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joplus

Author:joplus
「もっと世界を見てみたい!」
という単純な理由で、
世界経済危機をものともせず…
否、ただ歯止めがかけられず、
会社を辞めて旅に出た浅はかな男。

でも、いつ終わるかわからない人生、
やりたいことをやりたい時に、
楽しめるだけ楽しまないと♪
…と、勝手に開き直ってる若造です。

たくさんの「違い」に出会うため、
風と気の向くままに歩き回ります。
キーワードは、「自然体」。
できるだけナチュラルな心で、
「違い」で溢れた世界に浸って来たいと思います。

(画像 : photo by たびかめ氏)

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28時間大南下
北から南へ、一気に下る。

バングラデシュからコルカタに戻り、
僕が予約していた急行列車は、23:45 コルカタ発、3:50 チェンナイ着の予定。
ただし、「3:50」の日付は、翌々日。つまり、約28時間の旅だ。
切符を見ると、総走行距離は1,662km。(インドの列車の切符には距離数が書かれている。)
この旅最長の陸路移動になると思うのだが、
あまりに長過ぎて、ピンと来ない。
日本で例えると、どこからどこまでの距離になるんだろう?

ちなみに、この1,662kmの乗車運賃はと言うと、
SLクラス(エアコン無し、3段ベッド寝台)で、461ルピー(=約950円)。
インドの物価は世界でもトップクラスに安いが、
中でも鉄道運賃は飛び抜けて安いと感じる。
短距離の普通列車ではさらに格安度がアップし、
ある日の切符を見ると、
走行距離121km、2等自由席で、19ルピー(=約40円)だった。

この安さの背景の1つには、乗車率の高さがあると思う。
2等自由席では、荷台の上まで人が乗っているなんてザラ(ちなみに、僕も経験者)だし、
乗車口から体半分外にはみ出しながら辛うじて手すりにしがみ付いている人も見かけたり。
(インドの列車は、扉を開けたまま走る!バスの屋根に人が乗ってる国だし、もう驚かないけど…。)

寝台車でも、昼間ふと気付くと明らかにベッドの数以上に人が乗っていたりする。
就寝時間間際に、よく車掌が来て整理しているのを見ると、
彼らは自由席切符で乗っている客なのか、あるいは無賃乗車も混じっているのか…。
しかし朝起きると、結局ベッドとベッドの間の床スペースで寝ている人がいたりする。

他の人のアドバイスを参考に、僕は3段ベッド寝台に乗る時は、上段のベッドを指定する。
理由は、下段のベッドは昼間は座席に、中段は同じく座席の背もたれになるのに対し、
上段ならいつでも好きな時に寝ていられること。
真夜中でも人の乗り降りはあるので、下段だと盗難のリスクも高い。
逆に上段の弱点は、下に降りないと窓が見えないこと。
終点まで乗る場合は問題無いのだが、途中下車の場合はこれが厄介。
と言うのも、インド(だけに限った話でもないが…)の列車は、
車内アナウンスなどという気の利いたものは存在しない。
いつ自分の降りる駅に着いたのは、停まった駅の表示を自分で見て確認するしかないのだ。

ただ、今回の移動はチェンナイが終点だったので、
僕はほぼ1日中上段の狭いスペースで1日を過ごした。
コルカタの歩き疲れでたっぷり眠りたかったし、未読の600ページの文庫本もあったし。
腹が減れば、ビルヤーニーやらサモサやらお菓子やらの売り子が頻繁にやって来るし、
喉が渇けば、チャイやジュースの売り子もやって来るし、
全く意味がわからないが、たまに南京錠やパスポートカバー(?)の売り子もやって来る。
28時間の旅も、案外快適であっと言う間なのであった。

しかし、予想外のことが起こった。
車内が騒がしくなってきたので目が覚めた。
間も無く列車がスピードを落とし始め、どうやら皆降りる準備を始めたらしいことがわかる。
時計を見ると、3時半前。

なんと、予定通り!…いや、予定より早いぞ!?

僕が3:50着などという半端な時間に着く列車を選んだのには意図があって…、
インドの列車が遅れないわけがないだろうと思っていたのだ。
良くても3~4時間遅れと見て…、ちょうど朝までゆっくり眠れるな、ふふふ。
…という完璧な計画だったはずなのに、どうして今日に限って!?

