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joplus

Author:joplus
「もっと世界を見てみたい!」
という単純な理由で、
世界経済危機をものともせず…
否、ただ歯止めがかけられず、
会社を辞めて旅に出た浅はかな男。

でも、いつ終わるかわからない人生、
やりたいことをやりたい時に、
楽しめるだけ楽しまないと♪
…と、勝手に開き直ってる若造です。

たくさんの「違い」に出会うため、
風と気の向くままに歩き回ります。
キーワードは、「自然体」。
できるだけナチュラルな心で、
「違い」で溢れた世界に浸って来たいと思います。

(画像 : photo by たびかめ氏)

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山とワタシ
標高4,000mを超えるアンナプルナ・ベース・キャンプ(A.B.C.)に向けて、
再びトレッキングコースは高度を上げ、3,000mを突破した。
既に1週間以上トレッキングを続けてきた僕の体は、
今度こそ高山病とは無縁で歩き続けられそうだった。

…と思ったら、…ん?は、腹が痛くなってきた!
前日夜に、ここぞとばかりにダルバートを食べ過ぎたせいか?
タルカリに入っていたじゃがいもかな…、腹にガスが溜まってる痛みだ…。

ようやく足の疲れがピークを過ぎ、この2日間はペースも上がってきていたところだったのに、
またも足取りが重くなってしまった。
A.B.C.までの予定時間の4時間を過ぎても、まだ中間地点を過ぎた辺りにいた。
そこでようやく痛みが引いてきたのだが、
今度は空に一気に雲が広がり、やがて小雪が舞い始めた。
…もう、踏んだり蹴ったり。かつての僕の「山運」はどこ行った?

A.B.C.には、結局予定より約2時間遅れで到着した。
トレッキングをスタートして9日目にして、ようやく踏みしめた最大の目的の地。
…だったはずなのに、まるで達成感が無い。
それどころか、思いもよらなかった考えが自分の中で浮かんだ。

「もう、下りちゃおうか?」

自分で自分に驚いた。
そもそもこの山が昼から曇りやすい場所であることは知っていたし、
これから夜を待ち、朝になるまでには、十分に晴れる可能性はある。
このA.B.C.で見る朝焼けこそ、このトレッキングのハイライトではなかったか?
だいたい、今だって曇り空ではあるが、
ほぼ全周を7,000~8,000m級の山々や氷河に囲まれ、壮大な景色には違いないじゃないか!

…そう自分に言い聞かせるが、気持ちは止まらない。
A.B.C.に、小雪をはらんだ冷たい風が吹きつける。
6時間近くもかかったとは言え、朝早く出てきたために、まだ時刻は13時。
他に登ってきているトレッカーもほとんどおらず、尚更寒々としているように感じる。
この場所に夜まで留まることが、それこそ凍えそうなほど孤独に思えた。
それに、仮にこの寒さに耐え、明日どんなに美しい朝焼けが見られたとしても、
この徒労感を超える満足感はもう得られない気がしていた。

そして、僕は下った。
途中、1人の日本人とすれ違った。
今から朝を待たず下りようとする僕に、「もったいないですね。」と彼は言った。
当然のコメントだった。
それを聞いて少しだけ僕の心も揺れたけれど、下ろうとする足はそれでも止まらなかった。
6時間近くもかかった今日の道のりを1時間半で下り、
さらにその先へ、まるで逃げるように下って行った。

下り道で見たもの。雲に挟まれた空間。
雲ばさみ@アンナプルナ・トレッキング

霧隠れの里。
霧隠れの里@アンナプルナ・トレッキング

眠りの森。
眠りの森@アンナプルナ・トレッキング

翌朝は、快晴だった。
A.B.C.は1つ尾根の向こう側なので、その空模様までは見えないが、
恐らく晴れているような気がした。
でも、それもどうでも良かった。
「僕が下ったから晴れた」のであって、
「僕が留まっていたら曇り」だっただろう…、そんな気がした。
あの場所に、僕は歓迎されていなかった。なぜかそう確信していた。

