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joplus

Author:joplus
「もっと世界を見てみたい!」
という単純な理由で、
世界経済危機をものともせず…
否、ただ歯止めがかけられず、
会社を辞めて旅に出た浅はかな男。

でも、いつ終わるかわからない人生、
やりたいことをやりたい時に、
楽しめるだけ楽しまないと♪
…と、勝手に開き直ってる若造です。

たくさんの「違い」に出会うため、
風と気の向くままに歩き回ります。
キーワードは、「自然体」。
できるだけナチュラルな心で、
「違い」で溢れた世界に浸って来たいと思います。

(画像 : photo by たびかめ氏)

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ツーリストエリアで考える。
ラオスでは有名な観光地の一つである、ルアンパバーンにやって来た。

まだまだ東南アジアに関しての情報に疎い(と自分では思っている)僕は、
その情報収集も兼ねて、久々に日本人が集まりやすい宿に行ってみることに。
案の定、僕以外に5人前後の日本人が宿泊していて、
そのメンバーで一緒に夕飯へ繰り出すことになった。

メシ屋の情報もこういう場所にはちゃんと集まっているもので、
安くて美味いと評判のラオス料理の屋台に案内してもらい、ビア・ラオで乾杯した。
昼の蒸し暑さも収まり、涼しい夜風に吹かれてのビールは最高だ。

さて、同じ旅人同士。ここからは、自然と旅の話で盛り上がる流れになる。
その話の中に面白い情報があればと僕は期待していたのだが…、
残念ながら、この日の話題は僕の期待とは全く違う方向に進んでいってしまった。

以前、旅の途中で出会った人から、
ラオスで「ハッパ(要するに、大麻)」に手を出す旅人が多いとは聞いていた。
よく読むと、ガイドブックにもそれらしき話が載っている。
もちろんそれはラオスでも違法行為なのだが、
それを求める人にとっては、手に入りやすく、捕まりにくい場所ということなのだろう。

この酒の場で盛り上がった話題の一つがこの「ハッパ」絡みだったのだが、
僕がまず驚いたのは、少なくともここに集まったメンバーの中では、
「未経験者」の方が少ないんじゃないか?という雰囲気だったこと。
さらに、このうち数人は、他の(「ハッパ」以外の)「ドラッグ」も経験があること、
日本でも経験があることなどを暴露していた。
そんな世界とは無縁の中を生きてきた僕にとっては、本当に驚きだった。
ちょうど最近、日本国内でも芸能人が何人か捕まって話題になっていたようだが、
実際に僕自身が1日に複数の経験者に出会ってしまうほど、
日本でも容易(のレベルがわからないけど…)に手に入ってしまうものとは知らなかったのだ。

ルアンパバーンの次に立ち寄ったバンビエンの町は、
ラオスの中でも特に「ハッパ」で有名になってしまっている場所の一つらしい。
訪れてみると、ラオスらしいとも言えるのどかな景色の中、
四方1km以内に収まりそうな小さな範囲に、
ゲストハウスやレストランが密集しているツーリストエリア兼町の中心があった。

一般的に、ラオスの夜は早く、朝もまた早い。
ルアンナムターにいた頃は、18時を過ぎれば真っ暗になり、夜の屋台も22時には店じまい、
しかし朝はまだ陽が昇る6時前から市場が開かれ、
路上では早くもその時間から遊び回る子どもの姿があった。

そんなラオスにあって、このバンビエンの夜は、特に異様な雰囲気に感じられた。
18時近くなると、既に酒(と、恐らく人によっては「ハッパ」も?)が回った欧米人の若者らが、
奇声を発しながら小さなバンビエンのメインストリートを通り始める。
世界どこに行ってもそうなのだが、本当に彼らはクラブ遊びが好きなんだなぁと感じる。
ここでも大勢がBarに集まり、数店は日付が変わっても大音量の音楽で賑わいを見せていた。
路上には、その時間になってもまだサンドイッチやパンケーキを焼いているおばちゃんがいる。
通りがかるとにこやかに声を掛けられるのだが、
それは昼間と変わらないラオスの優しい笑顔のはずなのに、
僕にはなんだか奇妙に思えて仕方がなかった。

一方、この町には長期滞在する日本人も多いらしいのだが、
ある宿の人の話では、チェックインして数日間まるで姿を見せていない人も複数いるのだとか。
部屋に篭りっきりで何をしているのかまではわからないが…。

バンビエンのツーリストエリア内には学校もあって、
毎日7時頃から、たくさんの子どもが自転車でワイワイと通学して行くのを見かける。
この町で、この雰囲気の中で、彼らはどんな大人に育つのだろう?
外から校庭を眺めている限りは、今は元気に遊び回る田舎の子ども達そのものだったが…。

話が前後してしまうけれど、ルアンパバーンで出会った日本人の間で、
もう一つ盛り上がったのは、バンコクの夜遊びの話だった。
かの一大歓楽街を好む彼らは、
「ラオスは何も無いしな~、バンコクに戻りて~な~!」を繰り返している。

「ハッパ」の話も夜遊びの話も、
僕にとって興味は無いながらも、そういう世界もあることを知れたという意味で、勉強にはなった。
…が、僕が感じている穏やかなラオスの空気には、その話題はあまりにも馴染まない。
なぜこのラオスにいるのに、そんな話題でしか盛り上がれないんだろう?
いつでもどこでもクラブ遊びに興じる欧米人の若者(もちろん、そうでない人もいるだろうが)とは、
日本人の若者は違うと思っていた。違って欲しかった。
しかし残念ながら、僕の中では彼らは同じようなものだった。

彼らが熱中している類の「遊び」は、
たしかに東南アジアでは安く安易に楽しめるのだと思う。
けど、逆に言えば、出費やリスクを負えば、自分の国でもできることだ。
旅の目的は人それぞれで良いと思うし、
人間誰しも快楽を満たす欲求は持っているとは思うけれど、
まるでそればかりに憑かれているような旅人を見ていると、なんだか悲しくなってきた。
アジアには、そんな旅人が多いのかなぁ…?

ついでに、「ハッパ」も含めたドラッグについてちょっと考えてみる。
先にも書いたが、これはラオスでも他の東南アジア諸国でも違法行為にあたる。
ただ、僕は別に「法律で決められているからやっちゃダメ」と思っているわけじゃない。
法に触れることを当人が覚悟の上であれば、あとは自己責任の世界だと思っている。
僕は幸い(?)今も昔もドラッグに興味を持ったことは無いけれど、
別のところで法を犯したことはある。
それは例えば、「未成年の飲酒」だとか「自転車の飲酒運転」だとか「信号無視」だとか、
「なんだそんなことか」と思われるかもしれないが、それでも法律違反には違いないわけだ。
大事なのはコトの大きさじゃなく、どんな違法行為だろうと、
何のために存在する法律で、なぜ違反なのか?を理解し、
その上で、絶対に他人に迷惑を掛けないことを、自分で守りきれるかどうかだと思っている。
それが「自己責任」というものだと。
僕はドラッグに興味も無いけれど、その責任を負う自信も無い。だから絶対に手は出さない。

ところで、ルアンパバーンやバンビエンなどのツーリストエリアに住む人たちは、
僕ら外国人旅行者の存在はどのように思っているだろう?
昼間バンビエンのツーリストエリアの中で買い物をしていると、
いずれの店でも、ラオスらしいとも言える笑顔で、本当に熱心に温かく対応してくれた。
ただ、自転車を借りて郊外へ出た時のこと、
ルアンナムターと比べても変わらないのどかな農村がたくさんあったのだが、
そこで出会う人々が僕に向けてくる表情に、どこか少し暗さがあるような気がした。
(あくまで、僕はそう感じただけ。もしかしたら、ただの気のせいかもしれない。)

もし僕が彼らと逆の立場だったら…、複雑だろうなぁと思う。
旅行者を招いたことで、本来のラオスの空気が失われてしまっていることは間違いない。
しかし、まだまだ貧しい国であるラオスにとって、
旅行者がもたらす金銭的な恵みは絶対に大きいから、その収入源には頼らざるを得ない。
夜のメインストリートで、僕に声を掛けてくる「ハッパ」売りのオヤジを見ながら、
なんとも悲しい現実を感じていた。

ラオスでは、なかなか「絶景」を見つけるのが難しい代わりに、
素朴な風景の中に生きる人々の姿を撮るのが楽しそうだと思っていた。
僕にとっては、それがラオス最大の魅力だと感じるから。
…が、ルアンパバーン及びバンビエンでは、ほとんど撮れなかった。
僕が負い目を感じる必要は無いのかもしれないけど、
色々考えていたら、どうもここでは彼らにカメラを向けることに躊躇いを感じてしまって…。

そんな中で、ルアンパバーンでは寺院を中心にちょびちょび撮影。
ラオス仏教の中心地であり、世界遺産にも登録されているので。

アジアっぽい(?)石造り。
アジアの寺院@ルアンパバーン

カラフル仏塔。
またまた仏塔@ルアンパバーン

ぬぅ~ん。
ぬぅ~ん@ルアンパバーン

托鉢の朝。
托鉢の朝①@ルアンパバーン
托鉢の朝②ルアンパバーン
ルアンパバーンでは、毎朝繰り返される光景。
まだ日の出前で暗かったため、ブレブレに…。

メコンの釣り人。
メコンの釣り人@ルアンパバーン

ラオスのパワー源。
夏バテ無縁@ルアンパバーン
これさえあれば、夏バテ無縁?