北インドで何度か利用した列車は、見事なまでに全て遅れた。
その遅延っぷりもハンパじゃなく、特にバラナシ発の列車はひどかった。
例えば僕が利用した列車で、バラナシ発車が4時間遅れ、到着(コルカタ)が6時間遅れ。
別の日にバラナシからデリーへ向かった方は、10時間遅れだったとのこと…。

遅れそのものもひどいが、その対応もしょーもなかったりする。
バラナシ駅の正面入口から入ると、2枚の電光ボードが並んでいる。
いずれも、列車の到着予定時間と到着プラットホーム番号を知らせるものなのだが、
まず、左と右のボードで出ている内容が違う!時間もホーム番号もバラバラじゃん!
さらに、いちおう遅延後の到着予定時間がここで見られたとしても、
数分後に見るとまた時間が変わっていたり、時間を過ぎてもまだ列車は来なかったり…。
終いには、僕の乗る列車の到着プラットホーム番号が「0(ゼロ)」と表示された。
もちろん、「0番ホーム」なんてものは無い。
もはや「いつどこに着くやらわかりませ~ん。お手上げで~す、てへっ☆」ってことか?

結局頼りになるのは、列車到着10分前に流れるアナウンスのみ。
それまでは、自分の列車がどのホームに入って来るのかわからない。
結果、ボードのある入口広場はアナウンスを待つ乗客達で溢れ返るばかり。
情報を求める人々が押し寄せる案内所は、常にピリピリモード。

…僕は日本のJRは何かと対応が悪い気がして好きじゃなかったけど、これで少しは見直したよ。
反面、1分1秒まで正確に動かそうとする日本のシステム(これは鉄道に限らず)が、
逆にクレイジーなものに思えてきたりもする。
もう何年も経つけど、そんなことを考えさせられる事故もあったよね。
あの福知山線のような事故は、インドでは起こり得ないだろう。
(インドの場合、もっと単純な要因での事故が多いのが問題だけど…)

話まで少々脱線してしまったが、
僕を乗せた列車は無事に、まだ明け方前のチェンナイ駅へと到着した。
インド四大都市の1つであるチェンナイ(他は、デリー、コルカタ、西インドのムンバイ)は、
南インドの東海岸沿いに位置する。
ここから2週間強で南インドを周遊するのだが、
見どころの多さを考えると、少々強行スケジュールなのかもしれない。

実は、元々の予定では、インドは定番な観光地の多い北だけを回るつもりだった。
しかし、インドを旅した人の話を聞いていると、
多くの人が「北と南では全然違う」と言い、
そして大概は南の方が「人の良さ」などを理由に評判が良かった。
僕自身も、北側だけを見てインドについてどうこう言うのも違う気がしていたし、
「ふ~ん、そこまで言うなら確かめに行ってみようかな」(←偉そう)と、
例によって例のごとく、またしても気紛れルート変更を決行したわけである。

さて、せっかく着いたばかりではあるが、時間も限られているので、
特に興味の湧かなかった大都市チェンナイの観光は端折らせてもらった。
朝を待った後、短距離郊外列車の発着する駅へ移動し、さらに約2時間。
カーンチープラムの町へやって来た。
ここは、あのバラナシを含むヒンドゥー教7大聖地の1つとされる。
ということで、ここでの目的は歴史あるヒンドゥー寺院の見学。

8世紀建造のカイラーサナータ寺院。
カイラーサナータ寺院@カーンチープラム

石の彫刻が並ぶ。
石像の整列@カーンチープラム

こんな鳥が見守っていた。
寺院の南国バード@カーンチープラム

エーカンバラナータル寺院のゴープラム(塔門)。
巨大ゴールデンゴープラム①@カーンチープラム
巨大ゴールデンゴープラム②@カーンチープラム
南インドのヒンドゥー寺院では、このような立派なゴープラムが多く見られるようだ。
北インドやネパールでは全く見かけなかったもの。

光差す回廊。
光差す回廊@カーンチープラム

照らし出される神様。
照らされる神様@カーンチープラム

神々の楽園。
神々の楽園@カーンチープラム

感想は…、う~む。「おぉ~!」と「へぇ~」の中間ぐらいかな。(なんのこっちゃ…)
規模は壮大だし、彫刻の精巧さも凄いと思うんだけど、
何かピンと来ないと言うか、落ち着かないと言うか…。
まだこの先でも何ヶ所かヒンドゥー寺院を訪れる予定なので、
ここと同じような雰囲気なのか、また違った空気を感じるのか、様子を見てみたいと思う。
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テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-インド③ | 19:10:32 | トラックバック(0) | コメント(0)
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