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joplus

Author:joplus
「もっと世界を見てみたい!」
という単純な理由で、
世界経済危機をものともせず…
否、ただ歯止めがかけられず、
会社を辞めて旅に出た浅はかな男。

でも、いつ終わるかわからない人生、
やりたいことをやりたい時に、
楽しめるだけ楽しまないと♪
…と、勝手に開き直ってる若造です。

たくさんの「違い」に出会うため、
風と気の向くままに歩き回ります。
キーワードは、「自然体」。
できるだけナチュラルな心で、
「違い」で溢れた世界に浸って来たいと思います。

(画像 : photo by たびかめ氏)

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出会いの運と縁
ツェルマットから朝イチのシュヴァルツゼー行きのゴンドラに乗り込む際に、
前日の、これまた朝イチのロープウェーで出会った日本人のYさんご夫婦と偶然再会した。

この日は着いた先が霧で真っ白だったため、しばし晴れるのを待つことに。
ゴンドラ乗り場近くのレストランが開いていたので、
「一緒にコーヒーでも」ということになった。
お2人は、昨年に引き続き2年連続でこの地を訪れているとのこと。
それ以前は特にフランスへ何度も旅されていて、
各地に点在するカテドラル(大聖堂)を巡り歩き、
その情報を写真付きでまとめた1冊の本を自費出版されたのだとか。凄い!
ご夫婦共に70代で、特に旦那さんは今年78になられたそうだが、
ツアーを使わずに個人で来られて、こんなに朝早くからじっくり歩いている。
ツェルマットでは、長期滞在者用のアパートを1週間借りて泊まっているそうだ。
ここで話が盛り上がって、ご主人曰く「これも何かの縁だから」ということで、
その「お宅」での夕飯にお誘い頂いた。
ちょっと申し訳ない気もしたが、お2人の人柄にも惹かれて、
僕はお言葉に甘えてお邪魔させて頂くことにした。

一杯のコーヒーで体も心も温まったところで、外の霧も晴れてきた。
この日(ツェルマット2日目)以降は、朝起きると山に雲が張っていて、
昼前から晴れてくるパターンに変わっていた。

約束の18時にYさんご夫婦が泊まられているアパートに行くと、
既に奥さんが料理を用意して待っていて下さった。
野菜たっぷりのサラダに、チラシ寿司に、肉じゃが!
長旅をしている人ならわかってくれるかと思うけど、これは本当に涙が出そうなぐらい感激します。
現地の食べ物で大抵満足できる僕は、普段そこまで日本料理を欲したりしないけど、
でもやっぱり、米や醤油味の料理がいざ食べられるとなると、嬉しくてたまらない。
僕は調子に乗って肉じゃがをおかわりしまくっていた…。
だって、ホクホクでしっかり味の染みたじゃがいもが本当に美味かったんだもの…☆

今の僕は、遊び歩いていると言ってもいいただの若造だ。
そんな僕に、お2人はただ偶然同じ乗り物で出会っただけなのに、
その偶然の出会いと、僕との会話の時間を心から喜んでくれていた。
そして、こんなに素晴らしいもてなしを用意して頂いた。

話をしている中で、お2人が人とのつながりをとても大切にされていることが伝わってきた。
旅の間、僕だけではなく、たくさんの人と積極的に会話を交わされているようだった。
特にご主人は時折、「縁」という言葉を強調されていた。

人の出会いは「運」だと思う。
でも、その運でつながった「縁」をつなぎ止めるか、あるいは離してしまうかは、その人次第。
中には、結果的に自分にとって意味を成さない縁もあると思う。
けれど、何が結果的に意味を成すか成さないかなんて、最初からわかるわけがない。
だから、そんな後先の損得勘定なんて抜きにして、1つ1つの縁を大切にする。
すると、やがていくつかの縁が新しい出会いを呼び、縁のつながりがどんどん大きくなっていく。

僕は以前の仕事の中で、実際にそういう生き方をしている人に出会う機会があった。
自分自身も、短い期間の中で、多少ではあるが実感することができたと思っている。
だからかな、その「つながっていく」楽しさは僕にもわかる気がする。
Yさんもきっと、たくさんの出会いからつながりを作って来られた大先輩なのだ。
僕もそんな生き方を一つ目標にしていきたいと思う。

