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joplus

Author:joplus
「もっと世界を見てみたい!」
という単純な理由で、
世界経済危機をものともせず…
否、ただ歯止めがかけられず、
会社を辞めて旅に出た浅はかな男。

でも、いつ終わるかわからない人生、
やりたいことをやりたい時に、
楽しめるだけ楽しまないと♪
…と、勝手に開き直ってる若造です。

たくさんの「違い」に出会うため、
風と気の向くままに歩き回ります。
キーワードは、「自然体」。
できるだけナチュラルな心で、
「違い」で溢れた世界に浸って来たいと思います。

(画像 : photo by たびかめ氏)

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1年越しの食い倒れ
ネオンが眩しい…。

成都に来たのは2回目。そこが大都会であることは知っていた。
知っていたのに、驚いた。
都会って、こんなに凄かったっけ?
同じ四川省にこんな場所があることが、なんだか信じられない。
西寧を出てから1ヶ月、都市からかけ離れた世界に長く居過ぎたか?
雪がチラつく4,000m超の峠を超え、その同じ日にこんな場所へ来たら、誰でもそうなるか?

時間は21時を回っていたが、
立ち並ぶ飲食店からは、四川特有の香辛料の効いたいい匂いが立ちこめていて、
まだまだ大勢のお客さんで賑わっている。
コレだコレ、成都に来た目的は、まさにコレだよ!
1年前の夏、同じくこの場所でこの香りに誘われ、
「ここで食い倒れたい!」という欲望をかき立てられた僕であったが、
泣く泣くたった1泊で別れを告げ、「必ずまた来る!」と誓ったのであった。
その場所に、僅か1年で帰って来ることができたことに感謝し、
僕はウキウキしながら予定の宿へと向かって行った。

…が、ここで問題発生。
頼りにしていた有名な安宿は、客が殺到してんやわんや状態になっていた。
なんとか到着日1日はベッドを確保できたのだが、
翌日以降数日間は既に予約でいっぱいとのことで、
その日その日の夜まで待たないと泊まれるかわからない状況。(要するに、キャンセル待ち)
むむぅ…、国慶節休みとは言え、
主に日本人や欧米人旅行者が多い宿と聞いていたので、そこまで影響が出るとは思わなんだ。
しかもこの宿は相当な客室数を持っているのに、それが一杯になるとは…、少々甘く見ていたか。

十中八九キャンセルが全く出ないことは無いだろうとは思ったが、
キャンセル待ちを余儀無くされているのは僕1人だけでは無かった。
と言うことは、空きができ次第、早い者勝ちという状況。
それをいち早く知るには、常に宿のロビーで待機してしつこく確認しなければならない。
…なんてことはやってられないので、ここは諦め、翌日宿探しに繰り出すことに。

そのついでに、バスターミナルへチケットを買いに行った。
前半の混雑のピークになると思われる10月3日までは、
おとなしく成都でのんびりしようと思っていたが、
直前になって売り切れになる恐れも考えて、早めにチケットを買っておこうと思ったのだ。
10月4日発康定(カンディン)行きのチケットは難なく購入できた。
やれやれ、では宿探しに行こうかと思ったその時、
いきなり目の前にマイクが突き出された。
…ってことは、その横には…TVカメラですよね、やっぱり。
アナウンサー?と思しきお姉さんが、何やら質問を仕掛けてきた。(もちろん中国語で)
「どこへ行くのですか?」「何をしに行くのですか?」と言っているみたい。
いちおう、「康定へ。」「旅行で。」と答えたつもりなのだが、
お姉さん、そんな「ハァ?」みたいな顔しないで!
元々ヘタな発音だけど、テンパッてさらに舌が回ってなかったのは自分でもわかってるから!
その後も何やらインタビューを続けようとされたのだが、
もはや聞き取る余裕も無ければ、スムーズに回答する余裕など全くございません!
オロオロしていると、「コイツはダメだ。」と悟って頂けたのか、
次のターゲットを探しに去って行った。
日本でもよく見る、連休前の混雑状況を伝えるニュースか何かだったのだろうが、
あれ、まさか生中継とかじゃないよな?後でカットしてくれてるよな…?
そのまま写ってたとしたら、ちょっとした放送事故だよ!恥ずかしすぎ!
こんなシチュエーション、日本で遭ったとしてもテンパる自信あるぞ?
それが中国でなんて…、ある意味美味し過ぎる。(ネタとして)