メコンに陽が暮れる。
メコンに陽が暮れる@ルアンパバーン

奇岩風景。
奇岩風景@バンビエン
バンビエンでは、これが唯一の写真。(3泊もしてたのに…)
ガイドブックには「ドラゴンボールのよう」と紹介されてたけど、
個人的には中国の桂林を思い出した。

お次は、首都ビエンチャンを経由して南部へ。
北部と比べると旅行者も少ないようなので、再び素朴な雰囲気に浸れることを期待して…。

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旅日記-ラオス | 19:20:53 | トラックバック(0) | コメント(3)
何も無い?
入国して僅か数時間、
まだほとんど歩いてもいないのに、
この国と僕とは、波長がピタッと合いそうな気がしていた。

ラオスは、実は東南アジアで一番楽しみにしていた国だった。
隣国のタイやベトナム、カンボジアについては、
無知な僕でも何となくイメージできるものが何かしらあった。
が、このラオスだけは、全く何があるのかわからない。
実際調べ始めても、「何も無い」と評されているのを見かけたり…。

ただ、ラオスに関しては悪い評判も聞いたことが無かった。
聞こえてくるのは、「穏やか」「のんびり」「素朴」といった感想。
…なるほど、僕の好みには合いそうだなと思っていた。

中国との国境にある小さな町から乗合ワゴンに揺られて約1時間強、
ルアンナムターという町にやって来た。
街道沿いには旅行者向けのゲストハウス兼レストランが数軒並んでいるものの、
そのちょっと賑やかな雰囲気は1本隣の道までしか続かない。
もう1つ先まで足を踏み入れると、そこから先は地元の暮らしの風景そのものだった。

畑仕事。
畑仕事の少年少女①@ルアンナムター
畑仕事の少年少女@ルアンナムター

お風呂の時間。
お風呂の時間@ルアンナムター

水遊び。
川遊び①@ルアンナムター
川遊び@ルアンナムター

「田舎の原風景」って言葉がピタリと合いそうだ。
田舎の原風景イメージ①@ルアンナムター
田舎の原風景イメージ②@ルアンナムター
東京に生まれた僕は、こういう風景の中で育ってきたわけではないのに、
それでも懐かしさを感じたりホッとしてしまうのはなぜだろう?

事前に聞いていた評判を、そのまま絵にしたような場所だった。
本当に、見どころと言えるスポットは「何も無い」。
いくら探しても、圧倒的な絶景が見つかるわけでもない。
その代わりに、どこまでも穏やかで緩やかに流れる空気がある。
「何も無い」ことが素敵だと思える場所だ。

周辺を自転車で走ってみた。(あえて、「何も無い」感じの道で撮ってみた。)
何も無い道サイクリング①@ルアンナムター
何も無い道サイクリング@ルアンナムター

すれ違い様に手を振って挨拶すると、たくさんの人が笑顔で手を振り返してくれた。
でも、あっと言う間に通り過ぎてしまう僕。
その温かい笑顔に、もう少しだけ触れていたいのに…。
走っていて、何度も何度もそんなことを繰り返していた。
この町の緩やかな流れに乗っかるには、自転車でさえ速すぎるのかもね。

ラオスも仏教の国だ。黄金ストゥーパ(仏塔)。
黄金ストゥーパ@ルアンナムター

木の家でランチタイム。
木の家に招かれて@ルアンナムター
小さな集落の中をウロウロしていたら、お呼ばれしてしまった。
手作りのパパイヤサラダ(真ん中の皿)を一緒に頂いた。
さっぱりした味付けで美味しい♪…のだが、メチャ辛い!
さすが、地元ラオスの人はやっぱり辛さに強いのか…と横を見たら、
みんなヒーヒー言いながら食べてた。(笑)

ルアンナムターの町には、旅行者向けのレストランはあれど、
地元の人向けの食堂はほとんど見かけなかった。
町が小さいということもあるが、外食文化が進んでいないということもあると思う。
(中国がその全く逆で、どんな小さな町でも食堂には困らない国だったから、
尚更、急に無くなったように感じちゃったんだな。)

しかし、やっぱり食事はできるだけ地元のものを味わいたい。
毎回人の家に招かれるわけにもいかないし、どうするかと考えたところ、思い付いたのが市場。
どこの国でも、市場には決まって小さな食堂や惣菜屋があるものよ。

市場で見つけた、ラオス最初の食事。
カオ・ソイ@ルアンナムター
平たい米麺(ビーフン)に、白湯のさっぱりスープ。
トッピングには肉味噌とネギとパクチー。
ラオスでは「カオ・ソイ」と呼ぶらしいけど、ベトナムの「フォー」と同じなのかな?
これは朝メシにピッタリだね☆

上のカオ・ソイ屋のおばちゃん。
カオ・ソイ屋さん@ルアンナムター

こちらはお惣菜屋さん。
お惣菜屋さん@ルアンナムター

炊き立てのご飯もあり。
ホカホカモチ米@ルアンナムター
ラオスの主食はご飯。ただし、米はモチ米。
スープや主菜と一緒に、この米を手でコネコネ丸めながら食べる。
その食べ合わせはまさに日本の食とそっくりで、嬉しくなってしまう♪

これはある日の夕飯に買ってきたお惣菜セット。
お惣菜セット@ルアンナムター
鶏のローストと、タケノコと春雨の炒め物。
味付けに醤油(基本は魚醤)を使ってるからかな、とても日本人好みの味と思う。

結局、ルアンナムターにいる間は、ほぼ全ての食事を市場で済ませた。
何を食べても安くて美味しい!それだけでも十分なんだけど、
それより何より、市場のおばちゃん達の笑顔に会いたくて、ついつい通っちゃうんだな。

そして最後に、ビールの登場☆
ビア・ラオ@ルアンナムター
ラオスで圧倒的なシェアを誇っている(…と言うか、ほぼ独占状態?)と思われる、
その名もビア・ラオ。
しっかりしたコクと苦味。中国には申し訳ないが、久々に素直に「美味い!」と言えるビールだ。

そうそう、写真は無いけど、
市場で売ってたバゲットパンをかじってみたら、しっかりパリッと香ばしい味だった。
パンや酒が美味いのは、やっぱりフランス統治下におかれていたことによる好影響なのかなぁ?

まだまだラオスの旅は始まったばかりなのに、すっかりハマッてしまいそうだ…♪

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旅日記-ラオス | 16:20:31 | トラックバック(0) | コメント(2)
高山から南国へ
あづぃ~…。
あぢいよぅ…。

雲南省南部にある、景洪(ジンホン)の町。
10月も既に後半。ここに住む人たちにとっては序の口の暑さなのでしょーけど、
こちらはつい3~4日前まで3,000~4,000mの高地をフル装備で歩いていた人間でして、
それがTシャツ短パンサンダルで汗だくになってしまうこの気候、
まさに冬から夏にワープして来たような感覚なのでございますよ。
同じ省の北には6,000m強の雪山があって、南には南国。
何度も何度も感じてきたことの繰り返しだけど、まったくなんちゅう広さだこの国は…。

考えてみれば、これだけ一気に違う気候帯に移動すれば、体の適応も追い付かなくなるわな。
どうやら風邪を引いてしまったらしい。
旅の初め、トルコで多少喉を痛めたことがあったが、それ以来ということになる。
ここまで半年以上も健康体で来れたのは、逆に奇跡かな…?

香格里拉を出る頃から、少々喉の調子が悪く咳や痰が出ていたのだが、
例のモース探究家から追撃を受け(僕が彼に移したという説もあるが…)、
さらに徳欽から南下するバスで寒風を受け続けたのが効いたと思われる。
カーブ連続の荒々しい道に気分が悪くなった人々がいたため、
クソ寒い朝でも窓が全開にされていたのだ。
それでなくとも、中国ではやたら窓を開けたがる人が多いんだけどね。
今回は僕の防寒が甘かった。反省。

雨崩から徳欽に戻って来た僕は、
翌明け方発のバスで南の維西(ウェイシー)へと向かった。
ここで第一寒波を喰らったわけだが、
まだ維西に着いた時点では、何か美味いものを探しに町へ繰り出す元気があった。
しかし、ここでパワーを付けようと食い過ぎたのが逆効果。
特に最後に食べた炒面の油の多さで気分が悪くなり、腹も下してさらに体力を落としてしまった。
そして翌朝、維西から大理(ダーリー)へと向かうバスで第二寒波を受けたのだが、
昼にはTシャツ1枚で歩けるポカポカ陽気に。
大き過ぎる気温の変化に体が追い付かず、これがトドメになった。

バスの昼飯休憩の頃から悪寒を感じ始めたが、
これは気合で抑え込んだ(?)ため、幸い発熱には至らず。ただ、体全体がダルい。
困ったのは、食欲が出ないこと。
前日に気分が悪くなった味が頭に残ってしまったのも要因だろうが、
こういう風邪の際には、中国の(特にこの地域の)油っ濃く辛めの味付けはツラい。
あれほど食欲をかき立てられていた食堂の香りが、むしろ苦痛に思えてくる…。
旅に出て、初めて本気で日本の食べ物が恋しくなった。
(ちなみに頭に浮かんだのは、納豆ごはんと味噌汁と冷や奴…。)

…なんて無いものねだりをしてても仕方ないので、
中国の食べ物で何か食べられそうなものが無いか考えたところ、一品だけ浮かんだものがあった。

白族粥(バイズーズォウ)。
白族粥@大理
真ん中に見えてるのは、野菜の和え物(ちょっと辛みがあるけど、混ぜれば気にならない程度)。
見えないけど、中には細切り豚肉や皮蛋(ピーダン = アヒルの卵)も入っていて、栄養満点!
ちなみに、僕はゆで卵(鶏の卵)同様に皮蛋も本来は苦手なのだが、
しっかり煮込んで味が染み込んでいたので、これはOK。(←我ながら、境界線がわかりづらい…)

これは沁みた。ジワァーッと体に沁みた。
病で弱った体に、これ以上の薬は無いんじゃないか?
実際、これは抜群に効いた。
中国のメシには何度も元気を貰ってきたけれど、また今回も助けられた。

ちなみに「白族」とは、大理周辺に多く居住する少数民族なのだが、
その名を冠したこの粥が本当に白族独自のものか否かは不明。(美味かったから何でもいい!)

