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joplus

Author:joplus
「もっと世界を見てみたい!」
という単純な理由で、
世界経済危機をものともせず…
否、ただ歯止めがかけられず、
会社を辞めて旅に出た浅はかな男。

でも、いつ終わるかわからない人生、
やりたいことをやりたい時に、
楽しめるだけ楽しまないと♪
…と、勝手に開き直ってる若造です。

たくさんの「違い」に出会うため、
風と気の向くままに歩き回ります。
キーワードは、「自然体」。
できるだけナチュラルな心で、
「違い」で溢れた世界に浸って来たいと思います。

(画像 : photo by たびかめ氏)

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本当の終盤へ…
ベトナム最大の都市・ホーチミン(旧称 : サイゴン)の市街は、
プノンペンのそれを凌ぐ交通量。
噂には聞いていたが、昼夜を問わずバイクの大洪水だ。

蒸し暑く騒がしいこの町で、僕は実質2日滞在したのだが、
2日のうち1日は、1つ用事を済ませることで終わってしまった。
用事と言っても、「日本へ郵便物を送る」という、ただそれだけのことなのだが…。

まず、郵送する書類を拡大コピーする必要があったので、コピー屋を何軒かあたる。
値段を聞くと、ある店では1枚1,000ドン(=約5円)、ある店では1枚5,000ドン(=約25円)。
25円て…、ぶっかけ飯1杯100円もしない物価の国で、日本より高いワケあるかい!

なんとか無事に書類を揃え、お次は郵便局へ。
「この書類を、日本まで」と伝えて値段を尋ねたところ、
回答された金額は、ガイドブックに書いてある相場よりちょっと高い気がした。
郵便料金は重量制なのだが、その時僕の目には、
窓口の姉ちゃんが書類の重量をキッチリ量ったようには見えなかった。
そこで、もう一度書類を量りの上に載せてもらい、その数字を僕にも見せてもらった。
さらに、姉ちゃんの手元に見つけた重量と値段の対比表と思しきものを指差し、
改めて値段を聞いてみた。
…2度目の回答金額は、当初の言い値の3分の2。
あんたら、公営の機関でしょうが…。
とりあえずこれで発送してもらったが、こんなんでちゃんと日本へ届くのか不安になるわ…。

ベトナムで「ボッたくり」が多いことは、旅人の間では有名な話になっている。
実際、屋台で麺1杯食べるにも、店によってだいぶ言い値が違ったりする。
もちろん、そういった場で値段交渉を強いられるのは他の国でも無かったわけじゃないが、
この国ほど「相場」が掴めない国も無いなぁ~と感じる。

何を買うにもいちいち値段を確認して交渉…、それは多少疲れを伴う作業だけど、
この国の場合は、それがそこまで嫌でもない。
他の国で感じた「ボッたくり」とベトナムのそれがちょっと違うなぁと思うのは、
ここで値段の上乗せをされているのは、必ずしも外国人観光客だけじゃないこと。
僕が見る限り、どうやら地元の人でもそれぞれ払っている金額が違うように見えるのだ。
…と言うことは、ここでは「相場」というものがそもそも存在していない、とも考えられる。
そう考えると、少し気楽になるのだ。
仮に隣の客より高い値段を自分が払っていたとしても、元から「適正金額」なんて無いんだし、
自分が納得して払ったんだからそれでいい、と開き直ることができるから。
「ボる」「ボられる」という概念も、
この国のやり方に当て嵌めるには適当な言葉じゃないのかもね。

僕がホーチミンで唯一「観光」をした場所は、ベトナム戦争証跡博物館。
その名の通り、かつてこの地で繰り広げられた戦争の様子を今に伝える場所。
まさにその戦争後に生まれた「社会主義国・ベトナム」が作った博物館ゆえ、
アメリカ批判的な一面が展示内容から見え隠れしている気がしないでもなかったが、
それはそれとしても、ここは重たい歴史の事実を確かに見せつけてくれる。

プノンペンのトゥール・スレーンに引き続き、ズシッと来る内容だった…。
ここで最も強烈だったのは、枯葉剤の影響で生まれた奇形児たちの写真。
あの被害を受けたのは、「ベトちゃんドクちゃん」だけじゃない。
それは考えてみれば当たり前のことだけど、
ここに来なければ、僕はまず考える機会が無かったかもしれない。

ここに来てまた1つ、僕が知らなかったことを知った。
わずか数十年前に、日本と同じアジアの中で起きていた戦争について、
僕はほとんど何も知らなかった。
けど、ここに来る前から、旅を続ける中で自覚はしていた。
僕は本当に無知な人間だということを。
ベトナムの、歴史のことだけじゃない。
言葉も、気候も、文化も、宗教も、僕はまだな~んにも知らないに等しい。

