更新中!
ギネス記録更新中①@玉樹
ギネス記録更新中②@玉樹

しかし、真剣に参拝していた大勢の人々には申し訳ないのだけど、
仏像や仏塔を前に祈りを捧げるのはまだわかるのだが、
この石の山が有難いという感覚は、イマイチ僕にはわからんかったな…。
ガイドブックの紹介文に、「あなたはその巨大さに感動するだろうか?呆れるだろうか?」とあったが、
僕は後者だったということで。

オマケ。玉樹を発つ朝の1枚。
彩虹@玉樹
おかげで、朝からテンション最高潮!

------------------------------

最近メールを頂いた皆様へご連絡。
このところ、自分のPCをネット接続させてもらえる店が見つからず、
その上、店のPCは日本語を使えないものばかりでして、
頂いたメールは読めているのですが、返信ができない状況になっております。
遅くとも月末には返信ができる環境になると思いますので、
申し訳ありませんが、今しばらくお待ちを…。
(同じ理由で、ブログ記事に頂いたコメントへの返信も遅れてます。ごめんなさい。)

さて、ならばこの記事はどうやって更新しているのか?
そこには並々ならぬ苦労が…。
(ウソ。事前に作った文と写真データをUSBで持ち込んでコピーしてるだけ。)

テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-中国② | 20:10:01 | トラックバック(0) | コメント(6)
圧巻、再び
いやはや、なかなかどうして…、ここも凄いじゃないっすか。

大僧坊群、再び。
大僧坊群、再び@亜青

アチェン・ガル(亜青寺)。
色達のラルン・ガルに次ぐ規模を誇る大僧院との情報だった。
「まぁ先に一番を見ちゃったからな~」と、少々侮っていたのだが、
この展望に再び圧倒されてしまった。
丘を埋め尽くすラルン・ガルの僧坊群に対し、
平地に広々と連なるこちらの僧坊群。実に好対照。

夕方にこの写真を撮った丘に登ると、
遥か南東の丘から本堂(写真の右端に見える建物)まで数kmに及ぶ距離を、
たくさんの赤い点が線を作り、ゆっくりと左から右へと流れていた。
何千人もの僧が、一斉に丘の上から本堂に移動しているのだった。
恐らく、何らかの修行を終えて戻るところなのだろうが、
何とも言えず、溜め息の出る光景だった。
ここでは毎日この光景が繰り返されるのだろうか?
(間も無く夕立が来てしまい、その模様の撮影は失敗。残念。)

以下は、昼の晴天のうちに撮ったもの。

本堂前の人だかり。(たぶん、午前中の修行が終わった後)
人だかり本堂@亜青
このほとんどは尼さん。
ここの寺院は、圧倒的に尼さんの比率が高い。

同じく本堂前にて。
本堂前にて@亜青

こちらは本堂周辺にて。
本堂周辺にて①@亜青
本堂周辺にて②@亜青

セクシーポーズ☆
セクシーポーズ@亜青
坊主頭だったり帽子を被ってたりでわかりづらいけど、たぶんみんな女の子。

本堂に入れたので、天井を見上げて1枚。
天井を見上げて@亜青
ちなみに、床は脱ぎ散らかした服だらけで汚かった。しっかりしてよ、尼さん!(笑)

飾り付けられた門。
飾り門@亜青
こういうところは女性のセンスが出てる気もする。

白坊主。
白坊主@亜青

ここでも、色んな場所でカラフルタルチョ発見。
タルチョな吊り橋@亜青
垂れタルチョ@亜青
スピーカータルチョ@亜青

祈りの時間。
祈りの時間@亜青

洗濯の時間。
洗濯の時間@亜青

佇む鳥さんパパラッチ。
佇む鳥さん@亜青

ちなみに、ここもガイドブックによると外国人立入禁止とのことだったのだが、
入口に検問所のような場所は見かけたものの、人は無くノーチェック。
しかし、中で1泊した夜に、公安が部屋へ抜き打ちチェック(?)にやって来た。
これにはさすがにヒヤリとしたが、
結局パスポートと宿泊登記の内容を照らし合わせただけで、お咎め無し。
翌日は欧米人の旅人も1人やって来ていたし、ここは既に開放されていたのかも。

それより、ここを歩くにあたって怖いのは犬!
そもそもチベット地域には犬が多いのだが、ここは特に異常。
人と同じ数ぐらいいるんじゃないか?ってぐらい、そこら中をウロウロしている。

割と大人しげな奴を撮ってみた。(群れてる連中には恐ろしくてカメラを向けられない…)
要注意チベット犬@亜青
まさに番犬といった感じのデカい図体でギロリと睨んでくる。怖いって…。

通りを歩いている分にはまず襲われることはないのだが、
ちょっと路地に足を踏み入れかけると、唸り声を上げてくる奴がいる。
写真を見ての通り、僧坊群は迷路のようで彷徨い歩いたら楽しいと思うのだが、
とてもじゃないが踏み込める雰囲気じゃないのだ。
気軽に歩き回れたラルン・ガルと比べ、それだけがちょっと残念だったかな。

テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-中国② | 20:00:43 | トラックバック(0) | コメント(0)
大自然の儀
運良く辿り着くことができたラルン・ガル。
その広大な僧坊群を1日中歩いているだけで、僕は十分に満足だったのだが、
さらにもう1つ、ここで予期していなかったものを見るチャンスを得た。

地元の人は、「天葬(ティエンザン)」と呼んでいた。
有名な、チベットの「鳥葬」である。

チベット(自治区)の西部でそれが見られることは知っていたのだが、
まさか四川省内のこの地でも行われているものとは思っていなかった。
これも運良く、ここへ連れて来てくれた運ちゃんが教えてくれた。

天葬は(恐らく)毎日14時頃から行われていて、
場所はラルン・ガルの僧坊群からは離れた丘にあるらしい。
僕らがラルン・ガルへ着いたその日、
例のポールの友人の軍医さんがチャーターしている車で一緒に行こうという話になった。
(彼女は、前日夕方のうちにラルン・ガルに入って泊まっていた。)

ひとまず彼女と合流したのがちょうど正午頃。
ここで、彼女の友人らと共に昼食を取ることになったのだが、
店に入ったのが既に13時近く。時間が押している。
なのに、ここで中国流接待。
確実に食べ切れない程の品数の炒め料理を頼んだ上に、スープまで注文。
昼時の店はチベット僧の客で大混雑している中、
彼女は何度も何度も「快点(クァイディエン = 早く)!」と店員を急かす。
店員も他の客も、明らかに白い目でこちらを見ていた。
そして当然のごとく、料理は余る。
彼女が悪い人というわけじゃなく、ある意味非常に中国らしい一幕なのだが、
どうしてもこの習慣だけは受け入れ難い…。