翌日、再び元気を取り戻した僕は、久々の寝台夜行バスに乗り込み、さらに南の景洪へ。
ちなみに、大理も雲南を代表する観光地の一つなのだが、
僕は風邪の回復に専念しつつ、黙々とネットで先々の情報収集に明け暮れて滞在終了。
見どころである旧市街の中心はツーリストで溢れて賑やかだったが、
例によって例のごとく、そういう場所はあまり興味無いのよね…。
それを知っていながらこの町に寄ったのは、単に乗り継ぎ地点として便利だっただけ。
もし時間と体力に余裕があれば、香格里拉のように郊外まで出掛けてみたかったけどね。

しかし、この暑さ…、
考えてみれば、同じ暑さでも「蒸し暑い」のはかなり久々なのだ。
今まで歩いてきた国々では、いずれも気温は高くとも乾いていたため、
この汗だくになる嫌らしい暑さは、実に1年以上振りということになる。
体調は回復してきたはずなのに、今度は暑さにバテて食欲が落ちてきた。
…いかんいかん、ここで音を上げていては、この先の東南アジアの旅が思いやられる。
慣れなきゃ…。慣れるよね…?慣れてくださいワタシノカラダ…。

さて、この景洪の町は、西双版納(シーシュアンバンナー)タイ族自治州の州都にあたる。
西双版納。この名前はよく耳にしてたけど、どこに何の見どころがあるのかはさっぱり。
実は元々来る予定も無かった場所で、ほとんど下調べもしていなかった。
きっと自治州内の郊外へ出れば、まだまだ未開発の少数民族の村なんかもあるのだろうけど、
少なくとも景洪に関しては立派な中国の町。
歩いていても、「見せ物」以外で民族衣装を着た人は見かけない。
ただでさえ暑いのに、車も人も多くて騒がしい…僕にとっては最も避けたい類の町である。

とりあえず体を慣らす意味でも景洪では2泊することに決めていたが、
ここにいてもますます疲れを溜めてしまいそうなので、2日目は日帰りで郊外へ繰り出すことに。
…と言っても、どこへ行こうにもアテになる情報が無いので、
バスターミナルの路線図を見ながら、片道1時間程度で行けそうな場所を適当に選んで出発!

景哈(ジンハー)という町に着いた。
…うん、田舎の町だ。見事なまでに何も無いぞ。(苦笑)
じっくり眺めてきた路線図によると、ここに至るルート上に、勐罕(メンハン)という地名があった。
景哈からそう遠くなさそうな位置で、
勐罕から景洪までのバスも頻発しているのはわかっていたので、
そこを目的地に散歩するのが良いかなと思っていた。
ただ、来る途中でそれらしき町を見かけなかった。違う道を通って来たのかな?

何人か地元の人に勐罕への道を尋ねてみると、
まずは「2kmほどあっち(来た道を戻る方向)へ行け。」との話。
確かに2kmほど先には小さな集落があったのだが、ここはまだ景哈の区域内だろう。
再度聞き込みをしてみると、「あっちの川向こうが勐罕だ。」との話。
なるほど、集落のすぐ東側には、瀾滄江(ランツァンジァン = メコン川)が悠々と流れていた。
そして、ちょうどここがフェリー(と言うより、小舟)の発着ポイントだったのだ。
間に河があったから、地図上では近いのに町が見えなかったのね~。納得。

メコンの渡し舟。
メコンの渡し舟@景哈

この河とは、きっとこの先また何度も出会うことになるんだな…。

向こう岸に着くと、すぐ丘の上に勐罕の町があった。
帰りのバスはすぐに見つかったが、せっかくなので町の周辺をぶらぶら。

南国パーム・ロード。
南国パーム・ロード@勐罕

南国バナナ・ロード。
南国バナナ・ロード@勐罕
両サイドは全てバナナの木。
こういう一本道が大好き。(ただし、ここももちろん暑いが…。)

涼しげな場所。
涼しげな場所@勐罕

とある家の屋根。
象もどき@勐罕
象の鼻みたいだけど、象じゃない…。なんだコレ?

南国フラワーズ。
南国の花①@勐罕
南国の花②@勐罕

ここもまた何も無いっちゃ何も無い場所と言えるけど、こういう何も無さは好きなんだな。
よくわからず来てしまった西双版納、
見どころはもっと他にあるのだろうけど、僕はこれで満足としちゃおう。

オマケ。景洪のスーパーで発見した和風ラーメン。
和風ラーメン?@景洪
「うえで重要なミネヌルを多く」だそうだ。
中国のスーパーでお菓子コーナーを覗いてると、こういう面白さもある。

これは本物(たぶん)!…って、別に上のもニセモノではないか。(笑)
中国アミノサプリ@景洪
中国ではお茶が好きなのでほとんどジュースは買ってなかったのだが、
同じくスーパーで見つけて、思わず手が出てしまった。
スポーツ飲料系では好きな味で、日本に住んでた頃にちょくちょく飲んでたんだけど、
これ、まだ日本でも売ってるのかな?

------------------------------

西双版納郊外をぶらついた日に、27歳になった。
これで3年連続、中国で誕生日を迎えたことになる。

ほんの数年前まで、中国どころか海外で歳を取る日が来るなんて、考えたこともなかった自分。
それが色んな偶然に流され流され、今こうしてここにいる。
もちろん、流れに身を任せるかどうかは、自分の意思も働かせてきたつもりだけど…。

はてさて、来年28歳になる僕は、どこでどうしてその日を迎えているだろう?
また今は想像も付かないような流れに乗っかっているかもしれないな。

ここ数年、去年までは歳が1つ増えることを喜べていなかったのだが、今年はちょっと違う。
特別嬉しいとは思わないけれど、そんなに嫌でもない。
これはたぶん、スイスに行ったおかげ。
心身共に元気なまま歳を重ねるという、目標と楽しみができたから。
これから10年後も、20年後も、自分で自信を持って「元気だ!」と言える体でありたい。
ちょっと風邪を引いたりもしたけれど、27歳の誕生日は元気に迎えることができた。一歩前進!

そして明日、いよいよ2ヶ月以上も歩いた中国を抜ける。
この旅の6分の1にあたる長時間を割いたのに、
地図を見ると、まだまだこの国のほんの一部しか歩けていないことにガッカリしてしまう。
本気で中国を見て回ろうと思ったら、1年あっても足りないね…。

中国では楽しいことばかりではなかった。
ここでも時々書いた公安との揉め事もそうだし、
ここには書いてないけど、地元の人と口論になることもしばしばだった。

自分の常識とは違う、その土地の習慣や文化を受け入れよう。
…そう頭では考えていても、この国に関しては未だに慣れない部分も多い。
現在世界で通用している常識から見ても、やはりこの国は特殊なのだろう。
多くの外国人が、中国の人らを指して「クレイジーだ」と言っているのを耳にしてきた。

クレイジーかどうかはともかく、この国が他と比べて特殊であることは、僕も否定しない。
色々例を挙げ出すと長くなってしまうので省くけれども、
この国の人たちの多くが欠いているものを一言で表すなら、「他人への心遣い」か。
こう書くと彼らが非常に冷たい人のように聞こえてしまうけど、
別に彼らに悪気があるわけじゃなく、それが当たり前になってしまっているだけ。
それに、「他人」でない人に対しては、彼らはむしろ優しかったりする。

それを知っていながらも僕がつい頭に来てしまうのは、悔しさもあるかもしれない。
本当はほとんどがイイ人達なのに、外の人間から「クレイジー」とバカにされている。
だから「クレイジー」と言われるような行為が僕に向けられた時、
「そんなんだからバカにされるんだよ!」と思ってしまう。

念のため断っておくと、僕は別に漢民族の人だけを指して言っているわけじゃない。
言っちゃ悪いが、少なくとも中国内で見る限りは、チベット族の人も同じだった。
彼らの多くは漢民族を嫌っていた(もちろん、これは政治的な理由が大きいと思われるが…)けど、
「何が違うの?あんたらだって一緒じゃん?」って言いたい時が何度もあった。

「中国が好きか?」と問われたら、
残念ながら、今の僕は自信を持って「好き」とは答えられない。
ただ、3年も続けて誕生日を迎えることになった場所だ。ちょっとした思い入れはある。
今の僕らと並ぶ若い世代を見る限り、徐々にではあるが、この国は着実に変わり始めている。
まだまだ時間はかかるだろうけれど、いずれは心から「好き」と言える国になるだろうと信じている。

それから、好きとか嫌いとかは別にして、
慣れないことも全部引っくるめて、僕にとってこの国はやっぱり面白い。
もっともっと知りたいし、知らなきゃいけないとも思う、お隣の国だ。
だから、必ずまた来る。今はあくまで、しばしのお別れ。
再見(ザイジェン = またね)!

…おっと、忘れてた。
次は、ラオスに行って参ります!

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旅日記-中国② | 15:15:05 | トラックバック(0) | コメント(2)
モースと湖の2日間
カワ・カルポパワーで既に「今日も満足モード」だったが、まだまだ日は上り始めたばかり。
次なる目的地は、雨崩(イゥブン)。
ちょっと不安な名前の村だが、いい天気なので向かってみることにする。
車道が通じていない山奥にあるため、トレッキングでアクセスする。
なんか秘境的な感じじゃない?

