■プロフィール

joplus

Author:joplus
「もっと世界を見てみたい!」
という単純な理由で、
世界経済危機をものともせず…
否、ただ歯止めがかけられず、
会社を辞めて旅に出た浅はかな男。

でも、いつ終わるかわからない人生、
やりたいことをやりたい時に、
楽しめるだけ楽しまないと♪
…と、勝手に開き直ってる若造です。

たくさんの「違い」に出会うため、
風と気の向くままに歩き回ります。
キーワードは、「自然体」。
できるだけナチュラルな心で、
「違い」で溢れた世界に浸って来たいと思います。

(画像 : photo by たびかめ氏)

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック

■カテゴリ
■月別アーカイブ
■RSSリンクの表示
■リンク
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
一晩限りのプチホームステイ
タシュクルガンからカシュガルへ向かう途中に、
7,000m峰の山に囲まれたカラクル湖という小さな湖がある。
前回はチラッとバスから眺めただけだったので、今回は途中下車。
降りた途端に、客引きの青年がやって来た。
明日朝までの食事全て込みで、40元で泊めてくれると言う。
正直泊まるかどうかは迷っていたのだが、
思っていたより安い値段だったので、1泊してみることにした。

残念ながら昼過ぎから雲って来てしまったので、夕景や夜の星は見られず。
もし晴れていたら、ひょっとすると星空が湖面に反射して幻想的な世界が広がっていたかも?
昼間でも、この湖は時間と空模様によって(それと、季節によっても恐らく)ガラッと表情を変える。
できればその表情の全てを見てみたいけれど、
この世界の全てを歩くことが不可能なように、僕の持てる時間ではそれは適わない。
僕が見られるのは、広大な世界の中で、運良く訪れることができた場所の、ほんの一時だけ。
その一時の表情を、僕はしっかりこの目に焼き付け、感じることができているだろうか?
曇った空を嘆く前に、今いるこの瞬間だからこそ見えるものがあるんじゃないか?って、
そういう目を持つことも大事だよなって、冷えた高原の空気の中でぼんやり考えていた。
8月で、こんなにも冷たい風が吹く。
これから秋が過ぎ冬が来たら、ここで生活することはどんなに厳しいものになるのだろう…?

朝のカラクル湖。
カラクル湖(朝、with小屋)

お昼前のカラクル湖。ミラーレイク。
カラクル湖(午前、ミラーバージョン)

お昼過ぎのカラクル湖。ブルーレイク。
カラクル湖(午後、ブルーバージョン)

いつでもどこでも、のんびりなお方。
いつでものんびり@カラクル湖

この日僕が泊まった家はこんなところ。
ホームステイ先@カラクル湖

客引きをしていたタジク族の青年の家族と同じ家に泊めてもらった。
中の写真を撮り忘れていたけれど、
パキスタン・グルミットでのダル君やチャイを頂いたおじさんの家の雰囲気にそっくり。
曇り空に冷たい風が吹きつける寒空でも、中は暖炉があって温かい。
ちなみに、燃料は動物(恐らく、主に牛)の糞を乾燥させたもの。

僕も彼らと同じ食事をさせてもらったのだが、それは正直言って質素なものだった。
朝や昼に食べていたのは、硬いパンと羊ミルクのチャイ(ここも塩味!)ぐらい。
ようやく暗くなってから夕飯にご飯が出てきたものの、
肉や野菜は入っていない、具はレーズンのみのバターライスのようなものだった。
それも、炊き上げた量はそんなに多くなかった。
全員分足りないんじゃないか?と思うぐらいなのに、僕の分は一番多く盛ってくれた。
申し訳なかったけれど、返すのはさらに申し訳ないので、大事に味わって頂いた。
しかし、これだけの栄養で、彼らの健康は保てるんだろうか…?
中国(漢民族の人たち)の食の充実っぷりと比べると、あまりのギャップにショックすら感じた。

夜は、1つの部屋に8人が寄り添って眠った。
暖炉に残る温もりのおかげか、ここにいる人たちの温かさからか、いつも以上にぐっすり眠れた。

食事も、会話も、就寝も、全てはこの小さな屋根の下。
外の土地は広大だが、生活の場はあくまで狭く、質素なもの。
そんな中に、異国の人間がひょいと遊びに来た。
彼らにとっては、それだけで大きな刺激(日常の変化)なのかもしれない。
それが純粋に嬉しいから、彼らの温かいもてなしがあるのかな?
モノで溢れ、刺激で溢れた世界に浸ってきた僕は、今までそんなことを感じて来なかったな…。

貴重な体験をさせて頂いた1日だったが、残念ながら最後の最後でモメてしまった。
翌朝、僕は約束の「40元」に対して50元札を差し出して釣りを貰おうとしたのだが、
「10元のお釣りが無い。」と言われた。
「釣り銭切れ」自体は珍しいことではない。
こういう場合は、その辺の別の店や人に両替してもらって対処するのが通常の流れ。
なのだが、彼らは全くその素振りを見せなかった。
最初から、「お釣りが無いから10元多く頂戴。」という態度だった。
日本円にして130~140円ではあるが、金額の問題じゃなく、
まるでそれが当然かの如く、釣りの10元を作る努力もせずに貰おうとされたために、
どうしても「仕方がないなぁ~」という気持ちにはなれなかった。
少し考えて、一旦、50元は返して貰うことにした。
するとこの家のお母さんは、「あんなにたくさんチャイを飲んだじゃないか…。」とブツブツ言っている。
確かに、僕が部屋にいるといつも、お母さんが温かいチャイを差し出してくれていた。
それには感謝しているけれど、そのサービスに追加料金を払うかどうかは、僕が決めることだ。
彼女が言っているのは、ここで「メシが質素だったから10元マケてよ。」と僕が言うのと同じこと。
(もちろん、そんなことを言うつもりは無いよ。念のため。)
約束は約束。
「食事込みで40元」とお互いに納得して事前に決めたんだから、そこはキッチリいこうよ。

この後、客引きの青年にバス停までバイクで送ってもらった僕は、
その御礼として+10元(結局、計50元)を支払った。
この彼は少し英語がわかるので、上の僕の考えを説明したら、どうやら納得してくれたようだ。
最後は笑顔でお別れ。
そして彼はまた、新たな客を探しに出掛けて行った。
スポンサーサイト


テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

旅日記-中国② | 18:00:49 | トラックバック(0) | コメント(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。