ともあれ、ようやく食事を終えて車に乗り込んだ。
…が、今度は天葬場への行き方が誰もわからないとな。
のんびりメシ食う前に調べんかい!
いい加減このペースに疲れてきたので、僕はここで車を降ろさせてもらった。
天葬に興味はあったが、それよりこの時は、
自分の気の向くままにこの僧坊群を歩き回ってみたかった。

こうして、一旦は天葬を諦め、翌日は先へ移動するつもりで乗合タクシーも見つけていたのだが、
夕方に宿で出会った上海からの旅人の女の子が、
翌日天葬を見に行くので一緒に行かないかと誘ってくれた。
ここ数日の回り道で、だいぶ予定をオーバーしているし、
先を考えると移動すべきなのだが…、えぇい、やっぱもう1泊しちゃえ!
なかなか無いチャンスを二度も逃すのも惜しかったし、
何より僕はここが本当に気に入ってしまって、
もう1日でも2日でも泊まってみたい気持ちだったのだ。

珍しく、宿の部屋を撮ってみた。お香もたかれ、なんとも落ち着く…。
尼さんの宿②@ラルン・ガル

宿を仕切る尼さん。
尼さんの宿①@ラルン・ガル
チベット仏教のことを色々教えてくれたり、とにかく親切で優しい女将(?)さん。
この雰囲気もあって、ついつい連泊しちゃったんだな…。

翌日になるとさらに人は増え、
最終的には満員で1台の車をチャーターし、天葬の丘へと向かった。
定刻とされる14時までは、まだ1時間近くあったが、
丘の上では、早くも「エサ」を待ち詫びている鳥共が待っていた。

死に群がる者達。
死に群がる者①@色達

「死体を喰らう」と言うとイメージが悪いけど、ちょっとカッコ良くも見える…?
死に群がる者②@色達
死に群がる者③@色達

14時を少し回ったところで、天葬が始まった。
(以下、少々生々しい表現が入ります。気分が悪くなったらごめんなさい。)

鳥に明け渡す前に、職人が遺体を切り捌く作業を行う。(食べやすくするため)
横たわる遺体は少し痩せており、恐らく男性の老人のものだろうか。
恐らく死後何日か生身のまま保存されたのだろう、遺体は青白く変色している。
職人が背中から刃を入れると、数十メートル離れた僕の場所まで臭いが伝わってきた。
それはもちろん、初めて見る生々しい光景。
でもなぜだろう、「今、人の体が切り裂かれている」という感覚が薄かった。
遺体があまりに変わり果てていて、
それが生きていた時のイメージを抱けなかったからかもしれない。
市場で牛や羊の肉を切り分けるのと一緒にしてはいけないと思うのだが、
この後鳥の食物になるという事実も重なって、
僕にはどうしても、そちらのイメージに近く感じてしまった。

遺体から切り取った肉を一切れ鳥の群れの方に投げ込むと、
それが合図となって、待ち構えていた鳥共が一斉に「本体」に群がる。
いったい何百羽がそこに集まっていたのか…、
凄まじい数の鳥が、凄まじい奇声を上げ、凄まじい勢いで喰い漁る。
しかし、これまた冷ややかな見方かもしれないが、
無数の鳥が一斉にエサの肉塊に群がっている、
何か神聖なものと言うよりは、一つの自然の光景として見ていた。

ただ、この感想はあくまで、僕が第三者の見学者として感じたもの。
もし仮に、これが親しい人の葬儀だったらと思うと、恐ろしかった。
血の繋がった人が死に、その遺体が火に焼かれる時でさえ、あんなに辛かった。
皮を引き剥がされ、肉を食い千切られ、
最後に残った頭を引きずり回されている光景を、僕は直視できる自信が無い。
しかし、後で聞いたところ、
この天葬の場には、遺体の家族(及び、恐らく知人友人も)来ていたそうだ。

彼ら家族は、どんな想いで天葬の光景を見つめたのだろう?
「魂は既に肉体を離れ、転生へと向かっている。既に不要となった肉体は、他の生き物へ。」
この理念の下に、天葬は行われる。
それを信じていれば、果たして平然とあの場に立てるものなのだろうか?

※当然ですが、天葬中の写真はありません。

さて、気分を変えていきましょう。
天葬見学の後は、近くの丘で散歩タイム。

スイス以来の再会!マーモット君。
再会!マーモット君①@色達
再会!マーモット君②@色達
再会!マーモット君③@色達

続いて、高原の花でリフレッシュ☆
癒しの花々③@色達
癒しの花々④@色達

この花も、スイス以来の再会!(だと思う。)
癒しの花々①@色達

これは、エーデルワイス…に似てるけど、きっとニセモノ。
癒しの花々②@色達

青空、草原、そしてカラフルタルチョ。見飽きない、絶妙の相性。
絶妙の相性@色達
見飽きない色@色達

夕暮れ時、輝く川。
輝く川@色達

テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-中国② | 18:10:52 | トラックバック(0) | コメント(2)
回り道の果て、運に導れて…
チベット最大と言われる僧院、ラルン・ガル(喇栄五明佛学院)。
四川省・色達(スーダ)の町の20km手前に、その参道入口がある。
だいぶ回り道をしたが、ようやく辿り着いた。

…が、入口の門をくぐった矢先、検問が待ち構えていた。
ここで、「外国人立入禁止」を告げられてしまう。
実はその話はガイドブックにも書いてあったのだが、
僕はてっきり中の寺(本堂など)に入れないものなのかだと思っていた。
まさか、見ることもできない場所で止められるとは…。

検問の人間に理由の説明を求めてみたが、
答えは、「そういうルールだからだ。」
…もはやまともに相手にするのもアホらしくなってくる。
恐らく、そのルールが作られた理由など知らず、
もしかしたら考えたことも無く、決まりに従って仕事をしているのだろう。
そんなロボット人間と、これ以上話すのは時間の無駄。

ここで、僕と同じく参拝が適わなかったアメリカ人の旅人がもう1人。
(ちなみに、中国人以外の旅行者を見たのは、西寧以来久々のこと。)
名前はポール、中国で薬剤関係の仕事をして15年。
中国語(普通語)は現地人と違わぬペラペラぶり。
そして、彼と同行していた友人の中国人女性が、
広州で軍医副主任を務める他、数多くの肩書きを名刺に連ねるお偉い方。
彼女が、その友人ネットワークを使って、
人民政府側とパーミット(外国人旅行証)の発行を交渉してくれることに。
言ってみれば僕はポールの「オマケ」なのだが、有り難いことだ。
一旦ラルン・ガル入口を離れ、彼らの車で色達の町に向かった。

