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joplus

Author:joplus
「もっと世界を見てみたい!」
という単純な理由で、
世界経済危機をものともせず…
否、ただ歯止めがかけられず、
会社を辞めて旅に出た浅はかな男。

でも、いつ終わるかわからない人生、
やりたいことをやりたい時に、
楽しめるだけ楽しまないと♪
…と、勝手に開き直ってる若造です。

たくさんの「違い」に出会うため、
風と気の向くままに歩き回ります。
キーワードは、「自然体」。
できるだけナチュラルな心で、
「違い」で溢れた世界に浸って来たいと思います。

(画像 : photo by たびかめ氏)

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牛追い祭りを仮体験
ヒンドゥー教では牛が聖なる動物とされているため、
インドでは、野良となった牛が町を闊歩しているのは有名な話。
実際、バラナシでは、路上で道を塞ぎ渋滞を作り出している牛さんや、
ただでさえ狭い路地でゴミを漁ってウロつく牛さんをたくさん見かける。
その多くは、十分な栄養で肥え太った超重量級である。
(そんな牛を撮ったところで嬉しくもなんともないので、写真はございません。)

それでも、牛は神聖なのだ。
そう信じて疑わないインドの人々は、そんな牛さん達でも大らかに温かく見守り続ける…、
と、思いきや!実態はそうでもなかった。

ガート近くの路地を歩いていると、
お店でメシに集ろうとする牛さんのケツを棒で引っ叩いて追い払う程度は、
もはや日常茶飯事のように見かけた。
ある時は、ブロックレンガでぶん殴っているおっさんがいた。
そんな酷い扱い、ヒンドゥー教徒じゃない僕でもできないっすよ…?
いくら神聖だ神聖だと言っても、食い物を好き放題食い荒されては、
理性の方が追い付かないということか。

そして、ある昼下がりのこと。
路地裏をアテも無くぶらぶら散歩していると、
「ギャアー!!」
と、今まで聞いたことの無いような、痛烈な叫び声が聞こえた。
ほぼ同時に、声の主と思しきインド人のおばちゃんが、鬼気迫る表情で前方から走ってきた。
そして、何が起きたのか考える間も無く、
おばちゃんが走って来た前方の道から、奴らは現れた。
真っ黒な巨体が2頭、壁に身をぶつけながら暴走して来るではないか!
そのうち1頭は右の道に逸れて行ったが、もう1頭がこっちへ来た!

あぁ牛さん、貴方はなんて立派なツノをお持ちなの!?
…なんて感心してる場合じゃない!
僕は咄嗟に近くの壁にべったりと張り付いたが、
道幅は狭く、牛が通ればほとんど隙間が無い。避け切れるか!?

僅か1~2秒だったが、僕は目を瞑っていたと思う。
暴れ牛は、そのツノを僕の腹に突き立てることなく、
背中の際どいスペースを走り抜けて行ってくれたようだ。

あの一瞬、牛がこっちに向かって来るのを見た瞬間に、
僕はテレビで見たスペインの牛追い祭りの光景を思い出していた。
祭りに見物に来ていて、暴れ牛に突かれて吹っ飛ばされていた一般人、
彼が直前に抱いたであろう恐怖がわかった気がした…。

恐らく、僕に襲いかかってきたあの牛も、
誰かに追い払われて逃げて来たところだったのだろう。
引っ叩きたくなる気持ちまではどうこう言わないが、
後先考えずに狭い路地で暴走させるのは勘弁してくれ…。

この恐怖体験のせいというわけじゃないのだが、
バラナシの町を、僕は最後まで好きになれなかった。
僕はこの町にいると、心がどんどん荒んでしまう。

ガンガーの河岸をのんびり歩こうと思っても、
横から横からやって来るボートの客引きや物売り達。
繁華街では、「チョコ?ハッパ?(←いずれもドラッグのこと)」を始め、
胡散臭い日本語で話し掛けて来る連中がうじゃうじゃ。
サドゥー(聖者)の姿をして、「フォト、プリーズ!」とねだって来るおっさん。
(サドゥーが写真を強請っちゃいけないなんてルールも無いのだろうが…)
ガートで、遊びたそうに寄って来たのでしばし一緒に戯れていたら、
最後に「マネー(遊び代?)」を強請ってくる子どもと、
ちゃっかり一緒に強請ってくるその親。
あっちもこっちも、金欲しさに群がって来る人間だらけ。
僕にはそう見えてしまった。

もちろん、中にはただ熱心に商売しているだけの人もいるだろうし、
純粋に祈りを捧げている巡礼者や修行者もいるだろうし、
本当に貧しくて物乞いとなっている人もいるだろう。
けど、その1人1人を信用できるかどうかを確かめるにはあまりに人が多過ぎて、
結局全てを突っぱねて歩くようになってしまった。

そんな俗化され過ぎてしまった空気のせいなのか、
初めてガンガーを目にした時も、全く感慨が沸いて来なかった。
誰かが、「ラオスで見たメコンの方が感じるものがあったなぁ…」と言っていたけど、
なるほど、仰る通りだと思った。

いつものことだけど、彼らのような人間が出てきてしまう要因は僕たち(ツーリスト)にある。
それはわかってる。わかってるけど…、
狭く寂しい僕の心は、「何が聖地だ」と思ってしまうのだ…。

モロッコのマラケシュやフェズと並び、
めでたく(?)肌に合わなかった町の上位にランクインしたこの町だけど、
「来なきゃ良かった」などと思ってるわけじゃない。
それはそれで感じることもあったわけだし、
嬉しい出会いもあったし、
気持ち良く沐浴もできたし…、
あ、でも「牛追い」だけは無くても良かったか?(笑)

なんだかんだ言いつつ、撮った写真もあるので載せておこう…。
比較的観光客が少なく、巡礼者の多い朝に撮ったものが多いかな。

朝のガート風景。
ガートの朝@バラナシ

無人。
無人のガート@バラナシ
朝の早い時間にガートへ来たら、人が見えない瞬間があった。
いつ来ても人の姿が絶えないと感じていたので、ちょっと奇跡的。

薄霧に一隻。
薄霧に一隻@バラナシ

灯籠流し。
灯籠流し@バラナシ

火を統べる男。
火を統べる男@バラナシ

サドゥーな人。
フォト好きサドゥー@バラナシ
こうやって見ると絵になってるけど、
このおっさんこそ、上に書いたフォト好きのサドゥー。

サドゥーな人、その2。
社会派サドゥー@バラナシ
まぁ、新聞を読む社会派サドゥーがいたって良いのでしょう…。

巡礼者たち。
巡礼者たち@バラナシ
カメラを向けても見向きもしないほど、お偉いバラモンの話に聞き入っていた。

祈りの表情。
祈りの表情@バラナシ

ガートを見つめる鳥さん。
鳥は変わらず…@バラナシ

オマケ。ローカル食堂のターリー(北インド式定食)。
ターリー@バラナシ

同じ店にて、ビルヤーニ。
ビルヤーニ@バラナシ
お世辞にもキレイとは言えない小さな店で、
若い兄ちゃんが丁寧に盛り付けてくれたのが印象的だった。
ビルヤーニは米料理の定番で、日本風に言うならカレーピラフかな。
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テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-インド② | 14:45:28 | トラックバック(0) | コメント(0)
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