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joplus

Author:joplus
「もっと世界を見てみたい!」
という単純な理由で、
世界経済危機をものともせず…
否、ただ歯止めがかけられず、
会社を辞めて旅に出た浅はかな男。

でも、いつ終わるかわからない人生、
やりたいことをやりたい時に、
楽しめるだけ楽しまないと♪
…と、勝手に開き直ってる若造です。

たくさんの「違い」に出会うため、
風と気の向くままに歩き回ります。
キーワードは、「自然体」。
できるだけナチュラルな心で、
「違い」で溢れた世界に浸って来たいと思います。

(画像 : photo by たびかめ氏)

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3等車に揺られて
ルクソール駅の窓口で、カイロ行き夜行列車の2等席の切符を買おうとしたら、「無い」と言われた。
まぁ良くあることだが、列車に2等席そのものが本当に無かったのか売切だったのか、「無い」の詳細は不明。

さて、そうなると1等席に乗るしかない?
でもバカ高いし、何より今の自分には場違いな気もする。
ガイドブックには詳しく書いてなかったのだが、さらに3等席があるらしい。
1・2等席用の窓口の反対側に、3等席用の窓口があった。
そちらに行ってみると、英語は片言だが、おっちゃんが一生懸命説明しようとしてくれた。
まず、値段はガイドブックに載っている価格の約半分で、日本円にして500円ぐらい。
距離にして500kmを超えるこの区間を、この値段で行けちゃうんだから素晴らしい!
ただ、どうやら切符は販売しておらず、「列車に乗ってから買える。」とのこと。
じゃあ、この窓口の役割って一体何なんじゃい…?

夜になって、再び駅へ。
本当に切符無しで大丈夫なのか?半信半疑だったが、ホームへは難なく入れた。
21時15分に、列車がやって来た。
適当に乗り込んでみたが、車内で見つけた車掌さんに聞くと、どうやらこの列車は1等と2等しか無いようだ。
…っていうか、2等あるじゃん!しかも席空いてるし!
この車掌さん曰く、2等も車内で切符買えばOKとか言うし。
しかし、僕はもう3等席で行くことを決めていた。
なぜなら…財布の中には、3等に乗る分のお金しか残していないから!
(ちょうどお金が尽きてきていたのだけど、誘惑に負けて1等に乗っちゃったりしないように、あえて両替せずにいた。)
次の列車が21時30分に来ると言うので、僕は慌ててこの列車から飛び降りた。

改めて次の列車の3等車がどの辺に停まるのか、構内の警備員さんに尋ねてみると、
「3等車はエジプト人オンリーだ。」と言い出した。
なるほど、ガイドブックに詳細が載っていないのはそういう裏があったか…と納得している場合じゃない!
もはや3等に乗るしかない僕は、わずかな金しか残っていない財布を見せて、
「乗せて♪」と目をキラキラさせてみた。(←気持ち悪い)
警備のおっちゃん、貧しい日本人に同情したのか呆れたのか、
仕方ねぇなぁと言うような苦笑いをして、「OK、わかった。」と了承ゲット。

列車は10分ほど遅れてホームに入って来た。
乗り込んでみると、薄暗い車内。
もちろん(?)冷暖房など無く、全ての窓が全開。
ただ、全員座れそうにはないものの、思ったより人は少ない。
(最悪、スシ詰めじゃないかと恐れていたので…)
ウロウロしていたら、数名の若者グループが「こっちへ座れよ!」と声を掛けてくれた。ありがたや~☆
クッションの無い硬いシートに腰掛け、改めて周りを見渡すと、
全員の視線が一斉にこちらを向いている。(笑)
結局乗れないんだか乗らないのかはわからないけど、
この3等車に外国人はまず来ないんだろうな~。
網棚の上に目をやると、そこによじ登って横になっている人がいて、
超にこやかに「ハロー♪」と声を掛けてきたり。
タバコの吸殻を床に捨てるのは当たり前。お菓子のゴミは窓の外へポイ。
あるお母さんは、ゴミを手に持ったままの小さい子どもに、「さっさと外へ捨てちゃいなさい!」と教えていた。
昼間に線路の脇を歩いた時、汚いなぁとは思っていたが…。
この国が地球環境と向き合うようになるまで、あと何年かかるんだろう…?
まぁそんなこんなで…、ん~実に濃いねぇ!もちろん、それを期待していたのだけど。

夜中まで若者グループとはしゃいでいたら、さすがに疲れた。
この列車は各駅停車で、彼らは途中の駅で去って行ったため、そこで軽く眠ることにした。
気持ち良く夜風を受けて寝ようかと窓際の席に動いたのだが、
カイロに向けて北上するうちに、いつの間にか風が冷たくなっていた。
ルクソールの暑さからして、冷房無しは問題無いだろうと踏んでいたのだが、
まさか逆に寒さを感じるとは思わなかった。
窓を閉めたいのだが、錆び付いていて動かない!
結局、寒さでロクに熟睡できないまま、日の出を待ち続けることになった…。
冷たい風に耐えながら、僕は去年の夏に乗った中国の普通列車を思い出していた。
あの時も、旅先で昼頃に夜行の切符を買いに行ったのだが、渡された切符には「無席」とあった。
満員の車内で、僕が見つけたのは乗車口脇の喫煙スペースにある、小さな空間。
硬い床からおしりに伝わってくる冷たさを感じながら、
白く濁った空気の中で、あの時も朝を待ち続けていた。
朝の成都駅に降り立った時、二度とこんな列車には乗るまいと思っていたのになぁ…。

薄暗い車内で僕を呼んでくれた若者グループ。後ろに全開のまま閉まってくれない窓。
エジプトの3等車で①
エジプトの3等車で②

列車はルクソールを出て約12時間後に、カイロ駅に到着。
いくら長距離移動に慣れてきている体とは言え、楽じゃなかった。
でも、こういう時間ほど忘れないんだろうなぁと思う。

夜の寒さがウソのように、カイロの日差しは強かった。
宿にチェックインするや否や、この日は昼間からベッドへ横たわった。
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テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-エジプト | 21:10:52 | トラックバック(0) | コメント(0)
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