結果的に、この日の交渉は失敗に終わった。
それでも、偶然出会った僕のためにも、3時間余りもの間粘って交渉を続けてくれた。
さらに、彼女と共に交渉の席に着いてくれた公安の男性が、
その後僕とポールを夕食に招待してくれた上、宿まで確保してくれた。
公安が金を出すわけがないから、全て彼の自腹ということになるのだろう。
嬉しさを通り越して、申し訳ない程の待遇だった。
きれいなツインルーム、ホットシャワー&トイレ付、フカフカのベッド。
こんな部屋に泊まるのはいつ以来だろう?
ひょっとしたら、この旅に出て以来一番の部屋だったかも。
…と言っても、値段を訊いてみたら1部屋120元。
1人60元なら、1,000円にも満たないのか…。田舎価格だなぁ。
この程度のゼイタクなら、たまにはいいかもね。

翌日、可能性は低いが、いちおうパーミット取得に再トライしてみる予定だったのだが、
この日が土曜日であることを忘れていた。
公安や人民政府の事務所に行ってみたが、主要な人間は皆お休み。
これでラルン・ガル行きは諦め、ポールと相談した結果、
色達に来る途中で見たラルン・ガル周辺の風景が素晴らしかったので、
今日1日ぶらぶらトレッキングしながら来た道を戻ろうかという話になった。

とりあえず、乗合タクシーを捕まえてラルン・ガルの参道入口まで行くことに。
車を探す間ポールと2人で歩いていると、
たくさんの人が「ハロー!」と声を掛けてきて、ちょっと驚いた。
まるで、中東諸国やパキスタンを歩いていた時の僕と同じじゃないか。
僕がこの辺りを1人で歩いていて、無条件で笑顔を向けてくれる人が少ないのは、
やはり漢民族の顔に見えるからで、警戒されているということなのかな。
僕が日本人と分かると、途端に表情が柔らかくなる人も多いのは、気のせいじゃないと思うんだな。

さて、無事にラルン・ガル行きの乗合タクシーを捕まえたところで、少々状況が変わる。
とりあえず参道入口近くまでやって来て、
「僕らは外国人で入れないから、ここで降ろして欲しい」旨を伝えたところ、
運ちゃんが「没問題(メイウェンティ = 問題無い)!」を連発するのだ。
彼曰く、検問はされないと言うのだが、現に昨日止められているわけで…。
でも、彼は自信満々だし、周りの客も運ちゃんに賛同している。
…えぇい、見つかったらそれまで!彼らを信じて試してみようじゃんか!
少々不安げなポールは、後部座席に座って帽子で顔を隠した。
(僕は見た目でバレることは無いので、そのままで。)

入口の門をくぐり、昨日検問のあった詰め所の前まで来た。
何人か警官が屯していたが…、こっちをチラ見して終了。
あまりに呆気無く突破できてしまった…。
土曜日だからって、ここもやる気が無いのか?
昨日の苦労は一体なんだったんだ…。

前日に撮った、ラルン・ガル参道入口。
鬼門?(参道入口)@ラルン・ガル
一時は、これが唯一の写真になってしまうかと思ったが…。

そして間も無く、僕がチベットのガイドブックを手に入れてから、
最も見てみたいと思っていたその風景が、目の前に現れた。

大僧坊群。見守る僧が1人。
大僧坊群を見つめて…@ラルン・ガル

あっちもこっちも、僧坊が丘を埋め尽くす。
圧巻の大僧坊群①@ラルン・ガル
圧巻の大僧坊群②@ラルン・ガル
圧巻の大僧坊群③@ラルン・ガル
圧巻の大僧坊群④@ラルン・ガル

圧巻。興奮。感動。
ここに来ることができて良かったと、一瞬でそう思った。

今日乗り込んだ乗合タクシーが別の車だったら、もう一度トライすることはなかったかもしれない。
阿壩から乗ったあのトラックが、
バーストすることも無く、(中壤塘ではなく)壤塘に着いていたら、
もう1日早くあの参道入口に着いていたはずで、
そしたらポール達に出会うこともなく、1人既に諦めて別の町を目指していたかもしれない。
いや、それ以前に、敦煌でこのガイドブックを手にしていなかったら、
ラルン・ガルの存在すら僕は知らずに通り過ぎていたかもしれない。

また今回も、何かに導かれたんだね、きっと。
全ての偶然に、謝謝!

すっかり気に入ってしまった僕は、調子に乗って境内で宿泊することに決定。
日が暮れるまでここに居てみたかったし、ここで朝を迎えてみたかったから。

夕暮れ時の高台から。これでも、全体をカメラに収めきれない…。
高台からの展望①@ラルン・ガル
高台からの展望②@ラルン・ガル

夕色に染まる…。
夕色染め①@ラルン・ガル
夕色染め②@ラルン・ガル

ラルン・ガルの中心。(時間帯別に2枚)
大僧坊群の中心①@ラルン・ガル
大僧坊群の中心②@ラルン・ガル

本堂前のシンボル。
本堂前のシンボル@ラルン・ガル

大僧坊群をバックに…、バトル中。
大僧坊群をバックに…①@ラルン・ガル

休憩中。
大僧坊群をバックに…②@ラルン・ガル
大僧坊群をバックに…③@ラルン・ガル

家族集合。
大僧坊群をバックに…④@ラルン・ガル

尼さん親子。
大僧坊群をバックに…⑤@ラルン・ガル

見下ろす背中。
見下ろす背中@ラルン・ガル

みんなでダンスィ~ング♪
みんなでダンシング@ラルン・ガル

祠の前で。
祠の前で@ラルン・ガル

ちなみに、境内では僕が外国人と知れてもみんなウェルカム!で、宿泊も全く問題無し。
もしかしたら、普段はチベット僧に扮した警官が隠れてたりするのかもしれないけど…、
きっと土日でみんなお休みだったのでしょう!
まったく、この国は厳しいんだか緩いんだか…。

テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-中国② | 17:15:17 | トラックバック(0) | コメント(2)
165km大回り
「不要謝謝、我们朋友吧?(礼なんて要らないよ、俺達は友達だろ?)」
直訳するとこっ恥ずかしいようなセリフを、さらっと言ってのけるのがニクい。

