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joplus

Author:joplus
「もっと世界を見てみたい!」
という単純な理由で、
世界経済危機をものともせず…
否、ただ歯止めがかけられず、
会社を辞めて旅に出た浅はかな男。

でも、いつ終わるかわからない人生、
やりたいことをやりたい時に、
楽しめるだけ楽しまないと♪
…と、勝手に開き直ってる若造です。

たくさんの「違い」に出会うため、
風と気の向くままに歩き回ります。
キーワードは、「自然体」。
できるだけナチュラルな心で、
「違い」で溢れた世界に浸って来たいと思います。

(画像 : photo by たびかめ氏)

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裸の男が待っていた。
チェンナイやカーンチープラムのある東沿岸のタミルナードゥ州から、
内陸から西沿岸へと広がるカルナータカ州に入った。

まず驚いたのは、大きな町のターミナルでは、バスに時刻表があること。
そして、満員にならなくても定刻通りに発車してくれること。
「そんなの当たり前じゃん?」と思うなかれ。
今まで僕が見てきたインドのバスは、
いちおう定刻があったとしても、乗車率が最優先。
それこそ屋根にまで人が乗ることもあるほど、
とにかく詰め込めるだけ詰め込んでから走り出すイメージだったのだ…。

また、幹線道路の整備状況も素晴らしい。
バスは相変わらずオンボロだけど、
片側2車線でキレイに舗装された道のおかげで、
揺れは驚くほど少なくなったし、移動スピードも格段に上がった。
インドを代表する工業地帯であるためか、他の地域よりもお金が動かせているのかな。

バスだけでなく、列車の方でも予約窓口のシステムが優れている。
駅の窓口近くにはコンピューターが設置されていて、
列車のスケジュールの他、空席状況や当日の運行状況まで、随時自分で調べることができる。
また、マイソールという駅の予約窓口へ行ってみたところ、
順番待ちに整理券方式を採用していた。
日本の銀行などと同様で、番号の印刷された整理券を受け取り、順次音声アナウンスで呼ばれる仕組み。
これで、今まで見てきたような割り込みの嵐による切符売り場の大混雑は無くなった。
ただ、それでも整理券無しで窓口に突っ込もうとするインド人はいるのだが…。

中国の人達が列を守らないという話は有名になっているようだけど、
インド人の割り込みっぷりはその上を行っていると思う…。
一番笑えて呆れたのは、バスに乗っていた時のこと。
どこでも一度渋滞が起きると、待ち切れない車が必ず現れ、
対向車線をはみ出して前に出ようとし始める。
後続の車もそれに続き、いつしか1車線だったはずの道が2車線3車線と化す。
一方、対向車線の車も同じことをするので、
たとえ元々の渋滞の原因が事故で、それが片付いたとしても、
今度は両車線の車が向き合っている状態になっているので、ますます渋滞の解消が遅れる。
ある時は、事故などでなく、ただの踏切待ちでもそれが起こる…。
列車が通過する数分を待てない車が現れるために、自ら渋滞を引き起こすのだ。
またある時は、片側2車線道路の中央分離帯を越えて突破しようとしたら、
渋滞原因が解消された後に正面から車が押し寄せて、立ち往生。
飛び交うクラクション音と怒号。
けど、お互い簡単に譲らないから、一向に前へ進めない。
言っちゃ悪いが、実にアホらしい…。

それから、これはタミルナードゥ州でも感じたことなので、
南インド全般に言えるのかもしれないが、英語の通用度が上がった。
大きな町では、Yシャツ姿のビジネスマンを見かけることも多くなった。
バスで走っていると貧しい農村風景も見かけるが、
全体的には北インドよりも経済的に潤っているのは間違いなさそう。
ただ、物価については思ったほど変わらない。
同じ北側でもバラナシやコルカタに比べるとデリーの物価が若干高いのだが、それと同じぐらいだと思う。