「俺にとって、山って何だろう?」

黙々と足を動かしながら、どうでもいい疑問についてぼんやりと考えた。
僕は、「そこに山があれば登りたくなる」ぐらい、山が好きな人間だと思っていた。
でも、そうでもないことが今回わかった。
登ったその先や、登るその道に、その時強く見たいものがあるから登っていたのであって、
「登ること」そのものが好きなわけじゃないんだ。
山を歩くのは、やっぱりキツい。
それでも歩くなら、キツさを上回る何かが欲しい。
そこで初めて、疲れが快感に変わる。

今回のアンナプルナ・トレッキングで、僕は何が見たかったんだっけ?
「アンナプルナ」という響きに引かれ、
「ネパールと言えばトレッキング!」と思い込み、
「自分は山好きなんだから、行っとくしかないでしょ~!」と、
みんなが行くコースに乗っかってしまっていただけじゃないか?

強いて挙げるなら、「ヒマラヤの迫力」には興味があった。
でも、それは途中で訪れたプーン・ヒルでも十分に感じられたし、
もっとポカラからも近い、1~2日で行ける場所でも素晴らしい展望が拝める場所はある。
もちろん、A.B.C.ではそれ以上に山々に近付けて、
それこそヒマラヤは圧倒的な迫力で迫って来る。
けど、そのためだけに往復何日も費やすには、
その途中の道が僕にとっては退屈で、しんど過ぎた。
これは、パキスタンでラカポシB.C.に登った時(→ こちら を参照)に感じたことと全く同じだった。

そんなアンナプルナエリアでも、気に入った山がある。
青空に、魚の尻尾①@アンナプルナ・トレッキング
青空に、魚の尻尾②@アンナプルナ・トレッキング
山の名は「マチャプチャレ」、英語名は「Fish Tail」。なるほど、そんな形かな。
8,000mを超えるアンナプルナに対して、この山は7,000mにも満たないけど、
これほどの高さになると、下界から見てる分には1,000mの差なんて正直よくわからない。
山は高けりゃいいってもんじゃないってこった。

このトレッキングコースで、何度も欲しいと思ったものの1つが、「色」。
鮮やかな花々、赤や黄に色づく草木、青を湛える池、
それらがゼロとは言わないが、ほとんど見かけられなかった。
荒涼とした岩の大地や、うっそうとした森林を黙々と行く道がほとんどだった。
これは、僕が選んだ時期も失敗だったのかな…?

無理矢理、色を加えてみましたの図。
タルチョで色付け①@アンナプルナ・トレッキング
タルチョで色付け②@アンナプルナ・トレッキング
タルチョで色付け③@アンナプルナ・トレッキング

もう1つ欲しかったものは、「優しい道」。
A.B.C.への道は、わかりやすく広い登山道になっていて、
一見歩きやすい「易しい道」ではある。
アップダウンが多くて意外とハードな場所もあるが、それは別にいい。
ただ、その多くの斜面が石段で整備されていることが辛かった。
石の階段は、足への負担が大きい。
特に、下りでひざに掛かる負荷がキツく、
後半の下りで、僕の右ひざはガクガクになってしまった。
土のまま固めた道ならば、格段に楽に歩けるものなのだが…。

最後の石段を下りきり、ポカラ行きバスの走る舗装道に立った。
その時、僕が感じたのはやはり達成感ではなく、ただ安堵感があるのみだった。

------------------------------

…う~む、何て暗~いトレッキング日記なんだ。
正直、今回は更新するのも気が重かった…。
しかし、アンナプルナを歩いてこんな捻くれた感想を言っているのは僕ぐらいのもの。
ポカラで会ったトレッキングを終えた人たちは、
みんな口々に「素晴らしかった!」と言っているので、
どうか僕の話など鵜呑みにされませぬよう…。

