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joplus

Author:joplus
「もっと世界を見てみたい!」
という単純な理由で、
世界経済危機をものともせず…
否、ただ歯止めがかけられず、
会社を辞めて旅に出た浅はかな男。

でも、いつ終わるかわからない人生、
やりたいことをやりたい時に、
楽しめるだけ楽しまないと♪
…と、勝手に開き直ってる若造です。

たくさんの「違い」に出会うため、
風と気の向くままに歩き回ります。
キーワードは、「自然体」。
できるだけナチュラルな心で、
「違い」で溢れた世界に浸って来たいと思います。

(画像 : photo by たびかめ氏)

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茶を啜りつつ悶々と…
東の果てにあるラオスとの国境(チョーン・メックという町)からタイに入国して4日後、
僕は北の果てのミャンマーとの国境にも程近い、山あいの田舎町に来ていた。

朝早くにタイへ入国した初日は、
バスを乗り継いでウボン・ラーチャターニーという町まで移動し、
さらにこの日のうちにバンコク行きの夜行列車に飛び乗って13時間。
バンコクで1泊した後、翌日の夜行バスで北部一の都市であるチェンマイへ。
早朝到着したチェンマイでは、続いて昼発のローカルバスに乗り換えてさらに北上すること4時間、
タートンという小さな町に着いたところで1泊。
そして翌日朝に乗合ワゴンに乗り込み、山あいの田舎町ことメーサローンに到着…、と。

何故こんな強行移動を決行するに至ったのか、詳細はまた次回の記事で書くことにしよう…。

バンコク滞在中に、たまたまタイのガイドブックを手にする機会があって、
メーサローンという町の存在はそこで初めて知った。
「標高1,400mに位置する涼しい気候」、
「少数民族の村が個人でトレッキングできる範囲に点在」、
といった文句に惹かれた次第である。

そのガイドブックの情報によると、
かつて第二次大戦後の内戦で、中国共産党に敗れて国を追われた中国国民党軍のうち、
台湾へ逃れられなかった部隊(主に雲南省にいた者たち)が、
ミャンマーを経てタイ北部の地に住み着くこととなった。
このため、タイ北部には中国文化が残る町や村が点在しており、
このメーサローンもその1つなのだそうで。

例えば、町の入口。
漢字でメーサローン
メーサローンに漢字を当てて、「美斯楽(メイスーラ)」。(門構えも中国風だね。)
こんな感じで、町の各所で中国語の書かれた看板をたくさん見かけた。

町を歩いていても、元中国人と思しき人々らが中国語で会話しているのを耳にしたりする。
また、元中国人でなくても、片言の普通語を話せる人が多いようだった。
食堂に入って、どう英単語とジェスチャー注文しようか(タイ語はさっぱりなので…)考えていると、
流暢な普通語で、「何にするんだ?○○か?××もあるぞ?」と訊かれてしまった。
僕の頭はもうとっくに中国語モードではなくなっているので、
いきなりそう来られると焦ってしまい…、舌がもつれまくった。

そんなこの町の名産は、お茶。
丘の地形を利用して中国茶の栽培が行われている。

茶畑の風景。
段々茶畑①@メーサローン
段々茶畑②@メーサローン
段々茶畑③@メーサローン

こんなモニュメントも…。
飲茶モニュメント@メーサローン

さてさて、僕は別に久々の中国の雰囲気に浸りたくてここに来たわけじゃなかったはず。
そう、涼しい気候の中でトレッキング!
…のはずだったが、全然涼しくな~い!
上に写真を載せた町の入口の門のところにデジタル温度計があるのだが、
昼は30度を軽く超えてましたがな…。(さすがに夜は涼しくなって快適だったけど。)
それでも、歩きには行った。
行程の半分近くを休憩に要する、超スローペースで。
トレッキングと言うよりは、散歩レベルの優しい道だったのが救いかな…。

ガイドブックの情報通り、少数民族の村は道中何ヶ所も見つけることができた。
でも、何だろう?なんだかピンと来ない。
彼らが身に纏っている服装は、たしかに特徴的なものもあった。
でも、市場を歩いても農村を歩いても、
その生活スタイルの特徴だとか違いってものが、僕には見えて来なかった。
僕は何となく、「少数民族」って言葉に惹かれてしまっていて、
彼らがこの国にあって何か特殊な生活スタイルや文化を持っているのだろうと、
勝手な期待を抱いていた。
でも、じゃあ僕がタイの「多数民族」を知っているかと言えば、まだ何も見てないんだよな。
それなのに、何が違うも同じも見えてくるわけがなかった。

…と考えたのが一つ。
もう一つは、旅が長くなってきて、元々鈍めである僕の感性がさらに鈍りきってしまい、
見るべきものを見過ごしてしまっているんじゃないか?ということ。
時々リフレッシュを挟みつつ、ごまかしごまかしここまで来たけれど、
やはり旅の初めと比べ、周りで起こる色んなことに鈍感になってるのは間違いない気がする…。
(半分ぐらいは、暑さのせいだと思いたいのだけど…)

