■プロフィール

joplus

Author:joplus
「もっと世界を見てみたい!」
という単純な理由で、
世界経済危機をものともせず…
否、ただ歯止めがかけられず、
会社を辞めて旅に出た浅はかな男。

でも、いつ終わるかわからない人生、
やりたいことをやりたい時に、
楽しめるだけ楽しまないと♪
…と、勝手に開き直ってる若造です。

たくさんの「違い」に出会うため、
風と気の向くままに歩き回ります。
キーワードは、「自然体」。
できるだけナチュラルな心で、
「違い」で溢れた世界に浸って来たいと思います。

(画像 : photo by たびかめ氏)

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック

■カテゴリ
■月別アーカイブ
■RSSリンクの表示
■リンク
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
収容所 のち ビール
チェコ滞在後半から広がっていた雨雲は、ドイツに入っても続いていた。
そして寒い。フリースとジャンバーを羽織るフル装備状態だ。
何故かドイツって自分の中でジメジメした暗いイメージがあったんだけど、
これではそのイメージ通りになってしまうぞ。

天気の良し悪しに関係無く観光できる場所を考える。
思い付いたのが、ミュンヘン郊外にある強制収容所跡。
例によってノープランだった僕は、ミュンヘンにそんな場所があることは全く知らなかったのだが、
プラハの宿で出会った旅人に教えてもらったのだ。
強制収容所と言えば、ポーランド南部の「アウシュビッツ」が有名で、
僕も興味はあったのだけど、こちらは時間とルートの都合で諦めてしまったので、
ちょうど良かったと言ったら失礼だが、この機会に出掛けてみることにした。
暗いイメージがさらに暗くなりそうな場所ではあったが…。

収容所があるのは、ミュンヘン中心部から列車で30分程、ダッハウという閑静な町。
第二次大戦において、ドイツ国内で最初に作られた強制収容所なのだそうだ。
建物の多くは残っておらず跡地になっているのみだが、
敷地内に作られている資料館には、数多くの写真等が展示されている。
(ちなみに、敷地内の個人見学は資料館も含めて全て無料。)

一番印象に残ったのは、骨と皮だけになり、裸体のまま捨てられている死体の山。
(館内の写真撮影はフリーのようだったが、とても撮る気にはなれなかった…。)
他にも、生々しい実態が写されたものをたくさん見ることができる。

来る日も来る日も働かされ、まともな食べ物も与えられず、
トイレも自由に行かせてもらえない生活の中、
彼らは何を思い、日々を生きていたのだろう?
恐らく、自ら死を選んだ者もいただろうと思う。
俺は…俺だったら、そんな中でも希望を持ち、耐えることができただろうか?

僕は、日本に生まれた。
よく言われる話だが、もし日本人でなかったら、こうして旅をすることができなかったかもしれない。
金銭的な面だけを見るなら、日本に生まれたことは幸運と言えるのかもしれない。
僕らよりも金銭的に貧しい国の人々から、そのことを羨まれることがある。
でも、僕は「金銭的な豊かさ = 幸せ」だとは思っていなくて、
どんな環境にあろうと、カタチは違うかもしれないが、
自分の気持ち一つで「幸せ」は手に入れることができると思っている。
事実、中東諸国の貧しいと言われる地域で出会った人たちの多くは、
「幸せ」と呼べそうな素敵な笑顔を持っていた。

でも、本当に自分が食うのもままならないような貧しさの中に置かれたら、
あるいは、誰かに自分が虐げられる状況にあったら、同じことが本当に言えるだろうか?
もしかしたら、どんなにもがいても幸せを得られない場合もあるのかもしれない。
身をもってそういう環境を経験していない今の自分には、それがわからない。
中東を旅している頃から、時々そんなことを考えている。

収容所跡の写真を少し。なんとなく、白黒が多い。

「働けば、自由になれる」という意味らしい。
「働けば自由になれる」@ダッハウ

寝台。日本人である僕でも足が伸ばせない狭さ。
狭い寝台@ダッハウ

整列させられた便器。
整列便器@ダッハウ

ガス室。ここへ連れ込む際は、「シャワーだ」と言っていたのだそうだ。
偽シャワー室@ダッハウ

死体焼却炉。ガス室のすぐ隣、同じ建物内にある。
死体焼却炉@ダッハウ

閉ざされた自由。
閉ざされた自由@ダッハウ

監視塔。
監視塔@ダッハウ

重い歴史を見せ付けられ、気分も重くなるところであるが、
切替も大事!…と自己解決し、
すぐさまミュンヘン市内の地ビール工場へ足を向ける罰当たりな自分。
が、やはり罰が当たったのか、訪れた工場は予約無しでは見学不可と言われてしまった。
調べによると、ここは5ユーロの見学料金で2杯の試飲付と聞いており、期待していたのだが…。
しかし飲まずに帰るわけにもいかないので、お隣の併設レストランに入り込む。
明らかに場違いと思われる立派なお店の中で、ビールだけを注文する貧乏人が1人。