…しかし、中国の国家プロジェクト「西部大開発」の魔の手は、ここにも到達していた。
既に雨崩は「風景区」として管理されており、
トレッキングのスタート地点である駐車場に着くまでに、しっかり入場料を取られた。
車を降りると、たくさんの馬と客引きが待ち構えている。
ここに来られるような中国人旅行者は皆さんお金持ち。
こぞって一流ブランドのロゴが入った山用の服(本物かどうかは知らんけど)を着込み、
首にはニコンかキャノンの一眼レフをぶら下げている。(←ちょっとひがんでる)
そして、彼らのほとんどがゾロゾロと馬に乗って行く。
これは四姑娘山でも同じだったが、
自分の足で山を歩く楽しさを知っている人はまだまだ少ないようだ。
雨崩は、20軒ほどの家しかない小さな小さな村だが、
今やそのほとんどが観光客向けの宿を兼ねているようだった。
村の中を歩いていると、何ヶ所か新たに家を建てているのを見かけた。
今後、ますます本格的に整備が進み、訪れる人も増えるのだろう。
ちなみに今回の入場料は85元だったが、数年後には倍ぐらいになるのかも…。
(僕の3年前発行のガイドブックには、入場料について何も記されていない。当時は無かった?)

ところで、雨崩へ至るトレッキングコースでは、途中1つ峠を越える。
出発地点が標高約2,600m、峠が約3,700mなので、高度差1,000m以上を登ることになる。
また、雨崩は約3,000~3,200mなので、その後500m強を下る。
この一連のコースに要した時間が、ゆっくり歩いて約3時間半。
1,000mの上空といえば、日本の関東平野の夏なら雲の中かその上だ。
そんな高さに僅か数時間で到達できるなんて、
人間の足って案外スゴいもんだなぁと、今更ながら感心してしまうのだった。

峠付近、タルチョの登山道。
タルチョの登山道@雨崩

風景区として変わり始めている雨崩ではあったが、のんびりした雰囲気はまだまだ健在だった。
ここからカワ・カルポは見えないものの、宿の窓から、その連山を望むことができる。
なので、朝は布団に包まったまま朝焼けが見られたり…、なんとも贅沢な気分だった。

実はここまで、例の夜行性モース探究家のハンガリー人も一緒に歩いて来た。
彼は雨崩もまた前回訪れていて、その際泊まった宿に案内してくれた。
その夕方、ここでも蛾の採集のため森へと向かうと言うので、
どうせ1人では退屈していた僕は、彼の仕事ぶりを拝見しに付いて行ってみることにした。
プロの昆虫採集なんて、こんな機会でもなければ絶対見ることはないしね。

夕闇が迫る中、彼は1人黙々とセッティングを進めた。
主な仕掛けは2つで、1つはブラックライトを使ったもの。
こちらは夜の間は付けっ放しで放置して、翌朝回収するらしい。
もう1つはちょっと原始的で、特製の甘いジュースをたっぷり浸したロープを使ったもの。
これをまだ明るいうちに適当な枝に結んでおき、
暗くなってから食事にやって来た蛾を彼が直接採集する。
捕獲には薬品(手術時に使う麻酔薬に近いものらしい)に浸したガーゼを詰めたビンを使い、
そのビンの口を蛾に近付けると、不思議と簡単にスポッと入って来る。
1kmほどの範囲に20本ほど張ったロープを何度か往復して確認したが、
この日は蛾の集まりが悪いと見て、20時過ぎには終了した。
その後、暗闇の中でロープを回収しながら戻って行く。
全てを1人でやるにはなかなか大変な作業。
下手に邪魔はできないので僕はただ見学するだけだったが、手伝えるものなら手伝いたかった。
ちなみに、数は少ないながらも収穫内容は良かったようで、彼はゴキゲンだった。
集めた蛾たちを1つ1つ保存用の箱に詰めていく表情を見ていると、
本当に蛾が好きなんだなぁと感じさせられるのだった。

彼は今まで、他にもパキスタン北部(フンザの辺り)、モンゴル、ネパールなどを訪れたらしい。
専門が山岳地方の種とあって、このヒマラヤ周辺地域は彼にとって絶好の採集場所なのだと。
他には、ベトナム北部、タイ北部にも行ってみたいと言う。
じゃあラオスやインドの北部はどうかと尋ねると、
ラオスは交通手段が少ないため採集ポイントへのアクセスが難しく、
インドは虫の採集に関して国が厳しく取り締まっているそうで、やはり難しいのだと教えてくれた。
なるほど、色んな側面があるものだなぁ…。

翌朝になって、モース探究家が風邪を引いた。
薬が欲しいと言うので、僕の手持ちの風邪薬を探していたら、先に正露丸が出てきた。
「もしお腹も調子が悪いなら、コレが効くよ~。」と言って、
僕は面白半分でそのニオイを嗅がせてみた。
果たして、モース探究家の感想は?

「Oh, nice!」

…やはりこの男、一般人とはちょっと感覚が違うのかも。
(ちなみに、この後ちゃんと風邪薬をあげました。
日本製の薬が中国の風邪にどこまで効くかは不明だが。)

完全に雨季が終わったのか、飛来寺以来、ずっと快晴が続いていた。
ダウンしたモース探究家は部屋に置き去り(←冷淡)、僕は日帰りトレッキングへ。
目的地は、雨崩から片道3時間ほどの氷湖(ビンフー)。
朝早いうちに出掛けたおかげで、行きはほとんど誰にも出会わず、
恐らくこの日一番手で氷湖に到着。1人で景色を堪能させて頂いた。

ぼんやりミラー氷湖。
ぼんやりミラーレイク@雨崩

今回は、雪山も青空も一緒に納まってくれた。
雪山と氷湖①@雨崩
雪山と氷湖②@雨崩

氷湖の全景。
ぼんやりミラーレイク@雨崩
湖と言いつつも、実は小さな池だった。
なかなか際どいバランスで立っているこの石は、チベット人らが積み上げたものでしょうな。

雨崩からの主なトレッキングコースとしては、もう1つ、聖なる滝を目指す道があって、
こちらはもっと距離も短くお手軽らしい。
氷湖からの帰り道でもあまり人に会わなかったところを見ると、
ほとんどの観光客は滝の方に向かうのかもしれない。
個人的には、人が多いのも嫌なのだが、そもそも滝ってあまり興味が湧かない。
「へ~」で終わってしまう度数としては、遺跡といい勝負かな。
それより、事前に入手した地図によると、
さらにもう1つ神湖(シェンフー)という名前からして神々しい湖に至る道があるようだ。
が、地元の人に聞いて回ってみると、
往復で8~12時間かかる(訊く人によってブレが大きい…が、確実に氷湖よりは遠い)上、
分岐が多くわかりづらいため、ガイドが必要だという情報もあった。
当初はもう1泊しようかと思っていたが、神湖も滝も面倒になってきたのでヤメ!
氷湖へのトレッキングで十分満足できたし、
それに、今僕の気持ちはどんどん東南アジアに向かっている。先へ進みたいんだ。

村への帰り道。
帰り道@雨崩

雪が無くとも、山は美し。
雪無くとも、山美し@雨崩

ひとひらの秋。
一片の秋@雨崩

山火事。
山火事@雨崩
(本当に燃えてるようだった、初日の夕暮れ。)

お別れの朝に。
お別れ前に@雨崩
帽子で顔が陰ってしまった女の子と真ん中のおばさん&子どもは、お世話になった宿の人。
風邪を引いたモース探究家を気遣って夕飯のメニューを考えてくれたり、
出発前の朝飯をサービスしてくれたり、色々ありがとう。
そして左が、どうやらいくらか回復した様子のモース探究家ことMr.バラージュ。
いつか、日本の蛾も研究しにおいで!
でも、ハンガリーで再会もいいな。トカイワイン…☆

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旅日記-中国② | 09:40:33 | トラックバック(0) | コメント(0)
聖山の迫力
チベット自治区西部のカン・リンポチェ(崗仁波斉峰、通称 : カイラス山)は、
チベット自治区入境の困難さと時間の都合から断念。

青海省・瑪沁のマチェン・カンリ(瑪沁崗日、別名 : アムニェ・マチェン)は、
移動手段確保の困難さと時間の都合から断念。

四川省・丹巴のギェルモロン・ムルド(墨爾多神山)は、天気が優れず断念。

いずれもチベットの聖地とされている山であったが、1つも見られずにここまで来てしまった。
次がラスト・チャンス。
雲南省の西端に位置する聖山で、雲南省最高峰でもある、カワ・カルポ。
中国名は梅里雪山(メイリーシュエシャン)だが、
正確には、カワ・カルポを含む山群の総称なのだそうだ。

香格里拉からバスで約6時間、まずは徳欽(ドーチン)の町へ。
さらに、10km程先の飛来寺(フェイライスー)まで移動し、宿を取った。
「寺」と名が付いているが、そこは今や地名のみでゴンパの影も形も無い。
その跡地と思しき場所に、新たにご立派な展望施設らしきものを作っている真っ最中であった。
展望台だけは既にオープンされていて、しっかり入場料を取っているようだった。
…が、目的のカワ・カルポは宿の屋上からも十分眺められるとのことで、値段も調べずにパス!