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旅日記-ネパール | 21:25:57 | トラックバック(0) | コメント(4)
山の挨拶はマナーか?
学生の頃、初対面での僕の挨拶の声が小さかったらしく、
ある先輩に会う度に「ちゃんと挨拶できるようになったか?」と言われていたことがあった。
別に体育会系じゃないので、それは厳しく言われていたわけじゃなく、
その先輩はいつも半ば冗談のような口調で言っていたのだが、
彼は実際、いつ会ってもにこやかに挨拶を交わしてくれる人だった。

日本では、山で登山者同士がすれ違い様に挨拶を交わすことは、
1つのマナーとして行われている。
これは日本だけの常識では無いようで、
ここネパールの山を歩く欧米人のトレッカー達も、
皆気持ちの良い挨拶を交わしてくれた。

ただ、これはスイス・アルプスを歩いていた時にも感じたのだが、
彼ら欧米人トレッカーの場合は、マナーであるとか無いとかではなく、
もっとより自然に、純粋にそれが気持ち良くて「ハロー!」と声にしているように思う。
その表情に、すごく心のゆとりを感じるのだ。

ラトパニという集落まで下ったところでジョムソン~ベニ間のコースを離れ、
A.B.C.方面へのコースに入ると、間も無く車道は無くなり、
そこで暮らす人達の生活道も兼ねた山里の道に変わっていく。
当然、現地の人々とすれ違う機会も多くなり、
その度に「ナマステ!」と挨拶をしてみるのだが…。
全ての人がそうだったとは言わないけれど、
気持ちの良い笑顔で「ナマステ!」が返って来ることは、悲しいぐらいに少なかった。
笑顔も無く、ボソッとつぶやくような「ナマステ。」だったり、
時には無言で見つめられるだけだったり…。

ジョムソン周辺に比べれば、歩いているトレッカーの数は増えた。
ここでは外国人を見かけるのも珍しいことではないはずで、
少なくとも、知らない人間の訪問に驚いて挨拶の言葉も出ない…なんてことはないはずだ。

一方、珍しくおばちゃんの方から元気良く「ナマステ!」と言ってくれたかと思えば、
二言目には、「(Do you want)Orange?」だったり(木にオレンジがたくさん生っていた)、
同じく「ナマステ!」と走って来る元気な子どもがいたかと思えば、
二言目には、「(Do you have)sweet?― 甘いものちょうだい?」だったり…。

こういうのは、残念ながらツーリストが多い場所ではどこでも似たようなものだし、
僕らが与えた影響である以上、ある意味仕方ないとも思っている。
ただ、前者の挨拶すら気持ち良く交わせない人達は…、なぜなんだろう?
僕は、(僕ら外国人トレッカーが)歓迎されていないのかな?と感じてしまった。
トレッカーが訪れることによって、何か嫌な思いでもしているのだろうか…?

でもね、たとえそうだとしても、あの先輩が教えてくれた(と僕は思っている)ように、
挨拶は人と人とが気持ちを通じ合うための基本中の基本。
それはいつどこに行っても、国が変わろうと人種が変わろうと、全世界共通のことだと思うんだ。
同じ人として、挨拶が交わせないってことはすごく寂しかった。
すごく彼らとの間の距離が遠く思えてならず、この人里を歩く時間も今一つ楽しめなかった…。

話は変わって…、ラトパニから約3時間登り続けた辺りで、
ふと、ウエストポーチをザックの中に詰めてしまいたいと思った。
と言うのも、僕のウエストポーチ(兼ショルダーバッグ)はビッグサイズなため、
登りで足を上げた時にいちいちひざが当たっており、疲れを増長させているように感じたのだ。
実は出発前にもザックに詰めようとトライしたのだが、
その時はうまく詰めきれず、断念したのだった。

が、歩いてみるとやっぱりキツい!もう一度本気で詰め直してみよう!
…で、やってみたところ、おぉ!入ったじゃ~ん☆

5分ほど歩いてみた。
ザックは重くなったものの、ひざが楽になった分、やはり楽になった気がする。
いや~、やっぱりやってみるもんだね!意外とラクに入ったし☆

さらに5分ほど歩いて、またふと思った。
…いや、待てよ?ラクに入った?
…何かが足りなくなかったか!?

