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joplus

Author:joplus
「もっと世界を見てみたい!」
という単純な理由で、
世界経済危機をものともせず…
否、ただ歯止めがかけられず、
会社を辞めて旅に出た浅はかな男。

でも、いつ終わるかわからない人生、
やりたいことをやりたい時に、
楽しめるだけ楽しまないと♪
…と、勝手に開き直ってる若造です。

たくさんの「違い」に出会うため、
風と気の向くままに歩き回ります。
キーワードは、「自然体」。
できるだけナチュラルな心で、
「違い」で溢れた世界に浸って来たいと思います。

(画像 : photo by たびかめ氏)

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マジメな公安さん
その日はコミュニケーションがうまくいかないことが続き、イライラが積もっていた。
人と顔を合わせるのが億劫になり、足は自然と草原の丘の方へフラフラと向かっていた。

阿壩(アバ)の町の西端にあるその丘を上って行くと、
吹き上がって集まった風が、ザァァッと一面の草を揺らしている。
その心地良さにしばらく1人で浸っていたかったのだが…、
丘の頂上には、この国における天敵(?)である武装警官が屯していた。

僕の感情など知る由も無く、当然ながら彼らは寄って来た。
登記をしたいので、パスポートを見せろと言っている。
四川省に関しては外国人非解放地区は無いはずなので、何のための登記なのかわからん。
それに、例えば町の入口などで全員がチェックを受けるならまだわかるのだが、
たまたまこの丘にやって来た僕だけチェックを受けるというのもよくわからん。
素直に応じれば恐らく面倒は無いのだが…、
この時点で機嫌最悪だった僕は、ちょっと抵抗してみることにした。

まず、中国が全くわからないフリをして、英語で説明を求めてみる。
予想通り、彼らは英語がほとんどわからないようだ。
面倒臭くなって解放されるのがベストだったのだが、それは失敗。
町の公安本部に電話し、英語のわかる人間を仕向けて来た。
が、その説明も、「そういうルールだから」という程度のもの。
僕も相手も半端な英語力なので、電話ではそれ以上埒が明かない。
ひたすら「理解できない」と突っぱねていると、ようやく彼らも諦め解放された。

…と思ったら、丘を下りてウロウロしていたところを再び捕まってしまった。
わざわざ先程の英語を話していた人間を連れ出し、4~5人がかりで僕を探していたようだ。
まったくご苦労なことで…。
とにかく登記のため公安まで来いという彼らとしばらくモメていたら、
この辺りで一番大きな寺の前だったため、辺りの僧や参拝客が集まってきてしまった。
ここで関係の無い人たちに迷惑を掛けるのも申し訳ないので、
仕方ない、ひとまず彼らに従い公安まで行くことにした。
但し、パトカー乗車だけは断固拒否。二度と乗るもんかい!

さて、通された公安内の部屋にて、改めて説明を聞く。
登記の内容は、パスポートにある情報の他に、
この町に来た日及び発つ予定日、滞在目的、宿泊場所など。
ちなみに、僕は宿の名前を覚えていなかったので、それを彼らに伝えたところ、
宿まで付いて来て確認していた。
※念のため、前もってこの町に外国人宿泊禁止の宿が無いことを確認した上で付いて来させた。
恐らく僕が外国人だと知らずに泊めている宿の人らが責められるのは避けたかったので。

彼ら曰く、登記の目的は外国人旅行者の安全確保のためで、
宿の確認の目的も、外国人宿泊者が危険な目に遭わないよう宿に注意させるためと言うが…?

この日は既に夕方で、僕は翌日朝に発つ予定。
偶然見つけた外国人1人をここまで追いかけてきた彼らだが、
実に労力の無駄遣いとしか思えない。
こんな仕事、僕を見つけなかったことにすれば、サボれちゃうのに。
サボッていい仕事もあるでしょ。もっと他にやるべき仕事があるんじゃないの?

ただ、恐らく鬱陶しかったろう僕に対しても、しっかり応対してくれたことには感謝したいと思う。
かなり不機嫌な態度で質問をぶつけたが、
(納得できるできないは別として)彼らなりに回答はしてくれた。
僕自身も、「公安 = 嫌な連中」と最初から決め付けるのは良くないなと思った。
(ロボットのように動く連中も多いとは言え)相手も人間。ちゃんと目を見て見極めよう。

今回僕を追いかけたご苦労な彼らがいい例なのだが、
良くも悪くもマジメ過ぎる人が多いんだよな。
彼らは、上から決められたルールをその通りに守って行動した。
それも大事だけど、結果的にお互いに意味があることなのかどうか、
考える作業が抜けている気がする。
きっと彼らだって面倒だったろうし、僕も貴重な時間を取られてしまった。
どっちも楽しくないのに、結局彼らが得られた情報は数時間後に無意味なものとなる。
彼らの暗い表情を見ていて、悲しくなったよ。もっと楽しく仕事すればいいのに。

ようやく本当に解放された僕は、不思議とスッキリしていた。
僕は寂しかったのかもしれない。
この日、相手とちょっとした理解のズレが原因でケンカになることがたまたま続いたのだが、
言葉の理解力の乏しい僕に対し、
「これ以上相手にしても仕方ない」という感じで、途中で投げ出されてしまった。
小さなことで怒ってしまった自分も嫌だったし、その怒りも空回り。
そうしてイライラが募っていたのだが、
ようやく本気で理解し合えるまで相手をしてもらえた、それが嬉しかったんだと思う。

以下は、阿壩周辺の寺院散策の写真など。

セー・ゴンパ(賽格寺)の金色目玉。
金色目玉@賽格寺

尚、当寺院は現在女人禁制なり。
女人禁制@阿壩

ナルシ・ゴンパ(郎依寺)の建築物。
カラフルお堂@郎依寺
本堂@郎依寺
チョルテンへの道@郎依寺
ちなみにここは、チベット仏教ではなく「ボン教」の僧院。
ボン教とは、仏教が伝わる以前からチベットの地にあった民間信仰なのだそうだが、
お堂や仏塔を見る限り、違いはよくわからなかった…。

ナルシ・ゴンパの手前にあった一軒のお宅。
丘の上のお宅@阿壩

阿壩の街の中心、キルティ・ゴンパ(格爾登寺)の大チョルテン。
町のシンボル@阿壩

キルティ・ゴンパの前で。
お遊びタイム@阿壩
休憩タイム@阿壩
彼らと暢気に遊んでたら、探し回ってた公安さんに見つかったんだっけ…。

朝の街中にて。
朝の町を行く@阿壩
リキシャが行く@阿壩
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テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-中国② | 16:25:50 | トラックバック(0) | コメント(0)
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