さて、スイスの旅はツェルマットで終える予定だったが、
あまりに好天が続くためにちょっと欲が出て、延長戦に突入することに。
尾根を一つ越えて東側にある、サース谷へやって来た。

そこのキャンプ場で、今度は1人旅をしている日本人男性のHさんに出会った。
偶然だが、この方も70代。
1ヶ月間、テント生活でスイスを歩き回っているそうだ。これまた凄い…。
僕が長旅をしているという話題になり、
転じて、それじゃあまりご飯を食べる機会も無いんだねという話に変わり、
なんと、わざわざ僕のために米を炊いて頂けるという話になった。
まさか2日連続で米の飯を食べられるなんて…。
この時点で、僕はまだ名前も名乗っていなかったのに…。
日本から持って来られていた素を使って、ワカメのおにぎりを作って頂いた。
高校の頃、よく母が弁当に詰めてくれたのを思い出す。懐かしい味で幸せになった。

その後、紅茶を頂きながらHさんのお話を聞いていたところ、
彼は毎年のように、テントを担いでヨーロッパにやって来ているそうだ。
スイスだけではなく、オーストリアの自然や、ギリシャの文化遺産を巡ることもあるとのこと。

Yさんご夫婦のHさんの生き方も、
人によってはそれを「道楽」と言うのかもしれないけれど、
僕は道楽って別に悪い言葉だと思わない。
いつまでも自分のスタイルを持って、好きなことをめいっぱい楽しむのが道楽なら、実に素敵なことじゃないか?

僕は今まで、長く生きることにあまり関心が無かった。
でも、今回出会った方々を見ていると、
幾つ歳を重ねても、自分の気持ち一つで生き生きと楽しめるんだなと感じた。
もちろん、元気を維持するには運も必要とは思う。
でもそれ以上に、その元気を使って楽しむ意欲が衰えていないことが素晴らしいんだ。
僕も彼らのように歳を重ねられたらいいな。
今後は、もうちょっと自分の健康にも気を遣っていこうか…。

さて、それではサース谷ハイキングの写真を。

雲間からチラリ。
雲間からチラリ@サース谷

雪でお化粧。
山の雪化粧@サース谷

氷模様。
氷模様@サース谷
(川に張っていた氷を撮ったもの)

木窓の向こうに、カメラ小僧一匹。
木窓の向こうにカメラ小僧@サース谷

雲の切れ目に大氷河。
霧の切れ目から@サース谷

氷河の造形。建物のようにも見える?
自然の造形@サース谷

氷河印のビールと一緒に。
氷河印のビールと、本物@サース谷
ちなみに、ビールの方は雪でキンキンに冷やして頂きました。
ちょっと寒かったけど、この景色がツマミで不味いわけがない!

クレバスの色。
クレバスの色@サース谷

このハイキング中に、ここ約100年での氷河の後退を写真で紹介する看板を見かけた。
氷河や雪が年々消えていっているという話は聞いていたが…、
写真で追っていくと、本当にハッキリと氷河の「尻尾」が短くなっているのがわかる。
原因は言うまでもなく、地球温暖化。
氷河が失われることで、特に生物多様性への影響が懸念されるわけだが、
そんな小難しい話より何より、この景色から白が消えてしまうのだ。
それだけで、そんなの嫌だ!と思う。人の手で救えないものか…?

サース谷では2日間歩いたが、
2日目に上写真の氷河の景色を見て下りて来た時、ものすごく名残惜しくなった。
この日はコースが短めだったけど、足は絶好調。
空は晴れ間が広がっていく一方。
時間は15時前。まだ歩ける!

…そして、この日2回目のゴンドラに飛び乗った。
青ゴンドラ@サース谷
(飛び乗ったゴンドラを、下山ルートより撮影)

ゴンドラの終点で見た、サース谷の展望。
サース谷の展望

サース谷の最深部に、巨大な水がめ。
谷の最深部@サース谷

ベテランハイカーが行く。
ベテランハイカーが行く@サース谷

これにて、アルプス・ハイキングの全行程終了!
いや~、本当によく歩いた!
でも、まだまだ歩けた。この景色の前なら、きっといくらでも歩ける。
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テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-スイス | 18:15:56 | トラックバック(0) | コメント(0)
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