次の目的地・壤塘(ランタン)へ向かうトラックを阿壩の町でヒッチしたのだが、
大量の荷物と定員オーバーの上、悪路の峠道のため、超ノロノロ進行が続いていた。
さらに追い討ちのごとく、右後輪がバースト。
運ちゃんらが手馴れた手付きでジャッキアップし、スペアタイヤと交換を済ませたは良いが、
その後1時間足らずで、先程交換したタイヤがまさかの2連発バースト。
「スペアタイヤ = 新品」…なんて甘い考えは通用しないのね。
今度はチューブの穴を塞ごうと試みるも、バルブ付近に巨大な穴ができていて修復不可能。
運ちゃんがタイヤ2本を持って阿壩へ修理に戻ることになった。(その足は当然ヒッチで確保)
彼が往復する間、残りの乗客は何も無い山道の途中で4時間を過ごすことに。
その際、木陰にシートを敷いて僕に座る場所を作ってくれた青年達にお礼を言ったところ、
返ってきたのが上の言葉。クサいセリフが、不思議と心地良く僕の中に響いた。

そんないい奴らだってわかってたのに…。

再び動き出した車の中での会話で、
この車の行き先が、僕の行きたい「壤塘」ではなく「中壤塘」であることがわかった。
「中壤塘」は、「壤塘」から約50kmも離れている。
タイヤ交換によるタイムロスですっかり辺りは暗くなっていた。
今日中に、再度「壤塘」に向かう車を見つけるのはまず不可能だろう。
空腹でイライラしていた所為もあり、
僕は半ば怒るように「壤塘へ行ってくれよ!」と無茶を言ってしまった。
乗る時にしっかり確認しなかった自分が悪いのに…。
先程上の言葉をくれた青年の口から「不好意思(ごめん)」と言わせてしまった時に、
自分が取ってしまった態度を激しく後悔した。

中壤塘に関してはガイドブックにもほとんど情報が無くて困っていたのだが、
彼らは、荷物を運んだ商店の主人にお願いし、僕の泊まる場所を確保してくれた。
この主人とその奥さんもまた本当に親切で、
急に夜遅くやって来た僕のためにお茶や酒や朝飯まで用意してくれた上、
1つしかないベッドを貸してくれた。恐らく、普段の彼らの寝床である場所を、僕のために…。
何度かお金を渡そうとしたけれど、彼らは受け取らなかった。
そんな彼らに比べて、自分のなんと小さいことか…。

予定外ながらせっかく中壤塘に来たので、
大僧院の1つであるザムタン・ゴンパ(壤塘寺)を見学して行くことにした。
着いたのが夜でわからなかったが、朝外に出てみると、寺は泊めて頂いた商店のすぐ目の前。

本堂の前には、黙々と五体投地(有名なので、説明省略)で祈りを捧げるおばあちゃんが1人。
それを遠めに眺めながら、本堂からいっぱいに響く経文を読み上げる声を聴く。
寺の写真を撮るのはちょっと飽きてきたりするけど、
この雰囲気に浸るのは飽きないねぇ。

読経の生音声が響く巨大本堂。
特大本堂@中壤塘

壁に注目してみた。
壁に注目@中壤塘

広場にも注目してみた。
広場に注目@中壤塘

チベタンライダー。
チベタンライダー@中壤塘
この辺りの、典型的な若い男の姿。
彫りの深い顔で、色黒、ロン毛。カッコいいんだけど、ちょっと男臭すぎ?

ゴンパの前で2人乗り。
ゴンパ前、2人乗り@中壤塘

店に荷物を取りに戻って来ると、
昨夜店の中で一緒に酒を飲んだ若いお父ちゃん(店の主人の友人)が来ていた。
会話の中で、中壤塘 ⇒ 壤塘行きの車をまだ見つけていないことを話すと、
隣の店に止まっていた車のドライバーと話し、壤塘までの足を確保してくれた。
本当に、ここで出会った人たちには感謝しきりだ…。

ようやく壤塘に辿り着いた。
阿壩からの距離は約165km、順調なら4時間前後の距離に、1日半掛かってしまった。
実は壤塘を目指した目的は、次の色達(スーダ)への乗り継ぎのためだったのだが、
この日は結局壤塘 ⇒ 色達への車が見つからず、さらに足止めを食うこととなった。
でも、それもまた良し!と今日は思える。
今はそこまで急ぐ旅でもない。のんびりじっくり行こうじゃないの。

テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-中国② | 16:45:27 | トラックバック(0) | コメント(0)
マジメな公安さん
その日はコミュニケーションがうまくいかないことが続き、イライラが積もっていた。
人と顔を合わせるのが億劫になり、足は自然と草原の丘の方へフラフラと向かっていた。

阿壩(アバ)の町の西端にあるその丘を上って行くと、
吹き上がって集まった風が、ザァァッと一面の草を揺らしている。
その心地良さにしばらく1人で浸っていたかったのだが…、
丘の頂上には、この国における天敵(?)である武装警官が屯していた。

僕の感情など知る由も無く、当然ながら彼らは寄って来た。
登記をしたいので、パスポートを見せろと言っている。
四川省に関しては外国人非解放地区は無いはずなので、何のための登記なのかわからん。
それに、例えば町の入口などで全員がチェックを受けるならまだわかるのだが、
たまたまこの丘にやって来た僕だけチェックを受けるというのもよくわからん。
素直に応じれば恐らく面倒は無いのだが…、
この時点で機嫌最悪だった僕は、ちょっと抵抗してみることにした。

まず、中国が全くわからないフリをして、英語で説明を求めてみる。
予想通り、彼らは英語がほとんどわからないようだ。
面倒臭くなって解放されるのがベストだったのだが、それは失敗。
町の公安本部に電話し、英語のわかる人間を仕向けて来た。
が、その説明も、「そういうルールだから」という程度のもの。
僕も相手も半端な英語力なので、電話ではそれ以上埒が明かない。
ひたすら「理解できない」と突っぱねていると、ようやく彼らも諦め解放された。

…と思ったら、丘を下りてウロウロしていたところを再び捕まってしまった。
わざわざ先程の英語を話していた人間を連れ出し、4~5人がかりで僕を探していたようだ。
まったくご苦労なことで…。
とにかく登記のため公安まで来いという彼らとしばらくモメていたら、
この辺りで一番大きな寺の前だったため、辺りの僧や参拝客が集まってきてしまった。
ここで関係の無い人たちに迷惑を掛けるのも申し訳ないので、
仕方ない、ひとまず彼らに従い公安まで行くことにした。
但し、パトカー乗車だけは断固拒否。二度と乗るもんかい!

さて、通された公安内の部屋にて、改めて説明を聞く。
登記の内容は、パスポートにある情報の他に、
この町に来た日及び発つ予定日、滞在目的、宿泊場所など。
ちなみに、僕は宿の名前を覚えていなかったので、それを彼らに伝えたところ、
宿まで付いて来て確認していた。
※念のため、前もってこの町に外国人宿泊禁止の宿が無いことを確認した上で付いて来させた。
恐らく僕が外国人だと知らずに泊めている宿の人らが責められるのは避けたかったので。

彼ら曰く、登記の目的は外国人旅行者の安全確保のためで、
宿の確認の目的も、外国人宿泊者が危険な目に遭わないよう宿に注意させるためと言うが…?

