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joplus

Author:joplus
「もっと世界を見てみたい!」
という単純な理由で、
世界経済危機をものともせず…
否、ただ歯止めがかけられず、
会社を辞めて旅に出た浅はかな男。

でも、いつ終わるかわからない人生、
やりたいことをやりたい時に、
楽しめるだけ楽しまないと♪
…と、勝手に開き直ってる若造です。

たくさんの「違い」に出会うため、
風と気の向くままに歩き回ります。
キーワードは、「自然体」。
できるだけナチュラルな心で、
「違い」で溢れた世界に浸って来たいと思います。

(画像 : photo by たびかめ氏)

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山の挨拶はマナーか?
学生の頃、初対面での僕の挨拶の声が小さかったらしく、
ある先輩に会う度に「ちゃんと挨拶できるようになったか?」と言われていたことがあった。
別に体育会系じゃないので、それは厳しく言われていたわけじゃなく、
その先輩はいつも半ば冗談のような口調で言っていたのだが、
彼は実際、いつ会ってもにこやかに挨拶を交わしてくれる人だった。

日本では、山で登山者同士がすれ違い様に挨拶を交わすことは、
1つのマナーとして行われている。
これは日本だけの常識では無いようで、
ここネパールの山を歩く欧米人のトレッカー達も、
皆気持ちの良い挨拶を交わしてくれた。

ただ、これはスイス・アルプスを歩いていた時にも感じたのだが、
彼ら欧米人トレッカーの場合は、マナーであるとか無いとかではなく、
もっとより自然に、純粋にそれが気持ち良くて「ハロー!」と声にしているように思う。
その表情に、すごく心のゆとりを感じるのだ。

ラトパニという集落まで下ったところでジョムソン~ベニ間のコースを離れ、
A.B.C.方面へのコースに入ると、間も無く車道は無くなり、
そこで暮らす人達の生活道も兼ねた山里の道に変わっていく。
当然、現地の人々とすれ違う機会も多くなり、
その度に「ナマステ!」と挨拶をしてみるのだが…。
全ての人がそうだったとは言わないけれど、
気持ちの良い笑顔で「ナマステ!」が返って来ることは、悲しいぐらいに少なかった。
笑顔も無く、ボソッとつぶやくような「ナマステ。」だったり、
時には無言で見つめられるだけだったり…。

ジョムソン周辺に比べれば、歩いているトレッカーの数は増えた。
ここでは外国人を見かけるのも珍しいことではないはずで、
少なくとも、知らない人間の訪問に驚いて挨拶の言葉も出ない…なんてことはないはずだ。

一方、珍しくおばちゃんの方から元気良く「ナマステ!」と言ってくれたかと思えば、
二言目には、「(Do you want)Orange?」だったり(木にオレンジがたくさん生っていた)、
同じく「ナマステ!」と走って来る元気な子どもがいたかと思えば、
二言目には、「(Do you have)sweet?― 甘いものちょうだい?」だったり…。

こういうのは、残念ながらツーリストが多い場所ではどこでも似たようなものだし、
僕らが与えた影響である以上、ある意味仕方ないとも思っている。
ただ、前者の挨拶すら気持ち良く交わせない人達は…、なぜなんだろう?
僕は、(僕ら外国人トレッカーが)歓迎されていないのかな?と感じてしまった。
トレッカーが訪れることによって、何か嫌な思いでもしているのだろうか…?

でもね、たとえそうだとしても、あの先輩が教えてくれた(と僕は思っている)ように、
挨拶は人と人とが気持ちを通じ合うための基本中の基本。
それはいつどこに行っても、国が変わろうと人種が変わろうと、全世界共通のことだと思うんだ。
同じ人として、挨拶が交わせないってことはすごく寂しかった。
すごく彼らとの間の距離が遠く思えてならず、この人里を歩く時間も今一つ楽しめなかった…。

話は変わって…、ラトパニから約3時間登り続けた辺りで、
ふと、ウエストポーチをザックの中に詰めてしまいたいと思った。
と言うのも、僕のウエストポーチ(兼ショルダーバッグ)はビッグサイズなため、
登りで足を上げた時にいちいちひざが当たっており、疲れを増長させているように感じたのだ。
実は出発前にもザックに詰めようとトライしたのだが、
その時はうまく詰めきれず、断念したのだった。

が、歩いてみるとやっぱりキツい!もう一度本気で詰め直してみよう!
…で、やってみたところ、おぉ!入ったじゃ~ん☆

5分ほど歩いてみた。
ザックは重くなったものの、ひざが楽になった分、やはり楽になった気がする。
いや~、やっぱりやってみるもんだね!意外とラクに入ったし☆

さらに5分ほど歩いて、またふと思った。
…いや、待てよ?ラクに入った?
…何かが足りなくなかったか!?

また5分後。僕はザックを下ろし、しばし悩んでいた。
やはり、無くなっているものがあることに気付いたのだ。
それは、ポカラで調達したばかりのダウンジャケット。
確信は持てなかったが、昨日ラトパニで泊まった宿でザックを開けた時点ではあった気がする。
その部屋に置き忘れている可能性が高い。
まだ時間はお昼前。今から行けばここまでは戻って来れる。
しかし、3時間も登って来た道をまた往復するのか…?
そこまでして、もし見つからなかったら…?

迷いに迷ったが、取り戻しに行くことに決めた!
決め手になったのは、そのジャケットをまだ一度も使っていないこと。
このまま失くすなんて、悲しすぎる!

近くで見つけた宿にチェックインしてザックを置き、
先程しまいこんだポーチを引きずり出して肩に掛け、走り出した。
登りに3時間を要した道を1時間ちょっとで下り切り、昨日の宿に駆け込む。
そして、泊まった部屋のベッドの下を覗き込み…、
無事、感動の再会を果たしたのであった☆

…と、またしても自らの忘れっぷりが引き起こした、実に下らないハプニング。
ただ失くしものが見つかっただけのことで、これで予定より1日ロスしてしまったのに、
ちょっぴり気分の晴れた自分がいた。

二度歩いたおかげで、見られた景色もある。
再び歩いた丘の上から①@アンナプルナ・トレッキング
再び歩いた丘の上から②@アンナプルナ・トレッキング
朝に登った時、ここはまだ日陰だった。小さなご褒美、かな?

棚田模様。
棚田模様@アンナプルナ・トレッキング

無事ジャケット回収に成功した翌々日、
朝焼けの展望で有名なポイント・プーンヒルに登った。
3,000mを超える夜明け前の丘で、ジャケットは大活躍してくれた☆

夜明け前。
夜明け前の丘で①@アンナプルナ・トレッキング
夜明け前の丘で②@アンナプルナ・トレッキング

間も無く夜明け。
邪魔な雲だけど…①@アンナプルナ・トレッキング

夜明け。
邪魔な雲だけど…②@アンナプルナ・トレッキング

雲が…、邪魔!
邪魔だけど、これはこれでいいか…。

夜明け後。
夜明け後の丘で①@アンナプルナ・トレッキング
夜明け後の丘で②@アンナプルナ・トレッキング

こちらは、そのまた翌日。今度こそ見事な朝焼け。
見事な朝@アンナプルナ・トレッキング
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テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-ネパール | 20:55:10 | トラックバック(0) | コメント(0)
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