また5分後。僕はザックを下ろし、しばし悩んでいた。
やはり、無くなっているものがあることに気付いたのだ。
それは、ポカラで調達したばかりのダウンジャケット。
確信は持てなかったが、昨日ラトパニで泊まった宿でザックを開けた時点ではあった気がする。
その部屋に置き忘れている可能性が高い。
まだ時間はお昼前。今から行けばここまでは戻って来れる。
しかし、3時間も登って来た道をまた往復するのか…?
そこまでして、もし見つからなかったら…?

迷いに迷ったが、取り戻しに行くことに決めた!
決め手になったのは、そのジャケットをまだ一度も使っていないこと。
このまま失くすなんて、悲しすぎる!

近くで見つけた宿にチェックインしてザックを置き、
先程しまいこんだポーチを引きずり出して肩に掛け、走り出した。
登りに3時間を要した道を1時間ちょっとで下り切り、昨日の宿に駆け込む。
そして、泊まった部屋のベッドの下を覗き込み…、
無事、感動の再会を果たしたのであった☆

…と、またしても自らの忘れっぷりが引き起こした、実に下らないハプニング。
ただ失くしものが見つかっただけのことで、これで予定より1日ロスしてしまったのに、
ちょっぴり気分の晴れた自分がいた。

二度歩いたおかげで、見られた景色もある。
再び歩いた丘の上から①@アンナプルナ・トレッキング
再び歩いた丘の上から②@アンナプルナ・トレッキング
朝に登った時、ここはまだ日陰だった。小さなご褒美、かな?

棚田模様。
棚田模様@アンナプルナ・トレッキング

無事ジャケット回収に成功した翌々日、
朝焼けの展望で有名なポイント・プーンヒルに登った。
3,000mを超える夜明け前の丘で、ジャケットは大活躍してくれた☆

夜明け前。
夜明け前の丘で①@アンナプルナ・トレッキング
夜明け前の丘で②@アンナプルナ・トレッキング

間も無く夜明け。
邪魔な雲だけど…①@アンナプルナ・トレッキング

夜明け。
邪魔な雲だけど…②@アンナプルナ・トレッキング

雲が…、邪魔!
邪魔だけど、これはこれでいいか…。

夜明け後。
夜明け後の丘で①@アンナプルナ・トレッキング
夜明け後の丘で②@アンナプルナ・トレッキング

こちらは、そのまた翌日。今度こそ見事な朝焼け。
見事な朝@アンナプルナ・トレッキング

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旅日記-ネパール | 20:55:10 | トラックバック(0) | コメント(0)
車道が通って…
僕は来るまで知らなかったのだが、
ジャルコットまでは未舗装ながらも車道が通じていて、時折ジープやバイクが走って来る。
さらに、麓のベニという町からジョムソンまでは、1日数本バスも走っている。
(ベニまではポカラからのバスがあるので、公共交通だけでジョムソンまで行けてしまう。)

ジョムソン周辺ではトレッキング専用の道は少なく、
これらの車道を歩くことになる場所が多いのだが…。
前から後からやって来る車には賑やかなクラクションをガンガン鳴らされ、
さらに通りすがりに容赦無い砂埃攻撃を喰らわされる。

そんな状態だからなのか、特にベニ~ジョムソン間を歩く人は減っているようで、
1日歩いてもすれ違うトレッカーは10人程度だったかもしれない。
まぁ、無理も無い…。ハッキリ言って、歩いて気持ちのいい道とは思えなかった。

僕はいちおう歩き通してみたわけだが、
特にジョムソンを過ぎた後の町の雰囲気は、どこも暗い感じを受けることが多かった。
既にオフシーズンに入っている(オンシーズンは11月までらしい)ということもあるけども、
それにしても、店や宿にまるで活気が感じられない。人の笑顔が少ない。
気のせいか、僅かながらも訪れたトレッカーまで、表情に明るさを失ってしまっているような…。