この日は既に夕方で、僕は翌日朝に発つ予定。
偶然見つけた外国人1人をここまで追いかけてきた彼らだが、
実に労力の無駄遣いとしか思えない。
こんな仕事、僕を見つけなかったことにすれば、サボれちゃうのに。
サボッていい仕事もあるでしょ。もっと他にやるべき仕事があるんじゃないの?

ただ、恐らく鬱陶しかったろう僕に対しても、しっかり応対してくれたことには感謝したいと思う。
かなり不機嫌な態度で質問をぶつけたが、
(納得できるできないは別として)彼らなりに回答はしてくれた。
僕自身も、「公安 = 嫌な連中」と最初から決め付けるのは良くないなと思った。
(ロボットのように動く連中も多いとは言え)相手も人間。ちゃんと目を見て見極めよう。

今回僕を追いかけたご苦労な彼らがいい例なのだが、
良くも悪くもマジメ過ぎる人が多いんだよな。
彼らは、上から決められたルールをその通りに守って行動した。
それも大事だけど、結果的にお互いに意味があることなのかどうか、
考える作業が抜けている気がする。
きっと彼らだって面倒だったろうし、僕も貴重な時間を取られてしまった。
どっちも楽しくないのに、結局彼らが得られた情報は数時間後に無意味なものとなる。
彼らの暗い表情を見ていて、悲しくなったよ。もっと楽しく仕事すればいいのに。

ようやく本当に解放された僕は、不思議とスッキリしていた。
僕は寂しかったのかもしれない。
この日、相手とちょっとした理解のズレが原因でケンカになることがたまたま続いたのだが、
言葉の理解力の乏しい僕に対し、
「これ以上相手にしても仕方ない」という感じで、途中で投げ出されてしまった。
小さなことで怒ってしまった自分も嫌だったし、その怒りも空回り。
そうしてイライラが募っていたのだが、
ようやく本気で理解し合えるまで相手をしてもらえた、それが嬉しかったんだと思う。

以下は、阿壩周辺の寺院散策の写真など。

セー・ゴンパ(賽格寺)の金色目玉。
金色目玉@賽格寺

尚、当寺院は現在女人禁制なり。
女人禁制@阿壩

ナルシ・ゴンパ(郎依寺)の建築物。
カラフルお堂@郎依寺
本堂@郎依寺
チョルテンへの道@郎依寺
ちなみにここは、チベット仏教ではなく「ボン教」の僧院。
ボン教とは、仏教が伝わる以前からチベットの地にあった民間信仰なのだそうだが、
お堂や仏塔を見る限り、違いはよくわからなかった…。

ナルシ・ゴンパの手前にあった一軒のお宅。
丘の上のお宅@阿壩

阿壩の街の中心、キルティ・ゴンパ(格爾登寺)の大チョルテン。
町のシンボル@阿壩

キルティ・ゴンパの前で。
お遊びタイム@阿壩
休憩タイム@阿壩
彼らと暢気に遊んでたら、探し回ってた公安さんに見つかったんだっけ…。

朝の街中にて。
朝の町を行く@阿壩
リキシャが行く@阿壩

テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-中国② | 16:25:50 | トラックバック(0) | コメント(0)
思い付き寄り道作戦
次の目的地は阿壩(アバ)。いよいよ青海省を抜け、四川省に入る。
…とその前に、ちょっと寄り道を思い付いた。

班瑪に来る際に乗ってきた瑪沁発のバスの終点は阿壩。(地名がややこしい…間違えそう。)
それが毎日走っていることは確認しておいた。
そのバスが、先日降ろされた班瑪への分岐点を過ぎた後、白玉(バイイー)という集落を通る。
そこに、この地域で最大級の寺院があるらしいのだ。

順調なら、バスが白玉を通過するのは恐らく15時前後。
それまでに白玉に辿り着いて、且つ寺を見学する時間を作れるかどうか。
真っ直ぐ阿壩に向かうより面白そうじゃない?

まずは、早朝に班瑪の乗合タクシーの溜まり場へ行ってみた。
阿壩行きの直通は頻繁に出ているが、近道を行くため、白玉は通らないようだ。
まぁ、これは予想通り。
白玉行きの乗合タクシーもあるらしいが、「たぶん11時頃」とのこと。
うん、これはアテにならないと判断。
第一、仮に11時過ぎまで待っていたら、肝心の寺を見る時間が無くなってしまう。

とりあえず、18km先の分岐点を目指して歩き出してみる。
…と言っても、徒歩で行く気はさらさら無い。
どうせ待っていても暇だし、街中より車をヒッチしやすそうな場所まで移動しちゃおうと。
こんな定期バスがまともに走ってない田舎なら、
地元の人も日常的にその辺の車を捕まえて乗っかっているはず。
それに、分岐点まではほぼ一本道だから、
車さえ通ればヒッチは容易だろうと考えていた。
案の定、30分も経たずにヒッチ成功。いぇい☆

な~んにも無い分岐点に戻って来た。
やはりただ待っていても退屈なので、白玉方面にぶらぶら歩き出してみる。
広々とした草原の景色が続く。
これなら、1時間ぐらい歩いててもいいかな…と思っていたら、
10分も経たずに1台目の車がやって来た。
そして、一発ヒッチ成功。11時前に白玉に着けちゃった。いぇいいぇい☆

前情報通り、タルタン・ゴンパ(白玉寺)は確かに広大で立派な寺だった。

立派な正門。
白玉寺正門

本堂ではないけど、立派なお堂。
立派なお堂@白玉

今までに訪れたどの寺よりも多くの僧が集まっており、活気が違う。
そして、みんなフレンドリー。
ぶらぶら歩きながら写真を撮っていたら、向こうからやって来た僧に声を掛けられ、
そのまま寺の敷地内にある家に招待された。
ヤクのミルクティーに、じゃがいもの煮込み、パン、スイカ…、
優しいおばあちゃんが、次から次に勧めてくれる。
「もうお腹いっぱいだよ~!」と言っても、もてなしはなかなか止まらない。
まるで日本の田舎の家に来たみたい。
田舎の温かさ、おばあちゃんの優しさは、どこに行っても変わらないのかな。