結局、宿の方は数ヶ所回った結果、
別のゲストハウスで翌日以降3日夜までの寝床は確保できたが、この日の夜はどこも満杯。
仕方ない、最悪はどこかで一晩飲み明かすか…と元の宿に戻って来たら、
あっけなくベッドの空きが見つかった。
まったくやれやれな1日だった…。

そして翌日、いよいよやって来た国慶節の日。
僕の懸案はただ一つ、街のメシ屋は果たして開いているのか否か!?
…だったが、いざ街へ繰り出してみると、そこはいつもと変わらぬ日常の風景。
繁華街に人が増えている程度で、普通の日曜か祝日と大差無い気がした。
メシ屋も含め、閉められている店舗は僅かで、
旧正月のような爆竹や花火を打ち鳴らしての大騒ぎも全く無く、
ちょっと肩透かしを喰らった気分だった。

それでは、張り切って行こう!
1年越しの念願、食い倒れスタート~☆

担担面(ダンダンミェン)。
担担面@成都
まずは定番中の定番、タンタン麺。
…と言っても、日本のラーメン屋で出されるものでイメージすると、全くの別物かも?
日本で「タンタン麺」と言えば、
辛味のあるスープに挽肉が載ったラーメンが出されることが多いと思うけど、
こちらではタレで食べる拌面(バンミェン = 混ぜ麺)の一種なのですな。
下に見えている麻辣なタレをグァァーッとかき混ぜて頂く。
この店はちょっとした人気店だったらしいのだが、
なるほど、辛さの中にもしっかり旨みがあるタレで、絶品でございました☆

燃面(ランミェン)。
燃面@成都
名前が気になって初トライ。
これも拌面の一種だけど、混ぜ合わせる具材がとってもユニーク。
挽肉にネギ、そしてピーナッツに高菜。
なんとも不思議な組合せだけど、この混ぜこぜが意外とイケる。
担担面に比べ、よりジャンキーな感じの一品。

渣渣面・清湯(チァーチァーミェン・チンタン)。
渣渣面・清湯@成都
この「渣」の発音が、カタカナ表記するには苦しいんだよな…。
まぁそれはいいとして、これも初トライメニュー。
別の字を使った「ジャージャー麺」かな?と思ったのだが、全くの別物だった。
「清湯」とは、澄んだ(要するに、辛くない)スープのこと。
これに対し「紅湯」も選択できるのだが、たまには辛くないのが食べたいのよ…。
辞書によると、「渣」とは、「かす」とか「くず」といった意味らしい。
何が出されるかと思ったら、見ての通り、具無しにも等しいシンプルなものだった。
…が、このスープが秀逸だった。
鶏ガラでしっかりダシを取った醤油スープで、
それはまるで古き良き東京ラーメンの、ふと懐かしくなってしまう味だった。

熱蕎面(ルーチァオミェン)。
熱蕎面@成都
「蕎麦」の「蕎」でわかる通り、なんと蕎麦粉を使った麺があったのだ!
これは、去年成都に来た際に見つけたのだが、
中国の簡体字では「乔」と書くため、
初め辞書を引くまでは何だかわからず、意味を知って驚いたものだ。
麺を口に含むと、風味はそこまで強くないものの、それは紛れも無く蕎麦の味。
しかし、合わせるスープはこれぞ四川風という感じの、香辛料の風味が効いた麻辣な味付け。
日本人の僕から見ると、その組合せが何とも不思議で、
美味いとか不味いとかいう感想が出てこない。ただただ、面白い!

牛肉米線(ニゥロウミーシェン)。
牛肉米線@成都
この白い麺、「米線」ないし「米粉(ミーフェン)」はビーフンのこと。
ちなみに、「線」と「粉」の両方を置いてる店もあるのだが、未だに違いがよくわからん…。
ここから雲南省など、南部に行くほどビーフンを扱う店の比率が高くなっていく。
この米の麺文化の流れは、さらに東南アジアまで続いていくのでしょう。
小麦の麺よりツルッとしてるのでするりと軽く食べられるのだが、
腹持ちがいい気がするのは、やっぱり米だから?