さて、内陸に入って最初の目的地は、
南インドで最大と言われるジャイナ教の聖地・シュラヴァナベルゴラ。

…って、ジャイナ教って何じゃいな?(寒)
という人も多いと思うのだが、ハッキリ言って僕も全く知らなかったので、少し調べてみた。

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仏教とほぼ同時期に、共にヒンドゥー教に対する新興宗教として始まったが、
その後アジア全土に広がった仏教に対し、ジャイナ教はインド以外にはほとんど広まらなかった。
しかし、創造者である神が存在しないこと、
人生を苦であるとみなす考え方、
輪廻転生と、そこからの解脱を境地とする考え方など、
仏教の教義と共通する部分が非常に多い。
その特徴は、教義の中の「五戒」に表現されている。

一、生き物を殺すなかれ。
二、真実のことばを語れ。
三、盗むなかれ。
四、淫事をおこなうなかれ。
五、なにものも所有するなかれ

このうち、一の「無殺生」、五の「無所有」の考えが、
ジャイナ教の最大の特徴と言える。
「無殺生」ゆえ、動物も含めた生き物の命を大切にするジャイナ教徒は、
軍隊や漁業、狩猟の他、虫や微生物の命を奪う可能性がある農業に従事することもできなかった一方、
商業(中でも、宝石や貴金属を扱う仕事)に従事することが伝統的に多くなった。
その結果、今日ではインドの中でも最も裕福なコミュニティの1つとなっている。

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聖地シュラヴァナベルゴラは、通りを挟んで立つ2つの岩山からなる場所。
いずれも参拝に登ることが可能で、
僕はこのうち、西側のヴィンディヤギリという岩山に登った。

青空の丘へ。
青空の丘へ続く石段@シュラヴァナベルゴラ

丘の上から、町を望む。
丘の上の展望①@シュラヴァナベルゴラ

対面の岩山・チャンドラギリ中腹の寺院。
丘の上の展望②@シュラヴァナベルゴラ

この町は小さく、周りは森や平原に囲まれている。
だからか、最近訪れた場所の中では最も空気が良くて、
見ての通り空の色もスッキリで、やわらかい風が実に心地良い。
丘の上だから騒音も聞こえないし、静かで穏やかな雰囲気だ。
このような、ゆったりとその空気に触れられる「聖地」は、
それがどんな宗教であっても落ち着くなぁ。

そして頂上の寺院では、彼が待っていた。
すっぽんぽんで仁王立ち①@シュラヴァナベルゴラ
すっぽんぽんで仁王立ち②@シュラヴァナベルゴラ
大胆にもすっぽんぽんで仁王立ちする彼の名は、ゴーマテーシュワラ様。
ジャイナ教初代祖師の第2子で、
教義の1つである「無所有」を表すために裸でいるのだそうだ。
実際に、僕は拝見したことが無いが、
「空衣派」と言って、一切の衣類を身に着けずに修行に励む僧侶もいるらしい。

雨の日も風の日も、暑い日も寒い日も、
いつでも下界の人々を見守っているかのように、彼はここに立っている。
ヒンドゥー寺院の精巧な石像群もすごいなとは思うけど、
逆にこの像のシンプルさが、なぜか僕はすごく気に入った。
愛着を感じた、と言う方が正しいかな?
彼が神などではなく人だから、身近に感じたのかもしれない。

ちなみに、この像が建造されたのは、実に1,000年以上も前とのこと。
そんなに歳を重ねているのに、今もキレイなお肌のゴーマテーシュワラ様。うらやましい?

足先にお花を。
足にお花を@シュラヴァナベルゴラ

貴女にもお花を。
貴方にもお花を@シュラヴァナベルゴラ

その他、寺院内で見つけた像。
仏様に似た石像@シュラヴァナベルゴラ
ゴールデンミニ像@シュラヴァナベルゴラ
特に上の写真などは、見た目も仏様に近い。
こういうところも、親近感が湧いたのかな。
寺院も含め、このジャイナ教の聖地は全体にとても居心地が良く感じた。
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旅日記-インド③ | 19:30:06 | トラックバック(0) | コメント(0)
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