お呼ばれした家で、お呼びしてくれた僧の兄ちゃん(と言っても、既に子持ち)。
招かれた家で①@白玉

笑顔優しきおばあちゃん(上の兄ちゃんのお母さん)。
招かれた家で②@白玉

本堂の門は開いていたのだが、中を見学して良いのかどうかがわからなかった。
近くにいた僧を捉まえて尋ねてみると、にこやかに了承してくれた。
しかし、本堂の入口まで来てみると、やはり何となく入りづらい雰囲気。
他の参拝客も、なぜか本堂へは入らずに帰って行っているようだった。
改めて近くの僧に本当に入ってOKなのか尋ねてみたら、
快く了承してくれただけでなく、中の案内役まで勤めてくれた。

堂内案内人。
堂内案内人@白玉

撮ってOKと言われたから、撮っちゃったよ?
撮影許可取得済①@白玉
撮影許可取得済②@白玉

こんなところまで…。メシの時間です。
メシの時間@白玉

実際はきっと厳しいものなのだろうけど、みんな笑顔が豊かなせいか、
田舎の広々とした寺で、のびのびと修行しているような印象だった。
参拝に訪れる人もまた、穏やかな感じ。

マニ車廻廊の前で。
マニ車廻廊の前で@白玉

境内の学校にて。
境内民族学校@白玉

その後、阿壩行きのバスは、予想通り15時ちょっと前に現れた。
寄り道作戦大成功☆

------------------------------

やれやれ、今日は無事更新できた…。でも、まだ日記が溜まってたりして。
中国にいると、ネタが尽きない?(笑)

テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-中国② | 19:00:58 | トラックバック(0) | コメント(4)
身も空もスッキリ
チベット自治州周遊に入ってから、1日の出費がガクッと減った。
西寧に来るまでは、毎回が広大な大地を行く長距離移動だったために、
何より移動費が高かった。
今いる場所もまだまだ広大な風景が広がってはいるけれど、
小さな町を転々と移動しているために、1日当たりの移動での出費は低くなった。

また、見に行く場所のほとんどはチベット仏教の寺や聖地であり、
いずれも拝観料を取る場所ではないので、観光での出費も減った。
(多少お布施は置いてくるべきかと思っているのだが、
日本のように賽銭箱が見つからないことも多くて、結局無料で拝観させて貰っていることが多い。)

食事は相変わらず10元も出せば腹いっぱいになるし、あとは宿代。
田舎の安宿は、ドミトリー形式で1ベッドあたりで泊まらせてくれることが多いので、
これまた安くなる。1泊10~20元。
決してキレイな部屋とは言えないが、
ベッドに虫が這っているわけじゃなし、ただ寝るだけなら全く問題無し。
客が少なめの宿を探せば、結局1人で1部屋を使えちゃったりする。

唯一難点は、ほとんどの場合宿にシャワーが無いこと。
それを見越して、ささっとどこでも髪が洗えるように短髪にしておこうと、
実は先日西寧に滞在していた間に散髪に行っておいた。
その時に、まだちょっと長いかな?というところでハサミが止まってしまったので、
「再一点(ザイイーディエン = もうちょっと)。」と伝えたところ、
もうちょっとどころじゃなく短くして頂いてしまった。容赦ないね~(笑)
服を替えればそのままチベット僧になれるかも?というぐらい、ほとんどボーズな現在の頭。
まぁ、そんな単純な髪型にも関わらず、
とても丁寧に、しかも楽しそうに切ってくれたし、
笑顔がカワイイ女の子だったので(←ここ重要)、喜んで許しちゃうのです。

常に3,000mを超える高地にいるので、晴れれば日射は強いけど風は涼しい。
汗をあまりかかないので、頭と顔さえ洗っていればシャワー無しでもあまり気にならないのだが、
さすがに5日ほど経つと自分の体の臭いが不安になってきたので、
初体験の淋浴店(シャワー屋)に行ってみた。
さすがにそれを商売にしているだけあって、お湯の出はバッチリ。
ちなみに、僕が行った店は1回10元だった。宿代と変わらん。(笑)
時間制限無し(たぶん)なので、せっかくだから何時に無くダラダラと浴びる。
体を洗うのってこんなに気持ち良かったっけ?と、また一つ有難みを感じた。

パキスタンのフンザにもこんな店があったら毎日通ったのに…なんて。
フンザの宿では電気で湯を沸かすようになっていたのだが、
ほぼ毎日停電するので、ほとんどホットシャワーを浴びられなかったんだよなぁ…。
トレッキングで汗をかくので、我慢できず水シャワーを浴びることも多かったけど、
外は暑くても、氷河直下の水は鬼のように冷たかった…。

さて、その久々のシャワーを浴びたのは班瑪(バンマー)の町。
瑪沁発のバスからは町の手前18km地点の分岐で降ろされてしまったので、
残りはヒッチでやって来た。

その際、一緒にヒッチしたチベット僧のおじ…お兄さん。
ヒッチ仲間@班瑪

町に着いてから気付いたのだが、
ガイドブックによると、班瑪は「対外国人非開放地区」とされている。
約3年前の情報なので、今もそうなのかどうかはわからないが、
町に入る時に検問も何も無かったし、
日本人とわかっても宿は普通に泊めてくれたし、まぁ問題無いのでしょう。
ちなみに、本当に非開放地区の場合は、
公安(警察)に申請 or 旅行会社に依頼するなどして、
パーミット(外国人旅行証)を事前取得するのが正規ルール。

瑪沁に入るまでは、晴れ間が出ることはあれど、
どんよりとした雲に覆われている時間が多かったのだが、
ここに来て秋空のようなスッキリとした晴天に恵まれた。
この辺りの気候がよくわからないのだが、
もし四川省や雲南省(及び、東南アジア)と同様に雨季乾季のある気候に属すのだとすれば、
ちょうどそろそろこの時期が、雨季から乾季に入る変わり目のはず。
いちおう、ある程度そのタイミングを狙って南下を始めているのだが、
うまく狙い通りになったかな?