飛来寺からカワ・カルポは真西の方向に当たるため、午後は完全な逆光で山が陰ってしまう。
よって、勝負は朝。
6時半にセットした目覚ましが鳴り、僕は祈る気持ちで部屋の扉を開けた。

夜明け前のカワ・カルポ。
カワ・カルポ(夜明け前ver.)@飛来寺
扉を開けたその正面に、いきなりコレが来た。
とりあえず日の出前に歯でも磨こうと思ってたのだが、その場で動けなくなってしまった…。

7時半前。カワ・カルポの夜明け。
カワ・カルポ(朝焼けver.)@飛来寺

ワイドバージョン。
カワ・カルポ(朝焼けワイドver.)@飛来寺

梅里雪山連峰の左端。こちらも思わず見入ってしまう。
豪華な脇役@飛来寺

すっかり日が昇った。ミニチョルテンと一緒にカワ・カルポ。
カワ・カルポ(with ミニチョルテンver.)@飛来寺

ところで、徳欽から飛来寺までは4人乗りタクシーを相乗りで移動したのだが、
その際にちょっと面白い出会いがあった。

1人は、浙江省の杭州(ハンズォウ)出身の女の子。
ここからチベット自治区へ入り、1ヶ月ほどかけて自治区内のゴンパを片っ端から巡るらしい。
かなり若く見えたので学生かと思ったのだが、違った。
聞くと、ラブロマンス小説を書いて小銭を稼いでこの旅に出てきたんだって。
1人でチベットのゴンパ巡りをする子がラブロマンスって…、
あまりにもギャップがあったので可笑しかった。(笑)

もう1人は、正確には徳欽までのバスの中で出会ったのだが、ハンガリー人の男性。
若く見えたけど、僕より5歳ほど年上らしい。
彼もまた、変わった仕事の持ち主だった。
聞くと、「バタフライ(蝶)に関する仕事だ。」と言うのだが、
さらに詳しく聞いていくと、特に彼の専門は、山岳地方の夜行性の種らしい。
飛来寺で泊まった夜、彼は夕方からタクシーを捕まえて出掛けて行った。
実はこの辺りに来たのは3回目で、
前回来た時に、バタフライの採集に適した場所を見つけたんだとか…。
21時頃だったか、当然真っ暗な中を帰って来た彼は、嬉しそうに取り集めてきたものを見せてくれた。
夜に蝶がいるのか…?と半ば疑っていたのだが、見て納得。
正しくは、バタフライじゃなく、モース(蛾)のプロフェッショナル!
「どう?キレイでしょ?」と羽をピンセットで広げてみせてくれるのだが、
正直、僕にはその美しさはわからない…。(そもそも、ちょっとトラウマがあって蛾は苦手なのだ…)
そんなわけで、彼は半分は旅行ながら、仕事も兼ねてやって来ている。
ハンガリーの首都・ブダペストには、彼らが集めた蛾たちの博物館があるそうで、
彼も普段はそこで働いているようだ。
いやはや、色んな世界があるもんだ…と感心していたら、
「何言ってんの、日本にも蛾の収集家はたくさんいるよ?
博物館も絶対あるはずだから、調べてみな!」と彼。
早速、この記事を書く前に『蛾 博物館』でGoogle検索してみたが、見つからないな…。
『蝶 博物館』はたくさんあるようなので、そこに一緒に展示してあるのかも。
「蛾の博物館」って言われたら、一般客は入らないだろうしねぇ。

オマケで、徳欽での食事フォト。まずは炒餌絲(チャオアースー)。
炒餌絲@徳欽
エサ(餌)の細切り(絲)って何だ?と思って頼んでみたら、
焼きうどんのような一皿が登場。
普通の麺よりモチモチしてて、この食感が好きな僕としてはかなり好み。
調べてみたら、もち米とうるち米が原料なんだとか。
…つまり麺状にした餅ってことか!そりゃモチモチするわけだ!(笑)
ただ、ちょっとオイリー。食べきった後の皿には、油の池が…。

炒面(チャオミェン)。
炒面@徳欽
炒餌絲を食べた後に、そういえばしばらく食べてないことに気付いたメニュー。
地域や店によって麺も味付けも全く異なるが、ほとんどハズレが無いので、
いつどこで頼んでも楽しめるお気に入りの一品。
直訳すると「焼きそば」だが、さすがに日本のようなソース味は無い。
ちなみに、これは蘭州拉面の店で頼んだもの。
見た目は上の炒餌絲に似てるけど、やっぱり麺が違う。
もちもちとは違うコシがあって、表面はツルっとしてる。
具にじゃがいもやトマトを入れてるあたりは、大好きな新疆拌面(ラグメン)に近い感じ。

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旅日記-中国② | 23:15:15 | トラックバック(0) | コメント(0)
半年振りサイクリング
四川省の稲城から雲南省の香格里拉へ、
昨年乗ることができなかったバス路線を逆行してやって来た。
あの時は悔しかったけれど、
そのおかげで、今回ベストシーズンの稲城亜丁に行くことができたんだよな。
四川から雲南にかけては、8月は雨季に当たる。
仮に昨年あのバスに乗れていたとしても、雨の中を歩いて終わっていたかもしれない。
そう思えば、結果オーライだったのかもしれないね。

さて、香格里拉。
もちろん2回目の訪問になるわけで、特に新たに見たい場所も無いんだな。
香格里拉(シャングリラ)という名前から、
それこそ理想郷のような素晴らしい場所を期待してしまうけれど、
言っちゃなんだが、ありがちなすっかり開発されてしまった後の中国の町だ。
「古城区」とされる旧市街もあるのだが、
実際は「旧市街っぽく」作られた、実にわざとらしい観光街。
そうそう、有名な麗江(リージャン)の旧市街もそんな感じでガッカリしたっけ…。

ただ、町から数km郊外に出れば、
まだまだ(観光客向けでなく)民族衣装をまとった素朴な人々の暮らしがあるし、
その名に相応しい広大な風景も広がっている。
昨年は、車をチャーターして郊外に出掛けたんだっけか。
今と比べたらリッチな金の使い方をしてたなぁ…。(苦笑)

そこまで思い出して、パッと思い付いた。
…自転車!

観光客向けの古城区で、レンタサイクル屋はすぐに何ヶ所も見つかった。
これで郊外をぶらぶら回ったら最高じゃん!
昨年は雨季真っ只中で全く晴れ間を見せなかった香格里拉の空だったが、
今はスッキリと晴れ渡っていた。
ただ乗り継ぎと休憩のためと思って来たけれど、面白そうなことが見つかったぞ☆

初日の夕暮れ。
夕焼け空@香格里拉
昨年来た時は、ここでこんなキレイな空が見られるなんて想像もつかなかったなぁ…。

自転車に乗れることが、たまらなく嬉しかった。
すごく久々な気がしてたら、半年近くも乗ってなかったことに気付いた。
最後がいつだったかと振り返ってみたら、なんとエジプトのスィーワ以来!(→ こちら を参照)
もう遥か遠い昔のことに思える…。

ここでも秋色を堪能。
秋色堪能@香格里拉
空を燃やせ!@香格里拉

草紅葉と牛さん。
草紅葉と牛さん①@香格里拉
草紅葉と牛さん②@香格里拉

湿原の白馬さん。逆光だけど…。
湿原と白馬@香格里拉

秋の湿原に咲いた花。
秋の湿原に咲く@香格里拉

1日走り回った20元のレンタサイクル。
20元レンタルGIANT@香格里拉
GIANTのマウンテンバイク。
値段の割に、いい自転車を貸してくれた気がする。

香格里拉も海抜3,000mを超える高原。
思ったよりキツかったけど、やっぱり自転車で感じる風は最高だなぁ~。
次はどこで乗れるだろう?

オマケ。油条(ヨウティアオ)&豆漿(ドウジァン)。
油条&豆漿@香格里拉
包子や粥と並ぶ中国の朝メシの定番で、
味が無く油っ濃い揚げパン(油条)と、ホット豆乳(豆漿)。
それぞれ片方ずつだと大して美味くもない(と、個人的には思っている)のだが、
このセットが素晴らしいことを最近知った。(理塘で出会ったTさんに教えて貰ったのがきっかけ)
豆漿は、頼むと砂糖を入れて甘くしてくれる。
店によっては元々甘くしてあるのだが、
この甘い豆漿に油条を浸して食べてみると…、幸せが待ってました☆
今後しばらく、僕の朝の楽しみになりそう♪

長かった今回の中国滞在も、いよいよあと僅かとなってきた。
予定では残り2週間足らずか…。
久々に新しい国へ向かって行くのが楽しみでもあり、久々すぎて少し不安でもあり。

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旅日記-中国② | 00:50:05 | トラックバック(0) | コメント(2)
1年越しのトレッキング
ある日、以前住んでいた江蘇省内の町の本屋で、
「中国名景100選」を紹介する分厚い本を購入した。
チョモランマ、九寨溝、桂林山水…、数々の美しい写真が並べられていた中で、
僕が最も心惹かれたのが、四川省・稲城(ダオチェン)の紹介ページだった。
全く聞いたことの無い場所だったが、それはそれは美しい風景の写真がそこにあった。

そして昨年8月、雲南省北部の町・香格里拉(シャングリラ)。
ここから稲城行きのバスがあることは調査済みだった。
しかし、僕はここで初めて、僕は「外国人不可」を経験することとなる。
香格里拉のバスターミナルに到着して早々に、
稲城(ダオチェン)行きの切符を買おうと窓口へ向かったのであったが、
窓口の女性は「外国人には売れない」の一点張り。
理由もわからぬまま、予定外の大回りをして成都を目指すこととなった。
(帰りの飛行機を予約済みだったため、どうしても成都へ行く必要があった。)
結果的には、その分時間ができたおかげで、九寨溝&黄龍へ行くことができたのだが…。