一方、町にはトレッカー相手の仕事ではなく、農家などを営む一般の人々も暮らしている。
結果的にトレッカーを減らす結果になってしまったこの道路整備だが、
彼らには恩恵がもたらされているはずである。
この利害の不一致を巡って、きっと一悶着あったんだろうな…と、勝手な想像。

道は砂埃にまみれていても、展望は悪くなかった。
ジョムソンから下って行くと徐々に木々も増えてきて、
ジャルコット周辺の荒涼とした大地とはまた違うヒマラヤが見える。

丘に立つ家々と。
丘に立つ家々と@アンナプルナ・トレッキング

名も知らないロッジと。
名も知らないロッジと@アンナプルナ・トレッキング

名前も無い池と。
名も無い池と@アンナプルナ・トレッキング

陽の当たらない壁。
陽の当たらない壁@アンナプルナ・トレッキング

雲が迫る夕暮れ。
雲が迫る夕暮れ①@アンナプルナ・トレッキング
雲が迫る夕暮れ②@アンナプルナ・トレッキング

ところで、ネパールでトレッキングコースとして整備されている場所では、
1~2時間も歩けばどこでもほぼ確実にロッジが見つかるようになっている。
宿泊費は格安で、ドミトリーなら1泊100ルピー(=約125円)もあれば確実に泊まれる。
ロッジでは食堂を併設しているのが普通で、泊まったらその宿で食事を取るのが基本。
(恐らく、食事代の方が収入のメインになっているはずなので。)
ロッジは、1つの集落あたりに何軒か固まっているのだが、
基本的には宿泊料金も食事のメニューも統一されている。
(ただ、僕が訪れたのはオフシーズンだったため、ロッジによって多少の料金交渉は可能だった。)
部屋や設備は大差無いことが多いので、残る選択基準と言えば、
人の良し悪しと食事の内容ぐらいのもの。
もちろん、食事の味は頼んでみるまでわからないので、
とりあえず人の良さそうなロッジを選んだら、あとは料理するおばちゃんの腕に祈るのみ…。

僕が夕飯に毎日食べていたのは、ネパール式定食・ダルバート。
山のダルバート@アンナプルナ・トレッキング
ライス(バート)に豆のスープ(ダル)、
おかず(タルカリ)には、野菜のカレーが1品。それとピクルス。これが基本。
町で食べると、タルカリがもう少し豪華だったりする。
ダルやタルカリの味付けはスパイスだが、インドほどスパイシーではなく、飽きの来ない味。
そしてこれの何が素晴らしいかって、ダルもバートもタルカリも、全て「おかわり自由」ということ!
…と言っても、見ての通り一発目の盛りも多いので、僕は1回おかわりすれば十分。
どんなに山の上に行っても、値段は上がれどそのスタイルは変わらない。
1日歩き通してスカスカになったお腹に、これほど嬉しいことは無い。
そして、「おかわり自由」の代わりに、誰も食べ残しを作っていないこともまた素晴らしい。

写真にはスプーンも付いているが、
ネパール流は、まずライスに豆スープをぶっかけ、右手でぐちゃぐちゃ混ぜて食べる。
僕もこれに倣い、いつも手を使って食べていたのだが、
慣れないうちは、ライスと豆スープの熱さで指先を火傷しそうになる。
食べる行為に手を使うことにあまり抵抗を感じないのは、日本人だからなのかな?
寿司だったりおにぎりだったり、日本でも手を使って食べることは多いもんね。
手を真っ黄色に染めてムシャムシャ食べる姿に行儀もへったくれもないけれど、
食感と触感で「食ってる」感を実感できるこのスタイル、僕は好きだなぁ。

ちなみに、地元ネパール人は、毎日朝10時頃と夜7時頃の2回、このダルバートを食べるそうだ。
うん、確かにこれだけのボリュームで腹持ちも十分、3食は必要ないやね。

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旅日記-ネパール | 20:40:17 | トラックバック(0) | コメント(0)
始まりは寝坊と頭痛から
鳥の声が聞こえた。
カーテン越しに、淡い光を感じる。

…イヤ~な予感。

ベッドの横には、今日のために昨日購入した目覚まし時計。
(元々持っていたものが少し前から調子悪くなっていたので、新規購入した。)
針は夜中の0時過ぎを指していた。
良かった~、まだまだ寝れるじゃない?

