■プロフィール

joplus

Author:joplus
「もっと世界を見てみたい!」
という単純な理由で、
世界経済危機をものともせず…
否、ただ歯止めがかけられず、
会社を辞めて旅に出た浅はかな男。

でも、いつ終わるかわからない人生、
やりたいことをやりたい時に、
楽しめるだけ楽しまないと♪
…と、勝手に開き直ってる若造です。

たくさんの「違い」に出会うため、
風と気の向くままに歩き回ります。
キーワードは、「自然体」。
できるだけナチュラルな心で、
「違い」で溢れた世界に浸って来たいと思います。

(画像 : photo by たびかめ氏)

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック

■カテゴリ
■月別アーカイブ
■RSSリンクの表示
■リンク
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
北西端からのスタート
今年8月、パキスタンのフンザ周辺にいた頃に、
「これから南下してインドへ向かう。」と言う人に何度か出会った。
その頃はインドビザも持っていなかったし、僕は元々の予定通り中国に戻ったわけだが、
一度はインドに程近い場所まで来ていたわけだ。
(…と言っても、パキスタンの北端に近いフンザからインド国境までは丸2日程かかるのだが…)

あれから約3ヶ月。
中国、ラオス、タイと、大回り道を経て、今ようやく「反対側」に辿り着いた。

遅延が多いと評判のエア・インディアであったが、
バンコクを9時に出た飛行機は、ほぼ定刻通りの昼過ぎにインドの首都・デリーへ到着した。
そして、その日のうちにアムリトサル行き夜行バスに乗り込んだのは、
上のような感慨に浸りつつ、
北東の端(厳密には端ではないが…)から気持ち良くインドの旅をスタートしたいなという、
単なる自己満足のためであった。我ながら、下らない話だとは思うが…。
(なお、まだほとんど何も見ていないデリーへは、近々また戻る予定。)

アムリトサルの町は、パキスタン国境まであと30kmの位置にある。
旧市街の広場を歩いていると、決まって乗合リキシャー(バイクタクシー)の客引きが、
「ワガ・ボーダー(国境の名前)?」と声を掛けてくる。
パキスタンに戻る予定の無い僕がそれに応じることは無かったが、
僕は一人勝手に、目的の「来たぞ~!感」に浸っていた。

さて、そんなどーでもいい目的は別にして、アムリトサルには元々来てみたいと思っていた。
この町で有名なのは、なんと言っても「黄金寺院」。
多彩な宗教が混在しているインドの中で、
ここはスィク教と呼ばれる宗教の最大の聖地なのだそうだ。

…と言っても、僕はまだインドに足を踏み入れたばかり。
多宗教の国・インドの実際をまだ見たわけでもなければ、
スィク教がどういったものなのかもよくわかっていない。
なんとなく、パッと見で目を引く美しさの黄金寺院を一目見てみようかという軽い動機であった。

町で買ったバンダナ(髪の毛を隠すため)を頭に巻き、裸足になって寺院へ入る。
これがスィク教の寺院参拝の最低限のマナーなのだそうで、
逆にそれさえ守れば、誰でも無料で参拝させて頂くことができる。

ヒヤリとした冷たさが気持ちいい大理石の床を進んでいくと、
すぐに目的の黄金寺院本堂が姿を現す。

聖なる池の中心に浮かぶ、黄金寺院本堂。
黄金寺院(昼ver.)@アムリトサル

外周も立派。
黄金寺院外周@アムリトサル

黄金寺院・夜バージョン。
黄金寺院(夜ver.)①@アムリトサル
黄金寺院(夜ver.)②@アムリトサル

それは確かに、期待通りに美しかった。
しかし、ここには煌く寺院そのものよりも心惹かれるものがあった。

それは、人々の祈る姿。
祈りの姿@アムリトサル

沐浴する人。
沐浴する人①@アムリトサル
沐浴する人②@アムリトサル
スィク教の男性(※あくまで主流派の話)は髪と髭を切らず、
頭にはターバンを巻き、腕輪を付けるのが基本スタイル。
僕が描いていた「インドっぽい」イメージってこんな感じだったけど、
インド最大宗派のヒンドゥー教ではなかったのだな~と、また一つ自分の無知を知った。
ちなみに、下の男性が頭に載せているのは短剣で、これもスィク教徒のアイテムの一つ。

祈ってるんですからね?決して眠っているわけではないですからね?
寝てません!@アムリトサル

ま、でも眠っちゃいけないなんてルールは無いか…。
池端で@アムリトサル

大理石の床に座り、しばしぼんやりと、一心に祈りを捧ぐ人々の姿を眺めていた。
どの国のどの宗教であっても、
それが全く知らない宗教の世界でも、いつも人が祈る姿は美しいんだな~と思う。
そして、人々が祈りを捧げるその場所もまた、美しく見えてくる。
黄金色の立派な寺院はより一層輝きを増すように感じてくるし、
それがたとえ無名の、どんなに小さくて寂れた場所であっても同じなんだよな~。
信仰心などまるで無いに等しい自分がそんな風に感じるのが、すごく不思議なんだけどね。