その後成都のバスターミナルの窓口で再度確認したところ、
稲城がクローズされた原因は、まさにこの頃開会した北京オリンピック。
チベット地域に対しての警戒が高められ、
四川省甘孜チベット族自治州に属する稲城も、外国人立入制限の対象になったようだ。

今回は、そのリベンジ。
同じく昨年訪問を断念させられた四姑娘山と共に、何としても訪れようと思っていた。

理塘から約150km南に、稲城の町はある。
ここまでは、朝イチで乗合タクシーを捕まえて難なく到着。
だが、実はあの写真にあった風景は、
さらに南へ120km先の亜丁(ヤーディン)という場所にある。
一般には合わせて稲城亜丁とも呼ばれ、
その美しさを評し、「最後のシャングリラ」とも称されている。

まずは稲城に一泊することにし、翌日朝の車探し。
…が、本来はあるはずの乗合タクシー(ワゴン)が無い。
またまた当局のお達しで、
国慶節期間中はワゴンタイプの乗合タクシーは立入禁止になっているらしい。
代わりに使えるのは、4人乗りの普通のタクシーのみ。
運ちゃんらの言い値によると、4人でシェアしてもワゴン時の倍になる…。
名目上は、1日当たりの入場者数が増えすぎないようコントロールするためのようだが…?
僕が稲城に着いたのは、国慶節連休の終わる8日。
それでも、このお達しが解かれることは無かった…。
(結局、宿の主人が見つけてくれた車で多少は安く行けることに。)

ちなみに、亜丁風景区の入場料は150元。
往復の車と合わせると、300元を超えた…。
ここまで高額な価格設定は九寨溝(入場料&観光車料で計310元)以来である。
さて、九寨溝に匹敵する風景は本当にあるだろうか…?

ここまで絶好調だった僕の山運だが、今回はまずまず。
風景区内には1泊2日滞在したが、
雨が降っていたかと思えば一気に晴れ渡ったり、
朝からいい天気だったかと思えば数時間後には小雪がチラついたり…。

さ、あとは写真でいきましょう。

秋色のお出迎え。
紅葉のお出迎え①@亜丁
紅葉のお出迎え②@亜丁
ひょっとしたら紅葉が見られるかとは思っていたけど、予想以上に見事だった…。
これだけで、既に満足ムードになってしまう僕。

燃えるトンガリ山。
燃えるトンガリ山@亜丁
他にも雪山はたくさん並んでいるのだが、
残念ながらほとんどが雲に隠れてしまっていた中、コイツだけはいつも姿を見せてくれた。

珍珠海(チェンジュハイ)とトンガリ山。
珍珠海とトンガリ山@亜丁

ここ珍珠海周辺も、木々の色付きがピーク。
紅葉珍珠海@亜丁
これは1日目の昼。この後、天気は下り坂に。

こんなところにもゴンパがあった。
こんなところにもゴンパ①@亜丁
こんなところにもゴンパ②@亜丁
こんなところにもゴンパ③@亜丁
誰もいなかったので、じっくり中を撮影させて頂いちゃった☆
(撮影禁止の場所を撮っているわけじゃないですよ、念のため。)

牛奶海(ニウナイハイ)。
牛奶海①@亜丁
牛奶海②@亜丁
「牛奶」とは、牛乳のこと。なるほど、そんな色かな…。

五色海(ウースーハイ)。
五色海@亜丁
この色に出会えたのは、九寨溝以来かなぁ。

牛奶海と五色海、この2つの池が風景区の一番奥地。
2日目の早朝から歩き出してここを目指したのだが、
やっと着く頃になって一気に雲が広がり、
間もなく強風と小雪による極寒コンディションに…。(ちなみに、朝は快晴だった。)
でも、日陰で撮った割にはキレイかな?

しかし帰り道、空には再び青空が☆以下、その散歩道から。
再び晴れた散歩道から①@亜丁
再び晴れた散歩道から②@亜丁
再び晴れた散歩道から③@亜丁
再び晴れた散歩道から④@亜丁

清らか~な水。
水、清らかに①@亜丁
水、清らかに②@亜丁
水、清らかに③@亜丁

清流横の散歩道。
清流横の散歩道@亜丁

そろそろお別れ。天辺まで、もう一息で見えそうなのに…。
もう一息が…@亜丁

最後の最後に、出会いが待っていた。
突然の出会い①@亜丁
突然の出会い②@亜丁

さて、1年越しの念願のトレッキング、満足できたかどうか?
なんて、もう書くまでもないか…☆

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旅日記-中国② | 23:30:50 | トラックバック(0) | コメント(2)
離れられず、再一天。
草原に囲まれた小さな町・理塘。
すっかりここを気に入ってしまった僕だったが、次の町へ向かう予定の朝が来た。

冷え込んだ空気の中、外に出てみると、なんと清々しい青空!
朝日を浴びて、草原が黄金色に輝いている。

…ダメだ、まだ行きたくない。やっぱりここは最高だ。
1日滞在延長決定。

草原の朝。どこまで放牧に行くのかな…?
朝の放牧@理塘

さて、今日も一仕事行こうかのう。
本日も一仕事@理塘

乳母車?
草原乳母車@理塘

草原で子守。
草原で子守@理塘

お母さんの表情が優しい。
温かさ溢れる母子@理塘

ナイスキメ顔。
ナイスキメ顔@理塘

泥遊び。
泥遊び@理塘

そういえば、久々に撮った市場の写真。
久々市場フォト①@理塘
久々市場フォト②@理塘

個室風呂。天然温泉!
個室温泉@理塘
町から5km程の場所に、まさか温泉まであるとは…。
宿で希望者が4人集まったので、タクシーをチャーターして行ってきた。
キレイな浴槽とは言えないけども、
寒い寒い理塘の夜、十分過ぎるほど幸せを頂きました☆

ゴンパには計4回も足を運んだし、町もほぼくまなく歩き回った。
色達と並んで、また訪れたいお気に入りの町になった。

そう思うと同時に、あの気力を無くした時期に訪れた場所を、
同じように楽しめなかったことに悔しさを感じた。
圧倒的な迫力で迫ってきた色達は僕の中でちょっと特別だったけど、
ここ理塘にはそういう強烈な何かがあったわけじゃない。
もし2週間前にここに来ていたら、無気力のままスルーしてしまっていたかもしれない。
たまたま、タイミング良く気持ちが乗っている時に訪れることができただけだ。

だけど、そうやってタイミングの良し悪しばかり言い訳にしてちゃいかんよなぁ…。
気持ちのアップダウンは、きっと人間誰しもあるのだろうと思うけど、
それに左右されすぎて、楽しめたはずのものがつまらなくなってしまうのは勿体無いよね。
もっと感情の起伏をコントロールできる大人にならねば…。

今度こそはお別れ。夕色に染まる理塘の町。
さらば、お気に入りの町@理塘

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旅日記-中国② | 17:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
チベット世界への帰還
成都の宿に滞在中、悪い情報を耳にしていた。
成都でのリフレッシュ休暇(?)後、最初の目的地は理塘(リータン)に決めていたのだが、
なんでも国慶節10月1日頃に理塘へ向かった日本人が、
手前の検問で「外国人立入禁止」の通告を受け、引き返させられたとらしい。
成都から理塘への直通バスは無いので、まず乗り継ぎのため康定(カンディン)に向かうのだが、
10月1日にバスターミナルへ行った人は、その康定行きの切符すら売ってもらえなかったらしい。
(たぶん外国人なのはバレてたのに、僕はその前日に全く問題なく買えたのだが…。)
また、理塘以外にも、僕が先日までに訪れた数々のチベット地域も、
同様に入れなくなっているという情報もあった。

例によって、やたら国慶節期間を警戒している当局が厳戒態勢を敷いたのだろう。
問題は、その立入禁止のお達しがいつ解かれるのか?
恐らくは、国慶節休みが明ける9日頃か…、
運が良ければ、混雑のピークと予想される初めの3日の後に解放されるか…。
色々予想してみるが、ほとんど気紛れに近い話なので、そのタイミングは誰にもわからない。
最悪は9日前後までどこかで待機する覚悟で、
とりあえずは4日朝発康定行きのバスに乗り込んだ。

康定までは特に検問も無く無難に到着したが、問題はここから。
とりあえず外国人であることを隠してバスチケット購入にトライするか?
でも、結局検問で引っ掛かってしまったら意味が無い。
バス以外にも、理塘までは乗合タクシーが多く走っているに違いない。
仮に検問を隠れて突破するなら乗合タクシーの方が可能性が高いと考え、
まずはダメ元で、あえて外国人だと伝えた上でバスチケットの購入にトライしてみることに。

…え?OK?
でも明日の切符ってまだ残ってるの?あ、それも問題無し?

ということで、色々思案してたのがアホらしくなるほど、あっけなくクリアできてしまった。
僕と公安との相性は最悪(と勝手に思ってる)ので、
まるで期待してなかったのだが、たまにはうまくタイミングが合うこともあるのね。

さて、次なる問題は宿探し。
バスターミナルを出ると、いつになく客引きが張り切って寄って来る。
それは良いのだが、値段を聞くと、やたらと言い値が高い!
いくつか部屋を覗いてみたが、
2週間前なら10~15元で泊まれていたようなシャワー無しのドミトリーで、
あの成都の快適な宿以上の値段を取ろうとしてきている。
連休中の混雑に合わせて値段を吊り上げているのは明らか。
別にどうしても手が出ない値段というわけでもないが、泊まる気になれない…。
かなりの数の客引きと交渉したが、まるで折れてくる気配が無いので、
だんだんこちらも意地になってきた。
…もういい!こうなったら、外で夜を明かしてやる!

