■プロフィール

joplus

Author:joplus
「もっと世界を見てみたい!」
という単純な理由で、
世界経済危機をものともせず…
否、ただ歯止めがかけられず、
会社を辞めて旅に出た浅はかな男。

でも、いつ終わるかわからない人生、
やりたいことをやりたい時に、
楽しめるだけ楽しまないと♪
…と、勝手に開き直ってる若造です。

たくさんの「違い」に出会うため、
風と気の向くままに歩き回ります。
キーワードは、「自然体」。
できるだけナチュラルな心で、
「違い」で溢れた世界に浸って来たいと思います。

(画像 : photo by たびかめ氏)

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック

■カテゴリ
■月別アーカイブ
■RSSリンクの表示
■リンク
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
タジンパワー全開
なんとなく、2ヶ月前の日記を読み返した。

トルコのサフランボルやシリアのアレッポを訪れていた頃、
ただぶらりと歩いては、そこで出会った人たちと一緒に話したり遊んだり、
それが最高に楽しかったのを思い出すと共に、
最近、そういう楽しみ方ができていないように感じた。

------------------------------

タフロウトを出た夜行バスがマラケシュに到着したのは、やや遅れて朝の4時半。
バスターミナルは24時間空いているのか、
中には椅子や床に寝転んで朝発のバスを待つ人が大勢いた。
じきに朝日が昇る時間だし、これだけ人がいれば問題ない。
一安心して、僕も軽くウトウトすることにした。

30分程浅い眠りに入っていたところで、民営バスの客引きの声で目が覚めた。
夜行バスの中でほとんど眠れなかったため、まだまだ眠気が残っている。
この状態でマラケシュの街へ出ても…、また疲れ果てるだけだなと思った。
悔しいけど、マラケシュへのリベンジは断念。
6時半発の、ワルザザート行きのバスに飛び乗った。

マラケシュ~ワルザザート間には、オート・アトラスという山脈を越えるパノラマがあって、
モロッコ観光の一つのポイントになっている。
高原や山の景色が好きな人間としては楽しみにしていた場所だったのだが…、
それより何より、眠気がどうしようもなかった。
幸か不幸かこのバスが大当たりで、
モロッコに入って以来一番の乗り心地(冷房付、リクライニング可、クッションふかふか)で、
走行時間のほとんどを爆睡してしまい、オート・アトラス越えは終了したのだった…。

何のために再びマラケシュを経由したんだか、全くわからん…。
せっかくエッサウィラで気持ちが乗ってきたところだったのに、
どうも上手くいかないことが多いなぁ~。
一気に移動してきた疲れもあってか、そんなことを考えつつ少々イライラしていた。

ワルザザートのバスターミナル近くでほとんど選ばずに決めた宿で仮眠を取ってから、
ようやくこの日最初の食事へ繰り出すことにした。
あまり歩き回る元気も無く、近場で見つけた客のいない店に入り込んだ。
クスクスが食べたかったが、無かったのでタジンを注文。いずれにせよ、マラケシュ以来だ。

10分程待つと、注文したタジンが運ばれてきた。
三角錐型のフタを開けると、熱々に煮込まれた野菜たちが姿を見せた。
とりあえずスープを一口…、ずずず。

「!!!」

ビックリした。
前回マラケシュで食べたものと、全く違うものだったから。
前回のものは、塩もスパイスも薄めで、野菜と肉の素材の味を頼ったものだった。
しかし今度のは、実に濃厚。
恐らく複数組み合わされたスパイスが溶け込んだスープで、柔らか~く煮込まれた野菜とラム肉。
例えるなら、一晩弱火でコトコト煮込んだシチューのような感じ?
合わせて出されたパンとの相性が抜群。
写真を撮るのも忘れて、夢中で平らげてしまった。

日本の「ラーメン」が店によって実に多様に姿を変えるように、
使う材料も味付けも、多種多様な煮込み料理の総称が「タジン」なのだろう。
翌日からの食べ比べの意欲が沸いてきた。

------------------------------

空腹も満たされて宿に戻った後に、ちょっと考えた。
今日あのタジンに出会えたのは、色んな偶然が重なった結果だった。
「上手くいかない」と感じていた時間があったけど、
例えば夜行バスでぐっすり眠れて体力満タンでマラケシュに到着していたら、
今日この町に来ていることは無かっただろう。
昼のバスで眠りこけるほど疲れが溜まっていなかったなら、
客のいないこの店より他に人気のありそうな店を探していただろう。

たしかに最近、たまたま思い通りにならないことが重なっていたかもしれない。
でもそれは、トルコやシリアにいた頃にも無かったわけじゃない。
「思い通りにならない = 上手くいかない」と感じるように、変わってしまっているのは僕の方だ。
最近の僕は、周りに色んなことを期待し過ぎているのだろう。
食べたい物だったり、きれいな景色だったり、そして人の対応だったり、
自分の知識の範囲内で、欲しいものを求めてしまっていることが多々ある。
そして、それと違うことが生じた時に、「上手くいかない」ように感じてしまったり、
受け入れきれずにイライラしている自分がいる。
「違い」を感じながら、自分の常識を壊そうと始めた旅なのに?

わかってたはずなんだけどな。
満足させてくれる何かを期待して待っていても、100%期待通りになるなんて稀なこと。
期待外れを不満に思ったところで、
その状況を受け入れ、楽しい方向に変えられるのは自分しかいない。
一歩進んで、満足させてくれる何かを探すことも大事だけど、
自分の理想に拘り過ぎても、やはり完璧なものが見つかることは稀だろうし、
それ以外のものを見落としてしまうかもしれない。
今日のタジンのように、思い通りにいかなかった先に、
理想と違う形で見つかるものだってたくさんある。
ならば、その時その時に起こることを、可能な限り受け入れよう。
そして自分から乗っかって楽しんじゃおう。そこに重点を置けばいい。
「なに!そう来おったか…、面白い!お主なかなかやるな。ふぉっふぉっ。」って感じで。(?)

「楽しさの素」は、実はさりげない場所にたくさん転がっているもので、
受身じゃなくて、能動的に楽しむ気持ちがあれば、それを拾える確率がグンと上がる。
それは、旅も、遊びも、勉強も、仕事も、きっと全て同じ。
そう信じて動くのが、俺の基本スタイルだったはず。

今だったら、タジンに貰った元気で、取り戻せそうな気がしていた。
時に食べ物が与えてくれるパワーって、本当にすごい。有り難い。

------------------------------

「風が吹かない そんな場所でも
 僕たちが走るなら 感じることができる
 吹くだろう風 なんて待つなよ
 無いものを嘆くより 作ればいい風だって…」
                             19(ジューク)「すべてへ」より

今の気分にピタッと合う歌詞。
ブログのタイトルとは逆のようにも感じるけど…。

そう、無風でもフロントで走ればテイクオフできる。
風待ちし過ぎてサーマルタイム逃してぶっ飛んだフライトが何本あったことか…。
(→ここは、わかる人にしかわからない例えでゴメンナサイ)
スポンサーサイト


テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-モロッコ | 11:00:01 | トラックバック(0) | コメント(2)
コメント
そうだ!
思い通りにならないことと、そこから起こる思いがけないことが、醍醐味だ!

僕も忘れかけてた。いつもありがとう。
2009-05-13 水 21:59:16 | URL | ぼぉ [編集]
>ぼぉさん
いえいえこちらこそ、いつも見て頂いているようでありがとうございます。
この一週間は、また思いがけないことの連続でした。(詳細は記事に書きます!)
タジンパワーで楽しんでますよ~♪
2009-05-19 火 02:20:56 | URL | joplus [編集]
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。