ただ、祈りのシーンを写真に収めるべきなのかどうかは、いつも悩むところだったりする。
どうしても、真っ直ぐにカメラを向けるのは気が引けてしまうのだけど、
でもやっぱり撮りたい時は、できるだけ遠くからズームをフル活用して、
極力邪魔にならないように撮らせて頂いております…。

この寺院では、参拝客のために食事が無料で振舞われている。
入口で盆とスプーンを受け取ったら奥の部屋に進み、
他の参拝客と共に列になって腰掛けてしばし待っていると、
チャパティ(薄焼きパン)とカレーを載せてもらえるのだが、
あまりにスピーディなので、カレーが飛び散る。(笑)

寺院の無料ターリー(インド式定食)。なかなか充実の内容。
無料ターリー@アムリトサル

こちらは参考。インド最初の食事となった、デリーのとある食堂のターリー。
初メシ@デリー
素朴な味のチャパティを食べていると、エジプトのホブス(パン)を思い出した。
インドのカレーは水っぽいと聞いていたけれど、ここはそうでもなかったな。
スパイスの聞いた味付けは、パキスタンで食べたそれを思い出した。
白っぽいのはヨーグルトで、スパイシーなカレーと混ぜてマイルドにするも良し、
食後の口直しにするも良しで、上手い取り合わせだなぁと思う。

食後は自分の盆を持って外へ出て、食器洗い係(?)の人に渡すだけ。
1日中、猛烈な勢いで盆を洗う音が辺りに響き続けていたのが印象的だった。
いったい、1日に何千人分の食事がここで提供されているんだろう…?

また、寺院の向かいには参拝客向けの巡礼宿があって、
外国人専用部屋まである上、なんとここも無料。(チェックアウト時にお布施を渡す。)
ただ、さすがに人気のため、外国人部屋もベッドが足りずに床で眠る人がいたし、
スィク教徒の宿泊客は、部屋にすら入れず外で寝ている人も多かった。

僕はここで1泊だけしたのだが、
ふと思い立って、翌朝にはまた別の町へ移動することにしてしまった。
インドに入って即の夜行移動で疲れもあったし、寺院の空気は大好きだし、
もう1日ぐらいはのんびりと寺院で過ごすのも悪くないと思っていたのに、
なぜか朝になって気分が変わったのだ。
強いて言えば、スィク教徒でもない自分が、この環境に長居するのに遠慮してしまったのかな。
何度でも自由に食べに行ける無料の食事も、結局一度だけに留めた。
(この辺は、日本人的感覚なのかもしれない…。)

アムリトサルを発つバスが出るお昼まで、朝の町を散歩した。
僕にとっては、ほとんど初めて歩くインドの町だ。

賑わい始める町。
賑わい始める町①@アムリトサル
賑わい始める町②@アムリトサル
賑わい始める町③@アムリトサル

2階からおはよう!
2Fからおはよう!@アムリトサル

スィク教おじさんのチャイ屋さん。
スィク教おじさんのチャイ屋さん@アムリトサル
インド式の甘~いミルクティーは、これまたパキスタン以来で懐かしくなった。

チャイ仲間。
チャイ仲間@アムリトサル

サイクルリキシャー(自転車タクシー)にも初めて乗った。
僕が選んだドライバーは、白髭を蓄えたおじいさん。
ちょっと太り傾向にある僕と荷物で、合わせて80~85kgになるだろうか。
おじいさんがその細い足でペダルを漕ぎ出すと、ギチリギチリと、重たそうな音が聞こえる。
黄金寺院の辺りからバスターミナルまでは約10分程だったか。
その間、最初から最後までずっと、おじいさんは「立ち漕ぎ」だった。
乗る前に約束した10ルピー(=約20円)を渡す時、
言い値の20ルピーを値切ってしまったことがなんだか空しく思えた。
(いちおう、相場は10ルピーぐらいらしいのだが…)
これだけ苦しい仕事で10ルピーだなんて…、と同情したわけじゃないよ。
力いっぱい漕ぐおじいさんの背中がカッコ良かったから、
いくら相場とは言え、その仕事振りに10ルピーは安過ぎたように感じたということ。
(今思えば、チップを渡せば良かったのか…。)
それでも、おじいさんは気持ちのいい笑顔で10ルピーを受け取り、
また次の客を求めてゆっくりと走り出して行った。
今日、彼は何人のお客さんをその足で運ぶのかな…?

リキシャーおじいさんの背中。
リキシャーおじいさんの背中@アムリトサル
スポンサーサイト


テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-インド① | 17:00:42 | トラックバック(0) | コメント(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。