例えば、こんなこともあったな。
東南アジアに来てからというもの、
夜になると、宿の壁を這い回る「ヤモリ」を頻繁に見かけるようになったのだが、
そういえば僕は、今まで生きてきてヤモリに出会ったことなどなかったはずだ。
旅を始めて間もない頃だったら…、
「で、出た~!噂のヤモリちゃん出た~!気持ち悪い~!部屋に入って来たら寝られない~!」
などとビビリまくり、恐る恐る扉を開け閉めした上、
壁や天井を入念にチェックしてから布団に潜り込む自分がいたかもしれない。
それが、初めて見た時でさえ「あぁ、ヤモリか…」ぐらいにしか思っておらず、
「あれ?そういえばヤモリって見たことあったっけ?」と後日気付く始末。
思いっ切り良い方向に解釈するなら、
何にも動じない逞しさが身に付いてきたってことなのかもしれないが、
無感動な人間になってしまった気がして、ちょっとショックだったな…。

話を戻して、さらにもう一つ考えた。
これは仮の話だけど、もしタイの他の地域を先に見ていたとしても、
少数民族の暮らしって、僕が思うほど違う世界ではなかったのかもしれない、と。
「たくさんの違いに出会う」ことを目的にこの旅を始めたけれど、
最近は、「違い」に拘り過ぎず、「同じ」と感じたらそれでもいいし、それも面白い気がしてきた。
特にアジアでは、人の顔付きでも食事でも、日本と「同じ」か非常に近いものがたくさん見つかる。

ちなみにだが、今まで歩いてきた中で、
逆に最も日本の感覚から遠い世界だなぁと感じてるのは、中東のイスラム圏。
けど、その中でも、彼らもやっぱり「同じ」なんだなぁと感じさせられることもあった。

豚肉を食べずに羊肉を食べてたって、食べるってことは「同じ」。
トイレで紙を使わなくたって、用を足すってことは「同じ」。
ケータイに並ぶ文字や数字が違ったって、電話をするってことは「同じ」。
顔付きや肌の色が違ったって、遊び回る子どもの笑顔は「同じ」。
そりゃそうか。「同じ」人間なんだもんなって。(なんか極論みたいだけど…)

何より、「同じ」を感じた瞬間って、なんだか嬉しいんだよな。

…えーと、脱線したせいで何が言いたいのかわからなくなってきたぞ。
要するにだ、僕の感性は実際鈍りきっているかもしれないし、
結果的に明らかな「違い」など見えて来ないのかもしれないけれど、
だから焦って一気に端まで攻め込もうとするんじゃなく、
タイって国をもっとじっくり見てみなきゃなって思ったんだ、うん。
その結果、今の僕が素直に感じられたことを大切にすればいいのだ、きっと。

名産のお茶を啜りながら、宿のテラスでそんなことを悶々と考えていた僕。
さて…、じゃあ次はどこへ行くのが良いだろう?
完全に下調べ不足の自分が悪いのだが、
タイに関しては本当に行き当たりばったりなんだよな…。やれやれ。

宿で淹れてくれたサービス烏龍茶。
あったかウーロン@メーサローン
こんなところで美味いウーロンが飲めるとは…、あぁ落ち着く♪

いちおう、少しだけ撮った散歩中の写真も。
悶々としたまま歩いてると、自分でも何を撮りたいのかよくわからなくなるんだよな…。

朝市の様子。
朝市@メーサローン

売り物をつまみ食い中…。
つまみ食い@メーサローン

丘の上の豪華ストゥーパ。
ゴールデンストゥーパ再び@メーサローン

生活感たっぷり。
生活感たっぷりハウス@メーサローン

小さな狙撃手たち。
パチンコ少年ズ@メーサローン
そういえば、自分はパチンコ遊びってしたことなかったなぁ…。

いい夢見てる?
いい夢見てる?@メーサローン
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テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-タイ | 17:15:23 | トラックバック(0) | コメント(4)
コメント
う~ん
絶対あなたの写真のがうまいと思うんですが。。
どうしたらうまく撮れるんだ、、
2009-11-12 木 21:02:58 | URL | たびかめ [編集]
>たびかめさん
いや、それはないでしょ~。
そちらの写真館を覗くと、いつも溜め息出ちゃうよ。
特に、町と人の表情を上手く撮る術を教えて欲しい…。
2009-11-13 金 16:53:50 | URL | joplus [編集]
ごぶさたです。モロッコ&ドイツで会ったエリです。
今日はコメント欄にて…。
ブログ、楽しく読ませてもらっているよ~。
『違い』と『同じ』についての考え、
すっごく同感!って思ったよ。
うまく言えないけど、そうなんだよねー。
旅に出ないと分からなかった感覚かも。
おもしろいね。
今後も気をつけてぶらぶら散歩を楽しんでv-290
2009-11-13 金 23:45:41 | URL | エリ [編集]
>エリさん
どもども、ご無沙汰です~。その後、仕事は順調?

自分で読み返してみても、うまく伝えられた自信が無かったのだけど…、
なんとか汲み取って頂いたみたいで、ありがとう。
たしかに、これも長く旅をしたおかげで感じられたことなのかもね。

ぶらぶらしながら、インドで待ってるよ!
2009-11-17 火 01:45:32 | URL | joplus [編集]
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