博物館内の、ある展示の前で足が止まった。
それは、巨大な世界地図。
ベトナムが今日までに国交を結んでいる国々を示したもので、その数、167ヶ国。
見たところ、世界中のほぼ全ての国の名がそこにあるように見えた。
ちなみに、日本との国交が開けたのは1973年9月21日。167ヶ国中、63番目だそうだ。

けど、その地図を眺めながら僕が感じていたのは、ベトナムとは全く関係の無い別のこと。

地図の上に、僕がこの旅で歩いて来たルートを描いてみた。
1年近くをかけても、たったこれだけか…。
そう感じるほどに、描かれた範囲は本当に小さくて狭い。
単純に訪れた国の数で見ても、僕はまだ世界の6分の1程度しか見ていない。
そしてもちろん、その訪れた国だって、隅々まで歩いたワケじゃない。

こうして世界の広さを見せ付けられてしまうと、
「全てを見てみたい」なんていう欲は、あっさり諦められそうだ。

まだ入国したばかりのベトナムには申し訳ないのだが、
僕はもう、この旅に満足していることに、この場所で気付いた。
今の歳にやりたかった、やるべきだった旅は、
「な~んにも知らない自分」を知るためにあったのだろうと、わかった。
たったそれだけのことだけど、それを身に染みて実感することが、
僕のこれからにとっては何より大事なことだったのだと思う。
テーマにも掲げた世界中のたくさんの「違い」に出会う中で、
知らなかったことに、1つ1つ気付かせてもらって来た。
そして、「知らない自分」を強く実感できた今、
もうこの旅は、いつ終えても良いと思えるようになった。

もちろん、行ってみたい場所は、世界中にまだまだたくさんあるよ。
そこには、きっとまた新しい出会いが待っていて、新たに気付かされることもあるだろう。
だけど、今の僕では、本当はもっと気付くべきものがいっぱいあるはずなのに、
知らないが故に見落としてしまうものも多いような気がするんだ。

知らない自分に気付いた今、僕に必要なのは知識。
まずはそれを身に付けることが、僕がこれからやるべきこと。
そして、その場所は日本だ。

知識を付けて、その現実を自分の目で見てみたくなったなら、
その時が次の旅のタイミングなんじゃないかな。
知識と現実の差を埋めるための旅…、そんなテーマで歩いてみたい。
そうして歩き出した旅ならば、今の僕には気付けない、より多くのことを見て来られると思うから。
それとは別に、何か別の目的が見つかって、再び旅に出たくなることもあるかもしれない。
もちろん、それもいい。
ただ、いずれにせよ、もう「次」を急ぐことはない…。

今の旅でやるべきことが達せられた、
そのことを実感できたことで、少なからずホッとしている。
旅の期間はあと1ヶ月程残っているけれど、
ここからは、難しいこと抜きにのんびりしてもいいかな…。
1つだけ、「無事に帰ること」。この目標だけは最後まで忘れずに、ね。

ホーチミン市街、整列ライダーズ。
整列ライダーズ@ホーチミン

洪水発生。
バイクの洪水@ホーチミン

需要はたっぷり、カラフルメット。
カラフルメット群@ホーチミン

惣菜+ライス。(2人分)
惣菜+ライス@ホーチミン
左から、豚バラ肉と高菜の炒め物、煮魚、イカ入り野菜炒め、牛肉サラダ。
カンボジアに続いて、ホーチミンの料理の味付けも、
辛くなく油っ濃くなく、日本人好みと言えるものが多かった。
特にここの煮魚の味付けは、日本の家庭の味そのもので、懐かしくてたまらなかった。

フォー。
フォー@ホーチミン
言わずと知れた、ベトナムの米麺料理の代表格。
…と言っても、米麺は東南アジア全般で食べられるし、
ベトナムだからこその特徴があるのかどうのかは、よくわからず。
朝メシに、お酒の後に、さっぱりツルッと気軽に1杯。

サイゴンビール。
サイゴンビール@ホーチミン
その名の通り、サイゴンの地ビールでしょう。
1本しか飲まなかったけど、苦味やコクのバランスが取れていて、けっこう気に入った。
他に赤いラベルのものも見つけたけど、こちらは未トライ。残念。

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そして、連絡事項が1つ。
日本への帰国予定日が確定しました。

3月9日、です。

1年365日は1週間だけオーバーすることになるのですが、
そのぐらいの欲はお許し下さいな。

どこから帰るのか、その最終地点はあえてまだナイショで。

ひとまず帰国後2週間ぐらいは、東京の実家でニートになっている予定です。
近郊(関東エリアぐらい?)にお住まいで時間のある方は、
遊びに飲みに誘ってやって下さい。喜んで駆け付けます。

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テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-ベトナム | 16:30:38 | トラックバック(0) | コメント(11)

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