…ってそんなわけないがな!

時計の針は止まっていた。
いや、正確には、秒針は一生懸命進もうと頑張っているのだが、
よく見ると、先端が外側に曲がった長針に引っ掛かってもがいているのだった。

今日からのトレッキングに備えて、
ジャケットやらシューズやら、前日に色んなものを一気に買い揃えたのだが、
急いだ分、何か1個ぐらい粗悪品を買ってしまっているような気もしていた。
それが、よりによって時計で的中してしまったとは…。

当初、僕はここネパールで1週間強×2回のトレッキングに行こうと考えていたのだが、
以降のスケジュールを変更した関係で、2回分の時間を取るのが難しくなってしまった。
そこで、場所をアンナプルナ・エリアに絞って1回のトレッキングにする代わりに、
距離を少し伸ばして10日強のコースを組むことにした。
元々アンナプルナ・エリアでメインに考えていたのが、
アンナプルナ・ベース・キャンプ(以降、略称で「A.B.C.」)への往復コースで、
これだけだと約1週間の行程になる。
これに、アンナプルナ北東に位置するチベットエリアを歩くコースを加えることにした。
ただ、こちらも往復するとさらに1週間~10日を要してしまうため、
このコースの中心地となるジョムソンの町まで、往路は飛行機を使うことに決めた。
これで3~4日は行程を短縮できる。(我ながら、奮発したもんだ…。)

そして、朝7時ポカラ空港発ジョムソン行きの便を予約していたわけなのだが…、
時計代わりにもしているデジカメの電源を入れ、正しい時間を見ると、ちょうど6時半。
瞬間、焦りと希望が同時に沸き起こった。タイムリミット30分!
猛スピードで荷物を詰め込み、
ちょうど起きて来た宿の姉ちゃんに大急ぎで門の鍵を開けてもらい、
大通りへ飛び出してタクシーを捕まえる。
…が、こんな時にタクシーが料金をボッてきやがる!
選んでいる時間も無いので、相場料金で乗せるよう半ば脅迫気味(?)に怒鳴り、
なんとか押し切って乗車した。

幸い、走り出してしまえば空港までは10分もかからない。
タクシーが空港に滑り込んだのが6時50分。
国内線のみの小さな空港で、建物に入ればカウンターは目の前。
僕が乗る便も定員20人程の小型機だったのがこれまた幸いし、
なんとかこのタイミングでも搭乗に間に合った。

しかし、山を歩き出す前から早くも息切れ。
今思えば、この慌しいスタート時点から、リズムに乗れていなかったのかな…?

飛行機は一気に約2,700mのジョムソンへ。
ポカラ上空に漂っていた低い雲の領域を抜け、こちらは快晴だった。

この日は、標高約3,600mのジャルコットまで登る。
青空の下、張り切って歩き出したはいいが、
1~2時間したところで…、ん?頭が痛くなってきた?

スイス・アルプスでも、パキスタンのトレッキングでも、中国のチベットエリアでも、
今まで高山病とは無縁で来たので大丈夫かとは思っていたが…。
ちょっぴり寝不足、ちょっぴり風邪の治りかけ、
そして空路で一気に高度を稼いでしまい…と、バッドコンディションが揃ったために、
高山病の初期症状である頭痛を発するに至った模様。
幸い、頭痛はそこまで悪化せず、
その他の症状(食欲不振や吐き気など)には至らずに済んだが、
足取りは一気に重くなり、初日から苦しい歩きとなった。
やっぱり高地の厳しさを侮ってはいかんね~。