排骨鋪盖面(パイグープーガイミェン)。
排骨鋪盖面@成都
「鋪盖」とは、「(平らに)かぶせる」という意味らしい。
出てきた皿を見て納得。
なるほど、平たく伸ばした麺がスープの上にかぶさってる…。
もはやこれが「麺」と呼べるものなのかどうか非常に微妙なところなのだが、
誰が考えたか知らないけど、本当に色んなものを作るなぁと感心してしまう。
店の看板に「鶏湯鋪盖面」とあった通りで、
スープは上で紹介した「渣渣面」同様、鶏ガラがしっかり効いたスープ。
こちらは「清湯」ではなかったが、この麺にはパンチのある「紅湯」の方が合うかもね。
「排骨」は、日本にもあるのでわかるかもしれないが、主に肋骨部分の骨付き肉のこと。

ここまで麺料理ばかりになってしまったが、実際、麺ばかり食べてたので仕方ない。
この地域は特に麺のバリエーションが豊富なことがわかって、
米を食べる余裕を与えてもらえなかった。
さらに、この辺りでは、麺の量を「1丙(リャン)」単位で注文する店が多い。
1丙 = 50gなので、2丙ぐらいで止めておけば、まだ腹に余裕ができる。
こうして、違う店の違う麺を「ハシゴ」できてしまうのですな♪

ただ、タレやスープ、トッピングで違いを出してはいるものの、
「蕎面」や「鋪盖面」は別として、麺に特徴を出している店は少なかったように思う。
麺のレベルだけ見るならば、
以前にも紹介した「蘭州拉面」の看板を掲げる店の方が勝ってるかな。
こちらはほぼ100%手打ちで、店頭でよく小麦粉の固まりを叩いて伸ばしているのを見かける。
さらに、合わせる具材やスープの種類によって、
麺の太さ形状を実に多彩に使い分けているので、
この店に行くだけで何種類もの麺を楽しむことができてしまう。
恐らく「蘭州拉面」の店は今や中国全土どこにでもあるので、困った時はここへGO!

湯包(タンバオ)。
湯包@成都
肉汁(湯)をたっぷりと包み込んだ、ご存知「小龍包(シャオロンバオ)」の別名。
上海~江蘇省の江南地域が本場なので、四川省はちょっと遠い…。
今回中国に来てから一度も見かけていなかったのだが、
さすがは大都会成都、やっぱりあった!
ちなみに、この10個入りで4元ぐらい。幸せ~☆

蒸餃(ズンジァオ)と…、
蒸餃@成都

瓢香拌面(ピァオシァンバンミェン)。
瓢香拌面@成都
「福建沙県小吃」の看板を掲げた店で頼んだこの2品には、
ちょっとした思い入れがある。

まだ僕が出張で中国を訪れていた頃、
ある取引先を訪問している際に、昼食の時間になった。
気を遣って頂いて、いつもは日本料理の店などに連れて行って頂くことが多かったのだが、
この日は近くで「ゴマラーメン」を食べさせてくれると言う。
行ってみると、それは小さな小さな店で、お世辞にもキレイとは言えない外観。
薄汚れた白いテーブルと背もたれの無いプラスチックの椅子、
テーブルの上には、何やら黒い液体(後に酢とわかる)の入った容器と、辛味ダレの入った器。
今でこそ、そんな店にばかり入るようになってるけど、
当時は、こんなところで食べて腹壊さないかな…?という不安もあった。
でもそれ以上に、初めて庶民的と呼べる店に足を踏み込めたことに、ワクワクを覚えていた。
そこで取引先の方が頼んでくれたのが、この2品だった。

それが中国の小吃(シャオチー = 軽食、ファーストフード)との出会い。
こんな店で(…と言ったら失礼だが)こんなに美味いものが食えるのか!
根っからのB級人間の僕にとっては、
どんな高級中華料理より、魅力的に思える世界だった。

普通の「取引先」の関係だったら、まずあの店に行くことは無かっただろう。
仕事上の立場はあれど、お互いに本音で仕事ができる仲間のような関係があったから、
あの店に連れて行ってくれたのかな、と思う。
そのことが、僕にとっては嬉しかった。