ブランド名「パウラナー」のコースター。
パウラナーロゴ@ミュンヘン

まずはラガーから。
パウラナービール①@ミュンヘン
ちなみに、ドイツでは「ラガー」という呼び名は無いらしく、
これも別の種類名が付いていたのだが、メモを忘れてしまった…。
チェコのピルスナータイプより、ホップの苦味が控えめで、柔らかく飲みやすい印象。

これまた名前を忘れたが、ヴァイツェンより小麦の比率を抑えめの白ビール。
パウラナービール②@ミュンヘン
うんうん、このキレイな濁りっぷりがドイツビールっぽいぞ。
確かに、ヴァイツェン独特のクセのある香りが控えめで、これも飲みやすい。

宿で昼寝して酔いを醒ました後、再び街へ繰り出した。
お目当ては、ミュンヘンで一番人気と言われる地ビールが飲めるビアホール♪
さすが人気店と聞いていただけあって、100人以上は軽く入れそうな広い店内ながら超満員。
店員に「1人」と告げると、長テーブルの一角に1人分のスペースを見つけ、通してくれた。

プラハの「ウ・フレクー」もそうだったが、やっぱりこの庶民的な雰囲気が落ち着く~。
周りにいた地元民やイタリア人の旅人と共に、乾杯!
ビールで繋がる一体感、なんて素晴らしいのでしょう。

ブランド名「アウグスティーナ」。これはビアホールのメニュー表紙。
アウグスティーナ・メニュー@ミュンヘン

1杯目。またまた名前を忘れたが、この店で一番ノーマルのラガー系だったはず。
アウグスティーナビール①@ミュンヘン
やはりホップより麦のコクが主張してくる感じだ。
炭酸も強くなくて、ガンガン飲めてしまう。
1リットルサイズのグラスも用意されているのも納得。それでも飲めちゃうと思う。(写真は500ml)

ドイツの定番、ウィンナー&マッシュポテトをツマミに。プリップリ♪
ドイツの定番@ミュンヘン

そして2杯目、ヴァイツェン。
アウグスティーナビール②@ミュンヘン
僕のヴァイツェンのイメージを一新した一杯。
ポイントは、やっぱり合わせたツマミだと思う。
ヴァイツェンの小麦の香りと甘さが、まるでパンのように絶妙に合うんだな。

店内の様子。見事にブレてますが…。
ブレブレビアホール@ミュンヘン

これは隣のイタリア人兄ちゃんが頼んでいたもの。ボリュームがドイツらしい…。(これもブレた。)
ブレブレ大盛チキン@ミュンヘン

さて、チェコとドイツ、2つのビール大国の味を、(これでもほんの一部だが、)味わうことができた。
いずれもレベルが高すぎて、僕の中でこの両者の甲乙を付けることは非常に難しい。

ビール単体としての美味さで言えば、日本のビールより上だと思う。
ただ、日本のビールの凄さは、「日本のビールの味」になっていることじゃないかと思う。
ヴァイツェンをウインナーと共に味わって初めて美味さがわかったように、
日本のビールは日本のツマミと一緒に味わえる楽しさがある。
具体的には、刺身だったり、漬物だったりね。
チェコやドイツのビールをこれらと飲んで美味いか?と言えば、恐らく日本のビールに劣るでしょう。

それから、もちろんチェコもドイツもまた飲みに行ってみたい国の一つなのだけど、
「もう一度飲みに行きたいNo.1」は、実はスペインかもしれない。
ビアホールも十分に楽しかったけど、やっぱりスペインBarは僕の中で最強なのだ。
あの老若男女誰しもが気軽に楽しめる陽気な雰囲気と、ツマミのバリエーションの充実度。
加えて、特にアンダルシアやマドリッドの暑さが、さらに美味さを倍増させてくれていたかも。
念のためにもう一つ付け加えると、チェコ&ドイツと比べると若干劣るかもしれないが、
スペインビールの味自体も僕はかなり気に入っている。

ビールのみならず、全ての酒がそうなのかもしれないが、
ビールの魅力は、そのものの美味さだけじゃない。
合わせるツマミの組合せと飲むシチュエーションによって、
美味さが2倍にも3倍にもなる可能性を持っているから面白いんだな。
それを知ってか知らずか、僕が飲み回ってきた国の人たちは、本当に楽しそうに酒を飲む。
そう見えてるだけかもしれないけど、「飲んで愚痴をこぼす」ような雰囲気じゃないんだよね。
また、酔い潰れるような飲み方をしている人もほとんど見かけない。
昼間っから当たり前のように酒を飲んでる人がたくさんいるけれど、ただの飲んだくれの国じゃない。
飲み方も含めて、文化としてしっかり根付いているのかな、と感じた。
スポンサーサイト


テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-ドイツ | 11:30:19 | トラックバック(0) | コメント(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。