天気が良いと写真も多くなってしまうもので…、ちょっと重たかったらゴメンナサイ。

町外れの目玉の神様(巨大チョルテン)。
目玉の神様@班瑪

ヤルタンジャ・ゴンパ(阿什姜賈貢寺)本堂。
阿什姜賈貢寺本堂@班瑪

ここにも目玉の神様。三つ目でギョロリ。
三つ目でギロリ@班瑪

目玉の神様に鳥が舞う。
目玉の神様に鳥が舞う@班瑪

下には牛さん。
目玉の神様と牛さん@班瑪

ジャンリタン・ゴンパ(江日堂寺)本堂。
江日堂寺本堂①@班瑪

絵になるので、もう1枚。
江日堂寺本堂②@班瑪

奥行き広し。
奥行き広し@班瑪

色々マニ車廻廊。
マニ車廻廊①@班瑪
マニ車廻廊②@班瑪
マニ車廻廊③@班瑪

携帯マニ車をくるくる。
携帯マニ車くるくる①@班瑪
携帯マニ車くるくる②@班瑪

カラフルテント(タルチョ)。
カラフルテント@班瑪

チベット人の遊び心か?
チベットの遊び心?@班瑪

あ、鼻ホジッてる…。(←罰当たり)
鼻ほじってる…?@班瑪

矢は神聖なり。
聖なる矢@班瑪

吊り橋。
もう怖くない吊り橋@班瑪
あのグルミットの橋を渡った後だと、スリルに欠ける?(笑)
(→ こちら を参照)

青空にタルチョ。
青空とタルチョ@班瑪
よ~く見ると、1枚1枚に経文が書いてあるのがわかる。

テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-中国② | 18:35:07 | トラックバック(0) | コメント(0)
庶民派チベット?
瑪沁(マーチェン)の町外れに、丘一面にタルチョ(カラフルな旗)のはためく場所がある。
タルチョ群@瑪沁

タルチョ群のある丘の麓には、マニ車やチョルテンがたくさん並んでいて、
多くの人が参拝に訪れていた。
勝手にもっと殺伐とした場所を想像していたけれど、
前日のラジャ・ゴンパよりよっぽど活気に満ちていた。

黙々とマニ車を回す人達。
マニ車を回す人々@瑪沁

整列チョルテン群。
整列チョルテン@瑪沁

金の鯱ならぬ…。
金の鯱ならぬ…@瑪沁

青空の中、草原をバックにはためく色とりどりのタルチョは本当に美しかった。
それは、単純にその色のコントラストが美しく見えただけじゃなく、
そこが今も信仰の対象であり、
決して見せ物じゃない、生きた聖地であるから、
尚更美しさを増して見えるのではないか?と感じた。

キリスト教会や、イスラムのモスクもそうだった。
たとえ無名の小さな建物であっても、
今もそこで日々祈りを捧げに訪れる人がある場所には、
何か違う空気を感じさせられる。
それが「神聖」というものなのかどうかはわからないけれど、
僕はその空気が好き。
ここチベット仏教の地でも、やっぱりその空気があった。
タルチョの丘を眺めながら、マニ車をくるくる回しながら、そう感じた。

タルチョの丘を参拝するおばさま達。
参拝するおば様達@瑪沁

犬も参拝。
犬も参拝@瑪沁

ヤクも参拝。
ヤクも参拝@瑪沁

子ども達も参拝?
子ども達も参拝?@瑪沁

ところで、チベットって何か「秘境」とか「神秘」といったイメージが付いてる気がするけど、
実際に生活しているチベット族の人たちを見ていると、
そんなイメージはあっけなく崩れるかもしれない。
例えば、昨日の寺での服の脱ぎ散らかしっぷり然り、
ネット屋やスポーツクジ屋に普通に現れるチベット僧、
気さくに写真に応じてくれるおばちゃん、
お菓子屋の前でニコニコとアイスを頬張っている小坊主、
むしろ庶民的で親しみやすい感じがする。
様々なタブーを擁するムスリムと違って、
戒律で生活を縛られている部分が少ないことも、距離を小さく感じさせてくれる一因かも。
僕は特に秘境的神秘的な期待を抱いていたわけじゃなかったので、
そんなチベットも面白いじゃん?と思ってたり。

泥遊び中の笑顔。
泥遊び中@瑪沁

オマケで、食べ物シリーズ。まずは鍋貼(グオティエ)。
鍋貼@瑪沁
鍋に貼り付く、焼餃子。煎餃(ジァンジァオ)と呼ぶ場合もあり。
四川料理屋だったので、タレが辛かった…。
前に書いた通り、餃子は主食。この店も米飯が無かったのが残念。

蕃茄炒蛋盖浇飯(ファンチエチャオダンガイジァオファン)。
蕃茄炒蛋盖浇飯@瑪沁
ぶっかけ飯シリーズの、トマト卵炒めバージョン。(ちょっと豪快すぎて見た目が悪いね…)
青椒土豆丝同様、定番中の定番の中国家庭料理の一つ。
クセの無い味が日本人に大人気だそうで。
僕はこれを「美味い美味い」と思って食べながら、不思議な気分になる。
昔は卵が嫌いで、親子丼や卵焼きも絶対に食べられなかったのにな~。
(実は未だに、目玉焼きとゆで卵だけはダメだったりして。境界線が微妙なんです。)

テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-中国② | 17:50:40 | トラックバック(0) | コメント(0)
後半戦スタート
チベット族自治州の旅のスタートに選んだのは、興海(シンハイ)という町。
狭い街の中を歩いていると、視線が痛い。
チベット族の人が多いとは言え、まだ漢民族や回族(ムスリム)の人の姿も見かけるから、
外国人であることはわからないと思うんだけどな…。
単純に、ヨソ者の旅行者が珍しいのかな。

しかし、必要以上に警戒されている感じで、
無言でジロジロ見られるのはあまり気持ちがいいものでもない。
そこで、仏教徒らしく見せれば、多少は警戒が和らぐのでは?と考えた。
一番お手頃に身に付けられる仏教グッズ(?)と言えば、やっぱり数珠でしょう。
早速街の民族用品屋に足を向けてみた。
店の兄ちゃんに、「どこから来たんだ?」と訊かれたので、
日本人で、数珠を探していて、ゴンパ(寺)にも参拝に行こうと考えている旨を説明。
すると、奥の方から木製の朱色の数珠を持って来てくれた。
ちょっと埃被っていたけれど、きれいな色だ。気に入った。
値段を訊こうと思ったら、
「送給你(ソンゲイニー = プレゼントするよ)。」と、嬉しそうに渡してくれた。
遠い異国の仏教徒が参拝にやって来たことを歓迎してくれたのだろうか?
本当は仏教徒じゃなくて申し訳ないけれど…、大事に使わせてもらうよ。ありがとう。

さて、ガイドブックによると、興海から約30km離れたセルゾン・ゴンパ(中国名・賽宗寺)までは、
朝早くに乗合タクシーが出ているらしい。
…が、張り切って早起きして探し回ってみたものの、車は見つからない。
タクシーの運ちゃん達曰く、その朝イチの車は「無くなった」ようである。
僕が入手したガイドブックの内容は3年程前の情報なので、まぁそれは仕方ない。
「じゃあ別の時間に出る車はあるのか?」と訊いて回ると、
「夕方に出る」という答えもあれば、「無い」という答えもある。
しかし、仮に夕方に車が出たとしても、今日中に興海の町に戻って来るのは時間的に厳しいだろう。
「寺の周辺に泊まる場所はあるのか?」と聞くと、これまた「ある」と「無い」と真っ二つ。