ちなみにこの「ゴマラーメン」のタレだが、
本当はゴマではなくピーナッツを使っているらしい。
「瓢香」とは、「香り漂う」といった形容詞的な意味で、
他の店でも同じ名前で提供されているメニューなのかどうかは不明。
「蒸餃」は名前の通りで、豚肉入りの蒸し餃子。
包子もそうだけど、この木製の蒸し器をを使うと、香りがまたいいんだな☆

「福建沙県小吃」の店は、大きな町ならどこでも見かけるし、
僕が住んでいた町にもあって時々通っていたのだが、
このゴマラーメン改めピーナッツラーメンがそこにあることには、
1年以上もの間ずっと気付かなかった。
それが、まさかこんな場所で再会するとはね…。

湯圓(タンユァン)。
湯圓@成都
たまにはデザートでも。
茹でただんごの中に、こし餡やゴマ餡などが入っているスウィーツ。

食い倒れのシメはこれで!火鍋(フォグォ)!
火鍋の鍋@成都
今回成都で一番食べたかったのがコレ。
今や火鍋屋は中国全土にあるけれど、一度は本場の味を食べてみたかった!
(本当の本場は四川省のお隣の重慶なんだけどね。)
街を歩いていると、至るところで火鍋特有の強い香りが熱烈に僕を誘ってくる。
ただ、こればかりは1人で食べに行けないので、
宿で出会った中国人を誘って、成都最終日の夜に突撃した。

注文した鍋は、外側に紅湯&内側に小さく清湯。
…明らかに紅湯がメインなのが本場らしい。
周りを見ると、清湯無しの鍋で食べている人が多いのも、また本場らしい。(笑)
紅湯の方をよく見ると、表面を埋め尽くすように、小さな粒々がたくさん入っている。
それが全て山椒。…いやはや、さすが。

頼んだ具材(の一部。まだ野菜が来てなかった)。
火鍋の具材@成都
牛肉、豆腐、湯葉、冬瓜、キノコ…などなど。(一部名前が不明)
基本の鍋(スープ)以外は、好きな具を全て自分で注文できるのが火鍋のいいところ。
安い店なら、野菜などは1皿1元~。
鍋代が固定の分、大勢で行った方がお得なり。

で、お味の方は、やっぱり紅湯は容赦無く辛かった。(笑)
けど、結局紅湯の方ばかり食べてた。だって圧倒的に紅湯の方が美味いんだ!
そして、翌日は見事に腹を下した。
火鍋の後はいつもそう。美味さの代償を伴う、諸刃の剣なのだ…。

中国に入って1ヶ月半ほど、いつの間にか辛さに慣れてきてる自分が怖い。
四川の味はたしかに好きなんだけど、確実に寿命を縮めそうだし、
この味に慣れ過ぎると、そのうち日本料理の味がわからなくなっちゃいそう…。

成都に滞在した5泊の間、
自ら「食い倒れ」を宣言したものの、本当に食う以外ほとんど何もしてない!
この町はずーっとジメジメした天気(1年中、そういう気候らしい)だし、
人と車が多過ぎで、空気も悪い。
散歩してもすぐに疲れてしまうので、結局宿でダラダラとネットをしていたり…。
これ以上居たら人間ダメになってしまいそうな気がした。
2泊しかできなかった最初の宿も、次に見つけた宿も、
いずれも素晴らしく快適な宿だったが、
(尤も、成都到着時の僕は、シャワーとネットがあるだけで感動できる状態だったけど…)
どんなに居心地のいい宿があったとしても、
僕はやっぱり、都会でのんびりできるタイプじゃない。
もうリフレッシュは十分!さぁ、再びド田舎へ戻るぞ~!(←変な気合い)

数少ない食べ物以外の写真その1。
毎時毎刻@成都
7~11時なんて言わないよ。いつでも開いてるよ♪

その2。中秋の名月。
中秋の名月@成都
10月3日は「中秋節」でした。
昼はザーザー降りの雨だったけど、奇跡的に夜に雲が切れた。

伝統に倣い、月餅を頂きお月見を堪能。
お月見に月餅@成都
やっぱり、最後は食べ物になってしまったな…。(笑)

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旅日記-中国② | 16:50:03 | トラックバック(0) | コメント(0)

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