こうして、この旅2度目の野宿を余儀無くされ…いや、今回は自爆か。(笑)
まぁ、康定は思ってたよりずっと暖かいので、着込んで寝袋に包まれば大丈夫でしょう。
どうせ翌日は早朝6時発のバスなので5時には起きなきゃだし、
元々寝る時間も少ないんだから、1泊分節約節約!…と自分に言い聞かせる。

中秋節の翌日とあって、月のきれいな夜だった。
雨の心配も無さそうだったので、月明かりの下、
川沿いの少し丘になった場所に見つけた原っぱで寝袋に包まった。
風も無く、気温は実に快適、草はふかふかで気持ちいい…。
誰にも見つかりませんように!というスリルも含めて、野宿ってちょっとクセになるんだよな。
翌朝危うく寝過ごしそうになるほど、ぐっすり眠ってしまった。

バスには無事に乗れたが、最後まで安心はできない。
理塘まであと少しというところで、検問らしき場所が見えた。
一瞬ドキッとしたが、ゲートは開きっぱなしでスルー。
これで晴れて、理塘に到着!

理塘は平均海抜が4,000mの町。
うん、今日は日差しが弱いせいもあるけど、ちょっと肌寒いぞ。
さすがにここで野宿をしたら生死に関わるので、今日こそは宿に泊まらねば。
しかし、ここでは予め調べておいた宿に一発でチェックインできた。値段も上々。

町を歩いてみても、思ったほど観光客は多くない。
ここへ着くまでに、康定&成都方面へ向かって(恐らく、戻って)行く車を多く見かけたが、
既に景勝地の混雑ピークは過ぎて、都市部への逆ラッシュが始まっているのかもしれない。
…とすれば、当初描いていた僕の計画通り。順調順調♪

成都でのリフレッシュ効果も覿面だった。
そんなに長く離れていたわけじゃないのに、
チベットの空気に戻って来れたことが嬉しくて、自然とテンションが上がってしまう。
一時は本気で飽きてきてしまっていたゴンパ歩きだったのに、楽しい楽しい♪

草原のリタン・ゴンパ(理塘寺)。
草原ゴンパ@理塘

なかなか立派な寺院。テンションが上がったのは、僕の気分の所為だけじゃないかな?
ご立派伽藍@理塘

居並ぶ神サマたち。
神サマ整列@理塘

青空の下、読経の時間。
青空読経タイム@理塘

…って、みんな読んでないし!(まぁ邪魔してるのは僕なのだが)
読経中断①@理塘

だから本を読みなさいって…。先生に怒られるよ?
読経中断②@理塘

同じ広場の中、周囲のガヤガヤは気にも留めず、祈りを捧げる。
祈祷集中@理塘

僧侶たちの住処。
僧侶達の住処@理塘

マニ石塚でマニマニ。
マニ石塚でマニマニ①@理塘
マニ石塚でマニマニ②@理塘

パパラッチの新技。
パパラッチの新技@理塘

今回の中国滞在でこのような立派な寺院のあるチベットの町を訪れるのは、
ひょっとしたら、これが最後になるかもしれない。
せっかくまた気分良く歩き出せたところなのだが…、ちょっと名残惜しいな。

このカラフルな色とも、そろそろお別れが近い…?
名残惜しき色@理塘

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旅日記-中国② | 16:40:41 | トラックバック(0) | コメント(2)
1年越しの食い倒れ
ネオンが眩しい…。

成都に来たのは2回目。そこが大都会であることは知っていた。
知っていたのに、驚いた。
都会って、こんなに凄かったっけ?
同じ四川省にこんな場所があることが、なんだか信じられない。
西寧を出てから1ヶ月、都市からかけ離れた世界に長く居過ぎたか?
雪がチラつく4,000m超の峠を超え、その同じ日にこんな場所へ来たら、誰でもそうなるか?

時間は21時を回っていたが、
立ち並ぶ飲食店からは、四川特有の香辛料の効いたいい匂いが立ちこめていて、
まだまだ大勢のお客さんで賑わっている。
コレだコレ、成都に来た目的は、まさにコレだよ!
1年前の夏、同じくこの場所でこの香りに誘われ、
「ここで食い倒れたい!」という欲望をかき立てられた僕であったが、
泣く泣くたった1泊で別れを告げ、「必ずまた来る!」と誓ったのであった。
その場所に、僅か1年で帰って来ることができたことに感謝し、
僕はウキウキしながら予定の宿へと向かって行った。

…が、ここで問題発生。
頼りにしていた有名な安宿は、客が殺到してんやわんや状態になっていた。
なんとか到着日1日はベッドを確保できたのだが、
翌日以降数日間は既に予約でいっぱいとのことで、
その日その日の夜まで待たないと泊まれるかわからない状況。(要するに、キャンセル待ち)
むむぅ…、国慶節休みとは言え、
主に日本人や欧米人旅行者が多い宿と聞いていたので、そこまで影響が出るとは思わなんだ。
しかもこの宿は相当な客室数を持っているのに、それが一杯になるとは…、少々甘く見ていたか。

十中八九キャンセルが全く出ないことは無いだろうとは思ったが、
キャンセル待ちを余儀無くされているのは僕1人だけでは無かった。
と言うことは、空きができ次第、早い者勝ちという状況。
それをいち早く知るには、常に宿のロビーで待機してしつこく確認しなければならない。
…なんてことはやってられないので、ここは諦め、翌日宿探しに繰り出すことに。

そのついでに、バスターミナルへチケットを買いに行った。
前半の混雑のピークになると思われる10月3日までは、
おとなしく成都でのんびりしようと思っていたが、
直前になって売り切れになる恐れも考えて、早めにチケットを買っておこうと思ったのだ。
10月4日発康定(カンディン)行きのチケットは難なく購入できた。
やれやれ、では宿探しに行こうかと思ったその時、
いきなり目の前にマイクが突き出された。
…ってことは、その横には…TVカメラですよね、やっぱり。
アナウンサー?と思しきお姉さんが、何やら質問を仕掛けてきた。(もちろん中国語で)
「どこへ行くのですか?」「何をしに行くのですか?」と言っているみたい。
いちおう、「康定へ。」「旅行で。」と答えたつもりなのだが、
お姉さん、そんな「ハァ?」みたいな顔しないで!
元々ヘタな発音だけど、テンパッてさらに舌が回ってなかったのは自分でもわかってるから!
その後も何やらインタビューを続けようとされたのだが、
もはや聞き取る余裕も無ければ、スムーズに回答する余裕など全くございません!
オロオロしていると、「コイツはダメだ。」と悟って頂けたのか、
次のターゲットを探しに去って行った。
日本でもよく見る、連休前の混雑状況を伝えるニュースか何かだったのだろうが、
あれ、まさか生中継とかじゃないよな?後でカットしてくれてるよな…?
そのまま写ってたとしたら、ちょっとした放送事故だよ!恥ずかしすぎ!
こんなシチュエーション、日本で遭ったとしてもテンパる自信あるぞ?
それが中国でなんて…、ある意味美味し過ぎる。(ネタとして)

結局、宿の方は数ヶ所回った結果、
別のゲストハウスで翌日以降3日夜までの寝床は確保できたが、この日の夜はどこも満杯。
仕方ない、最悪はどこかで一晩飲み明かすか…と元の宿に戻って来たら、
あっけなくベッドの空きが見つかった。
まったくやれやれな1日だった…。

そして翌日、いよいよやって来た国慶節の日。
僕の懸案はただ一つ、街のメシ屋は果たして開いているのか否か!?
…だったが、いざ街へ繰り出してみると、そこはいつもと変わらぬ日常の風景。
繁華街に人が増えている程度で、普通の日曜か祝日と大差無い気がした。
メシ屋も含め、閉められている店舗は僅かで、
旧正月のような爆竹や花火を打ち鳴らしての大騒ぎも全く無く、
ちょっと肩透かしを喰らった気分だった。

それでは、張り切って行こう!
1年越しの念願、食い倒れスタート~☆

担担面(ダンダンミェン)。
担担面@成都
まずは定番中の定番、タンタン麺。
…と言っても、日本のラーメン屋で出されるものでイメージすると、全くの別物かも?
日本で「タンタン麺」と言えば、
辛味のあるスープに挽肉が載ったラーメンが出されることが多いと思うけど、
こちらではタレで食べる拌面(バンミェン = 混ぜ麺)の一種なのですな。
下に見えている麻辣なタレをグァァーッとかき混ぜて頂く。
この店はちょっとした人気店だったらしいのだが、
なるほど、辛さの中にもしっかり旨みがあるタレで、絶品でございました☆

燃面(ランミェン)。
燃面@成都
名前が気になって初トライ。
これも拌面の一種だけど、混ぜ合わせる具材がとってもユニーク。
挽肉にネギ、そしてピーナッツに高菜。
なんとも不思議な組合せだけど、この混ぜこぜが意外とイケる。
担担面に比べ、よりジャンキーな感じの一品。

渣渣面・清湯(チァーチァーミェン・チンタン)。
渣渣面・清湯@成都
この「渣」の発音が、カタカナ表記するには苦しいんだよな…。
まぁそれはいいとして、これも初トライメニュー。
別の字を使った「ジャージャー麺」かな?と思ったのだが、全くの別物だった。
「清湯」とは、澄んだ(要するに、辛くない)スープのこと。
これに対し「紅湯」も選択できるのだが、たまには辛くないのが食べたいのよ…。
辞書によると、「渣」とは、「かす」とか「くず」といった意味らしい。
何が出されるかと思ったら、見ての通り、具無しにも等しいシンプルなものだった。
…が、このスープが秀逸だった。
鶏ガラでしっかりダシを取った醤油スープで、
それはまるで古き良き東京ラーメンの、ふと懐かしくなってしまう味だった。

熱蕎面(ルーチァオミェン)。
熱蕎面@成都
「蕎麦」の「蕎」でわかる通り、なんと蕎麦粉を使った麺があったのだ!
これは、去年成都に来た際に見つけたのだが、
中国の簡体字では「乔」と書くため、
初め辞書を引くまでは何だかわからず、意味を知って驚いたものだ。
麺を口に含むと、風味はそこまで強くないものの、それは紛れも無く蕎麦の味。
しかし、合わせるスープはこれぞ四川風という感じの、香辛料の風味が効いた麻辣な味付け。
日本人の僕から見ると、その組合せが何とも不思議で、
美味いとか不味いとかいう感想が出てこない。ただただ、面白い!