トレッキングルートより、ヒマラヤ・モーニング。
ヒマラヤモーニング@アンナプルナ・トレッキング

陰影。
陰影@アンナプルナ・トレッキング

色付き。
色付き@アンナプルナ・トレッキング

途中に立ち寄った町・カグベニの遠景。
カグベニ遠景@アンナプルナ・トレッキング

カグベニの子どもたち。
お遊び中@アンナプルナ・トレッキング

なんとか辿り着いた初日の目的地・ジャルコットの遠景。カッコいい!
ジャルコット遠景@アンナプルナ・トレッキング

ジャルコットの宿より、ヒマラヤ・イーヴニング。
ヒマラヤイーヴニング①@アンナプルナ・トレッキング
ヒマラヤイーヴニング②@アンナプルナ・トレッキング

そして、ここもチベットエリア。ヒマラヤのゴンパ。
ヒマラヤのゴンパ①@アンナプルナ・トレッキング
ヒマラヤのゴンパ②@アンナプルナ・トレッキング

お馴染み、マニ車群。
お馴染みマニ車群①@アンナプルナ・トレッキング
お馴染みマニ車群②@アンナプルナ・トレッキング

お古チョルテン。
お古チョルテン①@アンナプルナ・トレッキング
お古チョルテン②@アンナプルナ・トレッキング
真っ白で美しいチョルテンに見慣れてきたけど、
今まで中国で見てきたそれらがキレイなのは、
数十年前の文化大革命によって一度全てを壊された後、
新たに作られたものだからなんだよなぁ…。
こうして古ぼけたチョルテンを目にすることで、改めてその歴史を感じさせられる。

これもチョルテン…?
チョルテン…?@アンナプルナ・トレッキング

巨大マニ石。
巨大マニ石@アンナプルナ・トレッキング

ところで、初日にジャルコットで泊まった宿をチェックアウトしようとした時のこと。
「あんたが泊まった部屋はツインルームだから、ツインの料金を払ってよ!」
…と、宿のおばちゃんに言われ、思わず「ハァ?」と言ってしまった僕。
確かに、部屋にはキレイなベッドが2つ並んでいて、
最初見た時は僕も「これってツインルームじゃないの?」と思ったさ。
けど、僕は前日にここに来た時に、
ドミトリーがあることをこのおばちゃんに確認した上で、「部屋を見せて」と頼んだのだ。
部屋を案内してくれたのは別の若い兄ちゃんだったが、
その彼にも、「この部屋がドミトリー?40ルピー(ドミトリーの1泊料金)でOKなの?」と念押し確認したのだ。
おばちゃんにその旨を主張し言い合った結果、
憮然とした表情で「もういいよ、40ルピーで!」ということにはなったが、後にこう付け加えられた。

「It's not my problem. Your problem!!」

…今回ばかりは、僕に問題があるとは思えないぞ?
あれだけ確認しても尚、こんなことを言われてしまったら、
それこそ約束内容を全部紙にでも書き残すしかない。
仕事でそういうことをしたことはあったけど…、
個人対個人のやり取りでそんなことはやりたくないよ。相手を信用したいのに…。

もしかしたら、部屋を案内してくれた若い兄ちゃんが、
個人的に気を利かせてツインの部屋をドミトリー料金で泊めてくれたのかもしれない。
おばちゃんと揉めている最中、横で気まずそうな顔をしていたから…。
だとしたら、おばちゃんにチェックアウトを頼んだ僕が失敗だったのかな。
しかし、この時まではおばちゃんも若い兄ちゃんもみんな愛想のいい宿だったのに、
最後の最後で、一番嫌なカタチ(=お金絡み)で揉めてしまい、本当に残念。
そういえば前にも、全く同じようなことがあったな…。(→ こちら を参照)

痛む頭をさらに痛くされ、重い足取りでジョムソンへと下っていった…。
(ちなみに、再びジョムソンまで下って来ると、高山病予備軍の頭痛はパッと治まった。)

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旅日記-ネパール | 20:15:01 | トラックバック(0) | コメント(2)

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