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joplus

Author:joplus
「もっと世界を見てみたい!」
という単純な理由で、
世界経済危機をものともせず…
否、ただ歯止めがかけられず、
会社を辞めて旅に出た浅はかな男。

でも、いつ終わるかわからない人生、
やりたいことをやりたい時に、
楽しめるだけ楽しまないと♪
…と、勝手に開き直ってる若造です。

たくさんの「違い」に出会うため、
風と気の向くままに歩き回ります。
キーワードは、「自然体」。
できるだけナチュラルな心で、
「違い」で溢れた世界に浸って来たいと思います。

(画像 : photo by たびかめ氏)

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ある1つの地名を訪ねて…
財布が無くなった。
ほんの数分前、昼飯の勘定の時には確かにあった財布が、
ズボンのポケットからいつの間にか消えていた。

盗られたか!?
…いや、この数分の間には、そんな隙は無かったはず。
うっかり穴の空いている方のポケットに入れてしまい、歩いている間に落としたか、
あるいは、先程トイレに入っている間にポロッと落ちたか…。
自分が歩いた足取りを一通り再度歩いてはみたが、
辺りはバスターミナルのある人でごった返している場所だった。
見つかるわけもないな…。

失った金額は、約1,100元+10US$。合わせて約15,000円強か…。
帰国2週間前にして、この旅最大金額の落とし物をしてしまった。
幸いと言うか、財布には貴重品(カード類など)は入れていなかったが、
俺の失くし癖も、とうとうここまで来たか…と呆れるばかり。
「気を引き締めよ!」という、誰かからのメッセージだったのかな…?

返らぬモノを引き摺っていても仕方ないので、
なんとか気を取り直して、中国再々訪問第ニの目的地・壩美(バーメイ)へ。

以前、雲南省の観光地を調べていた時に、
「文山(ブンシャン)」という場所の紹介ページに目が止まった。
それは美しい、まさに秘境のような写真がそこに載っていたのだが、
その写真の地が文山のどこにあるのかはわからなかった。
さらに調べてみると、文山とは、1つの町の名前であると同時に、
その町を中心とする自治州の名前でもあり、その範囲は広大だった。

それでも、文山という場所に何か惹かれるものを感じた僕は、
さらにネット上で文山の見どころ情報を探してみた。
そして、ある1つのサイトで見つけたのが、壩美という村。
紹介内容によれば、その村へは未だ道路が通っておらず、
小舟が唯一の交通手段なのだという。
洞窟を流れる川を越えることでのみ辿り着くことができるのだそうで、
秘境中の秘境、まさに「桃源郷」のイメージそのものの場所のように思えた。

まともな地図も持っていなかった僕は、
「壩美」という地名だけを頼りに、まずは文山の町へやって来た。
そのバスターミナル付近で壩美に関する聞き込みをしたところ、
文山の町から北東へ、さらにバスで約3時間程の場所にある、
広南(グァンナン)という町が基点になるらしい情報を得た。
ちなみに、この広南で僕は財布を失うことになったのだが…。

壩美へは、広南の街中から路線バスが出ていることがわかったのだが、
1時間に1本のはずのバスが、1時間半待ってもやって来ない。
僕らと同じく長時間待ち続けていて、
ついに痺れを切らした地元のおばちゃんが、乗合ワゴンタクシーを捕まえてきた。
案の定シェアメンバーを募って来たので、喜んで参加する。
壩美への道を進んで行くと、バスが来なかった理由がわかってきた。
ただでさえこんな道をバスが走るのか!?と思うほどの悪路な上に、
所々で工事を行っているために、通過に恐ろしく時間がかかっていたのだった。

そしてついに、名前しか知らなかった村・壩美へと到着した。
地図も情報もほとんど何も持たず訪れた町で、
自分の足で地元情報を集め、1歩1歩目的地へと進んで来た。
このようなほとんど行き当たりばったりに近い旅ができるのは、
たとえ多少でも言葉が使えることによる部分が大きいかな…。
他のどの国よりもマイナーでローカルな場所に足を踏み込められることもあって、
やっぱり僕にとっての中国の旅は、ちょっと特別な面白さがある。

幸か不幸か、壩美は既に政府公認の「風景区」として設定されていた。
「秘境」を期待していた場所が観光地化されてしまっていたことは残念ではあるが、
心配していた宿の有無については、これでクリアできた。
風景区内に観光客向けの宿が次々建てられており、
既に供給過剰気味で選び放題だった。
ちなみにこの風景区の正式名称(?)は、「世外桃源 ― 壩美旅遊区」だって。

調べてあった情報通り、村への唯一の交通手段は舟。

こんな洞窟を抜けて行く…。
村への入口@バーメイ

自然の造形。
自然の造形@バーメイ

光差す窓。
光差す窓@バーメイ

出口へ…。
洞窟出口@バーメイ

そして、村の風景が広がる。
洞窟の向こう側①@バーメイ
洞窟の向こう側②@バーメイ

水車が静かに回り続ける。
くるくる水車@バーメイ

村人たち。
村の暮らし①@バーメイ
村の暮らし②@バーメイ
村の暮らし③@バーメイ

中国版ガート。
中国版ガート@バーメイ
村の洗濯場(兼洗髪場)となっている川岸なのだが、
どうしてもインドのバラナシを思い出してしまう…。

草原の少女。
草原少女@バーメイ

村の宿での夕食。
大量3品盛り@バーメイ
油菜の炒め物、じゃがいもの細切り炒め、干し筍炒め、の3品。
中国の一品料理の量の多さをナメてたわけじゃないんだが、
それにしてもここは特に素晴らしいボリュームだった…。
とてもじゃないが2人では食べ切れず、
3分の1ほど残して、そのまま翌日の朝飯になりましたとさ。

ピーチフラワー。
桃花@バーメイ
今もなお、ここは現役(?)の桃源郷なのかもね。
中国内ではどれ程名前が知れている観光地なのかわからないが、
僕らの滞在中は、まだまだ観光客も少なくて、のどかな雰囲気を楽しめた。
かなりの辺境だけど、訪れるなら今のうちがチャンスかも?

夕雲模様。
夕雲模様@バーメイ
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テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-中国③ | 00:30:08 | トラックバック(0) | コメント(4)
コメント
いよいよ、終わりが近づいてきましたね。
まさか締めくくりが中国だとは思いもしませんでした。
訪問されたところは苗族の自治区?
ちょうどそのころ僕は南宁にいました。
じつは旧正月はベトナムカンボジアに行っていまして・・・
なんだか微妙に近くにいますね。w

今年もよい旅を!!
2010-03-04 木 21:53:37 | URL | たいしょー [編集]
>たいしょーさん
本当にニアミスだったんですね~。
もしかしたら、どこかですれ違ってたかも?

少数民族のことはあまり詳しくないのですが…、
文山は「チワン族苗族自治州」のようですね。
あの辺りは、今も民族衣装のままで生活している人々も多いし、
まだまだ観光地化の手が伸びていない場所もたくさん残っているようでしたよ。
2010-03-06 土 17:43:16 | URL | joplus [編集]
苦労してたどり着いただけにいい処そうですね?こんな綺麗でのどかだと一度自分も行ってみたくなってしまいます!旅の終着が中国だったんですね。もしかすると帰国の手段は船ですか?香港か台湾あたりに寄り道するとか!?また楽しみに読ませてもらいます。
2010-03-08 月 12:25:42 | URL | しんしん [編集]
>しんしんさん
鋭いですね~。
その予想、当たってますよ。(船ではないですけどね)
2010-03-09 火 01:16:59 | URL | joplus [編集]
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