牛肉米線(ニゥロウミーシェン)。
牛肉米線@成都
この白い麺、「米線」ないし「米粉(ミーフェン)」はビーフンのこと。
ちなみに、「線」と「粉」の両方を置いてる店もあるのだが、未だに違いがよくわからん…。
ここから雲南省など、南部に行くほどビーフンを扱う店の比率が高くなっていく。
この米の麺文化の流れは、さらに東南アジアまで続いていくのでしょう。
小麦の麺よりツルッとしてるのでするりと軽く食べられるのだが、
腹持ちがいい気がするのは、やっぱり米だから?

排骨鋪盖面(パイグープーガイミェン)。
排骨鋪盖面@成都
「鋪盖」とは、「(平らに)かぶせる」という意味らしい。
出てきた皿を見て納得。
なるほど、平たく伸ばした麺がスープの上にかぶさってる…。
もはやこれが「麺」と呼べるものなのかどうか非常に微妙なところなのだが、
誰が考えたか知らないけど、本当に色んなものを作るなぁと感心してしまう。
店の看板に「鶏湯鋪盖面」とあった通りで、
スープは上で紹介した「渣渣面」同様、鶏ガラがしっかり効いたスープ。
こちらは「清湯」ではなかったが、この麺にはパンチのある「紅湯」の方が合うかもね。
「排骨」は、日本にもあるのでわかるかもしれないが、主に肋骨部分の骨付き肉のこと。

ここまで麺料理ばかりになってしまったが、実際、麺ばかり食べてたので仕方ない。
この地域は特に麺のバリエーションが豊富なことがわかって、
米を食べる余裕を与えてもらえなかった。
さらに、この辺りでは、麺の量を「1丙(リャン)」単位で注文する店が多い。
1丙 = 50gなので、2丙ぐらいで止めておけば、まだ腹に余裕ができる。
こうして、違う店の違う麺を「ハシゴ」できてしまうのですな♪

ただ、タレやスープ、トッピングで違いを出してはいるものの、
「蕎面」や「鋪盖面」は別として、麺に特徴を出している店は少なかったように思う。
麺のレベルだけ見るならば、
以前にも紹介した「蘭州拉面」の看板を掲げる店の方が勝ってるかな。
こちらはほぼ100%手打ちで、店頭でよく小麦粉の固まりを叩いて伸ばしているのを見かける。
さらに、合わせる具材やスープの種類によって、
麺の太さ形状を実に多彩に使い分けているので、
この店に行くだけで何種類もの麺を楽しむことができてしまう。
恐らく「蘭州拉面」の店は今や中国全土どこにでもあるので、困った時はここへGO!

湯包(タンバオ)。
湯包@成都
肉汁(湯)をたっぷりと包み込んだ、ご存知「小龍包(シャオロンバオ)」の別名。
上海~江蘇省の江南地域が本場なので、四川省はちょっと遠い…。
今回中国に来てから一度も見かけていなかったのだが、
さすがは大都会成都、やっぱりあった!
ちなみに、この10個入りで4元ぐらい。幸せ~☆

蒸餃(ズンジァオ)と…、
蒸餃@成都

瓢香拌面(ピァオシァンバンミェン)。
瓢香拌面@成都
「福建沙県小吃」の看板を掲げた店で頼んだこの2品には、
ちょっとした思い入れがある。

まだ僕が出張で中国を訪れていた頃、
ある取引先を訪問している際に、昼食の時間になった。
気を遣って頂いて、いつもは日本料理の店などに連れて行って頂くことが多かったのだが、
この日は近くで「ゴマラーメン」を食べさせてくれると言う。
行ってみると、それは小さな小さな店で、お世辞にもキレイとは言えない外観。
薄汚れた白いテーブルと背もたれの無いプラスチックの椅子、
テーブルの上には、何やら黒い液体(後に酢とわかる)の入った容器と、辛味ダレの入った器。
今でこそ、そんな店にばかり入るようになってるけど、
当時は、こんなところで食べて腹壊さないかな…?という不安もあった。
でもそれ以上に、初めて庶民的と呼べる店に足を踏み込めたことに、ワクワクを覚えていた。
そこで取引先の方が頼んでくれたのが、この2品だった。

それが中国の小吃(シャオチー = 軽食、ファーストフード)との出会い。
こんな店で(…と言ったら失礼だが)こんなに美味いものが食えるのか!
根っからのB級人間の僕にとっては、
どんな高級中華料理より、魅力的に思える世界だった。

普通の「取引先」の関係だったら、まずあの店に行くことは無かっただろう。
仕事上の立場はあれど、お互いに本音で仕事ができる仲間のような関係があったから、
あの店に連れて行ってくれたのかな、と思う。
そのことが、僕にとっては嬉しかった。

ちなみにこの「ゴマラーメン」のタレだが、
本当はゴマではなくピーナッツを使っているらしい。
「瓢香」とは、「香り漂う」といった形容詞的な意味で、
他の店でも同じ名前で提供されているメニューなのかどうかは不明。
「蒸餃」は名前の通りで、豚肉入りの蒸し餃子。
包子もそうだけど、この木製の蒸し器をを使うと、香りがまたいいんだな☆

「福建沙県小吃」の店は、大きな町ならどこでも見かけるし、
僕が住んでいた町にもあって時々通っていたのだが、
このゴマラーメン改めピーナッツラーメンがそこにあることには、
1年以上もの間ずっと気付かなかった。
それが、まさかこんな場所で再会するとはね…。

湯圓(タンユァン)。
湯圓@成都
たまにはデザートでも。
茹でただんごの中に、こし餡やゴマ餡などが入っているスウィーツ。

食い倒れのシメはこれで!火鍋(フォグォ)!
火鍋の鍋@成都
今回成都で一番食べたかったのがコレ。
今や火鍋屋は中国全土にあるけれど、一度は本場の味を食べてみたかった!
(本当の本場は四川省のお隣の重慶なんだけどね。)
街を歩いていると、至るところで火鍋特有の強い香りが熱烈に僕を誘ってくる。
ただ、こればかりは1人で食べに行けないので、
宿で出会った中国人を誘って、成都最終日の夜に突撃した。

注文した鍋は、外側に紅湯&内側に小さく清湯。
…明らかに紅湯がメインなのが本場らしい。
周りを見ると、清湯無しの鍋で食べている人が多いのも、また本場らしい。(笑)
紅湯の方をよく見ると、表面を埋め尽くすように、小さな粒々がたくさん入っている。
それが全て山椒。…いやはや、さすが。

頼んだ具材(の一部。まだ野菜が来てなかった)。
火鍋の具材@成都
牛肉、豆腐、湯葉、冬瓜、キノコ…などなど。(一部名前が不明)
基本の鍋(スープ)以外は、好きな具を全て自分で注文できるのが火鍋のいいところ。
安い店なら、野菜などは1皿1元~。
鍋代が固定の分、大勢で行った方がお得なり。

で、お味の方は、やっぱり紅湯は容赦無く辛かった。(笑)
けど、結局紅湯の方ばかり食べてた。だって圧倒的に紅湯の方が美味いんだ!
そして、翌日は見事に腹を下した。
火鍋の後はいつもそう。美味さの代償を伴う、諸刃の剣なのだ…。

中国に入って1ヶ月半ほど、いつの間にか辛さに慣れてきてる自分が怖い。
四川の味はたしかに好きなんだけど、確実に寿命を縮めそうだし、
この味に慣れ過ぎると、そのうち日本料理の味がわからなくなっちゃいそう…。

成都に滞在した5泊の間、
自ら「食い倒れ」を宣言したものの、本当に食う以外ほとんど何もしてない!
この町はずーっとジメジメした天気(1年中、そういう気候らしい)だし、
人と車が多過ぎで、空気も悪い。
散歩してもすぐに疲れてしまうので、結局宿でダラダラとネットをしていたり…。
これ以上居たら人間ダメになってしまいそうな気がした。
2泊しかできなかった最初の宿も、次に見つけた宿も、
いずれも素晴らしく快適な宿だったが、
(尤も、成都到着時の僕は、シャワーとネットがあるだけで感動できる状態だったけど…)
どんなに居心地のいい宿があったとしても、
僕はやっぱり、都会でのんびりできるタイプじゃない。
もうリフレッシュは十分!さぁ、再びド田舎へ戻るぞ~!(←変な気合い)

数少ない食べ物以外の写真その1。
毎時毎刻@成都
7~11時なんて言わないよ。いつでも開いてるよ♪

その2。中秋の名月。
中秋の名月@成都
10月3日は「中秋節」でした。
昼はザーザー降りの雨だったけど、奇跡的に夜に雲が切れた。

伝統に倣い、月餅を頂きお月見を堪能。
お月見に月餅@成都
やっぱり、最後は食べ物になってしまったな…。(笑)

テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-中国② | 16:50:03 | トラックバック(0) | コメント(0)
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