どっちが正しいのか…、
いや、どっちも正しいのかもしれないし、どっちも違うのかもしれない。
昨日まであったものが今日無くなることもあるだろうし、
今日は無かったけれど明日はあるってことも有り得る。
ここは中国、そんなところ。
どの情報を信用するかは、ほとんど賭けに近い。

しばし悩んだ結果、今回は勝負を避けることにした。
ここで無理しなくても、寺はこの先にもたくさんある。
さ、決めたらさっさと次へ動こう。
次の目的地の同徳(トンドー)行きのバスチケットを買いに行くと、
今度は「バスが故障したから今日は出ない」ですか、そうですか…。

見事な肩透かしを喰らい、トボトボとバスターミナルを出て来ると、
屯していた乗合タクシーの運ちゃん達がわらわらとやって来た。
運良く、同徳行きの車を発見。
値段もバスとほぼトントン、やれやれである。

途中の峠から見た風景。
初めての黄河
これが、実は初めて見た黄河。
曇って少しボヤけているのが、逆に黄河のイメージに合う気がする。

同徳へやって来たのは乗り継ぎのため。
次の目的地の拉加(ラージャー)へは、
瑪沁(マーチェン)行きのバスに乗って途中下車する。下調べは完璧なのだ。
…が、同徳のバスターミナルに行ってみると、壁の時刻表に張り紙が。
瑪沁行きは「暫停」(←読んで字のごとく、休止中の意)ですか、そうですか…。

とりあえず腹ごしらえを済ませ、さて、また乗合タクシーを探すかなと思っていたら、
拉加の手前30kmにある町・河北(ホーベイ)行きのバスがやって来た。
バスターミナルには、河北行きも「暫停」と書いてあったのだが…。
全く、何を信用していいんだか…。(←とボヤきつつ、半分面白がってる自分)
河北は、拉加や瑪沁へと続く幹線道路沿いにある町。
そこまで出られれば、車探しも楽になるだろう。ということで、乗車決定。

バスの発車まで時間が合ったので、同徳の街をぶらぶら。
町外れで見つけたチョルテン(仏塔)。
青空に白チョルテン@同徳

そして、巨大なマニ車。
巨大マニ車@同徳
この中には経文が入っていて、1回しすると経文を1回読んだことになるのだそうな。
大きさは様々で、このような1人で回すのに体力を使うものから、携帯用のコンパクトタイプまである。
ちなみに、チベット仏教では必ず時計回りに回す。

河北に着いたところで、この日はタイムアップ。
日が暮れてきたので、ここで宿を取ることにした。
バスの運ちゃん達が、自分らが泊まる招待所(←中国での安宿の一種)に案内してくれた。
お世辞にもキレイとは言えないが、宿の人も良いし値段も文句無しだったので、ここで決定。
その流れで、運ちゃん達と一緒に夕飯へ出掛けた。

食後に1枚。
食後の運ちゃん達@河北
最初バスに乗った時はみんなカタい顔をしてたのに、すっかり柔らかい表情になってくれた。
中国の(主に漢民族の)人たちの場合、
イスラム圏のように、初めからウェルカムな雰囲気で笑顔を向けてくれる人は少ないけれど、
ちょっと話をするとすぐに打ち解けてくれる人もたくさんいるんだよね。

ところで、地元の人と会話をする中で、いつも回答に困る質問がある。
1つは、「宗教は何か?」という問い。
これは特にイスラム圏で訊かれることが多かった。
以前にも日記に書いたけど、「無宗教」と答えたら、
「Poorな人だ。今からでもいいから、神を信じなさい。」と言われてしまったり…。

そしてもう1つが、「(仕事をしていた頃の)給料はいくらか?」という問い。
今回出会ったバスの運ちゃん達にも訊かれた。
日本の会社で働いていた僕が頂いていた給料の額は、彼らの何倍も多いはず。
ウソは吐きたくない。物価が違う以上、仕方が無いことなんだ。
…でも、なんだか正直に伝えるのは気が引ける。
最近は、正確な額を言わずにはぐらかすことが多いな…。
他の旅人の皆さんは、どう答えているのかな?

さて翌日。思惑は大ハズレ。
朝早くから街道に出て拉加方面への車を探すも、そもそも車通りが少ない。
せっかく捕まえても言い値が高かったり、思わぬ苦戦を強いられた。
結局ヒッチに成功したのは、ようやく車の通りが増えてきた11時頃。約3時間待った。

そして辿り着いた、ラジャ・ゴンパ(拉加寺)。
西寧を出て3日目にして、ようやく初めてチベット仏教の寺院にやって来た。

正面入口。
拉加寺正面門

本堂。
拉加寺本堂
よく見ると、僧の上着が脱ぎ捨てられているのが見えるかと…。
これ以外にも、境内にパイプ椅子や布きれが放置されていたりした。
チベット僧の皆さまは、意外とルーズなのかも?

これもマニ車。ズラーッと並んでいるのを全部回していると、けっこう右腕がくたびれる…。
マニ車整列@拉加

意外に小さな寺院だったので、小一時間で回れてしまった。
まだ時間は昼過ぎ。次の瑪沁まで行けそうだ。
1時間ほど歩いた先の集落で、再び車を探す。
乗合タクシーはすぐに見つかったが、夕方になればバスが通るとの情報もあった。
値段的には、当然バスの方が安い。
しかし、例によって本当に来るか来ないかは運なわけだが、
今回は勝負してみる(バスを待つ)ことにした。
街道沿いの売店のおばちゃんが、自信を持って「17~18時に来る!」と言い切ったので、
それに賭けてみるのも面白いと思っただけ。ほとんど気分で決めている。

ネット屋で暇を潰した後、17時前に街道に戻って来た。
17時半頃まで待っていたら、1人の乗合タクシーの運ちゃんが声を掛けてきた。
どうやらあと1人客が欲しかったようで、特別割引運賃で乗せてくれるらしい。
聞き込みで確認したバス運賃とほぼ同じ値段だったので、乗車決定。
結局バスの有無は不明のまま終わったけど、結果オーライ☆

1つ1つ書いていたらキリが無いので省いてしまっているけれど、
これらの待ちも含めた時間の中で、本当はもっと色んな人と色んなやり取りをしている。
上手くいったりいかなかったり、結果は色々だけど、
そうやって自分の道が繋がっていくのが感じられる。それがすごく楽しい。
ちょうど、「1年まで」と決めた期間の半分が終わった今、
旅の醍醐味の原点に帰れているような気がする。
後半戦も風の向くまま、流れを楽しんでいきましょう!

テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-中国② | 17:20:11 | トラックバック(0) | コメント(2)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。